今回は『余命十年』のネタバレ込みの感想&考察記事になります!
藤井道人監督ファンの意見になるぞ!
カエルくん(以下カエル)
「今作に関しては原作小説も読み終えたので、その引用・比較をしながら語っていこうと思います!」
亀爺(以下亀)
「ネタバレは避けたい、という方は以下の記事を読んでほしいの。
こちらはネタバレなしの紹介記事となっておる」
カエル「それでは、早速ですが記事のスタートです!」
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作品紹介
実際に余命宣告を受けた原作者、坂流加の同名恋愛小説を小松菜奈と坂口健太郎の2人を主演に迎えて映画化した作品。監督には『新聞記者』で日本アカデミー賞最優秀監督賞などを受賞した、若手映画監督の注目株である藤井道人が担当する。
音楽には人気ロックバンドRADWIMPSが書き下ろしており、主題歌も含めて2人の恋愛を柔らかく盛り上げていく。
あらすじ
数万人に1人という病を患い、余命宣告を受けた20歳の高林茉莉(小松菜奈)は、ある日訪れた中学校の同窓会で、同級生だった和人(坂口健太郎)と出会う。最初は惹かれることがなかったが、様々な事情により交流を重ねていくうちに2人は想い合う仲に。しかし病は確実に進行しており、2人の関係性にも影響を与えていく……
原作との違いについて
それでは、まずは原作との違いについて語っていきましょうか
かなり原作との違いがある作品となっておるの
カエル「とても簡単にいうと、主に以下の点が変わっています」
色々な細かい部分が変更されており、人によっては別物と感じられるかもしれんな
カエル「小説を読んだときに驚いたけれど、かなり大胆に変更を加えているんだね……」
亀「まあ、そこはいらない設定や話ということもあるのじゃろうがな。
あとは茶道の家元などは、本筋に絡んでこない上に実際に調べて描くのが難しい特殊な分野である。そういう部分はオミットしていく方が、映画として作りやすいというのもあるじゃろう。
ここで一度考えてみたいのが、本作の1番の長所・ストロングポイントはどこなのか? ということじゃな」
今作では、この”作者が余命10年の宣告を受け、すでに亡くなっている”ということも感動ポイントとして大事なわけじゃな
カエル「他のあまたある難病もの、悲恋作品と比較しても、そこがあるからこそ、今作はヒットしたという見方もできるよね。
最大の差別化ではあるし、ここをミスしてはいけないと……」
亀「うむ。
言葉は悪いが余命ものという作品は一昔前に量産されすぎてしまい、すでに目新しいものが少なくなってしまった。それでも、今作が目新しいものになる、他作品と差別化できているのは『作者が本当に余命10年だった』ということじゃろう。
これは強烈なストロングポイントじゃな。
観客・原作読者のどちらも、本作はフィクションでありながらも、ノンフィクションのような感覚を得ることになるじゃろう。
だからこそ、その生涯に対して思いを馳せることになる」
原作小説の評価
じゃあ、うちとしては原作小説の評価とはどういうものなの?
……厳しい言い方をすれば、自費出版だな、といったところじゃな
カエル「今作は元々自費出版として書籍が発売し、2017年に文庫化してブレイクした、という経歴があります。
この時のカバーイラストが、今ではアニメ映画監督にも挑戦しており、『君の膵臓をたべたい』などのイラストも担当している、人気イラストレイターのloundrawが手がけたこともヒットの要因と言えるでしょう。
一時期、書店でたくさん見かけていたもんね」
今作に関しては、新人のデビュー作を楽しむ感覚を教えてくれる作品でもあるな
亀「わしらが普段読む小説というのは、すでにプロとしての実績も積み、文体なども確立した作家の作品を読むことも多い。つまり、小説として完成されている作品ばかりを読んでいることになる。
一方で、本作のような自費出版の世界というのは、海のものともの山ののものと知れぬようなものを読む。中には文章として成り立っていないものもあるじゃろう。
今作に関しても……新人文学賞を通るのは難しく、しかも作者が余命10年という宣告を受けていると知らなければ、あまり引っかかりが少ない作品に感じられた」
カエル「あんまり小説としては……という印象なんだ」
亀「わしにはコスプレ描写などは、作者が好きなのは伝わってきたが、フィクションの物語としてはあまり効果的であるとは思えなかったしの。
ただし、追記されたという後半の病気の描写などは圧巻である。ここは文章もガラリと変わっており、読み応えがあるものとなっている。
この文章表現の変化た成長というものが楽しむことができる作品とも言える。こういったものは、プロの作品では完成している分、なかなか味わうことができない」
映画でいうところの新人俳優の演技をみて、最初は『拙い演技だなぁ』と思ったけれど、後半になるにつれて良くなっていって、役者になるのを楽しむ、ということかな
そういった成長の過程などを楽しむことができる作品になっているぞ
重要なポイントをきっちりと捉えた映画
そんな原作を迎えた映像作品としては、どうだったの?
きっちりと重要なポイントを抑えていると感じたかの
カエル「今作で重要なポイントは、おそらくこのようになるのではないでしょうか」
つまり、一般的な難病ものや余命ものにありがちな『死んでしまってかわいそう!』とは、一線を画す作品となっているわけじゃな
カエル「ふむふむ……」
亀「この小説でも恋愛に主軸を置きつつも、同時に病に苦しむ者が何を考えて、どのように生きたのかを感じることができるように描写されておる。この視点がとても大事なわけじゃな。
2人の恋愛関係も重要であるが、家族に対する視線、そしてなぜこの作品を作者の小坂流加さんが遺したのか、という点の方が、より重要であるわけじゃな。
つまりまとめると以下のようになる」
これも1つの映像化の形なんじゃな
カエル「映像化というと、物語の流れや設定を一切変えるな! という言葉もあるだろうけれど、今作に関してはそこをいっぱい変えたとしても、それでも『余命10年』という作品通りになっているんだ」
亀「うむ。
つまり、本作を通して何を描きたかったのかを藤井道人監督などがしっかりと汲み取っている、というわけじゃな。
だから物語は変えられていても、その根幹となる部分は変更されていない。
それでいながら藤井節も感じられるという、映像化における理想的な形の1つと言えるのかも知れんな」
藤井作品としての『余命10年』
過去作から感じられる、藤井作品に共通する思い
それでは、各シーンの分析を行なっていこうと思います!
まず重要なのは、今作が藤井道人監督作品であるということじゃな
カエル「今作を観て、連想したのが藤井監督の過去作である『青の帰り道』なんだよね」
少しマイナーなタイトルではあるが、今作を語る際にはとても重要な作品じゃな
カエル「簡単に説明すると、群馬県前橋市と東京を舞台に、人生が交差する7人の姿を描いた青春群像劇です。学生時代の思い出を持つ7人の男女と、その成長した後のそれぞれの生活の様子を描いた作品です」
亀「『青の帰り道』と『余命10年』に繋がりがあるとすれば、それは時間じゃな。
つまり若い頃から3年、あるいは10年という時間を描くことによって、その人物たちの思いやどのような気持ちで生きてきたのかを描くことができるわけじゃな。
藤井監督の1つの特徴として……そしてうちが藤井監督作品に注目する理由のでもあるのじゃが、”人々の生活を肯定的に描くことができる”ということがある」
簡単に言えば、わかりやすい悪党を作ったり、あるいはダメな人を叩くような視点というものは、決して行わないということだよね
例え一時期は失敗してしまう人であっても、その人物の思いを汲み取り、その人生を肯定的に描いてくれる監督でもあるの
カエル「例えば、過去の作品においてもこのようなことが言えると思います」
○暴力団に入る人の思いを描く→『ヤクザと家族 The Family』
シリアスめな作品の方が、その傾向は顕著なのかな
この視線は今作でも健在じゃ
亀「ただ『亡くなってしまって可哀想』ではなく、その死に向かう中での生活、そしてそれを支える周囲の人々の想いも汲み上げる。それが藤井節なわけじゃな。
この視点があるからこそ、他の難病ものとは少し違っているとも受け取れる」
映像的な試みがたくさん
それで、今作は映像的な試みがとても多くあったね
カエル「先にも述べたように、今作の物語の流れはありつつも、原作から多くの要素をガラリと変えています。
『いま、会いに行きます』などを手がけたベテラン脚本家の岡田惠和と、渡邉真子が脚本でクレジットされていますが、今回は藤井監督は脚本にはクレジットされていません」
亀「わしの感想としては、今作に関しては物語は弱さを感じる部分もあった。というのも、元々の原作がそこまで物語としての強度が高いわけではなく、さらに改変されているから、それもまた当然なのかもしれん。
また、今作の序盤であるが自殺に関するシーンなどもあり、その辺りは確かにこの手の……言っては悪いかもしれんが、感動ポルノ的な作品に対してよく使われる安易な手法も見受けられた。
もちろん、それが全て悪いわけではないがの」
そのあたりでいえば、2人が出会って仲を深めていくきっかけとして印象深く機能しているよね
効果的な一面も見えたものの、物語としては弱さもある。しかし、それをカバーしたのが映像面の魅力じゃな
カエル「今回も藤井監督作品には欠かせない今村カメラマンが撮影を担当していますが、その味わいがとてもよく出ています!
陰影の付け方だったり、背景となる桜などの様々なアイテムの美しさが際立っていたね!」
亀「今作に関しては間違いなく映像面の勝利であり、その意味では”映画”として、映像を楽しむ作品として揺るぎない力を発揮している」
こういったシーンを見るだけで、光や陰影の付け方などが、とても印象深くなるの
各シーンから感じられる映像表現の工夫・分析
① 冒頭の演出から見える共感性の高め方、一体感
その映像演出、撮影技術のうまさが出たのが、冒頭のビデオカメラでの撮影シーンなんじゃないかな?
ここで共感性を増したという観客も多いのではないかの
カエル「作中ではヒロインの茉莉がビデオカメラを回すシーンが多くあります。これも映画オリジナルの設定ですが、ここがすごく大きな感動を呼ぶシーンの1つになっています!」
亀「冒頭、明らかにこのビデオカメラで撮ったと思われる映像が1分くらいにわたって流れておる。内容は普通のホームビデオと言ったところで、そこは映画の映像としては違和感があるかもしれん。
しかし、このシーンを入れたことによって、ヒロインの茉莉の視点を観客が共有することができる。
つまり、この後に起こる様々なドラマも、茉莉の気持ちに共有して鑑賞することになるわけじゃな。
この辺りはむしろ、ホームドラマ的な映像だからこそ、より共感性が高められたのかもしれん。
とてもうまい演出と言えるじゃろうな」
何気ない、ホームドラマのような日常的な映像が共感性を呼ぶ、とても重要な演出に
② 編集の面白さ
今作はなんといっても、編集が面白いよね!
この辺りは藤井作品らしくもあるの
カエル「近年公開された作品だと、Netflix版の『新聞記者』でも、いろいろなものを重ね合わせる演出によって、色々なことを感じさせる演出が施されていました!」
カエル「祭りのシーンでは和人とデートをしているけれど、でも手を触れてくれないんだよね。
- 2人の関係性がそこまで至っていない(和人が奥手気味)
- 茉莉が死の未来を意識して恋愛に臆病になっている
この2点を感じさせる、うまい映像演出だったね」
亀「同時に、終盤のポイントで繋がれた手が印象に残る。
そこで手を繋ぎ合わせることにより、この中盤で合わさらなかった手が繋がられるという、映像的な伏線と回収が果たされる。そしてそれが大きな快感となり、涙を誘うようにできているわけじゃな。
こういった部分も含めて、様々な編集技巧が凝っており、そしてそれが効果的に面白くてわかりやすい結果をもたらしておるので、ぜひ注目してほしいポイントじゃな」
カエル「ラスト付近の茉莉の”あったかもしれない可能性”の開示シーンなども、ここまでの編集が生きています!」
物語面での上手さ
① 2人の対比関係
次に、物語面からの面白かった部分を語ってみましょう!
冒頭から続く、茉莉と和人の2人の対比関係じゃの
カエル「ここは映画オリジナルも多く含んでいるのですが……ただ単に『同窓会で会ったから』という理由だけにしない、2人が惹かれていく関係がいいよね。
真逆の立場とはいえ、死を見つめていた2人だからこその物語でもあるわけで、そこから始まるというのが、面白かったなぁ」
亀「死を決定づけられている茉莉と、人生に希望がもてない和人の対比じゃな。
茉莉のような境遇の人は少ないかもしれんが、和人のような思いを抱く人はたくさんいるじゃろう。何せ、10代〜30代の死因の1位は自殺という統計データもあるからの。
健康であっても、心が病んでしまうことは現代では日常茶飯事じゃ。
そしてそれは甘えなどではなく、環境などのによって誰にでも起こりうることであろう。
だからこそ、死というものを考えるきっかけになるのではないか」
カエル「また、和人が病院にいた茉莉をみた後の勘違いとかもクスリとして面白かったのと同時に、そりゃそう考えるよなぁ……と思うよね。
この辺りのすれ違いなども含めて、ドラマの作り方が良かったのではないでしょうか」
② 観客にハッとさせる描写やセリフの数々
次に挙げるのは、観客にハッとさせる描写やセリフがとても多かったね!
今作がただの難病ものにはしないという意志を感じたの
カエル「例えば、中盤あたりであったこのセリフです!」
病気になる者だけが可哀想ではない、ということじゃな
カエル「こういう作品の場合、僕たちはどうしても”病気=かわいそう”という感覚に陥ってしまいがちだけれど、実はそうじゃないだと。
それを支える家族もとても大変な思いをしているのは、介護などを見れば当たり前なんだよね。
じゃあ、どっちがかわいそうなんだろうか……そもそもそれは『可哀想』なんて言葉で同情していいものだろうか?」
亀「考えれば考えるほど、難しい題材じゃな。
難病になってしまってかわいそう! という意識のところで、ガン!と強く殴りにくる言葉じゃ。それと同時に、今作が2人の恋愛だけでなく、それを支える家族や友人たちのドラマも丁寧に取り上げていることも、また魅力と言えるじゃろう」
次に印象に残った展開がこちらです!
ここは原作にもあった描写じゃな
カエル「ここはまさに藤井作品! という感じだったね。
この時に、紹介しようとして友人たちは決して悪い人じゃない。
むしろその逆で、100%の善意で、客観的にみてピッタリだと思ったから紹介しようとしている。
でも、自分がそういう目で見られていることを痛切に感じてしまった茉莉は、とてもショックを受けて自暴自棄な行動に走ってしまいます」
亀「この描写も胸にくるものがあったの。
もしかしたら、わしも気が付かずにやってしまっているかもしれない。100%他者のために、善意で行動したことが、その大切な他者を傷つけてしまうかもしれない。そういうこともあるわけじゃな。
病気というフィルターを挟んでしまうからこそ『この人は自分達とは違う』という思いを、どこかに抱いてしまう。もちろん、それは差別などではなく、の。
こういった描写の1つ1つが、しっかりと胸にくるようにできており、人の単純な善悪を描かない藤井作品らしさに溢れておったのではないかの」
今作で最も印象に残ったテーマ
人はなぜ遺すのか?
今作で最も印象に残ったテーマは『人はなぜ思いを遺すのか?』という点です
カエル「先にも語ったように、今作のポイントはここだと思います」
なぜ、小坂流加さんは、この小説を遺したのじゃろうか?
カエル「原作では漫画だったけれど、映画ではわざわざ小説に変えられているんだよね。
だからこそ、この『余命10年』というフィクションの物語は、高林茉莉というヒロインと小坂流加さんを重ね合わせるような構成にもなっているんだよね。
もちろん、ここはボクたちにはわからないことだけれど、なぜ小坂さんはこの小説を書いたんだろう?」
……単純に、書かなければいけないと思ったからではないかの
カエル「……書かなければいけないと思ったから」
亀「思い出を残す、ということもあるじゃろう。
そして時には、その思い出を消していきたい時もあるじゃろう。
人は何かを遺す。それが文章の人もいるし、写真、絵画、映像、漫画、もしくは……口述ということもある。
しかし、そういう余命宣告された状況でも……いや、そういう状況だからこそ、伝えたい思いがある。
だからこそ、人は言葉を、思いを遺すのじゃろう。
余命10年の原作に、このような言葉がある」
自分の病気の人生の肯定、じゃな
亀「この思いを遺したいと、そう思ったからこそ、小説という媒体で思いを残したのじゃろう。
そしてこの思いは、多くの人生を肯定的に描く、藤井監督の作家性と見事に合致したように感じられるわけじゃな」
情熱大陸での藤井監督の発言
そういえば、情熱大陸で藤井監督が特集された際に、このような発言をしていたね
これはもしかしたら、偽りのない本音なのかもしれんの
カエル「情熱大陸内ではナレーションで謙遜した、と語っていたけれど……確かにまだ30代半ばの売れっ子監督が語るには、本気にしづらい話だけれど、でももしかしたら本気の発言なのかも……」
亀「それだけ厳しい業界であるし、いつまでも撮り続けられるわけではないからの。
オファーがなくなれば、それでおしまい……そんな世界でもあるかもしれん。
実は余命10年というほど明確な宣告は受けておらんが、監督人生が長くないかもしれないという思いはずっと抱いているのかもしれない。
まあ、その気持ちは全くの部外者のわしも、わからないでもないかの……。
だからこそ、小坂さんが文章で、小説で思いを残したように、藤井監督は映像でこの作品を残した。
自分が生きた証を制作した。
そう考えるのは、少しメルヘンチックすぎるのかもしれんが、わしにはそのような思いがよぎるの」
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