約1年ぶりの月間ランキング記事です
2020年はきちんとこういった記事も書いていきたいの
カエルくん(以下カエル)
「やっぱり、この記事を書かないと何を見たのか、何が印象に残ったのか忘れてしまいがちだしね……」
亀爺(以下亀)
「この記事で『そこまでオススメなんだ!』と知ってくれる方もいるかもしれんしの」
カエル「というわけで、早速ですがランキング記事のスタートです!」
ノミネート作品
記事にした作品
以上8作品
記事にしていないが鑑賞した作品(公開3ヶ月以内)
2019年の年間ランキング発表後に鑑賞した作品を含む
『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』
『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』
『エクストリームジョブ』
『KING OF PRISM ALL STARS プリズムショー☆ベストテン』(応援上映)
『フォードVSフェラーリ』
『劇場版 巨蟲列島』
『ラストレター』
『ジョジョラビット』
『サヨナラまでの30分』
以上9作品
計17作品がノミネート
1月公開だけれど、2月に鑑賞した作品は来月分に回しました……いや、話題作が多すぎる!
今月はそれだけ大激戦区ながらも、記事にしていない作品の方がビックネームばかりな気がするの……
ちなみに見ていない中で気になるのは
『ナイブズアウト/名探偵と刃の館の秘密』
『his』
『風の電話』
『映画 おかあさんといっしょ! すりかえかめんをつかまえろ!』
あたりですかね……
評判もいい作品が多い印象です
今月はランキングではなく、5選記事になります!
あまりにも特色がありすぎて単純比較ができないから、仕方ない処置だと思って欲しいの
1作目
『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』
作品紹介・あらすじ
イギリスのアードマン・アニメーションズによる人気クレイアニメ「ウォレスとグルミット」から誕生した「ひつじのショーン」の長編劇場版第2作。ショーンたちの前にUFOが現れたことから巻き起こる騒動を描く。イギリスの片田舎の牧場で仲間たちとのんびり暮らすショーンの前に、ある日突然、UFOがやってきた。田舎町はたちまちUFOフィーバーに沸きあがり、牧場主も宇宙をテーマにしたアミューズメントパーク「FARMAGEDDON(ファーマゲドン)」を作って一儲けしようと企む。そのUFOには、物を浮遊させる超能力を持った、ルーラという名の女の子が乗っており、ひょんなことから牧場に迷い込んだルーラは、ショーンたちと仲良しになるが……。
(映画.comより)
12月公開ながら、年間ランキング前に鑑賞していればベスト30入りになったのではないでしょうか!
カエル「いやー、舐めていたわけではないけれど、震えた作品だったねぇ……」
亀「この日は『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』との2本立てを敢行してみたのじゃが、2つの違いがはっきりと出ていて面白かったの。
シンプルな絵作りながらも、作り込まれて無駄の一切ない物語で魅せる『ひつじのショーン』に比べて、圧倒的な映像クオリティでディズニー/ピクサーを超えたのでは? と思わせるほどの映像美を堪能した『ヒックとドラゴン3』
どちらに軍配を挙げるかは、完全に好みの問題じゃろうが……ワシはシンプルな作品である『ひつじのショーン』の方が好みじゃな」
カエル「この2作はもっともっと注目を集めなければダメな気もするけれど……12月はアナ雪を始め、沢山のアニメ映画があったから潰れちゃった印象かなぁ。
本当にもったいない!」
亀「本来、わしらはこのような映画をもっともっと推すべきだと痛感した作品でもある。
今回は『ひつじのショーン』を入れたが、2作品とも見て欲しい作品じゃな」
2作目
音楽
作品紹介・あらすじ
漫画家、大橋裕之の『音楽と漫画』をアニメ映画化した作品。世界4大アニメーションの1つにも数えられるオタワ国際アニメーション映画祭にて、長編コンペディションのグランプリに輝くなど、世界中で高い評価を受けている。
監督は実写映画などを手掛けた経験も持つ岩井澤健治監督。約4万枚にもおよぶ作画を手書きし、全編をロトスコープで描かれたことも話題を呼ぶ。
キャストには坂本慎太郎の他、前野朋哉、芹沢興人、竹中直人、岡村靖幸などが声を当てている。
丸坊主の不良少年、研二は他校からも恐れられる男だった。ある日、急に思い立ったようにバンドを始めることにし、仲間を誘う。最初は戸惑いを隠せない面々だったが、やがてバンドにのめり込んでいくようになるのだが……
音楽に対する初期衝動を、見事に映像化した作品じゃ!
カエル「この作品は映画祭で鑑賞していたけれど、心が小躍りをするほど素晴らしい作品だったね!」
亀「特に映画祭などのコンペディションの場にノミネートするような作品は、どうしてもエンタメ性重視とは言いがたく、当たり外れや相性があるものじゃ。
これはアニメ映画だけに限らず、実写でも同じじゃな……一般層むけの映画とはまたちがう価値観で評価される場じゃからの。
わしもどちらかというと、苦手な意識も大きいのじゃが……今作は素晴らしいと誉めたたえるほど、単純に面白かったの」
カエル「音楽ファンならばよりゲラゲラ笑えるポイントもあり、そうでなくてもコメディ演出で大爆笑のはずです!」
亀「また、アニメとしてロトスコープを全編で使うなどのような、意欲的な試みもある。
コンペディションに選ばれるようなアニメの先進性を模索するような手法と、エンタメ性が合わさった見事な作品じゃな」
こちらの記事も書きましたので、あわせてどうぞ
3作目
『KING OF PRISM ALL STARS プリズムショー☆ベストテン』(応援上映)
作品紹介・あらすじ
人気アニメ「KING OF PRISM」シリーズの歴代プリズムショーをベストテン形式で振り返る劇場版。フィギュアスケートと歌とダンス、そして心の躍動を表現する「プリズムジャンプ」を組み合わせた「プリズムショー」で人々を魅了する「プリズムスタァ」の少年たちの活躍や青春を描いたシリーズ歴代作品から、全29曲のプリズムショーを対象にファン投票を実施し、選ばれたベストテンを紹介するほか、シリーズの中心キャラクターである一条シンの新作プリズムショーも収録。また、ベストテンから漏れたプリズムショーを週代わりで上映する「分岐ルート上映」が行われる。
(映画.comより)
これは映画そのものよりも”映画館体験”に惹かれました
カエル「もはやすっかりと定着した感もある”応援上映”文化を世間に印象づけた立役者と言えるキンプリ。今回は傑作選のような形で、過去に発表されたプリズムショーという音楽シーンをランキング形式でまとめた作品となっています。
その意味では……他の映画とは何もかもが違うので、単純な比較はできません」
亀「しかし、なぜだか感動してしまう部分もあった。
さすがに冒頭でおそらく週替わりと思われるキャラクターが話すシーンがあるのじゃが、そこでは一枚絵のまま全く動かないのは問題じゃな。せめてミニキャラでもいいから、動かすべきであろう。
また、この作品のための新規カットがあまり映像クオリティが高くないというのも問題かもしれん」
カエル「でもさ、そんなのも問題じゃないくらい、圧巻の劇場体験が待っているんだよね。
キンプリの真価はやっぱり応援上映にあると思うんだよなぁ」
亀「先にあげた文句も肝心のランキングを盛り上げるための処置と考えれば納得出来る部分もある。
イロモノなのかもしれんが、わしはこの5作品の中に挙げるにふさわしい作品じゃと思うの」
4作目
劇場版メンドインアビス 深き魂の黎明
作品紹介・あらすじ
つくしあきひとが原作を務める同名の作品『メイドインアビス』の劇場版公開作品。テレビシリーズ・総集編の先の物語を描き出す
監督は小島正幸、脚本は倉田英之、キャラクターデザインに黄瀬和哉、生物デザインに吉成鋼、音楽ケビン・ペイキンなどのテレビシリーズでも手腕を発揮したメンバーが引き続き物語を手掛ける。
キャストには富田美憂、伊勢茉莉也、井澤詩織、坂本真綾などの他、今作の鍵を握るボンドルドに森川智之、マルシュカに水瀬いのりが声を当てている。
人類最後の秘境と呼ばれるアビス。底の見えない大穴の下には多くの奇怪な生物が存在し、人類の想像も及ばない世界と、遺物と呼ばれる不思議な力を持つ品々が眠るという。アビスの麓のにある街、オースで育ったリコはかつて母が潜ったアビスの最奥を目指して謎の少年、レグと旅の途中で出会った少女ナナチと共に冒険を続けていた。
第5層にたどり着いたリコたちはそこで先に進むために研究を続けるボンドルドと、その娘のプルシュカと出会う。かつてナナチに非道の実験を行ったボンドルドに対して
警戒するのだが、すでに魔の手はすぐそこまで迫っていた……
日本のアニメの力強さを感じさせる1作!
カエル「R15になったことも話題になったけれど、それも納得してしまうほどの過酷な描写も多かったけれど、それ以上に圧巻の映像美などにしびれました!」
亀「テレビシリーズや原作を読んでおくことが必須ではあるが……いやはや、日本のアニメ作品の本当の凄さは、こういったオタク向けアニメ作品などにあると言いたくなるほどの作品じゃったの」
カエル「こちらに関しては様々な記事で色々と語ったので、今更語ることもそこまでありませんが……新作製作も発表されましたので、そちらを楽しみしています!」
5作目
『サヨナラまでの30分』
作品紹介・あらすじ
「ちはやふる」の新田真剣佑と、バンド「DISH//」でミュージシャンとしても活躍する「君の膵臓をたべたい」の北村匠海のダブル主演による、オリジナルの音楽青春映画。バンド「ECHOLL」がメジャーデビューを目前に解散してから1年後、メンバーたちの前に突然見知らぬ大学生の颯太が現れた。バンド再結成をメンバーに迫る颯太の中身は、なんと1年前に死んだボーカルのアキだった。颯太が偶然拾ったカセットテープを再生する30分だけ、アキは颯太の体を借りて入れ替わり、1つの体を共有していく。人づきあいが苦手な颯太もアキや仲間たちと音楽を奏でる楽しさを知り、次第に打ち解けていくがアキの恋人カナだけはバンドに戻ってくることはなかった。カナに再び音楽を始めてもらうため、最高の1曲を作り上げようとするが、アキと颯太の入れ替われる時間はだんだん短くなっていく。アキ役を新田、颯太役を北村がそれぞれ演じる。監督は「東京喰種 トーキョーグール」の萩原健太郎。
(映画.comより)
1月最後の1作は青春音楽映画です!
カエル「もしかしたら、2020年の青春音楽邦画の1位は決定してしまったのではないか? と思わせるほどの作品だったね……」
亀「映像表現が何よりも素晴らしかった。
開始1分で本作が他の映画とは違うことを示しながらも、それが独りよがりになっておらず、ずっと見ていれる。その点も含めて、とてもいい作品じゃったの」
カエル「何よりも音楽も主役となって映画をリードしており、ずっと聞いていたいなぁ……と思わされるほど。Twitterでも評判が良く、それも当然と納得出来るほどの作品だったね」
亀「お話そのものは1つのアイディアが面白い。
そこの大きな嘘が受け入れられるか? という問題もあるかもしれんが……こちらもぜひとも劇場のいい音響で鑑賞して欲しい作品じゃったな」
総評
では1月の総評としてはどうだった?
……かなり世間評価とは異なる気がするの
カエル「まあ『パラサイト』とか『フォードVSフェラーリ』などがあんまりハマらなかったとはいえ、これらをスルーしてしまうのもなぁ……という思いもあったりして」
亀「別に個人の好みに関するものじゃから、どうでもいいといえばどうでもいいのじゃが、もしかしたらそこまで洋画が好きじゃないのかもしれんの……」
カエル「……まあ、それは言い過ぎだとしてもさ。
それだけいい作品が相次いだってことでもあるよね。
アカデミー賞発表直前だから、関連作品も多かったし!
その中でも、うちはうちらしくアニメ映画を中心にいい作品を発掘できた、ってことでいいんじゃないの?」
亀「そういえば、5作品中4作品がアニメ映画じゃな。
これがうちの売りということもあるし、頑張っていくとするかの」
2月の注目作品について
最後に3月の注目作について語りましょう!
2月はアニメ映画も多いの
カエル「大作ものやアカデミー賞関連でいうと……多くの方は『1917 命をかけた伝令』が1番の注目作になるのかな?」
亀「その中でもうちでは『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』と『映画SHIROBAKO』かの。
このあたりは……特にデジモンは予告の段階で上がるものがあったし、注目していきたいの」
カエル「邦画では『影裏』『グットバイ 嘘から始まる人生喜劇』『Red』に注目しています!
でも、やっぱりアニメ映画も数は多いけれど、全体としては注目後は低めな印象かなぁ」
亀「あとは海外ものだとインド映画の『ブレーム兄貴、王になる』あたりを見に行こうかの。
来月も継続して記事を書いていけるように、頑張るとするかの」