それでは、2018年8月度の月間ランキングです!
8月は若干頑張ったと言えるのではないかの?
カエルくん(以下カエル)
「7月がサボりすぎたからねぇ……」
亀爺(以下亀)
「いろいろな問題がようやく片付き始めたのも大きいの」
カエル「前は毎日更新しないと! という強迫観念もあって頑張ったけれど、別に毎日頑張らなくてもいいやって気分になってからは、更新頻度も減ってしまって……
これはよくないなぁ」
亀「最近では週3、4のペースじゃからな。
もっと更新頻度を早められたら理想的じゃの」
カエル「質と量のバランスが大事だね。
というわけで、記事をスタートします!」
対象作品
記事にした作品
『センセイ君主』
『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄(ヒーロー)』
『詩季織々』
『少女邂逅』
『検察側の罪人』
以上13作品
8月は少なすぎたので、夏休みもあったし頑張った方か?
もう少しかけるようになるといいので、頑張ろう
記事にしていないが鑑賞した作品(公開3ヶ月以内)
『カランコエの花』
『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』
『オーシャンズ8』
『劇場版七つの大罪 天空の囚われ人』
計18作品がノミネートです
8月は大作映画でも記事が書きづらい作品が多かったかなぁ
鑑賞していない中での注目作品は
『スターリンの葬送狂想曲』
『アラーニャの虫籠』
『チャーチル ノルマンディの決断』
『高崎グラフィティ』
『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』
この5作品は機会があれば観たい。
特に幾つかはソフト化されるか怪しいので……
第5位
のんのんびより バケーション
作品紹介
2013年と2015年に2度にわたりテレビアニメ化を果たした『のんのんびより』の劇場版作品。
監督はテレビアニメに続いて川面真也、脚本は吉田玲子が担当するなどメインスタッフ、キャストともに続投している。
田舎の小さな学校に暮らす全校生徒5人の旭丘分校に通う学生たちが、デパートの福引で沖縄旅行を当てたことにより、大人も引き連れてみんなで沖縄に行く、ほのぼのとした旅行の様子を描く。
第5位にのんのんびよりです!
これは意外な傑作じゃった!
カエル「今月ではダークホースだったんじゃないかな?
もともとファン人気は高いとはいえ、日常系アニメの劇場版作品ということで消して簡単な作品ではないと思うんだけれど、見事に美しい背景描写やキャラクターの魅力を100パーセント引きだした作品で!」
亀「原作やテレビアニメ版を鑑賞せずに観に行ったが、それでも楽しめた完璧な出来の作品と言っていいかもしれんの」
カエル「もちろん、ファン向けの要素もあるけれど……約70分という中で、これだけの作品を描いたというのは本当に素晴らしいことだよね」
亀「日常の楽しさとその終焉の予感を描いた作品として、日常系アニメとしての見どころもある作品じゃった。
あまり話題にはなりづらい作品かもしれんが、多くの人にオススメしたい作品じゃな」
第4位
SUNNY 強い気持ち・強い愛
作品紹介・あらすじ
2011年に制作、公開されて韓国で大ヒットを記録した『サニー 永遠の仲間たち』を監督大根仁で日本版にリメイクした作品。
韓国版では学生運動などの社会的背景も描かれたが、こちらでは90年代のコギャル文化を中心に描かれている。音楽を担当するのは、90年代を象徴するヒットメーカー小室哲哉。
篠原涼子、板谷由夏、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美が大人時代を演じ、90年代は広瀬すずの他、山本舞香、池田エライザ、富田望生などがコギャルを演じる。
主人公、奈美はかつての親友芹香と病院にて再会する。しかし、芹香はすでに余命数ヶ月の病気に冒されていた。芹香の最期の頼みで、高校生時代に仲が良かったメンバーを集めて、再び『サニー』を復活させるべく奈美はかつての仲間達を探し回ることになるのだが……
今月の第4位は大根仁監督のリメイク作品です!
大根監督らしいテイストになっておった作品じゃな
カエル「もちろん、韓国版も素晴らしい出来ですが、この日本版も劣らずにいい出来だったと思います!」
亀「比べればあっちがいい、あるいはこっちがいいというのは当然あるじゃろう。前作の方が思い入れが強い人も多いかもしれん。
しかし、わしは日本版リメイクとしてベストな形であり、万全を期した結果の作品と思えるんじゃがな」
カエル「大根監督は本作に相当気持ちを込めているようで、実際に過去作と比べても大根節の効いた、見事な演出がたくさん見受けられる作品です!」
亀「興行的には少し残念な結果になっているようじゃが、それに惑わされることな是非鑑賞して欲しいと言える作品じゃな。
癖になるシーンも多く、何度も観たい作品じゃ!」
第3位
タリーと私の秘密の時間
作品紹介・あらすじ
『JUNO ジュノ』や『マイレージ、マイライフ』などのヒット作を撮ってきたジェイソン・ライトマン監督最新作。
主演はシャリーズ・セロンが演じ、本作のために18キロの増量を行い、モデルとは思えない産後のリアルな姿を演じたことも大きな話題に。
2人の子供を育てながら、3人目を産んだ母、マーロ。しかし夫は育児にはあまり関心がなく、子育てに疲れ果ててしまっていた。そんな中、夜間に訪れる若くて風変わりなベビーシッター、タリーとの間に友情が少しづつ芽生えていくのだが……
これは育児のリアルな姿を描いた傑作!
高い評価を下す映画好きも多い作品じゃな
カエル「現代の女性が置かれている育児の様子について、すごくわかった作品だよね……これだけ過酷な環境にいるにもかかわらず、あまり他の人に頼ることができない状況にいる場合、ここまで追い詰められてしまうのか……とびっくりした」
亀「特に主人公マーロを演じたシャーリーズ・セロンの圧倒的な演技は賞賛しかない。
あれだけ美しい女優が、今にも倒れ果ててしまうのではないか? というほど追い詰められている様子がはっきりと伝わってきており、あれだけ作り込めるのも素晴らしい才能じゃな」
カエル「そして……あんまり言えないけれど、この映画の大きな仕掛けが特に素晴らしいです!」
亀「一部ではわからん人もいるようじゃが、いろいろなシーンを思い返しながらじっくりと考えて欲しい作品じゃな。
洋画の傑作が登場したぞ!」
第2位
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄(ヒーロー)
作品紹介・あらすじ
週刊少年ジャンプで連載中の堀越耕平の漫画作品を劇場アニメ化した作品。
本作では原作者の堀越が総監修、キャラクターデザインを担当していることも話題に。監督はテレビアニメ版に引き続き長崎健司、脚本は黒田洋介が担当、製作はスタジオボンズが担当する。
主要キャストはテレビアニメ版と変わらず、ゲストキャラクターのメリッサ役で志田未来、メリッサの父親でオールマイトと重要な関係のあるデヴィットを生瀬勝久が演じる。
人口の8割が個性と呼ばれる頂上能力を持って生まれる超人社会の中で、ヒーローに憧れながらも個性を持たない少年、緑谷出久。彼の元にナンバーワンヒーロー、オールマイトが現れる。
そんな彼の指導もありヒーローの名門校に入校したデクは巨大な人口都市『I・アイランド』を訪れる。そこではオールマイトの旧友デヴィットと、その娘のメリッサが暖かく歓迎してくれた。
その平和もつかの間、裏ではある事件が発生しようとしていた……
これは正直、なめてました!
原作ほぼ未読でも楽しめる、見事な作品じゃな!
カエル「もちろんジャンプ漫画の劇場版だから、アニメや漫画を見ていることが前提の作品だと思うけれど、初見でも作品の面白さがわかるように作られているというのは素晴らしいことだよね!
ここからハマってしまって最新20巻まで全巻一気読みしてしまいました!」
亀「そしてそこから考えると色々と練られたシーンもあり、いやいや、これはもしかしたら初見で鑑賞→原作を読んでから鑑賞、というのが1番正しいのではないか? と思わせる作品じゃったの」
カエル「もちろんアクションシーンをはじめとして、見どころも盛りだくさん!
特に映画オリジナルキャラクターのメリッサも原作で出して欲しい! という声も上がるほどのいいキャラクターでした!」
亀「この夏はアニメ映画が豊作じゃったが、ジャンプアニメ作品でも本作のような作品が生まれてきたのは嬉しいことじゃ。
ブリーチや銀魂が終わってしまった今、ワンピースに続く人気アニメ映画として数年ごとに劇場版を上映してほしい作品じゃったの」
第1位
ペンギン・ハイウェイ
作品紹介・あらすじ
『夜は短し歩けよ乙女』『四畳半神話体系』などの著作がアニメ映画として映像化も果たしている人気作家、森見登美彦の小説を原作とした作品。
2013年に短編『台風のノルダ』『陽なたのアオシグレ』の2作を短編映画を公開したスタジオコロリドの第1回長編作品。監督は『陽なたのアオシグレ』でも監督を務めた、30歳(1988年生まれ)の石田祐康が担当する。
声優には主人公の少年、アオヤマくんに声優初挑戦の北香那、少年が憧れるお姉さんに蒼井優、アオヤマくんの父親に西島秀俊の他、竹中直人、釘宮理恵、潘めぐみなどが脇を固める。
小学4年生の男の子、アオヤマくんは毎日少しずつ疑問に思うことを研究し、ノートにまとめて、将来は立派な大人になることを目標に掲げていた。そんなある日、彼の暮らす町に大量のペンギンが発生するという事態が発生する。
歯医者の歯科助手を務めるお姉さんと交流を深めながら、ペンギンの謎を追っているうちに、実はお姉さんが重要な鍵を握っていることを知る……
もちろん8月の1位はペンギンハイウェイです!
毎年、夏に見たい傑作映画じゃな!
カエル「これはもともと原作も大好きで、森見登美彦作品の中でもアニメ映画に向いている作品だとは思っていたけれど、ここまで魅力あふれる作品に仕上げてくれた石田監督をはじめとしたスタッフ、キャストに大感謝です!」
亀「アニメのメタモルフォーゼの面白さがしっかりと感じられ、アクションを始めとした快感の大きいシーンがよく描かれておった」
カエル「そして内容もわかりやすい部分もありつつも、考察がいくらでもできて意見が割れる部分もあって……と考えると、本当に色々なバランスに優れた作品で」
亀「こちらも興行としては苦しんだ面もあったという話も聞くが、鑑賞した人の満足度は非常に高い作品となっておる。
この夏に生まれた、新たな夏アニメの定番として定着してほしいの。
細田守監督の『時をかける少女』のように、石田監督にはここから一気に羽ばたいてもらいたいものじゃな」
総評
では、8月の総評と参りましょうか
アニメが良かった月じゃったな
カエル「これは趣味もあるだろうけれど、ここにはランクインしていないけれど『インクレディブル・ファミリー』だって良作以上の評価を下す人は多いだろうし、他にも『四季折々』なども美しいアニメが堪能できたしね。
それから、昨年に鑑賞したので今回は観に行っていませんが『大人のためのグリム童話 手を失った少女』も世界のアニメーション映画が好きな層や、アートアニメーションファンに高い評価を獲得しています」
亀「あとは、申し訳なかったのが続編ものが多く、シリーズ初の鑑賞だったために楽しみにくい作品があったことかの。
『ミッション・インポッシブル』などは、フォールアウトから観るのは『スターウォーズEP8』から観るのと同じだ、と言われた際には、自分がどれほど大きな過ちを犯したのか知ったの」
カエル「1作で完結するのが理想ではあるけれど、必ずしもそういうわけにはいかないしねぇ。特に、本作のような長年の人気のあるシリーズだと、特にその傾向はどうしても強くなるわけで……」
亀「それいうと『オーシャンズ8』は初見でも一切問題ないように作られており、これはうまい作品じゃったな。
この夏は『カメラを止めるな』などもそうじゃが、話題になった作品も多かったし、良作がたくさん並んでいたのではないかの?」
まとめ〜9月の映画について〜
カエル「じゃあ、最後に9月の映画について語ろうか ……とはいっても、これを書いている時には少し過ぎているんですけれど!」
亀「まずは、twitterのライブ配信でも語ったが1番注目しているのは『若おかみは小学生!』じゃな。
ジブリを支えた、現代屈指のクリエイターであり『茄子アンダルシアの夏』の監督でもある高坂希太郎と、現代屈指の脚本家である吉田玲子のタッグで外すことは、まあないじゃろう」
カエル「それから、同じく女優陣の熱演と才能について語った『響』と『累』は特に注目しています!」
亀「それから『散り椿』『フリクリ』『夏目友人帳』あたりも注目していきたいの」
カエル「9月も注目作の目白押し!
皆さんも劇場へ!」