今回はマジンガーZの格納庫が作れるのか研究した『前田建設ファンタジー営業部』の感想記事です!
試写会組からの評判も良かったんだよね
カエルくん(以下カエル)
「あまり注目度は高くないと思いますが、いい評判ばかりが聞こえてきたほか、アニメ研究家の氷川竜介教授が、実写作品ながら公開日にコメントを発表していたよね」
主
「マジンガーが現代で通用するのか? と言った点も含めて、少し注目してみたい作品だね」
カエル「というわけで、記事のスタートです!」
感想
それでは、Twitterの短評からスタートです!
#前田建設ファンタジー営業部
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2020年2月2日
2020年暫定ベスト!
マジンガー世代じゃない自分でも胸を熱くするお仕事ものであり、マジンガーが、熱血ロボットアニメが表現してきた魂を詰め込んだ傑作!
行き詰まりを感じる現代日本の経済打破の鍵すら握る、邦画界屈指のお仕事ムービーにみんな揃ってマジンゴー! pic.twitter.com/VJlJSHoS8F
2020年暫定ベストの作品です!
カエル「というわけで、特大盛りの拍手と評価を贈らせていただきたい作品です!」
主「一言で示すならば”幸せな映画”なんだよ
いやー……とてもいい評判を聞いていたけれど、ここまでとは思わなかった!
全アニメファンは当然見るべきでしょう!
特にロボットアニメに子供時代ワクワクしていた人だったら、この映画にハマらない理由はないんじゃないかな?」
カエル「趣味嗜好はあるので単純に言い切ることはできませんが、それでも多くの人に鑑賞して欲しいと心から思える作品でした。
だけれど、マジンガーZって相当古い作品だから、もう名前以外知らない人が多いと思うんだよね。いってもスパロボとかで知ってます、くらいでさ。
漫画とアニメを見てなくても楽しめるのかなぁ……」
主「無問題です!
この映画が優れているのは、近年流行している”お仕事ものがベース”ということだ。だから、実は描いていることは不変なことであり、誰にでも伝わりやすいものだ。
半沢直樹とか、あるいは……おっさんずラブのように、お仕事ものをベースにプラスaとしてマジンガーZの物語を構築しているから、何も知らなくても問題ない。
むしろ”知らないことを知っていく過程”を楽しむ映画でもあるからね!」
英勉監督作品の到達した境地
今回の監督を務めたのは、若者向け映画を多く撮る英勉監督です
監督が最近進めてきた”漫画・アニメ原作実写映画をいかに魅せるのか”という到達点ではないだろうか?
カエル「今作は実際に存在するダムやトンネルなどの建設に携わってきた、前田建設のWEBページを元に制作されているので、厳密には漫画・アニメ原作ではありません。
ただし、今回の場合は『原作・マジンガーZ』と呼称しても、そこまで間違いではないのではないか? という思いもあるね」
主「この試みの段階でブロガーとしての敗北感すらあって、すごく悔しいんだよなぁ……
超面白いに決まっているじゃん、こんな企画。
まあ、それはいいとして、英勉監督は近年だと『賭ケグルイ』や、あるいは『3D彼女リアルガール』などのように、漫画・アニメと実写映画の融合を試みてきた監督です」
賭ケグルイなんかは『映画と言えるのか? というのは微妙なところだな』みたいなことを語っていたよね
あれは”漫画の実写化”というよりも”アニメ・賭ケグルイの実写化”の方が近いからなぁ
カエル「簡単いってしまうと、大仰なセリフだったり、変顔だったり、あるいはCGなどを使って純粋な実写映画とはまた違う演出を多用する監督ということだよね」
主「特に今作のような作品の場合、マジンガーZが好きなおじさんファン、アニメオタク層の他には、高杉真宙ファンの若い女の子達とかがターゲットになっているだろう。で、そういう観客向けなんだからさ、いっぱいサービスしたいじゃない?」
カエル「だから顔面アップのシーンが増えていく、と……」
主「そうそう。どうせガチの映画ファンからは馬鹿にされる可能性もあるんだからさ。
自分は一般層を巻き込むための策としてはアリとは思うけれど、確かにテレビドラマのような安っぽく見える演出に飽き飽きとする気持ちはわかる。
よく言われる説明セリフの乱舞もその中の一環だろう。
だけれど、一方で引きの絵とロングショットを多用すると、映画として地味になってしまう。
その例が最近の廣木隆一監督でさ。
女子中高生向けとは言い難い『ここは退屈迎えに来て』はともかく『ママレード・ボーイ』は、おそらくターゲットが女子中高生と思われる恋愛映画とは思えないほど引きを多用していた」
記事では『等身大の日常』とはいっているけれど、まあ退屈な部分はある映画だったね……
映画を見慣れない観客のための映画だからこそ、大仰な演技・演出が求められてくるわけだ
カエル「ジレンマだよね……大仰な演出にすればするほど、映画としては大味になる。だけれど、ロングショットや長回しを多用すればライトな観客には飽きられるし。イケメン・美女の顔を見に来ていることもあるし……」
主「で、英監督作品は、賛否あると思うけれど自分はもちろん賛。
特に『3D彼女〜』は脳内にする好きなアニメキャラクターが登場して会話する演出などが、とてもいい味を出していた。
今作はそういった英演出が大きな意味をもち、成就した作品でもあるんだよ」
マジンガーZでないとできない物語へ
この手の大仰な演出じゃないとできない物語?
この映画そのものが、マジンガーZなどの熱血系アニメの”魂”を内包しているんだ
カエル「ロボットアニメが大勢登場する『スーパーロボット大戦』でも使われる考え方ですが、大きく分けてロボットアニメは”スーパー系””リアル系”に分類されます。
マジンガーなどの熱血・努力・根性などで敵を倒して行ったりするスーパーロボットを扱うのがスーパー系、人間関係の機微や戦争の残酷さなどを描くのがリアル系、とでも言いましょうか」
主「とても難しい区分なので、超大雑把な説明だけれどね。
で、マジンガーZはスーパー系だけれど、近年は……一時期に比べれば息を吹き返した感もあるけれど、ロボットアニメ自体が人気がなくなっており、また制作されてもリアル系の作品が多い」
カエル「最近のスーパー系だと……シンカリオンくらいなのかなぁ。TRIGGER作品も暑さでいえばスーパー系だけれど『グレンラガン』以降だと……『プロメア』もスーパー系と呼べるのか微妙だし」
スーパー系の特徴といえば”熱苦しいほどの熱量!”に尽きるだろう
主「とりあえず技名を叫ぶ!
ピンチになったら根性と友情で突っ切る!
そういった熱苦しい演出が魅力でもある。一方で、それがうざがられる原因でもあるのかもなぁ。
今作の場合、この手の邦画で多用されがちなアップとか、過剰な演出とか、無駄に熱いセリフなどがしっかりと生きている。なぜならば、それらの演出の元祖……といったら語弊がありそうか?
でも、そういった演出を多用したのがアニメ版のマジンガーZだったりとしたアニメ作品だったと自分は思っている」
つまり、この映画そのものが”マジンガーZの熱血魂”を受け継いでいるんだ!
これでさ、ロングショット満載の絵作りをされても、逆に冷める
カエル「僕たちが”スーパーロボットアニメ”に求めたあの熱さが、この映画にはあるんだ!」
主「『映画 賭ケグルイ』の時は”こんな過剰演出をするのであったら、アニメ版でいいんじゃない?”という思いもあった。だけれど、今作は”実写でやらなければ何の意味もない映画”でありながらも、あの頃のアニメの熱さを内包した物語となっている。
これらがうまく混ざり合った作品……それこそが『前田建設ファンタジー営業部』なのだ!」
役者について
……なんか、締めたっぽいけれど、まだまだ続きます
今作は役者の熱演が良かったんだよ!
カエル「実はうちは高杉真宙くんに結構注目しています」
主「彼って、アイドル系映画に出たかと思えば、『世界でいちばん長い写真』のような真っ当な青春映画だったりと、いい感じに演技の幅を広げている若手ではとても面白い役者に成長する予感があるんだよね。
今作の場合はメインキャラクターが戦隊モノの要素を含んでいるんだけれど、彼は冷静だけれど火がつくと誰よりも熱いくなるブルーのような役。
とてもいい演技だったなぁ」
カエル「今作では隊長であり、無茶苦茶でもみんなを引っ張っていくレッドとしての小木博明、あるいはちょい役だけれど鈴木拓などの芸人も良かったね!」
主「いってしまえばいつもの感じなんだけれど、使い方がすごくいいんだよなぁ。
そして戦隊モノではイケメン体力系などになるグリーン役としての上地雄輔の熱さ、色物ながらも知恵だったりするイエローの役割をはたす本多力、紅一点の岸井ゆきのも良かった。
キャラクターがしっかりとかぶらないように、バランスを考えてあるんだよね。
同じイケメン枠でも、上地雄介と高杉真宙は全然タイプが違うし。また、作中では『絶対アドリブだろうな』って思うような会話の間なども、お仕事ものとしてのリアル感を増す結果になっていたのではないだろうか。
もちろん、他の役者の配置もまた見事。
キャラクター性、演技、その他様々な点で褒めるポイントが多い作品なんだよ」
以下ネタバレあり
ロボットアニメの魂を内包した作品へ
では、ここからはネタバレありで語っていきましょう!
ぶっちゃけ、中盤は退屈した部分もあるんだよ
カエル「えー!? ここまで褒めているのに、それをいっちゃうの?」
主「若干流れが止まり気味だな、と思う部分はあったんだよ。
だけれど、特に中盤の3つのミッションなどの描き方が、いかにもロボットアニメとリンクしているところがあって……
それを描き出すというのは、とてもよく分かるからこそ、自分は褒め称えています」
ポイント① 科学をテーマとした物語
今作のポイントの1つが”科学をテーマにした物語”なんだ
カエル「これは以前に『マジンガーZ INFINITY』の時も語っていますが、イメージでは”マジンガーZは熱血バカのアニメ”と捉えられがちですが、主人公の兜甲児は科学者であり、頭がいい男の子です」
主「特に初期の頃は確かにガバガバな科学もあったけれど、近年は整合性を取ろうとしている部分もあるんだよね。
それも光子力というマジンガー世界独特の力で、力技が目立つ部分も確かにあるけれどさ」
カエル「でも、弓教授も兜甲児も、あの世界の科学や技術で必死に戦っているんだよね。
そしてそれはこのマジンガーの格納庫を作ろうと頭をひねる、前田建設の方々も同じなわけでさ」
主「例えアニメでご都合主義だとしても”今ある技術でどうするのか”ということを必死に考え抜く姿こそが、1つの魅力であると思う。
今作はそこを違えずに表現しているのが、とても良かったね」
ポイント② 友情と恋愛と継承と
次に上がるのが”友情”と”恋愛”と”継承”という、当時のロボットアニメの人間関係を語る際には欠かせない点です!
……ちょっとだけ、恋愛が安易かなという思いもないことはないけれどね
カエル「マジンガーZという男の子向けの作品の格納庫を作るということだから、岸井ゆきの演じるエモトのような気持ちになるのも、ちょっと分かる部分もあるというか……
ただ、彼女の行動原理が恋愛に見えるというのは、ちょっと違和感があっても仕方ないのかなぁ」
主「決して恋愛だけが彼女の動機ではないんだけれどね。
だけれど、この映画の素晴らしいところは何かを愛する・詳しく知ろうとすることを否定しないことだ。その象徴がヤマダ君であり、彼の熱意はオタクそのものだけれど、そこに惹かれていく。
そしてスタッフのみならず、多くの人を巻き込んでいく友情もまた、当時のロボットアニメが描いてきたものである」
そして……先輩から後輩への継承だね
これも普遍的なものだよなぁ
カエル「ロボットアニメはもちろんのこと、現実でも技術の伝承というのは重要な問題になっているし、これから少子化だと思うとこういうこともさらに叫ばれていくんじゃないかなぁ」
主「だから、この作品って”ロボットアニメを基にした作品”としても優れているだけでなく、お仕事ものとしても大事なことを教えてくれているんだよ。
このリンクのさせ方、1つのことでいくつもの大事なことを語りきる姿勢などが特に良かった」
ポイント③ ヒーローを実際に描き出す
そして3つ目のポイントは”ヒーローを実際に描き出す”という点です
この映画は前田建設のアピール映画としての一面もあるけれど、それに止まらないものがあった
主「この映画で主役になるのは……もしかしたらモデルがいるのかもしれないけれど、実際には役者が演じている前田建設ファンタジー営業部だ。
だけれど、おそらくではあるけれど、この映画の中で半ドキュメンタリーのような、実際に働く人たちと思われる作業員が出てくる描写がいくつもある」
カエル「トンネルの掘削工事をしている人たちであったり、あるいはダムの作業員などは、流石にエキストラではないのかなぁ」
主「こういった方々というのは”機械に乗って日本のインフラを作り上げてきた人たち”でもあるわけ。
お仕事映画で大事なのは、たった1人のスーパーヒーローを描くことではない。
特に、ドラマのような架空の物語ならばともかくとして、実際に存在する企業をモチーフとした場合、現場で身を粉にして働く人々だって立派なヒーローであるということを忘れてはいけないわけだ。
そういった人々に注目を集める映画でもある」
カエル「つまりこの作品は
- 既存の技術を駆使して困難を乗り越える姿勢
- 立場を越えた友情、恋愛、そして継承というテーマ
- 企業を支え続けた1人1人のヒーローと、結果生まれたダムやトンネル
といったことが詰め込まれているんだねぇ」
主「確かにマジンガーZは現実には存在しないかもしれない。
だけれど、マジンガーZを作るのも、今では当たり前のように存在しているダムやトンネルを作るのも、最初は同じように壮大なプロジェクトの一貫という意味では同じなのではないだろうか?
最初は未知なるものだった、それを完成させるための創意工夫こそが、とても重要なんだと教えてくれる作品だ」
お仕事映画として
馬鹿にされがちな”熱き魂”
そして”お仕事映画”としても素晴らしいと評価する理由です
……やっぱりさ、こんな熱い魂ってバカにされがちじゃない
カエル「今では若者がしらけ族なんて言われているけれど、これって若い人たちだけの問題じゃないよね。
僕だっていきなり上司に『マジンガーZの格納庫の試算を出すぞ!』と言われても、苦笑いで『本気でいっているんですか?』って言ってしまいそう……」
主「この作品は先にも述べたように、戦隊モノをイメージしていると思われる」
- 熱き魂で周囲を引っ張るリーダー→アサガワ(小木博明)
- クールだけれど芯が熱い参謀役→ドイ(高杉真宙)
- 体力がありそうな力自慢タイプ→ベッショ(上地雄輔)
- コミカル担当で知識勝負→チカダ(本多力)
- 紅一点の存在→エモト(岸井ゆきの)
最初にアクセル役のアサガワが色々と語り出して、周囲を巻き込みながら大きな結果をうむわけだね
主「先にも語ったように、現代では熱血ロボットアニメというのはだいぶ少なくなってしまった。もしかしたら『わざわざ叫ぶのがダサい』などとバカにされてしまうものがあるかもしれない。
自分も気持ちはよく分かる。
だけれど! 世代は違うけれど、その熱血ロボットアニメに熱くなった人たちは多いのではないか!?
それが”シラケ”と呼ばれる現代社会を熱くさせる姿を、その熱さが波及していく姿とかぶっていく。
そして最近は半沢直樹のような、熱苦しいくらいに叫ぶようなお仕事作品が多いけれど、それに匹敵するくらいのキャラの濃さを熱さを内包し、エンタメとしてわかりやすく面白い作品として仕上がっているわけだ!」
カエル「さらに言うと、今作は同じような作品が続きがちだった”お仕事もの”というジャンルに、アニメ・漫画という日本の強みを加えることで、全く新しい物語になっている点も多いに評価したいです!」
現代日本の経済低迷を打破する”鍵”を提示する映画
すごく大きなことをいうと、この作品こそが”日本経済を立て直す鍵がある”ということだね
もちろん、日本の技術力などを描いたこともとても大事だけれど、それだけじゃない
主「自分は、日本の経済低迷の原因は”コストカット意識”にあると考えている」
カエル「日本中がケチケチ病に陥ってしまった結果、一円でも安いものが正義となってしまい、過度にコストカットを重ねてしまった、という考え方だね。
消費電力などの削減などはともかくとして、必要な経費をカット、人件費をカットした結果、それが自分たちの給料もカットしていることに気がつかなかった、と……」
主「”無駄”ってとても大事なんだよ。
映画もそうだけれど、人間が生きるのに必要なものではない。だけれど、その余暇という、いわば無駄なものに人間はお金を使う。
それでいうと、今作の試みなんてものは無駄の極みかもしれない。
実際に作る意味もないものを試算する、それがどんな意義があるのかはわからない。
だけれど、それが新しい技術を生んだり、あるいは人々を救うアイディアにつながったりするかもしれない」
カエル「しかも、みんながワクワクすることを企業が率先してやってくれるから、誰もが注目するしね!」
主「”無駄”を削減し、ケチケチするムードの結果生まれてしまった”シラケ”の雰囲気。
そこを打破しようという気概に満ちた映画でもある。
この社会性を自分は高く評価したい。ただのエンタメのようでありながらも、しっかりと日本社会に対するメッセージを内包している作品でもあるんだよ」
現実とアニメをつなげる試み
そして、最後に語りたいのが”現実とアニメ・漫画をつなげる試み”についてです
この映画って、もっと別の撮り方もあったと思うんだよ
カエル「例えば……ドキュメンタリー調にして、本当に試算していく過程をインタビューを交えて再現ドラマ風に描いていく、とか?
映画としては面白味がなくなるけれど、プロジェクトX風にすれば、多くの人に馴染みがある形になるよね」
主「だけれど、そう言ったやり方だとやはり”アニメと現実を繋げる”という試みはできない。
あくまでも”現実を現実的に語る”ということになりかねないのではないか?
だからこそ、わざわざ名前をカタカナなどにして、ドラマを作り、あの妄想じみた展開を入れて現実とアニメの境界を曖昧にした」
カエル「ふむふむ……」
主「アニメや漫画・映画という”虚構”を愛する気持ち、それは間違いなく現実のものである。それはどうあっても否定することができない。
本気でバカやっていた人たちだからこそ、見ることできる世界。
それは本来であれば原作者や、アニメの制作者のみがいける境地かもしれないけれど、あそこまで楽しみぬけば、ファンであってもそこまでいけることを示しているとも言えると思う」
そして、あのラストも良かったよね
カエル「物語としては、最初からアサガワさんはもしかしたらマジンガーZの物語を知らなかったのかもしれない、と思うんだよね」
主「……ふむふむ」
カエル「最初から弓教授のお願いによって、あの計画が始まった。そう感じさせてくれる終わり方でもあったじゃない?
だから最後にあの人が出てきたわけでさ。
そのあたりも”物語を愛するファンへの肯定”のように感じられて、なんか幸せだったかなぁ〜」
まとめ
では、この記事のまとめです!
- 2020年を代表するであろう傑作邦画!
- 英監督の演出が実を結んだ結果に
- マジンガーの魂をしっかりと詰め込んだ作品
- 現代に日本の風刺の側面をある!
最後の最後まで楽しめる、見事な映画でした!