それでは! 2021年の上半期映画ランキング発表です!
今年は実写洋画の大作が少ないこともあり、例年以上にアニメ映画が中心となったの
上半期で鑑賞した55作品の頂点には立つのはどの作品かな?
カエル「それでは早速ですが長くなりますので記事のスタートです!」
ルール説明
それではまずはルール説明からスタートです!
- 2020年11月1日から2021年6月27日の期間に公開された作品が対象
- 昨年度のランキングでノミネートした作品は全て除外
- Netflixなど配信限定公開も含む(ただし劇場公開されていないのでちょっと不利)
- 映画祭などの作品(一般公開されていない作品)は除外
- リバイバルは除外。ただし国内初上映はいつの時代のものでも対象
ふむ……少しややこしいルールじゃの
亀「ちなみに、鑑賞した作品は以下のフィルマークスにまとめているので、そちらを参考にして欲しい。2020年からしっかりとつけ始めているのでの。少し旧作もあるが、そこまで数はないぞ」
カエル「なお、今回はベスト10で選出しましたが、順位はその時の気分です。
明日になったら順位が大きく変わるかもしれませんが……それはその時の気分です。
2021年はご存知のように、コロナ騒動による公開延期等も相次いでいるほか、ランキング入り対象作品を精一杯増やしましたが、どうしてもこれ以上は増やせずベスト10にしています」
個人的には傑作・良作ばかりとオススメしたい映画ばかりです。
主「あと、いつものことながらこのブログは基本的にアニメを中心に論じていますが、洋画、邦画、ドキュメンタリー、Netflixなども含め、公開規模を問わないランキングなりますので、ちょっと独特です。
特に2021年は、アニメ映画が多くて他の映画好きとは大きく異なるかも……
というわけで……まずは10位からスタートです!」
10位から4位
第10位
るろうに剣心 最終章 The Final
漫画原作アクション映画の最高峰の1つがここに!
カエル「色々と意見が割れがちな漫画原作映画ですが、本作はとてもよくできていたと思います。
特に今作の場合は”漫画版のるろ剣の実写化”という点に注目しており、それであれば満足できる部分も多いかと。
1本の映画としては不細工な部分もあるという指摘もわかりますが、るろ剣好きとしてはだいぶ満足できたので、この順位とさせていただきました」
第9位
トゥルーノース
北朝鮮の実態を訴えたアニメーション作品です
カエル「北朝鮮の強制収容所の実態を告発すると同時に、高いエンタメ性を兼ね備えた作品です。
アニメーション作品ではありますが、むしろ実写映画ファン、特に韓国映画ファンの方の方がより深く刺さるのではないでしょうか」
亀「近年のアニメーションドキュメンタリーの流れにも沿っておるし、諸外国でも評価されるのではないじゃろうか。また、日本人が関心がある北朝鮮の問題を扱っておるのも、ポイントじゃろうな
わしとしてはエンタメ性が高すぎること、そしてアニメーション表現の弱さ、意義の弱さなどを感じてしまうが、そのようなポイントを気にしない人であればもっと高順位になるのかもしれんな」
第8位
シン・エヴァンゲリオン劇場版
2021年の顔の1つであることは間違いない!
カエル「なんといっても今年はシンエヴァイヤー!
興行収入も100億円を目指してじっくりと伸びて行っていますし、ファンの人気も高いことが伺えます」
亀「今作は構図などをはじめとした様々な挑戦が話題を呼んでいる。
映像的なリッチさも多く、これからのアニメ表現の参考にされるであろうし、1つの到達点であることは疑いようもない。
まずはエヴァという25年にわたる大作を終わらせてくれただけでも、大きな感謝じゃな」
第7位
プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章
スパイ×女子高生×蒸気機関! テレビシリーズの続きが楽しめる作品に!
カエル「第7位にはテレビアニメでも人気を博したプリンセス・プリンシパルの最終章の1章目がランクイン!
こちらもOVAに近い形にはなりますが、テレビシリーズ1話を思わせる物語構成などが特に気に入りました!」
亀「映画館にも何度か足を運んだの。
見た目は女子高生ばかりの作品ということでロリものかと思いきや、中身はきっちりとしたスパイアクションであり、そちらでも見どころが豊富。
キャラクターデザインに騙されてはいけない作品じゃな」
第6位
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
待望の宇宙世紀ガンダムの新章がここに開幕!
カエル「ガンダムファンが長年求めてきた『閃光のハサウェイ』がいよいよ映像化!
興行収入や同時発売のBDも非常に売れており、人気の高さとクオリティの高さで感銘を受けた方も多かったと推察できます!」
亀「1章はモビルスーツ戦闘は少なめではあったものの、人間描写や社会・戦争を論じる場面が多くて面白かった。これぞガンダムとわしは感じたものじゃ。
バリバリに際立っている映像なども良かったし、今後の2章・3章もしっかりと楽しみたいものであるの」
第5位
ヤクザと家族 The Family
2021年では数少ない『映画を観た』と感じさせらた実写作品じゃな
亀「わしが藤井道人監督を推しているという贔屓目も当然あるじゃろうが……今年観ていた中で、実写映画で”映画を観た”と思わせられた作品は、実はあまりなかった。何が映画的なのか……という問題もあるが、の。
その中でも特に満足度が高いのが本作であり、ヤクザという擬似家族を元に衰退していていく家族の姿と、日本の社会が合わさっていくような感覚であった。
現在Netflixでも公開されているので、是非とも観てほしい作品じゃな」
第4位
映画しまじろう しまじろうと そらとぶふね
これほどレベルが高いのか……と恐れ入った作品だな
主「実はしまじろうシリーズの劇場版は初鑑賞だったのだけれど、これほどレベルが高いのか……と驚かされた。中国が中心となった映像面では、 CG表現はすでに日本のはるか上へと行っているように感じられた。
また多様化する子供達や家族像にも配慮しつつ、空を飛ぶ快感などもあった。
単純にワクワクしたし、全員に見せ場があるなども含めてとても満足した子供向け作品だった印象なので、この高順位にしました」
TOP3の発表!
第3位
ミッチェル家とマシンの反乱
アメリカのアニメーションとして、2021年を代表する作品になるのでは!
カエル「こちらはNetflixで配信された作品ですが、2022年のアメリカアカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされるのではないでしょうか?
質感がレトロなドールアニメーションのようであったり、あるいはCGの硬質的な質感を使ったりするなど、新しいものと古いものをうまく融合させています。
またそれがアナログなお父さんと、デジタルな娘のお話に結びつくなどの物語にもうまく合致しており、とても上手い作品となっています。
改めてフィル・ロード&クリストファー・ミラーのコンビの作品は見ないといけないと確認しました!」
第2位
ARIA The CREPUSCOLO
癒し系アニメの代表格は今も変わらない魅力を与えてくれる
主「ファン補正は強いですが、傑作だと思います。
ちょっとメンタルがきつい頃に観たのですが、この作品が柔らかく包み込んで癒してくれるような感覚になり、明日への活力が生まれたのも実感しました。
『あの頃も今もどちらも良い』という作品のテーマを体現するように、声優陣や制作スタッフが変わっていても変わらない魅力を出し続ける作品です。
コロナでどこにもいけない今の時代、ネオ・ヴェネチアにあなたも旅行に行きませんか?」
第1位
映画大好きポンポさん
ポンポさんがきったぞー!
亀「2020年上半期ベストじゃな。
映画プロデューサーのポンポさんと、映画監督のジーンくんの映画制作を描いた作品じゃな。
圧巻じゃったの。映画以外に持ち合わせないジーンくんの思いを現実の平尾監督が受け継いだかのような、そんな映画じゃった。
作画も良かったが特に演出・編集部分が特に優れており、映画館でぜひとも見てほしい作品になっておる。音楽もOSTを手に入れてからは、ずっと聞いているほどにどの曲も名曲揃いじゃな。
ぜひぜひ、多くの人に見てほしい傑作じゃ!」
総評
では、最後に総評です
……今年は偏りすぎておるの
カエル「……何がびっくりてさ、TOP10にハリウッドで制作された実写映画は0作なんだよね……しかもノミネート段階で14作品を選定したけれど、その中でも1作もなかったというね。
ちなみに、次点は『あの夏のルカ』になっています」
亀「今年は偏ったの。
今年はコロナ禍もあり洋画が少ないとは言われておるが、それでもアカデミー賞作品などもあるにはあったんじゃがなぁ。そもそも観ているのが5本ほどしかないから、そんな中では、こんな評価になってしまうのは仕方ないのかもしれん。
この辺りが、多くの映画ファンとは違うところじゃが、もはや誰が参考にするのかもわからんお」
カエル「ちょっとネット番組の『おれなら』を降りていこう、洋画を見る理由がなくなったこともあって、より偏ったよね。それだけ、アニメ映画が多く公開されたということもあったろうし、質量ともに豊富だったと言えるのかもしれないけれど。
それにブログもだいぶ休止しちゃったから、こちらももっと頑張っていかないとね」
亀「しかし、全体の総評としては、若干不作気味ではあったの。
ポンポさんがなければランキングが組めないと苦悩するところであった。その意味では……ポンポさん以外は、下半期でどれだけランクを落とすかわからん、ともいっておくかの。
しかしそれでも良い作品ではある。
ぜひぜひ鑑賞してほしいの」