物語る亀

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物語愛好者の雑文

2019年新作映画各部門賞の発表です! 今年もいい映画がたくさんありました!

ざわざわ……

  ざわざわ……

 

 

えー、みなさま、大変長らくお待たせいたしました。

 

 

 

カエル

これより、2019年度新作映画年間各部門賞 通称”カメデミー賞”の発表を始めます。

 それでは、毎度のことながら審査委員長であるブログ主からの挨拶と参ります』

 

登壇

 

えー、本日も寒い日が続く中で、この記事を読んでくださり誠にありがとうございます

 

 

主「みなさまのご愛顧もありまして、この賞も4年目を開催することができました。

 ここに日頃の感謝の念をお伝えしたく存じます。

 

 えー…2019年に劇場で鑑賞した映画・アニメのOVA作品などの本数としましては157ほどの作品を鑑賞し、約半分ほどの作品を記事にしていると思います。(映画祭鑑賞作品は除く)

 今回は2019年に公開された全作品、さらにNetflix限定作品も含めさせていただきますが、劇場公開前の映画祭出品作品は除外させていただきます。

 2019年もいい映画がたくさんあり……(以下略)』

 

 

カエル『それではこれより、各部門賞を発表していきます。

 当然のことながら独断と偏見に基づく評価となっておりますので、ご了承ください。 

 このブログの最大の特徴はアニメ映画を中心に鑑賞している点ではありますが、アニメ、実写、ドキュメンタリー、洋画、邦画関係なく選んでいきますので、他の映画ブログとはまた違うものになると思います。

 そちらも楽しみながら読んでいっていただければ嬉しいです。

 また、上半期の作品は最優秀作品以外は除外しています。

 なるべく多くの作品を選びたいための配慮と受け止めてください。

 それでは、部門賞の発表に入ります』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最優秀音楽賞

 

こちらは映画としてのBGMを中心とした楽曲の良さ、先進性などを評価するものです

  

カエル「いつもと同じことを繰り返しますが、主はそこまで音楽に詳しくない上に、よくわかっていないので、素人選出の中でもさらに素人くさい選出になります。

 逆に言えば、この賞に選出された作品は素人でもわかる音楽性を獲得したという意味でもあります。

 では長々と言い訳をしていてもしょうがないので、亀爺から発表していただきます』

 

それではまず、ノミネート作品から発表させてもらおうかの

 

 

ノミネート作品

 

 

 

バジュランギおじさんと小さな迷子 (上半期ベスト)

 

ロケットマン(名曲たちと映像の融合) 

 

ロング・ウェイ・ノース(挿入歌も含めてレベルが高い劇伴)

 

スタートゥインクル・プリキュア(ラストも含め音楽とダンスが印象に残る)

 

冴えない彼女の育て方fine(挿入曲も感動的で歌詞がキャラクターの心情と一致) 

 

映画すみっコぐらし(感動を呼び起こしながらも子供にも優しい音楽)

 

僕らの7日間戦争(実写版を連想させる音楽などで盛り上げる)

 

 

  

これらの作品を抑えて最優秀音楽賞に輝いたのは……

 

 

天気の子 complete version (通常盤)

 

 

天気の子!

 

 

新海誠とRADの本領発揮!

 

 

主「いろいろと強引な使い方などにも感じ、思うところもあったのですが……なんだかんだ言っても2019年1番印象に残りました。

 特に『グランドエスケープ』の手拍子部分は問答無用でテンションが爆上がりであり、別の映画の応援上映の予告編でも大盛り上がりしました。2019年なんどもなんども繰り返し聴き返したりもし、映画の大ヒットもありますが紅白歌合戦への出場するなども考えると、2019年を象徴する作品だったのではないでしょうか?

 音楽を盛り上げる劇伴の評価という意味でないかもしれませんが……それでも選びたくなる作品です。

 なお、歌が入らない音楽では『映画 すみっコぐらし』を選ばせていただきます」

 

 

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最優秀脚本賞 

 

こちらはこのブログでも数多く語っている部分であり、1番重要視している賞でもあります!

 

 

ノミネート作品から発表させてもらおうかの

 

 

 

ノミネート作品

 

 

 

バジュランギおじさんと小さな迷子(上半期ベスト)

 

映画スタートゥインクル☆プリキュア(プリキャアのテーマを深掘りした作品)

 

映画すみっコぐらし(かわいらしさと残酷さ、社会性の描き方が見事*)

 

僕たちは希望という名の列車に乗った(社会的な面と普遍的な家族の問題のバランスが見事)

 

マリッジストーリー(冒頭の手紙など会話のうまさが光る)

 

映画僕のヒーローアカデミア2(多くのキャラクターを活躍させ初見とファン向けのバランスも良い)

 

 

 

これらの作品を抑えて最優秀脚本賞に選ばれたのは……

  

冴えない彼女の育てかた ギャルゲーカバーソングコレクション(期間生産限定盤)

 

劇場版 冴えない彼女の育てかた Fine

 

 

魂のこもった”妄想まみれの現実”を描き出した物語に脱帽!

 

主「すごく意外な選出と思われるかもしれませんが、原作者がシリーズ構成・脚本を担当した強みが最大限発揮されたシリーズだったかもしれません。

 今の時代に恋愛ものを作るのが難しく”スペシャルな恋”ばかりが取りざたされる中で、これだけ普通の恋愛の重要性と尊さと描き出し、またクリエイター論や作者とファンの関係性を描き抜いた作品はないでしょう。

 確かにファン向け作品ではありますが、2019年最も”現実”を感じた映画として、自分はこの脚本を高く評価します」

 

 

 

 

最優秀演出賞

 

続いては最優秀演出賞の発表です

 

 

カエル『こちらも最も優れた演出をした作品に贈られる賞ですが、素人目には簡単なようでも難しい技術などもあるために意見が分かれる作品が多くなるでしょう。

 様々な視点があると思いますが、総合的に判断させていただきます』

 

 

それでは発表するぞ

 

  

ノミネート作品

 

 

ゴジラKOM(上半期ベスト)

 

ロケットマン(回想がメインながらも緻密な魅せ方が印象に残る)

 

蜜蜂と遠雷(4人の関係性に迫る描写と、特に月の光の連弾は見事!)

 

ジョーカー(現実? 想像? 誰もが多様な解釈ができる映画に)

 

殺さない彼と死なない彼女(青春の切り取り方や魅せ方が見事)

 

冴えない彼女の育てかたFine(細かいポイントでキャラクターの心情を表現)

 

 

 

これらの作品を抑えて受賞したのは……

 

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん

 

劇場版 ファイナルファンタジーXⅣ 光のお父さん

 

 

ゲームと現実の魅せかたが見事!

 

 

主『上半期はゴジラを選びましたし、いい作品が多かったです。また、この映画の1つ1つのカットが飛び抜けて優れていたか? と言われると、そうじゃないという意見もあるかと思います。

 だけれど、オンラインゲームを題材とした作品だからこそできる魅せ方の工夫、そして2019年ベスト”走るシーン”に選びたい後半部分は特に強く印象にのこりました。

 映画の可能性を広げる試みだったと思いますし、近年増えているゲームを題材としている映画だからと、その世界をCGなどで再現し全てを実写で描く必要はない……そんな2019年の革新も見受けられた、挑戦的な作品だったと思い、年間ベスト演出賞に選ばせていただきます』

 

 

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最優秀作画賞

 

今年から設立された最優秀作画賞の発表に参ります

 

カエル『今までは演出賞に入れたましたが、今回からは作画の魅力を発揮した作品を選ぼうということで新設しました。

 とは言っても、作画と演出はまた違うものなので、とても判断が難しい部分があります。

 特にゴジラなどはどちらかといえば演出というよりも、CGを用いた映像の迫力というのは作画の良さに分類されるのではないか? という思いもあるので……線引きが難しいところではあります』

 

 

それでは発表するぞ

 

  

ノミネート作品

 

 

ONE PIECE STAMPEDE (大人数のバトルシーンの迫力に魅了された)

 

天気の子(圧倒的な映像美で日本中を魅了)

 

ロング・ウェイ・ノース(構図なども含めて完璧な映像美を堪能)

 

羅小黒戦記(動くバトルシーンのみならず、動かないシーンの映像も美麗)

 

映画スター☆トウィンクルプリキュア(特に世界中の景色が美しくテーマを引き立たせる)

 

映画僕のヒーローアカデミア2(多人数の能力を使い分けたバトルシーンに息を飲む) 

 

この世界の”さらにいくつもの”片隅に(説明不要の作画能力)

 

 

 

これらの作品を抑えて受賞したのは……

 

 

劇場版Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅱ.lost butterfly.

 

 

この映画の迫力と色気にしびれました!

 

 

主『ここも大激戦でした。

 バトル描写が激しい作品も多く、作画の迫力を前面に推し出した作品もありました。また、動かないシーンでも美術やレイアウトの力で魅せるなど、絵画として残したい映像もたくさんありました。

 それでもこの作品を評価した、最大の理由は”艶”です。

 戦闘シーンの迫力はもちろんのこと、キャラクターそのものに色艶が感じられており、日本のアニメ……特にアングラなところがある深夜・R18ゲーム原作アニメとしての、忌避されてしまいそうな部分を昇華し、映像芸術まで高めてしまった。

 ここまで挑戦した映画作品は他になかったのが決め手です。

 おめでとうございます!」

 

 

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最優秀助演女優賞

 

 

続きまして、最優秀助演女優賞の発表に参ります

 

カエル『主演と助演の違いや、W主演と思われる作品などもあり、選出自体が非常に難しかったのですが……最も輝いた助演女優を発表していきたいと思います』

 

 

それでは発表するぞ

 

 

ノミネート作品

 

 

台風家族 ひとよ などより

MEGUMI

(いくつもの作品で短い出番ながらも印象的な演技を披露)

 

ひとよ より

松岡茉優

(もはやこの賞の常連、今年も見事な演技を披露した)

 

最高の人生の見つけ方 より

天海祐希

(坊主姿も披露するなど、女優魂を感じさせる演技)

 

冴えない彼女の育て方Fine より

澤村スペンサー英梨々役 大西沙織

(キャラクターの魅力を引き出す演技に涙した人も多数なのでは)

 

屍人荘の殺人 より

山田杏奈

(独特の”隠”の気配を感じさせる魅力をさらに研ぎ澄ませてほしい)

 

この世界の”さらにいくつもの”片隅に より

白木リン役 岩井七世

(悲壮感を抱かせず、明るく強く生きる女性を演じた)

 

 

 

これらの候補者を抑えて受賞したのは……

 

 

 

 

DAY AND NIGHT より

大野奈々役 清原果耶! 

 

 

圧巻の存在感でした!

 

主『この賞に関しては上半期と同じく、最初から……それこそ鑑賞直後から決まっていました。

 彼女を超える存在感の助演女優はなかなか出てこないだろうと思いましたし、実際その通りになりました。

 正義と悪の物語、光と闇に関して彼女の鋭い目からそれを厳しく見抜く姿。

 時折見せる弱く、年相当な少女の姿。

 激しく理不尽にぶつかっていく姿。

 それらがとても強く心に残っています。

 2019年、もっとも飛躍を果たした注目の女優なのは間違いないでしょう。

 清原果耶の今後の活躍に大いに期待します!

 

 

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最優秀助演男優賞

 

 

続きまして、最優秀助演男優賞の発表に参ります

 

 

カエル『今年も様々な形で存在感を発揮した男性陣がたくさんいましたが、候補者を選ぶだけでも一苦労するほど好演した役者が目立ったのではないでしょうか?』

 

 

それでは発表するぞ

 

 

ノミネート作品

  

蜜蜂と遠雷 より

松坂桃李

(この賞の常連は今年も多くない出番の中で、印象的な演技を披露)

 

ひとよ より

鈴木亮平

(誰もがいい演技を披露する作品だったが、代表して鈴木亮平を選出)

 

屍人荘の殺人 より

中村倫也

(わずかな時間で重要な役どころを印象に残るようなキャラクター演技)

 

 

 

これらを抑えて受賞したのは……

 

  

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洗骨 より

神山亮司役 鈴木Q太郎!

 

 

 

お笑い芸人ながらも強く印象に残る演技を披露!

 

 

主『上半期に引き続いて、この賞を贈ります。

 ノミネート組も素晴らしく、どこを評価軸とするかによって助演男優賞の行く末が変わる演技を披露していました。

 ただ、パッと自分がこの賞に誰に送るか? と考えた時に1番に浮かんだのは彼でした。

 重くなりがちな映画を明るく変えるコミカルな配役、そして本土の人間という部外者でありながらも、人柄の良さで”部外者”にならない演技を披露。

 ここに関しては監督の座組が完璧にハマったと思います。

 今後もお笑い、演劇両方の活躍を期待します」

  

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最優秀主演女優賞

 

 

それでは、いよいよ最優秀主演女優賞の発表に参ります

 

カエル『今回はどなたに輝くのか?

 おそらく、独自色が強いノミネートと発表になるかと思います』

 

 

それでは発表するぞ

 

 

ノミネート作品

 

劇場版Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅱ.lost butterfly. より

間桐桜役 下屋則子

(上半期ベスト)

 

ダンス・ウィズ・ミー より

三吉彩花

(長い手足を活かしたダンスなどが印象に残る)

 

 

蜜蜂と遠雷 より

松岡茉優

(こちらでもノミネートするほどの演技力)

 

悪の華 地獄少女 など複数作品より

玉城ティナ

(美しい顔立ちとルックスを活かしたキャラクターが魅力を発揮) 

 

 

これらの女優を抑えて受賞したのは……

 

 

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羅小黒戦記 より

小黒役 山新!

 

中国の声優文化の勢いを感じさせられました

 

 

主『この映画が素晴らしい作品に仕上がっているのは、キャラクターの魅力がとても大きいと思います。

 その中でも主人公である小黒を演じた山新は、中国語がわからない自分でも高い演技力と魅力的な声質が伝わって来る演技でした。

 彼女が日本で生まれていたら、おそらく花澤香菜に匹敵する大人気声優になっていたのではないでしょうか?

 日本でも人気をはくすであろうその声質と、様々な場面で使い分けられた演技力を称賛し、この賞を贈りたいと思います』

 

  

 

 

 

最優秀主演男優賞

 

 

それでは、最優秀主演男優賞の発表に参ります

 

カエル『こちらもたくさんの名男優がいましたが、その中でも特に目立ったのはこの辺りの面々ではないでしょうか?』

 

 

それでは発表するぞ

 

 

ノミネート作品

 

 

ゴジラKOMより ゴジラ

(偏愛要素もある、2019年屈指の”名優”だった上半期ベストの男優)

 

映画刀剣乱舞 より

三日月宗近役 鈴木拡樹

(上半期人間俳優のベスト!)

 

ロケットマン より

タロン・エガートン

(途中からエルトン・ジョンにしか見えなくなる演技)

 

ジョーカー より

ホアキン・フェニックス

(説明不要でしょう)

 

空の青さを知る人よ より

吉沢亮

(芸能人声優の中でも飛び抜けた魅力を発揮した演技)

 

 

 

これらの候補者を抑えて受賞したのは……

 

 

宮本から君へ [DVD]

 

 

 

宮本から君へ より、池松壮亮! 

 

素晴らしき体当たり演技に拍手を!

 

 

 

主『映画としてはあまり好みの作品ではありませんが、役者陣の熱意がダイレクトに伝わって来る作品でもあるありました。

 特に歯抜けの演技なども好感が持て、単なるイケメン俳優たちとは一線を画すことが伝わってきました。

 2019年はホアキン・フェニックスとの2択になりましたが……もともと池松壮亮に注目したこともあり、このタイミングで選出させていただきたいという私情もあり、選出しましたが……日本を代表するにふさわしい名演技だったと思います!

 

 

 

最優秀監督賞

 

 

それでは、最優秀監督賞の発表ですが……今回はノミネートもなく受賞者のみの発表です

 

 

受賞者は……

 

 

 

藤井道人監督!

 

 

 

今年を代表する監督になるでしょう。

 

主「『洗骨』のゴリこと照屋監督、今や日本一の声も上がる白石和彌監督も考えましたが、個人的には藤井監督を選びます。

 自分は正直合わないですが『新聞記者』も映画ファンなどを中心に大きな話題を呼んでおり、DAY AND NIGHTと合わせて高く評価されるのではないでしょうか?

 また2018年末に『青の帰り道』を公開、短いスパンで活躍されています。

 映像の方でも尖っており、非常に明暗を使い分けるスタイリッシュな映像などが優れていると感じたため、この賞を贈らせていただきます」

 

 

 

作品賞は……!?

 

カエル『えーでは、お待ちかねの作品賞は……』

亀『文字数もだいぶ多くなってきたし、ここで終了にしようかの。

 発表は明日の夜20時を予定、ということにしようかの』

カエル『……まあ、そうなると思っていたけれどさ。

 あ、あと、この記事もフォーマット自体は過去のランキング記事を流用しています。

 ちなみに、この次の年間ランキングはベスト30を発表していきますので、楽しみにしていてください!

 

 

 

 

 

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