おそらく2018年の最後の記事になるのかなぁ
2018年のアニメ映画を振り返ります
カエルくん(以下カエル)
「2018年もアニメ映画を中心にたくさん見てきたしね」
主
「今回は、そのある程度まとめをしようと思います。
では、記事のスタートです!」
全体の印象として
まずは全体の印象について振り返っていきましょう
豊作と言えるんじゃないかな?
カエル「さすがに『君の名は。』クラスの圧倒的なヒットはなかった……と思ったら、そういえば『名探偵コナン ゼロの執行人』があったなぁ……」
主「ヒットするのが決まっているシリーズ作品だけれど、それ以外の作品が……ブランドの知名度や信頼感がある作品以外の作品が興行的には伸び悩んだ印象かな。
興行収入ランキングを見ても『コナン』『ドラえもん』『ポケモン』とディズニー/ピクサーなどは順調に稼いだ一方で、それ以外の作品がかなり苦しんだ印象もあるな」
カエル「細田守監督の『未来のミライ』が一応28億円だけれど、右肩上がりだった細田ブランドを考えるとちょっと物足りないところはあるのかなぁ……
それでも十分、合格点と言える数字ではあるんだけれどね」
主「近年は興行収入ランキングでアニメ映画の占める割合がもっと大きかった印象がる。
残念ながら、興行面で見れば2016年の『君の名は。』『映画 聲の形』『この世界の片隅に』などの盛り上がりは失速したと見るのが妥当かもしれない。
今年ならば『さよ朝』『ペンギンハイウェイ』あたりが高い収益をあげたら非常に面白かったんだけれど……」
カエル「逆に言えば人気が失速してもTOPクラスは洋画を含めても、日本で有数の稼ぎ頭であるし、実写邦画と変わらない、あるいはそれ以上の存在感を獲得しているという話かもね」
豊作だったアニメ映画
では、興行を離れた評価としては……2018年は豊作だったんじゃないかな?
シリーズもの、単発映画も含めて傑作が相次いだな
カエル「まず、多くの人がベストに挙げるのは『リズと青い鳥』と『若おかみは小学生』であって、今年のアニメ映画の主役と言っても過言ではないんじゃないかな?
それと日本の作品では『ペンギンハイウェイ』も忘れちゃいけないよね」
主「もちろんペンギンの石田監督も、若おかみの高坂監督もコアなアニメファンからは知られた人だったけれど、一般的にはそこまで知られていない人だった。原作も一定の評価や知名度はあってけれど、限定的なものと言わざるをえない……一般層に広く知られた作品とまでは言えなかった。
何が言いたいかというと、スタジオ、監督、原作の知名度が決して高いと言えない中で、ここまでの評価とヒットを記録したという点において、この2作品は大きな注目を集めるべき作品だ」
カエル「どちらも200館前後の大規模公開だったけれど、興行的にはちょっと苦戦したと言えるのかな。
でも鑑賞した方の評価は本当に高いし、どちらも今年を代表する”お姉さん”が登場するし、アニメの魅力を活かした上がる楽曲を入れつつも、命などを意識させる静かなシーンもあったりした傑作だよね」
主「そして『リズと青い鳥』で言えば山田尚子は着々と進化を続けている。
アニメの動的な魅力の多くを排除して、日常的に芝居で約90分間を魅了しており、自分は『聲の形』の時に”10年後に山田尚子は日本でトップの映画監督になる”といったけれど、その思いをさらに強くしたよ」
カエル「あとは石田監督と山田監督の場合は30代のまだ若い、比較的新しい才能を持つ監督というのも大きいよね。
一方で高坂監督は50代でアニメ業界ではジブリでの作画監督を中心に実績も多く、それこそ”スタジオジブリっぽい”ものを求めるアニメファンの心を掴んだのもあるかな」
主「その意味では新しい才能……とあの時で言えたかは微妙だけれど、新海、山田、片渕の3名が飛躍した2016年を連想するものはあるかな。
あと、1つ指摘しておきたいのは30代の若い監督がどんどん注目を集めている。
『宇宙よりも遠い場所』のいしづかあつこ、山田尚子、石田祐康、ポケモンの映画の監督を今年から努める矢嶋哲生、さらには今年ではないけれど、近年注目度を集めているアニメ演出家、監督として松本理恵もいる。
どうしてもある程度実績のあるベテラン監督が注目を集める中で、30代の監督がこれからどのように躍進を遂げていくのか……その形が少しだけ見えてきた一年でもあったのではないかな。
世代交代はうまくいっていると思うよ」
今年のアニメ映画を語る上で欠かせない2つのテーマ
2018年を象徴する”家族”と”正義”
じゃあ、今度は2018年のアニメ映画を語る上で欠かせない2つのテーマについて語りましょうか
何度もあげているけれど、今年は家族と正義が大きなテーマになっている年だと感じた
カエル「なんというか……アニメらしいといえばアニメらしい題材なのかな。
子供向け作品だからこそ、家族という身近なものであったり、正義とは何か? という道徳的なものを扱うのは当然といえば当然だけれど……」
主「でもさ、それこそ『君の名は。』『聲の形』『この世界の片隅に』だったり、あるいは『夜明け告げるルーのうた』や……近年大ヒットしたアニメ映画としては『まどマギ』などを考えても、決して正義や家族をテーマとして内包していても、中心的なものではない作品もあるんだよ。
でも、2018年はその手の映画が本当に多かった。
面白かったのは、同日公開の『クレヨンしんちゃん』と『名探偵コナン』が同じ正義をテーマにしていたことかな。やっぱり、今の時代を象徴する言葉になるんじゃないの?」
カエル「実写映画でも『万引き家族』などもあったもんね……」
主「今の時代は日本全体の家族像や正義像に対する思いの転換期だと考えている。
同性愛や同性婚を認めるのか否か、という問題も含めてね。伝統的な家族が核家族化も進み、多様な形の家族が生まれつつあり、崩壊しつつある。
東西冷戦も終わり、世界で自分の正義が何なのかわからなくなっている。本来ならば道徳的に指標になるべき宗教ですら、その危険性は多くの人が認識している。
法や政府などを絶対的に信用していいのだろうか? という問題があることを考えると、何を基準に正義を考えるべきかという難しい時代になってきた。
それこそ、トランプ的な保守主義の正義と、リベラルな正義のどちらが正しいのか……その答えは難しいのと同じようにね」
”正義”をテーマとした作品について
ここで”正義”について語った作品について考えて行こうか
まずは代表的な作品はこちらだろう
- マジンガーZ INFINTY
- 名探偵コナン ゼロの執行人
- 映画クレヨンしんちゃん 爆盛! カンフーボーイズ 拉麺大乱
- インクレティブル・ファミリー
- それいけアンパンマン かがやけ! クルンといのちの星
- 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄
- スモールフット
- 映画 HUGっと! プリキュア ふたりはプリキュア オールスターメモリーズ
主「このあたりは”正義”のあるべき形とは何か? ということに言及したい多様にも思う。ただし、アンパンマンは正義というよりも”自分が生まれてきた意味って何?”というテーマがあり、日本でも象徴的な正義の味方であるアンパンマンが『みんなを助けるために生まれてきた』と回答する、という形の正義だよね。
一方で悪の存在であるバイキンマンは『アンパンマンを倒すために生まれたきた!』と答えており、正義と悪の交わらない思いを描いている」
カエル「他にも、こちらはNetflix配信の作品だけれど『DEVILMAN crybaby』は悪魔と人の間でもあるデビルマンを通して、本当の正義や悪魔とは何か? ということを強く訴えかかていたよね。
社会や宗教に翻弄される人の悲哀を描いていた『いきのびるために』も広義的には正義のお話とはいえるのかな」
主「この中でも、さらに大きく2つに分けて考えていこうか」
正義とは?〜自分の正義を信じる物語〜
ちょっと乱暴な分け方かもしれないけれど、大きく2つに分けましょう
まずは”自分の正義を信じる物語”は以下のようになる
- マジンガーZ INFINTY
- 名探偵コナン ゼロの執行人
- それいけアンパンマン かがやけ! クルンといのちの星
- インクレティブル・ファミリー
- 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄
主「特に上記作品が象徴的だけれど”最後には自分の正義を信じる物語”になるんだよ。
例えばマジンガーZは敵が問いかける『科学技術の進歩は本当に人類を幸福にするのか?』という問い、そして敵の行動原理が『単なる好奇心』というのは原子力開発や遺伝子操作などにつながり、科学と倫理の問題を問いかけてくる。
コナンであれば安室透の正義は正しいのか?
インクレティブル・ファミリーは社会的に禁止されているヒーロー活動を行うのは正しいのか?
それらを考えた先に、各々の正義に則って行動する。
アンパンマンは正義が全くぶれない……悩みがほとんどないヒーローなんだよ。
彼がすごいのは”困っている人は助ける”という信条には敵であるバイキンマンも含まれる。人を困らせる存在は倒すけれど、敵も困っていれば助けるというヒーロー像だ」
カエル「それでいうとヒロアカは未熟な少年少女たちが自分たちの信念や正義を元に立ち上がる物語であり、彼らの行動や言動に一部では疑問の声も上がったね」
主「これらの作品では”主人公たちが信じる正義”と”主人公たちと反する正義(あるいは考え方)”の対峙が描かれ、それを乗り越えて自分の正義を貫きとおすという物語になっている。
じゃあ、正義の描き方は決して間違いではないけれど……もう1つの描き方を見ると、この手の作品に対する印象が変わるかもしれない」
正義とは?〜正義を否定する物語〜
そしてもう1つの正義の描き方だけれど……
言葉が難しいけれど、”自分の正義を否定する物語”とでも語ろうかな
- 映画クレヨンしんちゃん 爆盛! カンフーボーイズ 拉麺大乱
- スモールフット
- 映画 HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターメモリーズ
カエル「これらの作品が象徴的だけれど、一番わかりやすいのはクレヨンしんちゃんかもね……」
主「この映画って、今思い返すととてつもない映画だと思うんだよ。
本当に終盤のネタバレをしてしまうけれど、しんちゃんがあるキャラクターに向かって『あなたの正義を壊しにきました!』と語る。それまで物語はその人物の正義は正しいことのように描いていたけれど、それを否定し始めるんだよね。
その展開の強引さなどは気になるけれど、これはしんちゃんだからこそできる物語でもあって、今年の正義像を象徴する物語と言えるかもしれない」
カエル「そしてスモールフットは閉ざされた社会の真相を知り、その社会秩序を守るのが正しいのか? というのを考える物語
そしてうちで大絶賛したプリキュアは、敵であるミデンに対して正論をぶつけるプリキュアたちを若干否定的に描き、最後は敵に対して対話を試みる物語だったよね」
主「最初に挙げた”自分の正義を信じる作品”とはまた違う物語だ。
つまり、自分達の中にある正義像を見つめて、それが本当に正しいの? 他の道はないの? という第3の道を模索する物語とも言える。
ちなみに自分が好きな正義はこっちかな」
正義VS正義の果てにあるものは?
じゃあ、なんでそんな正義像が生まれたのか? という話だけれど……
今の時代の正義とは何か? がまるでわからないからだよ
カエル「それこそ、かつては東西冷戦の敵側の陣営は悪であったし、あるいは宗教でも自分の信仰する神とは違う宗教を信仰していたら敵だった、という時代だね」
主「でもさ、今は何が正義かわからない。
キリスト教VSイスラム教の戦いのようにも思われるかもしれないけれど、どちらにも明確な正義がある。必ずしも西側の考えが正しいとは限らず、テロリストの辿ってきた歴史を知ると彼らがテロリズムに走らざるをえない状況を知ることもできる。
その中で”自分の信じる正義を実行する”というある種の伝統的とも言える価値観の作品と、”自分の信じる正義を疑い、敵と対話を試みる”という革新的な価値観がぶつかりあっている」
カエル「これは難しい……どっちが正解って話ではないもんね……」
主「現実的に考えると伝統的な価値観の方が優勢かもしれない。
敵との対話は物語の中の理想かもしれない。
でも、自分は……ここで登場した作品の多くは子供向けアニメ映画が多いけれど、子供向けであれば理想を語ってほしいかなぁ。
とにかく、このように価値観の多様化によって様々な正義像が生まれた年だったね」
今年を象徴するテーマ 家族
伝統VS革新の戦い
次は今年を象徴するテーマ2である、家族のお話で
こっちが自分の本題かなぁ……まずはこちらも家族がテーマの作品を大まかにあげよう
- ぼくの名前はズッキーニ
- さよならの朝に約束の花を飾ろう
- 映画ドラえもん のび太の宝島
- リメンバーミー
- 未来のミライ
- インクレティブル・ファミリー
- 若おかみは小学生
- 映画 HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターメモリーズ
カエル「こうやってみると多いなぁ……」
主「その中で伝統的な価値観を描いた作品は以下の通りになるのかな」
- ドラえもん のび太の宝島
- リメンバーミー
- 未来のミライ
- インクレティブル・ファミリー
- 若おかみは小学生
カエル「ふむふむ……となるとそうじゃない作品として『ズッキーニ』『さよ朝』『HUGっと』がでてくるわけだね」
主「……でもさ、こうやって考えてみると、さよ朝って分類が難しいよなぁ。
決して伝統的な価値観を描いているとも言いきれないところもありつつ、でも親子愛も描きつつというね……」
伝統的な家族像の問題点
伝統的な価値観の作品は、うちでは結構批判、あるいはピンとこない作品が多い印象かな
これは難しいところがある
主「例えばさ、先にもあげたように『万引き家族』や、『フロリダ・プロジェクト』などは伝統的ではない家族像を描いており、それが高い評価を受けた部分もある。
両親が揃っていて、幸せな家族像を描くことが本当に現代的なのか? という疑問はついてくるわけだ」
カエル「それは未来のミライの批判でものすごく多かった印象かな」
主「今、家族の形は多様化していて、それこそ同性愛カップルの元に養子として子供を引きとるという形も出てくるでしょう。片親家庭、あるいは両親ともにいない家庭というのもある。
中には虐待を受けて親元を離れる子だっている中で、果たして”家族を大切にしよう、今いる環境が大切だよ”というメッセージが重要なのかは難しい問題となる」
カエル「……う〜ん、子供に向けたメッセージとしては『家族は大切にしようね』というのはすごく真っ当で分かりやすいけれどね」
主「自分が言いたいのは、価値観の変換期にあるということだ。
例えば……若おかみで言えるけれど、子供が家業をある種選択肢がない中で手伝うという選択は正しいのか?
ひいては、現代で『おしん』は美談になり得るのだろうか? という問題にもつながってくる。
自分はリメンバーミーなんかはそうだけれど、伝統的な価値観=家族を捨てて、自分の夢であるミュージシャンを目指す物語の方が好きだし、納得する。
”家族を大事にしよう”というある種の伝統的な、お家を重視するような考え方と”自分のやりたいことや気持ちを大切にしよう”という個人主義が対立する時代になっている」
多くの作品で除外されてしまう”ズッキーニ”
多分、2018年に多くの家族を扱ったアニメ映画に厳しい意見になったのは序盤にズッキーニの影響があったからだよね
伝統的な価値観を描くと、どうしても除外されてしまうのがズッキーニくんだ
カエル「親の虐待であったり、あるいは貧困などの様々な事情によって親と隔離されてしまう子供たちを描いた作品です」
主「伝統的な家族は個人を縛り付けるものにもなるし、同時に子供たちを悲惨な環境に閉じ込める考え方にもつながってしまう。
”子供は親元にいた方がいい”というのはその通りだと思うかもしれない。でも、それは虐待やそれに近い行動を行う親でも同じなの? という問題だ」
カエル「それは……まぁ、極端だけれど……」
主「そして”みんな揃った家族像が素晴らしい”という考え方は、場合によっては片親家庭、あるいはその他の様々な事情を抱える家族を否定することにつながりかねない。
これは極端な例と思われるかもしれないけれど、伝統的な価値観の中には多様化する考え方を認めない一面もあり得るからね。
それこそ……同性愛家庭の元に子供がいたら、それはアリなのかナシなのか? という問題にも発展する。
だけれど、伝統的な価値観を描いた作品の中ではその手の問題は描かないことが多い。なぜならば”家族は素晴らしい!”という価値観を描く上でその手のものはノイズになるし、描かないほうが何かと都合がいいからだ」
カエル「まあ、確かにズッキーニくんのような子供を描いてしまうと”家族は素晴らしい!”とは言いづらいもんね」
主「自分がプリキュアを絶賛する理由1つがミデンの中に色々な子供や大人を含めて”一緒に楽しい思い出を作ろう”と語ったことにある。
結論としては、現代社会は正義や家族について考える上でどのようにあるべきか? という変換期にあり、その対立が垣間見えた年だった。
前にも語ったけれど『ホームアローン』は中流以上の白人家庭という保守派層を描いた作品であり、現代では描くのが難しいだろう。このように、時代とともに家族像や正義像は変わっていく。
今後どうなるのか、楽しみにしていきたいね」
同性愛チックな少女の描き方
最後になりますが、2018年は同性愛的のも受け取れる少女の物語が流行った年でした
アニメではリズと青い鳥が顕著だよね
カエル「実写を含めると『ミスミソウ』『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』『少女邂逅』『カランコエの花』などがあり、ちょっと毛色は違うけれど『累』も同性愛的にも見える描写があります。
で、アニメではリズの他にも『朝顔と加瀬さん』がありました」
主「テレビアニメを含めると一気に増えるよね。
今までは男性と女性の恋愛描写を含めたものが多かったけれど、今はそうではないく、女性同士の繊細な感情を描いたものが増えた印象だ。
これも2018年を……というか、現代の変換する価値観の1つだと言えるのではないかな」
カエル「こう考えると色々な価値観を揺さぶる作品が多かった年だね」
まとめ
では、長くなったこの記事のまとめです!
- 2018年は正義と家族の描き方に特徴的なアニメ映画が多かった年
- 正義は2つの描き方があり、信じる正義と疑う正義の対立があった
- 家族は伝統的な価値観とそれに除外される価値観の対立があった
- 同性愛的な少女像も含めて、価値観の変換期に来ている
2018年も面白い作品が多かったな
カエル「では、これで2018年最後の記事を終わりにします!」
主「今年も色々と自分の意見に対して賛否があったと思います。
それでいいと思います。
自分の意見が絶対だ! というつもりは毛頭ないし、1つでも多くの意見が出てくる作品はいい作品だと思います。
できれば”またバカなこと言っているな”くらいの、生暖かい目で読んでほしいです。
また来年もよろしくお願いしまう」
カエル「皆様、よいお年を!」