新海誠作品を扱った記事が多くなってきたので、ここで一度まとめます。
カテゴリーで分けるので十分かなぁ、とも思いつつ、少しだけ記事内容の解説もしておきたかったので、記事として1つにまとめてみようと思ういます。
映画の新海作品は全てレビューしています。PVなどは……どうしようかなぁ
新海誠作品のレビュー
彼女と彼女の猫
知る人ぞ知る新海誠のデビュー作。
正直言うと、この作品が一番好きかもしれない……というほどに雰囲気が素晴らしく、今の新海誠の魅力の多くが詰まっている一作でもある。
『作家の全てはデビュー作に詰まっている』という人もいるけれども、アニメ映画でも同じなんだなぁ……と思った作品でもある。普通はテレビシリーズである程度上達してからのアニメ映画デビューのため、ここまで瑞々しい原石を見ることは難しいけれど、その意味においても面白い作品でもある。
冬に公開された、彼女と彼女の猫のテレビアニメシリーズ。
正直なところ、2話のレビューでは少し苦言を呈しているが、4話まとめてみると「彼女と彼女の猫だったんだなぁ」と納得した作品でもある。
正確には新海作品ではないけれど、ラストのあの演出に感動したのもあって、ここに入れてみた。
ほしのこえ
このレビューは割と最近で、それこそ8月に書いた記事。なので色々と精錬されている? と思う。そのはず。いや、そうでないとさすがにまずい。
『ほしのこえ』という作品を、自主制作作品として評価するか、商業作品として評価するかによって、レビューは変わるという意味で、レビューが難しい作品でもある。
雲のむこう、約束の場所
新海誠の2作目にして、初商業作品……になるはず。
これもまた評価が難しいよねぁ……新海誠らしさもあるし、荒々しさもあるし、面白いかつまらないかというと……難しいなぁ。
ただ、新海誠ファンなら観ておいたほうがいいと断言できる。
秒速5センチメートル
押しも押されぬ新海誠の代表作にして、ブレイク作品。
賛否両論でもあり、人によって評価の分かれる作品ではあるものの、ハマった時の破壊力はトンデモナイものがある。
私も大好きで、この作品から新海誠にハマっていったのはいい思い出で、見終わった後は3日ぐらい引きずってしまった。
星を追う子ども
新海作品の中でも一番の問題作にして、評価の難しい作品。
もう、この作品を見た感想を探すと『ジブリ』の大合唱であり、少しかわいそうに思うほど。個人的にはファンタジーアニメは宮崎駿がやりつくしてしまったために、ファンタジーであるだけで『ジブリ』という風潮はどうかと思うが、そんな私でもジブリだと思ってしまうほど。
ただ、新海誠の転換点であり、ここの経験が今に繋がっているのは間違いない。
私は新海誠を語るときに、実は一番大事な作品ではないかと思っている。
言の葉の庭
秒速の正統進化であり、新海誠の代表作の一つ。
やはり新海作品というと、このリアルテイストな作画などが思いつく人も多いのではないだろうか?
個人的にも好きな作品であり、 ある点において高く評価している。
それから新海監督は花澤香菜大好きだよなぁ……気持ちはわかるけれど。
君の名は。関連記事
君の名は。に期待する理由
試写会の感想と一緒に書いているので答えを見てから書いたようになっているが、一応試写会に行く前に書いた記事である。ただ、アップは試写会行った後なのだが、証明のしようがない。
基本的に好きな映画監督の新作には大きく期待するタチではあるけれど、特に今作に関する期待値は私の中で非常に高かったりする。
新海誠の過去作と通して、それまでの課題とそれをクリアしていく様子を考察して行った結果、『君の名は』は名作になるとのでは? と思った次第。
その考察が当たっているかは、実際に映画を見て確認してください(笑)
君の名は。 ネタバレなしの感想
こちらは事前情報と試写会レベルの情報だけで書いていった感想記事です。
どれだけネタバレせずにかけるか、という挑戦でもありましたが、その結果はどうなっているかは、実際読んで確認してください。
君の名は。 ネタバレありの評論
こちらは一転、ネタバレありの評論記事。正直、公開1日目にあげる記事ではないような気もします。
これも相当文字数が多いですが、それだけの価値はあると思います。
君の名は。なぜ評価が高いのか考えてみた
びっくりするほど評価の高い君の名は。は、なぜここまで評価が高いのか、個人的に考えてみましてた。興行収入含めて、シンゴジラとどっちが今年1番の評価を得るのか、わからないほどですね。
シンゴジラと君の名は。を並べて評論
災害映画としてのシンゴジラと君の名は。を比べて、この2つに込められたものとは一体何だったのか、考察してみました。
『聲の形』と『君の名は。』と
こちらは大ヒットした君の名は。と聲の形を並べて批評しています。両方とも異例のヒットをしていますが、なぜそんなことになったのか? ということについて語っています。
君の名は。が大ヒットした理由の分析、そして新海誠の作家性に対する考察をしてみた
これだけ売れると、普通の作品とは違う意味が出てくるよなぁ……と思い、そこを重点的に語っています。
かなり賛否が出る作品になってきたなぁ……という印象。これだけ売れると仕方ないかもしれないけれど。
- 作者: 新海誠,コミックス・ウェーブ・フィルム,東宝,東京ウォーカー編集部
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ
- 発売日: 2016/08/26
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