物語る亀

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物語愛好者の雑文

2021年の新作映画ランキングTOP20の発表! 層の厚い1年となりました

 

それでは! 2021年の年間新作ランキング発表です!

 

 

 

今年も多くの作品が世の中に出てきたの

  

年間で鑑賞した116作品の頂点には立つのはどの作品かな?

 

 

カエル「それでは早速ですが長くなりますので記事のスタートです!」

 

 

 

 


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ルール説明

 

 

それではまずはルール説明からスタートです!

 

  1. 2020年12月1日から2021年12月31日の期間に公開された作品が対象
  2. 昨年度のランキングでノミネートした作品は全て除外
  3. Netflix限定公開・短編なども『Netflix”映画”』など、明らかに映画わかるように称されていれば含む(ただし劇場公開されていないのでちょっと不利)
  4. 映画祭などの作品(一般公開されていない作品)は除外
  5. リバイバルは除外。ただし国内初上映はいつの時代のものでも対象

 

 

ふむ……少しややこしいルールじゃの

 

亀「ものすごく簡単に言えば、2021年に一般公開された作品は全てノミネートじゃ。もちろん、観た作品に限られるがの。

 なお、2020年度のランキングにノミネートしていない(2020年中に鑑賞していない)作品、Netflix作品も年末に公開などもあるため、一部可である

 

 

なお、今回はベスト20で選出しましたが、順位はその時の気分です。明日になったら順位が大きく変わるかもしれませんが……それはその時の気分です

 

個人的には傑作・良作ばかりとオススメしたい映画ばかりです。

 

主「あと、いつものことながらこのブログは基本的にアニメを中心に論じていますが、洋画、邦画、ドキュメンタリー、Netflixなども含め、公開規模を問わないランキングなりますので、ちょっと独特かも?

 というわけで……まずは20位からスタートです!」

 

 

 

20位から11位まで

 

第20位

『アイの歌声を聴かせて』

【映画パンフレット】アイの歌声を聴かせて 監督 吉浦康裕 出演 声の出演:土屋太鳳、福原遥、工藤阿須加、興津和幸、小松未可子、

 

 

話題になったミュージカルアニメ映画の登場!

 

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第19位

『るろうに剣心 最終章 The Final』るろうに剣心 最終章 The Final

 

なかなか見応えのある漫画原作実写映画の完成形のような作品じゃな

 

 

 

第18位

『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』

 

映画クレヨンしんちゃん 謎メキ! 花の天カス学園 (双葉社ジュニア文庫)

 

今年のしんちゃんはミステリーに格差社会の闇をも描く!

 

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第17位

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』

 

【Amazon.co.jp限定】僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールドヒーローズミッション DVD 通常版(台紙付きポストカードセット)

 

バトル描写の迫力満点!

 

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第16位

トゥルーノース

トゥルーノース

 

残酷な北朝鮮の真実とそれを救う希望を描き出す

 

 

第15位

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

閃光のハサウェイ

 

様々な試みが施された見応えたっぷりな第1章!

 

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第14位

プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章

プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章 (特装限定版) [Blu-ray]

 

 

蒸気機関×スパイアクション×女子高生がつまらないわけがない!

 

 

 

第13位

ヤクザと家族 The Famiry

 

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ヤクザ社会の変化と疑似家族について3幕構成で語っておるの

 

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第12位

ARIA The BENEDIZIONE

 

「ARIA The BENEDIZIONE」主題歌シングル『エスペーロ』(ARIA盤)

 

優しい雰囲気に包まれるARIAシリーズの最終章

 

 

第11位 

東京リベンジャーズ

 

東京リベンジャーズ

 

 

守るもののために時代を超えて戦いぬけ!

  

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ここまでを振り返って

 

11位までの発表じゃ

 

毎年のこととはいえ、アニメ映画ばっかりだね……

 

カエル「もともと鑑賞の母数が多いとはいえ、いかに2021年もアニメ映画豊作の1年だったのかが、はっきりとわかるね……

 って、実は去年を全く同じことを言っているんだけれど!

 

亀「全体的には漫画原作の作品が強かったと言えるかもしれん。漫画が関係ない作品では『ヤクザと家族』と……それからアニメーションではあるが、漫画原作もコミカライズもしていないのは『トゥルーノース』だけとなっている。

 一部では『漫画原作の実写映画はつまらない』という意見もあるじゃろうが、るろ剣、東リベなどの成功があるように、漫画の魅力を実写で表現する手法も、少しずつであるが成熟してきているようにも思うの。

 もちろん、この2作が実写化に向いている作品だったというのも、その理由の1つであるがの」

 

カエル「あとはOVA系というか、第○章系の作品も多いよね。

 テレビアニメ、アニメ映画以外の形の発表手段として、クオリティも高くて内容も楽しめるファン向けの公開形態として、今後さらに増えていきそうだね」

 

亀「20位から11位の全体を通してみれば単体の作品の評価というよりも、原作が好きだったりその様式美的な部分が好きだったりということもあるのかも知れんの。

 あとは、うちは20位から15位、11位から15位、などのように大まかなブロック分けをしてから順位を決めておるが、11位の『東京リベンジャーズ』はギリギリまでベスト10入りさせたいと悩んだ作品じゃな。

 それでは、10位から3位までを発表していくかの」

 

 

 

10位から3位まで 

 

第10位

少年の君

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2021年の”10位枠”『少年の君』に決定です!

 

カエル「うちでは10位枠というものがあり、ベスト10に入れておきたい作品! という尺度で考えており、毎年何をギリギリでランクインさせるか考えていますが、今年は少年の君に決定しました。

 中国の社会問題であるいじめ、貧困、格差社会を扱いながらも、最終的には男女2人の絆というか、関係性を扱うという美しさをが素晴らしいです。また、ラストの検閲逃れと思われる文言には、今の中国は素晴らしいよ!と語っていますが、かえってそれが皮肉になるなども面白い部分です。

 それだけ映像美、音楽、物語、演技、メッセージ性、社会性、どれを取っても優れていました。

 欠点らしい欠点も見当たらず、共産党による検閲下でも登場した作品として、高く評価されるべき作品でしょう」 

 

 

 

第9位

シン・エヴァンゲリオン 劇場版

 

シン・エヴァンゲリオン劇場版

 

2021年の主役級の1つ!

 

主「やはりこの作品は外せないでしょうね。

 国民的人気シリーズの最終章ということもあり、多くのファンが詰めかけ論争になった作品です。

 個人的には特に印象に残ったのが、100点を目指してきっちり90点以上を獲得したことでしょうか。作品内容、特に映像面・音楽面に妥協がなく、全てにおいて高得点の連続。

 おそらく10年後、20年後にも語られて、もしかしたらその時代でも最先端の1つとなるかも知れません。

 そういった歴史的な意味合いも含めて、高く評価したい作品です」

 

第8位

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結

 

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結(字幕版)

 

激烈に楽しいアクション洋画じゃな

 

亀「ここにきて初めて実写洋画が入ってきてが、今年のアクション洋画ではずば抜けて面白かったの。

 悪党の物語だからこそ命が使い捨てにされる様子に、ヒーローでは決してできない物語を感じた。また悪趣味ながらも見所の多いアクションと、実は今のハリウッドでは優等生的な作りになっている点も、まるでジェームズ・ガン監督の過去の過ちを償うかのようで、別の意味で面白かったかの。

 興行的には苦しかったようであるが、是非とも続編を期待したい1作であるの」

 

第7位

空白

空白

 

1つの事件に対して遺された者たちの、重く苦しい自問自答の日々

 

主「これは重い映画でした……

 1件の交通事故をきっかけに交差してしまった2人の男の人生と、その変化などを切実に描き抜いていました。特に自分には松坂桃李演じるスーパー店長の行動がとても心に残っています。

 誰もが誰かを救いたいと思うからこそ、話はこんがらがり、外部のチャチャ入れで誰もが苦しんでしまう様を描き抜いた、2021年の素晴らしい傑作だったと思います」

 

 

第6位

ミッチェル家とマシンの反乱

ミッチェル家とマシンの反乱 (吹替版)

 

素晴らしいアニメーション映画がアメリカから上陸!

 

カエル「こちらはNetflixで配信されている、アメリカのアニメーション映画となります。

 映像的にもCGながらも昔ながらの味わいと最新の映像表現が融合したような、リッチな表現が物語に絡みついてとても良くできた作品でした。

 アメリカのアニメーション賞でも高く評価されており、ディズニー・ピクサー以外でも素晴らしい作品が生まれているんだぞ! ということを高らかに宣言するような作品でしたね」

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第5位

竜とそばかすの姫

【初回限定仕様】竜とそばかすの姫 オリジナル・サウンドトラック (通常盤) (三方背スリーブケース入り)

 

細田監督作品の、この夏の主役がここで登場!

 

主「いやー、素晴らしかったですね。

 鑑賞中に『この映画はベスト10入り決定だろうな』と思っていました。今思い返すと、この順位は高いのではないか? という気持ちもどこかにあるものの、過去の細田作品を大きく超えるような挑戦などに対して、やはり細田ファンとして称賛したい気持ちも多いのでしょう。

 物語的には激しい賛否を巻き起こし、議論になりましたが、こちらも映像・音楽の両面から素晴らしい作品だったと思います

 

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第4位

劇場版 きのう何食べた?

【メーカー特典あり】 劇場版「きのう何食べた?」 オリジナル・サウンドトラック〔先着購入者特典:メガジャケット(劇場版ver.)付き〕

 

ドラマ・原作未見ながらも虜になる作品でした!

 

カエル「ちょっと自分でも驚くくらいにささりましたねぇ。

 元々食事描写は大好きなのですが、この作品はご飯を作る、食べる描写が何気ない幸せに満ちていることを教えてくれました。

 また、2人の演技だったり、時々見える演技でありながらも素の反応などもかわいらしかった。

 しかも物語の構成や作り方、伏線の貼り方、映像的な試みなども主張しすぎない程度に工夫が凝らされています。テレビドラマみたいな部分もありますが、総合的にはレベルの高い作品なのではないでしょうか」

  

 

ここまでを振り返って

 

では、ここで一息いれるとしようか

 

ようやく実写洋画(アメリカ映画)が登場したの

 

カエル「ちょっとだけ、他の映画ファンとは違う意外な展開なのかなぁ……

 今年はコロナも落ち着いて、ようやく洋画大作が公開したけれど……あまり観に行けていないというのもあるけれど、そこまでハマらなかったかな」

 

亀「もはや毎年のことではあるがの。

 その中でも自分でも驚きだったのが『きのう何食べた』の躍進じゃな。

 テレビドラマ未見でここまでハマるとは思わなかったの。これはもっと早くに見て、記事を書いておきたかったと切実に思うほどに、見事な作品であった。

 ただ、ここで挙げた作品は癖はありつつも、多くの人が納得してくれるのではないかの。とてもいいランキングになっておるとも、思うぞ」

 

いよいよ最上位の発表です!

 

 

主「いったい何が並ぶのか、ワクワクするでしょ?

 ちなみに2位3位は5位までと同じカテゴリーですが、1位は圧倒的、ダントツの1位です!

 果たして何の作品でしょうか、ワクワクしますね」

 

カエル「TOP3の発表です!

 

 

 

 

 

TOP3の発表!

 

第3位

ベイビーわるきゅーれ

らぐなろっく ~ベイビーわるきゅーれ~ feat. Daichi

 

 

小規模公開ながらも、2021年の隠れた邦画の主役!

 

主「面白かった〜!

 映画好きの中では評判になっていた作品でもあり、小規模公開ながらもファンがたくさん産まれている作品です!

 高校を卒業した女の子の殺し屋たちのグダグダした日常描写と派手なアクションが売りで、やっていることはアニメなんだよね。それを実写にしたら、雰囲気も含めてここまで面白くなるのか! とびっくりしました!

 衝撃度も高く、この順位で選出させていただきました」

 

第2位

ARIA The CREPUSCOLO

ARIA The CREPUSCOLO

 

ネオヴェネチアの優しい世界へと、あなたも旅をしてみませんか?

 

亀「これはファン補正がバリバリにあるが、これだけの高評価をするべき価値のある作品じゃと思う。

 全体評価としては3章にあたる『BENEDIZIONE』が12位じゃったが、わしとしては2章のこちらを強く推したい。それだけ映画館の音響でみた時の衝撃というのも大きかったのでの。

 また『変わってゆく毎日を楽しむ』というARIAの精神を体現したように、アテナ役が佐藤利奈に変更されたが、それも違和感なく新しいARIA像として非常に楽しむことができた。

 変わらない思い出を懐かしむだけでなく、変わっていくARIAの新しい魅力を提示したという意味においても意義深く、またコロナ禍でなかなか旅行ができない中でも劇場で小旅行をさせてもらった気分ということもあり、2位に選出したぞ」

 

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第1位 

映画大好きポンポさん

映画大好きポンポさん 通常版 [Blu-ray]

 

当然、圧巻の1位です!

 

カエル「そして、年間ランキング1位には映画大好きポンポさんを選出しました!

 今作に関しては鑑賞直後から1位であることが決定したと言っても過言ではありません!

 

亀「全てにおいて評価したい作品じゃな。

 キャラクターはもちろんのこと、映画を制作するという行為の楽しみと歪みを内包しつつ、それを才能ある者だけの物語にしなかったところも含めて、非常に高く評価したい」

 

主「物語そのものも”平尾監督のアリア”でもあるんだよね。その高らかに歌い上げられた独唱が、漫画原作でありながらも細かく練り上げられていました。90分に収める工夫なども含めて、好きな部分が多い作品でしたので、当然の1位で表彰したいと思います!」

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総評

 

では、最後に総評です

 

今回の気分ではこのような結果となっておる

 

カエル「結果論としては、アニメ映画が12作品と、過半数を超えるランキング入りとなりました。

 ただ、もしかしたら15作品くらいアニメになるかも……とすら思っていたので、特にベスト10は実写が5本、アニメが5本というのが、個人的にもちょっと驚いています」

 

亀「全体的に言えば……わしは2021年の野球のドラフトと同じような印象を受けた年であったかの。

 飛び抜けた傑作、絶対的な1位候補は少なかった。

 しかし7位や10位で選びたい作品が豊富で、層の厚い年となった。

 その意味では、豊作ということもできるのかもしれんの」

 

カエル「ハリウッド大作や実写邦画もそこまでたくさんはみられていないなかで、この結果だったら、十分豊作だったのかも知れないね」

 

亀「来年はもう少し実写を見なければいけない気がしてくるの。

 しかし、今からもアニメ映画が大豊作の予感を示しており、また数も多いためになかなか足を運ぶことができないかもしれんが……来年こそは頑張るとするかの」

 

主「2022年はどのようなランキングになるのか、楽しみです!

 

 

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