それでは! 2022年の年間新作ランキング発表です!
今年も多くの作品が世の中に出てきたの
年間で鑑賞した約90作品の頂点には立つのはどの作品かな?
カエル「それでは早速ですが長くなりますので記事のスタートです!」
ルール説明
それではまずはルール説明からスタートです!
- 2021年12月1日から2022年12月31日の期間に公開された作品が対象
- 昨年度のランキングでノミネートした作品は全て除外
- Netflix限定公開・短編なども『Netflix”映画”』など、明らかに映画わかるように称されていれば含む(ただし劇場公開されていないのでちょっと不利)
- 映画祭などの作品(一般公開されていない作品)は除外
- リバイバルは除外。ただし国内初上映はいつの時代のものでも対象
ふむ……少しややこしいルールじゃの
亀「ものすごく簡単に言えば、2022年に一般公開された作品は全てノミネートじゃ。
もちろん、観た作品に限られるがの。
なお、2021年度のランキングにノミネートしていない(2021年中に鑑賞していない)作品、Netflix作品も年末に公開などもあるため、一部可である」
なお、今回はベスト15で選出しましたが、順位はその時の気分です。明日になったら順位が大きく変わるかもしれませんが……それはその時の気分です
個人的には傑作・良作ばかりとオススメしたい映画ばかりです。
主「あと、いつものことながらこのブログは基本的にアニメを中心に論じていますが、洋画、邦画、ドキュメンタリー、Netflixなども含め、公開規模を問わないランキングなりますので、ちょっと独特かも?
というわけで……まずは15位からスタートです!」
15位から11位まで
第15位
余命10年
映像表現の試みが面白かった作品!
第14位
クレッシェンド 音楽の架け橋
2022年の現代だからこそ考えたい、大切な問題が提起された作品
第13位
THE BATMAN ザ・バットマン
重々しく正義について語った映画じゃな
第12位
ギレルモ・デル・トロのピノッキオ
アニメーションや語り口とても素晴らしい作品!
第11位
映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021
1年越しに公開された意義の大きな作品じゃな
ここまでを振り返って
11位までの発表じゃ
今年は実写映画が3本入ったね
カエル「毎年同じことを言っていますが、うちはアニメ映画がとても強いです。
なのでこの順位でも、実写映画では最上級の評価だと思ってください」
亀「先に言ってしまうと、今年は飛び抜けた作品が少なくてランキングを考えるのも、とても難しかった。
その上でこれらの作品が上位じゃが……やはり2022年の世相を反映した作品を多く入れた、というところかの」
カエル「『ドラえもん』と『クレッシェンド』は、まさに戦争があったからこそ、大きな力を発揮した作品だよね……2022年にこれを観ると、改めて愕然とするというか、今年にあった作品というか。
それでいうと『バットマン』も、正義の意味を考える1年にふさわしい作品かもしれないね」
亀「基本的には、上半期、特に1月〜3月までの作品はより重視したかの。どうしても公開時期が遠くなると、不利になる面もあるからの。
それから『ピノッキオ』などがそうであるが、好きよりも上手い、あるいは完成度が高い、今の時代に意味がある、などを優先した。
寂しいことを言えば、それだけ飛び抜けて好きな作品が少なかったということでもあるかの。
それでは、10位から3位までを発表していこう」
10位から3位まで
第10位
ハケンアニメ!
2022年の”10位枠”は『ハケンアニメ!』に決定です!
カエル「うちでは10位枠というものがあり、ベスト10に入れておきたい作品! という尺度で考えており、毎年何をギリギリでランクインさせるか考えていますが、今年はすんなりと本作に決定しました。
原作の辻村深月が好きなのと、アニメ描写が良かったですね。
原作の力に頼り切な印象もありましたが、それだけ面白い作品を作り上げたという意味でも褒めるべき作品だと思いますので、ここでランクインです!」
第9位
夏へのトンネル、さよならの出口
非常に力の入った映像表現が見どころ!
主「実は自分でも意外な上位なんですが……作品一覧を眺めて行った際に、やっぱりこの作品の映像表現、それから原作からの改変度などを含めた際に、欠かすことができないのでは? という思いがよぎりました。
田口監督の今後の活躍にも注目したいという意味合いも込めて、この評価を送ります」
第8位
四畳半タイムマシーンブルース
やっぱりこの面々は面白いの
亀「アニメの原作としても、とてもいい作品を生み出している森見登美彦の小説を、四畳半シリーズでお馴染みの面々が映画化した作品じゃ。
先行する舞台に関しては全くしらんで見に行ったが、違和感がなくて驚いた記憶があるの。
安定して面白く、老若男女にウケそうな物語なども含めて高評価じゃ。誰もが楽しめる娯楽作品じゃぞ」
第7位
劇場版ツルネ はじまりの一射
京アニの総集編映画がここでランクイン!
主「こちらは総集編映画ですが、正直に言えばテレビシリーズはそこまで高評価ではありませんでした。
しかし再構成がとてもうまかったのと、新しく入れられたオリジナルシーンの見どころが豊富で、しかも総集編でありながらも語りたいことがはっきりとしたアニメ映像表現と物語構成に、とても痺れた1作です。
京アニ流の総集編映画のあり方を感じさせていただいた作品でした」
第6位(仮)
雄獅少年 少年とそらに舞う獅子
今作は正直、入れるか迷いました
カエル「一応、作品の正式上映は2023年に決定したと、つい数日前に発表がありましたので、何日も連続上映していたとはいえ、入れるかは悩みました。
ただ、こちらはとても好きな作品でしたし『羅小黒戦記』の例もありましたので、今年ノミネートとさせてください。
何よりも熱い物語であり、ラストは手に汗握ること間違いない、第二のシャオヘイ……というにはテイストが異なりすぎますが、中国アニメのレベルの高さを知るにはまさにうってつけの作品ではないでしょうか」
第5位
ミューン 月の守護者の伝説
こちらも迷いましたが、やはり今年紹介したい作品でした!
主「実はこちらも制作自体は2013年であり、多くの映画祭で発表されていました。
2022年に正式公開という形ではありますが、果たして2022年の作品か? と問われると、いろいろな意見があるでしょうが、私自身が今年初鑑賞だったこともあり、選出させていただきました。
想像力のある絵本のような世界観もあり、非常に優しい気持ちで劇場を後にすることができました。
特にお子さんに見てほしい、とても素晴らしい作品ですね」
第4位
かがみの孤城
年末に現れた衝撃的な作品でした!
カエル「はっきりと言ってしまえば、2022年の映画の中で、最も心揺さぶられ、涙が溢れ出ることが止められない作品でした。
試写会で見たのですが、静かな室内で嗚咽が漏れてしまうのでは、という思いが多くしたことも思い出深いです。
正直いえば鑑賞直後は『年間ベスト!』とも思ったのですが……アニメーション描写への一部疑問と、やはり『ハケンアニメ』と同じく、辻村ファンだからこその原作の良さへの評価ではないか? という思いが捨てきれないので、この順位となりました。
でも素晴らしい作品なので、ぜひ劇評で鑑賞したほしいです!」
ここまでを振り返って
では、ここで一息いれるとしようか
例年以上にアニメ祭りじゃな
カエル「あ、先に言っておきますが、残りの3作品もアニメです。
毎年そうですが、今年は特にアニメばかり鑑賞しているので、かなり偏っています。なので実写映画で最上位は『ハケンアニメ!』になりました。
とは言っても、この作品も10位だから、日によっては他作品と入れ替わる可能性もあるんですが」
亀「もはや毎年のことではあるがの。
ちなみに言っておくと『かがみの孤城』からは上……つまり1〜4位に関してはAクラス評価なので、この4作内で順位が変わっても、これより下に下がることはない、という評価ではある。
なので4位と5位の間には、実は大きな壁があるんじゃな……と言っても、2、3年後にはなくなるような壁であるがの」
いよいよ最上位の発表です!
主「いったい何が並ぶのか、ワクワクするでしょ?
ちなみに1〜3位は非常に迷いました!
なんなら今でも迷っていますが、今の気分ではこの評価になります!
果たして何の作品でしょうか、ワクワクしますね」
カエル「TOP3の発表です!」
TOP3の発表!
第3位
グッバイ、ドン・グリーズ!
昨年に鑑賞も、今思い返しても満足感が高い作品!
主「実は昨年の東京国際映画祭で鑑賞していたので、約1年以上期間が空いていますが、やはり3位クラスの作品だったと感じています。
想像以上に評価が荒れることがある作品ですが、ハマる人がハマれば年間ベスト級の感動を与えてくれる作品です!
3人の等身大の冒険の旅を、ぜひとも味わってください!」
第2位
映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう
年丸に訪れた衝撃の作品!
亀「2022年は音楽アニメが大流行の年じゃった。
それこそ『SING2』『犬王』『ワンピースRED』などの作品もあったが……まさかの年末にその全てを超える大傑作が登場するとは!
映像・作画も含めてとても上手く、本当にリッチな作品とは何かを示すとともに、物語性も圧倒的に優れながらも、ゾロリらしさを忘れておらん。そしてオールスタームービーらしさもだし、最後は歌をしっかり聴かせるという、バランスに富んだ見事な傑作じゃった。
まさかと思われそうじゃが、ぜひこの傑作を劇場で体験してほしいの」
第1位
劇場版 からかい上手の高木さん
上半期に引き続いて1位です!
カエル「そして、年間ランキング1位には『劇場版 からかい上手の高木さん』を選出しました!
上半期からベストを駆け抜けた作品です!」
亀「よくこの作品を『キャラ映画』『ファン向け映画』と称する人もおる。そしてそれは間違っておらんが……少なくともわしは、そこまで高木さんにハマっておらんかった。
それでも今作はベストと叫びたいほどに、とてもうまい作品であった」
主「全てにおいて”うまい!”と言いたい作品だったね!
2人の初恋というテーマを扱いつつ、思春期の終わりゆく恋心を叙情たっぷりに語り切った。そして物語・演出・映像、全てでそれらを表現して、過不足なく満足感が高い作品だったのが印象的でした。
ボクは最も感じ入った作品だったので、1位の評価を受け取ってほしいと思います!」
総評
では、最後に総評です
今回の気分ではこのような結果となっておる
カエル「例年以上にアニメが多かったですが、これは実写映画を見に行けてない……そもそも11月、12月の合計で5作品くらい? しか観れてないので、仕方ない面もありますが、ちょっと偏りすぎたねぇ」
亀「来年はもう少し実写を見なければいけない気がしてくるの……と、まあこれも毎年言っているんじゃがな。
しかし、今からもアニメ映画が大豊作の予感を示しており、また数も多いためになかなか足を運ぶことができないかもしれんが……来年こそは頑張るとするかの」
主「2023年はどのようなランキングになるのか、楽しみです!」