2024年の映画ランキングベスト10の発表です!
今年はどの作品が1位に輝くのじゃろうか
カエルくん(以下カエル)
2024年にFilmarksに記録した新作映画は57作品でした!
亀爺(以下亀)
2024年はあまり映画を観なかった1年かもしれんな
カエル「うちでは昔は毎月観た映画をブログに記録したのですが、現在はFilmarksの方で管理しています。記録漏れもあるかもしれませんが、そこでは新作映画で登録したのは58作品でした。
(なお特別上映、映画祭作品、TVシリーズ先行上映、再編集版などを含めれば70作品前後は劇場鑑賞しているかと思います)」
亀「色々と考えておったのじゃが、正直に言えばこの57作品だけではベスト10のランキングをつけることができなかった。
なので映画祭や特別上映の作品を加えて、なんとかベスト10を組んだという状況じゃ。
一般公開以外の映画も入ってしまって申し訳ないが、これから公開の可能性もあるので、参考にして欲しいの」
それでは、記事のスタートです!
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ルール説明
少しばかりランキングを発表する前に、説明を行います
- 2024年公開の実写・アニメなどジャンル、制作年度、制作国を問わず映画作品が対象
- 映画祭作品・特別上映も2024年は対象
- 再上映、新生版などはダメ(鬼太郎とか)
- TVシリーズの先行上映はダメ、ただし総集編など新たに映画として再構成した作品は対象
- 配信限定作品も対象(2024年はあまり観ていないので関係ないですが…)
少しややこしいかもしれんの
カエル「”劇場で公開されている”だけだと特にアニメはTVシリーズの先行上映、OVAの上映などもあるので、そちらは除外です。
だけれど1本の映画として上映することを目的とした総集編は対象としました。
その区別は難しいので、こちらの独断で判断させていただきます」
例年であれば映画祭作品などは除外しているのじゃが、2024年はベスト10を組むのが難儀したので、映画祭作品も入れておる
亀「あとFilmarksに登録した点数と、このランキングは乖離しておる。
わしらもあくまでも目安として活用はしているが、それが絶対ではないの」
それでは、前置きはこれくらいにしてベストランキングの発表です!
ランキング発表
傘少女 精霊たちの物語
特別上映された中国のアニメーション映画です
カエル「1週間限定で池袋などで上映された、中国のアニメーション映画がランクインです!
中国アニメーションは年々映像レベルが上がっていますが、その最新のレベルが知れる作品になっています」
亀「近年は中国のアニメーション映画が特別上映から反応を見て、一般公開という流れが来ておる。今作も一般公開される可能性は十分にあるのではないかの。
10位に何を選ぶかは相当考えたが、今後の一般上映への期待と宣伝も兼ねて10位に選出したの」
侍タイムスリッパー
2024年の小規模公開発の映画の話題作がここで登場じゃ
カエル「2024年の映画ニュースを選ぶとしたら、今作のサプライズヒットも多くの映画好きが話題に挙げるのではないでしょうか。
うちも鑑賞しましたが、とても面白い作品でした!」
亀「小規模映画として作られた、という前提はあるが、映像の作り込みなども凝っていて、変な話じゃが”小規模映画の大作”と言える作品であった。少し笑いが古かったりもするが、お年を召した方などが喜ぶような作りにもなっておる。
幕末の侍と現代の時代劇を重ね合わせる工夫などもあ理、それも良かったの」
第8位
花嫁はどこへ?
インド社会の女性の事情と伝統的な家族像に迫った作品じゃ
カエル「近年注目度が上がってきているインド映画ですが、うちではこちらがとても気に入った作品でした。
2000年代のインドを舞台に花嫁の入れ替わりという珍事件から、社会状況などを描き出すドラマになっています」
亀「こちらも面白い作品じゃったの。
派手さは少ないものの、コメディ要素もあったりして娯楽として楽しく、そして物語に驚きなどもあった。小規模公開ながらも、ぜひチェックしてほしい1作じゃな」
第7位
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
2024年の1月の映画がランクイン!
カエル「いまだに衰えないSEED人気で、ガンダム映画史上最高興行収入を達成し、サプライズ大ヒットを記録した作品がここで登場です!」
亀「細かいことを言い出したらキリがないのではあるが、それでも同窓会的な面白さもあり、めちゃくちゃながらも”これでいいんだ!”という力技の面白さを感じた。上手くできたというのとは真逆の作りではあるが、楽しませてもらったのでこの順位になるかの」
第6位
ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ
2024年ベストアクション映画としたい1作!
カエル「元々小規模上映され、映画好きの中では大きな話題となりここまで成長した作品がここに登場!
2024年にはテレビ東京系で連続ドラマも放送され、知名度も大きく上げたのではないでしょうか」
亀「主演2人を含めてアクションがとても良く、邦画もついにここまで来たか! と思わせられる作りになっておる。またキャラクター映画の側面もあるが、過度にドラマチックにしすぎることもなく、サラリとした作りも好印象じゃ。
1、2は魅力と欠点が同居しているような作品であったが、今作はそれらの文句もなく上手に綺麗にまとまっており、今後の更なる展開を期待したい作品じゃったな」
第5位
劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師
この冬の最注目作品の1つ!
カエル「子ども向けアニメ映画と思われている忍たまですが、アニメファンの中では熱心な女性ファンを多く獲得している作品という認識が一般的かも。ただ、うちとしては映像クオリティが高いであろうと注目していて、そのハードルを見事に超えてきた作品です!」
亀「時代劇であるが、場所や美術、予算の制限によって時代考証に忠実に作りづらい実写と比較して、アニメであるからこそ時代考証などに忠実に作画をし、そのレベルの高さも多くのアニメファンの中で話題となっている。
物語のまとめ方なども面白く、まさに2024年の冬を代表する作品の1つと言えるじゃろう」
FLY! フライ!
2024年のアメリカアニメーション映画の代表作じゃな
カエル「ここまで魅力あるキャラクターを生み出しているけれど物語的にはイマイチという評価の多かったイルミネーションが、このような作品を生み出すとは! とビックリした作品だよね」
亀「鳥を主人公にすることで移民の話を同時に行いながら、狭い地域で暮らす偏見なども扱う手腕、そしてそれを説教くさいと感じさせない物語展開なども見事。
映像もさすがイルミネーションと感心する出来じゃったし、もっと興行も賞レースも話題になっていいと思える作品じゃったの」
🥉第3位
ケンスケの王国
こちらは映画祭で鑑賞した作品じゃ
カエル「第2回新潟国際映画祭にて鑑賞した作品でしたが、自分は深く感動した作品でした!
家族とヨット旅行していた少年が船から投げ出されてしまい、島に漂流してしまいます。そこで生活していたケンスケという高齢男性との融和と自然との共生を描いた作品で、ケンスケは渡辺謙が演じています」
亀「今作は映画祭側の都合により英語版で上映されたのじゃが、それが見事な試みであった。英語と日本語という言語の壁を乗り越えて融和していく様子を、実体験として楽しむことができたの。
2024年で最も感動した作品といえば、うちはこの作品になるかの」
🥈第2位
劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」
娯楽映画として見事な出来栄えに震える!
カエル「2位には人気コンテンツであるウマ娘の新作映画が登場です!
何がすごいって、映像表現が素晴らしいんだよね!
まさに”映画を観ている!”という気概が感じられて!」
亀「単に大きい画面で映し出すだけでなく、映画としての矜持と意味を持ち合わせる作品であった。史実がありそこから大きく乖離しない物語を構築するのは難易度高かったと思うが、わしはとても気に入っておる。
とても素晴らしい作品であったの」
🥇第1位
ジョーカー フォリ・ア・ドゥ
第1位は洋画大作である『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』を選びました!
カエル「これはとても驚かれるかもしれませんが、賛否がはっきり分かれている本作をうちは1位で選出しました。
感想記事でも書きましたが、すごく色々なことを考えさせられると共に、楽しませてもらった作品です!」
亀「これほど賛否がはっきりと割れているというのが、今作がいかに大きな問いを内包していたのか、と考えることも可能じゃな。
うちはアメコミ映画をそこまで評価してこなかったが、今作は年間ランキングトップに選ばせていただいた。逆をいえば、だからこそアメコミファンを中心に今作を評価しない声が大きかったのかもしれんな」
総評
それでは、総評になります
2024年は数を観ていないけれど、平均的な作品が多かった印象かな
カエル「あ、主だ。
平均的な作品が多かったというと、突出した作品も少なかったけれど、明らかにダメだった作品も少ないってこと?」
主「当たり屋的な作品は回避して鑑賞本数を絞ったということでもあるから、ダメだった作品が少ないと感じるのは、それもあるかもしれな。
点数をつければ60点台というか、平均的なところに行き着く作品が多かった気がする。だからこそ、突出した作品も少なかったけれど、ダメだった作品も少なかった。
1、2、3位はほぼ同着で、今の気分と全体の見栄えを気にしてこの順位になりました。
多分この3作はどの年にランキングをつけても、ベスト10に入るくらいのレベルにあったと思います」
この中に入れるか迷った作品もいくつかあったしね
ベスト10に入れてもいいかな、って作品は15本くらいあったかなぁ
カエル「それでこの順位になったと」
主「今の気分ではね。
『絶対にベスト10に入れたい! 確定!』という作品は少ないけれど『ベスト10に入れてもいいかな』って作品は15本くらいありました。
だけれど『ケンスケの王国』を入れないとベスト3が決まらなかったので、今年は映画祭作品も入れました。
最初に組んだ時は実は1位がケンスケだったけれど、色々考えた結果3位にしたって感じかなぁ」
来年はどんな作品と出会うことができるのでしょうか!?
またアニメ(ーション)映画を中心に、色々な作品を見ていきたいの