2020年2月の月間ランキング記事です
2020年はきちんと書いていきたい……といいながら、もう半分が終わったの
カエルくん(以下カエル)
「……これは毎月書けるのか? と疑問に思うんだけれど」
亀爺(以下亀)
「まあ、何はともあれ、続けていくことが大事なんじゃな。
特にコロナ関連で映画館に期待の新作が流れない今だからこそ、2月公開の映画にも頑張ってもらねば!」
カエル「というわけで、ランキング記事のスタートです!」
ノミネート作品
記事にした作品
『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』
以上9作品
記事にしていないが鑑賞した作品(公開3ヶ月以内)
2019年の年間ランキング発表後に鑑賞した作品を含む
『ナイブズアウト/名探偵と刀の館の秘密』
『アングリーバード2』
『ブラ!ブラ!ブラ!』
『世界一初恋 プロポーズ編』
『どこへ出しても恥ずかしい人』
『影裏』
『1917 命をかけた伝令』
『囀る鳥は羽ばたかない The clouds gather』
『スウィング・キッズ』
『映画 ねこねこ日本史〜龍馬のはちゃめちゃタイムトラベルぜよ!〜』
以上10作品
計19作品がノミネート
2月公開作品では大作や注目作の記事を、見るだけ見たけれど記事は書かなかったんだね……
ここ最近、洋画が合わないと語っていることも影響があるのかもしれんな
ちなみに見ていない中で気になるのは
『Red』
『ブレーム兄貴、王になる』
『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』
『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』
あたりです。
特にブレーム兄貴は早く見に行かないとなぁ……
今月は少し特殊なランキング記事になります!
結果から言えば、超混戦のハイレベルな月となった印象じゃな
第5位
『映画おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!』
作品紹介・あらすじ
賀来賢人“謎の仮面”になる? 「映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!」予告編が公開
意外や意外の、隠れた良作になるのではないでしょうか?
カエル「おかあさんといっしょシリーズの劇場版は初鑑賞だったけれど、ここまでレベルが高かったことにビックリしたね!
子供向け作品ながらも、きちんとテーマもあって、大人も巻き込んだ上映形式になっていたし!」
亀「記事内では物語の構成について語っておったが、それ以外でも体操の体の使い方などにも感動したの。
また、ずっと集中していることが難しい子供のために、音楽やなぞなぞを挟みながら楽しませる工夫も良かった」
カエル「あのなぞなぞのレベルの高さには驚きを隠せないよね……あれ、ちょっと卑怯な気すらしてきたし。
それだけ、多くの配慮を工夫を感じながらも、きっちりとテーマのある”映画”を撮ろうとしていることが伝わってきたね!」
亀「語り方が特殊なだけであり、物語としてとても優れた作品でもある。
こういう映画もキチンと着目して評価されていってほしいと、痛切に願うの」
第4位
アングリーバード2
作品紹介・あらすじ
ユナイテッド・シネマ シネプレックスにて限定上映『アングリーバード2』2020年1月31日劇場公開
前作の魅力をさらにパワーアップした作品じゃ!
カエル「公開規模も縮小して、前作よりも厳しい状況になってしまった感もあるけれど……それが本当にもったいないと思うほどの良作でした!」
亀「前作とどちらが好きかというのは意見がわれるじゃろうが、ワシは2のほうが好きじゃな。
アニメーションとしてのレベルが高いことは、アメリカの商業映画のために当然ながらも、前作の敵との共闘、そして今作のさらに大きな敵との対峙、対決方法、仲間たちの絆、少し分岐した物語の合流、ラストに込められたメッセージ……それらを考えれば、もっと話題になっても良かったと思うの」
カエル「また、賛否が割れやすい坂上忍も今作の吹き替えは一切違和感がありません!
バラエティーでの彼の言動が嫌いな人でも、受け入れやすい作品ではないでしょうか?」
亀「ワシとしてはヒロインのシルヴァーの魅力が際立っておったの。
彼女の現代的な女性の強さと、優しさなどに魅了された。
ゲーム原作ながらも、ゲームを一切知らなくても楽しめる作品であり、早くも配信もスタートしておる。是非とも鑑賞してほしい作品じゃな」
第3位
前田建設ファンタジー営業部
作品紹介・あらすじ
英勉監督がオタクの熱さを完全に描ききる!
カエル「こちらは企業が発表したネットコンテンツが基となった作品です。
実際に存在する前田建設が、アニメ・漫画の架空の設備を作ることを想定し、趣味レーションした作品となっています!」
亀「魅力は何と言っても熱さじゃな!
アニメや特撮への愛が詰まった作品になっておる。同時に日本のインフラを支えてきた建築業の魅力であり、現場で働く社員たちをヒーローとして描いたお仕事モノの作品としても見所が多いの」
カエル「アニメや漫画原作ものにありがちなハイテンションな演技であったり、演出などは賛否があるかもしれませんが、マジンガーZなどの熱さを見事に捉えて、映像の魅力として再現している作品になるのではないでしょうか?」
亀「近年はこの手の漫画やアニメが好きな人……つまりオタクが出てくる作品は、そのルックスを真似するばかりで、中身は世間でイメージされがちな気持ち悪いものに描かれがちじゃ。
しかし、本作はあくまでも”熱さ””情熱””知識”に着目し、その内面を描き切っておる。
その点も含めて、今実写映画監督では最も”オタクを描けている監督”の1人でもある英勉監督の今後の作品にも期待しよう!」
同率1位
デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆
作品紹介・あらすじ
映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』予告編 太一とアグモン 最後のアドベンチャー!
思い入れが強いだけに、冷静な評価が難しいです
カエル「どうしてもあのデジモンシリーズの思い出があるから、冷静な1作の評価にはならないよね……
だけれど、過去作の特徴もしっかりと捉えつつ、それでも新しい物語を作り出そうという意思を強く感じた作品でもあります!」
亀「迫力のある映像・デジモンらしさがある物語、それらもしっかりと描かれておった。
アニメ映画としての完成度もしっかりと高いながらも、子供向けアニメ映画であった点も踏襲しておる。
多くのデジモンファンに受け入れられる作品ではないかの?
改めて語ることはあまりないが、20年の思いが詰まった作品じゃな」
同率1位
『劇場版SHIROBAKO』
作品紹介・あらすじ
劇場版「SHIROBAKO」本予告【2020年2月29日(土)公開】
アニメ映画を作るアニメ映画です!
カエル「こちらもテレビシリーズを毎週楽しみに鑑賞していた、ファン故の目線が強く出てしまう選出だね。
だけれど、デジモンと同じように多くの人に受け入れられるのではないか? と思っています!」
亀「こちらも2記事に渡り語ったので、改めて語ることはない……という以上に、少しでも語り始めればたくさん話してしまう作品でもある。
それだけ熱い感情を突き動かす作品でもあるの」
総評
では2月の総評となります
上位2作品は改めて発表する必要もなかったかもしれんの
カエル「うちの特色でもあるけれど、アニメや子供向け関連作品が非常に強かったね。
また、大人にはあまり注目されていないのがもったいない『おかあさんといっしょ』『アングリーバード2』などもあったりしたね」
亀「その中で、順当に同率1位となったのがデジモンとSHIROBAKOじゃな。
どちらも作品単体の評価というよりも、シリーズ全体を含めた評価ということになってしまうかの。その意味では全く客観的な評価になっておらんが、この手の映画はそういうものだと割り切ってもらう以外にないかの……」
カエル「その中で、世間評価が高い作品でありながら、個人的にはイマイチと思ってしまった作品も多かったです。
特に『37セコンズ』『スウィング・キッズ』は、絶賛相次いでいるだけにベスト5にも入らないことに納得しない声もあるんじゃないかな?」
亀「賛否が別れやすい作品でもないからの。
『37セコンズ』に関しては記事に書いたから改めて語ることはないが……『スウィング・キッズ』も、それから『ナイブズアウト』もそのメッセージ、ラストの描き方が納得できなかったの。社会的には重要なメッセージであったが、この作品にそれはいらないと思ってしまった。
しかし『1917』も含めて、ワシらが何を言っても評価のゆるがない作品ばかりじゃ。
是非とも、こちらもチェックしてほしいの」
2月の注目作品について
最後に3月の注目作について語りましょう!
3月はコロナショックで公開が延期されておるの……
カエル「大作ものや子供向けアニメ映画はほぼ全滅って感じだよね……本来はドラえもんとかを楽しんでいたはずだけれど……これが4月まで続くのかな?」
亀「そのため、どうなるかはわからないが……おそらく後悔するであろう作品の中では、やはり大人気作品Fateの最終章が気になるの」
亀「あとは実写邦画では『もみの家』『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』も楽しみじゃ」
カエル「とにかく、まずはコロナショックが1日も早く収束してもらうことを祈らないと、何もできないからね……
世界恐慌も心配されていますが、元気な人たちはなるべく経済を回すように頑張りましょう!」