物語る亀

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物語愛好者の雑文

ナチスドイツ関連

映画『関心領域』ネタバレ感想&評価 今作の感想論争こそが関心領域だなぁ

今回は映画『関心領域』についての感想記事になります! この規模の洋画を扱うのは久々かもしれんの カエルくん(以下カエル) なんか、映画界隈で盛り上がっているらしいので、喜んで見に行きました! 亀爺(以下亀) 今回は前半が映画としての今作の評価、後…

映画『ちいさな独裁者』ネタバレ感想&評価 ヒトラーの衣を借りた脱走兵をなぜナチスドイツの将兵は信じてしまったのか?

今回は試写会で拝見させていただいた”ちいさな独裁者”のお話です // ナチスドイツを扱った骨太な戦争映画です映画 カエルくん(以下カエル) 「最近、ナチスドイツを扱った映画が増えているよねぇ」 主 「その政治的背景はわかる範囲で載せているけれど、や…

映画『女は二度決断する』ネタバレ感想 ダイアン・クルーガーの名演技がドイツの難問を深く掘り下げていく……

カエル「どうしても3、4月は大作に見所のある映画や重視しているアニメ映画が多くて小規模公開映画がおざなりなりがちだね……」 亀「こればかりはどうしようもない部分もあるかもしれんの」 カエル「4月も色々な名作、傑作小規模映画が公開されており、他に…

映画『歓びのトスカーナ』『逆光の頃』など4作品の感想 

カエルくん(以下カエル) 「今月は見た映画も多いから記事にしていない作品も結構あるよね……」 亀爺(以下亀) 「やはり夏休みシーズンじゃから映画もアニメを中心に注目作が目白押しじゃたからの」 カエル「今回はまだ記事にできていない作品を短評として…

映画『アイヒマンを追え!  ナチスがもっとも畏れた男』感想 似たようなテーマの映画とも比較したよ

亀爺(以下亀) 「ナチスドイツものがまた公開されたの」 ブログ主(以下主) 「ヒトラーの『わが闘争』がドイツで解禁になったこともあることも大きく関係していて、注目を集めているのもあるらしいね」 亀「やはり、ドイツ国内ではそれだけ重く、大切なこ…

映画『検事 フリッツ・バウアー ナチスを追い詰めた男』感想 誰もが抱える『罪』

カエルくん(以下カエル) 「今回はナチスドイツの重要人物である、アドルフ・アイヒマンを追い詰めた検事のフリッツ・バウアーに迫った映画の感想だね」 亀爺(以下亀) 「今週も『アイヒマンを追え!』なども公開されるように、ナチスドイツを扱った映画が…

映画『ヒトラーの忘れもの』感想と批評 英題に込められた思いとは? 後半ネタバレあり

亀爺(以下亀) 「新年1発目にわしが出るというのは、なかなか縁起がいいものじゃが……それにしても、のぉ……」 ブログ主(以下主) 「なんだよ? 何か文句あるのかよ?」 亀「このブログが選出した2016年の映画ランキングでも11位にランクインするなど、高評…

映画『手紙は憶えている』感想 アウシュビッツの苦悩は、果たしてユダヤ人だけのものか? 後半ネタバレあり

亀爺(以下亀) 「今回はナチスドイツの戦争犯罪を扱った映画じゃの。このブログでは比較的に登場する回数が多いナチスものじゃが、あまりハズレがない印象があるの」 ブログ主(以下主) 「……もうさ、こういうブログで映画や物語評論やっていると、痛感する…

映画『奇跡の教室〜受け継ぐ者たちへ』感想と評論 なんか騙されている気がする?

亀爺(以下亀) 「さて、今回は現在公開中のアウシュビッツと歴史教育を描いた映画『奇跡の教室』を扱うが……」 ブログ主(以下主) 「まずはじめに言っておくけれど、今回は酷評します。 だからこの映画が大好きとか、どんなレビューがあるんだろう? って人…

映画『帰ってきたヒトラー』感想 毒の強いコメディー映画! ※途中からネタバレあり

ここ最近に限った話ではないものの、ナチスドイツを扱った映画がまた多くなってきているように思っている。おそらくこれは世界情勢の不安定化と、『我が闘争』がドイツ国内で著作権が切れた関係により、出版されたことでまた注目を集めているのだろう。 数あ…