今回は日本でも好きな人が多いであろう『アラジン』の感想記事になります!
……今回もまた覚悟しなければいけない記事になりそうだな
カエルくん(以下カエル)
「えー、最初に説明しておきますとうちはディズニー映画との相性は悪いです!
昔の作品はそうでもないけれど、特に近年の作品は結構否定的な評価が多いというか……」
主
「……記事に入る前にそのあたりについては語っておこうか。
ただ、音楽面に関しては一流のものが出てくるだろうし、期待値が決して低いわけではないんだけれどね……」
カエル「昔からアラジンが大好きで、アラジン2はもちろん、テレビで放送されていた短編アニメのアラジンもずっと追いかけてきたくらい好きだもんね」
主「自分の中でのディズニー作品でランキングをつけるならば『アラジン』と『ライオンキング』が1、2位だろうな。どっちが上とかはなんとも言えない。
それだけに……原作への偏愛が強い記事になるかもね」
カエル「まあ、それはいつものことですから。
では、早速ですが記事を始めましょう!」
作品紹介・あらすじ
1992年に公開されたアニメ映画『アラジン』を実写映画化した作品。アニメ映画版は通称”ディズニールネッサンス期”と呼ばれる90年代のディズニー映画隆盛の時代であったが、その中でも代表的な作品の1つに数えられ、公開した1992年の世界最高興行収入を更新するほどの人気を誇る作品。
監督は『スナッチ』『シャーロック・ホームズ』『キング・アーサー』などのガイ・リッチーが担当し、ジョン・オーガストと共同で脚本も担当している。
主役のアラジン役にはエジプト生まれ、カナダ育ちの俳優メヌ・マスードが世界的なオーディションに勝ち抜いて役を射止めた。ヒロインのジャスミンにはナオミ・スコット、ランプの魔人であるジーニーにはウィル・スミスが起用されている。
日本語吹き替え声優にはアラジン役に中村倫也、ジャスミン役に木下晴香の他、ジーに役にはオリジナルと同じく山寺宏一が声を当てることも話題に。
生きるために盗みを働く青年、アラジン。いつものように時に盗みをし、時に人を助けながら暮らしていたところ、街を出歩く美女に出会う。彼女は王女、ジャスミンだった。結婚を強く勧める父親の国王に反発し、自由の世界で暮らすために王宮を飛び出して来たジャスミンはアラジンと出会い惹かれていく。
しかし身分違いの恋が叶うこともなく、王宮の兵士によって引き離れてしまう2人。そこにアラジンをたぶらかす大臣、ジャファーの誘いに乗り、アラジンは魔法のランプを取りに行くのだが……
youtubeにて動画レビューも行っています!
アラジンの感想をあげたのでこちらも合わせてチェックしてみてください!
感想に入る前に
まずは、この記事のスタンスから説明しますが……先ほども語ったように、うちはディズニーとの相性は悪いです
ただ、ディズニー系列の技術力を認めていないわけではない。むしろ、物語制作集団としては世界一だと思っている
主「しかし作品の評価としては別!
近年のディズニーは……まあ、確かに巨大な企業であり失敗が許されないということもあるのだろうけれど、個人的には全く愛することのできない作品が続いている」
カエル「特にディズニーのポリコレ描写が嫌いだもんねぇ……
『女性の活躍する時代』『白人至上主義をやめよう』『多様性を大事にしよう』という結構大事なメッセージを発していると思うけれど」
主「その割には悪役などには容赦がない。
特に2019年公開された中では『メリーポピンズ リターンズ』や『ダンボ』はディズニーの問題点を詰め込んだと言える。そのポリコレのために原作の魅力などを大きく改変しているのが、かなり気になってしまう。
しかもそのポリコレを煽るように撮るんだよね……単なるプロパガンダじゃん、それ。
そしてさらに色々と複雑なのが……自分は『アラジン』が大好きなんだよ!」
カエル「……昔の、特に90年代ディズニーは大好きだもんね」
主「あの原作アニメとどうしても比べてしまうところがある。
これは公開前からインタビューや予告等で語られているからネタバレにならないと思うけれど、ジャスミン王女の侍女がいて大活躍するらしい。
『原作アニメには主要女性キャラクターはジャスミンしかいないの! 信じられないでしょ!』って発言を読んだけれど、それこそ信じられないわ!
原作ファンの気持ちをなんだと思ってるの!?」
カエル「……作っているのはディズニーさんだからね、公式ですから……」
主「これこそが原作改変じゃないですか、原作ファンとしてはいくらディズニーでも複雑な心境ですよ。
自分は”映画(実写化)と原作は別物”という考え方が基本だけれど、やっぱり愛する原作の場合はどうしても比較してしまうし、引っ張られてしまうところがある。
だから、とりあえずは”原作ファンとしての意見”と”映画ファンとしての意見”をできるだけ分けて論じようとはしますが……まあ、難しいだろうな」
感想
それでは、いつものようにTwitterの短評からスタートです!
#アラジン
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2019年6月7日
1作の映画としては普通かなぁ…ただ原作ファンからするとやっぱりアニメ版の方がいい
オリジナル展開も悪いとは言わないが話がブレたり長くなってダレた印象も
吹き替えは…歌は悪くないが山寺宏一&沢城みゆきと共演となると力不足な面が目立ってしまう
初見さんはアニメ版をオススメします pic.twitter.com/dAearNGe5X
正直、もっと悪いと思っていたから、この出来だったら、まあ納得かなぁ
カエル「見る前から身構えて行ったところもあるもんね。
アラジンの泥棒設定などは当然のように残っているけれど、物語としてはそこまではっきりと見せることがないなど、色々と現代風の配慮が行き届いていた作品だったのではないかな?」
主「まずは映画としての評価から入ろうか。
ディズニー作品の場合は他の映画と比べて1つレベルが高いというのが自論だ。
つまり”ディズニー映画として普通”という評価であれば、世間一般の映画と比べると良作以上。
ディズニー映画として駄作でも、世間一般の映画と比べると普通レベルの作品ではある。
そう考えると今作は……ディズニー映画としては凡作ってところかなぁ。
ということは、世間の映画と比べても良作以上の評価はできるのではないだろうか?」
カエル「それだけエモーショナルな快感のあるシーンも多かったしね」
主「ただし全体としてはそこまで高く評価することもできなくて……実写版オリジナルシーンもあるけれど、そこが作品としてブレを生じさせている印象があった。
あとは単純に長いかなぁ……
本作って128分あるんだけれど、やっぱりこのスケールであれば120分以内、できれば110分で収めてほしい。
中盤以降ダレてしまう部分もあって……これはアニメ版からそうだけれど、ダレもが知るようなお話のピークのシーンは中盤だからさ、そのあとは結構グダグダしてしまった印象かな」
アラジンとジャファーの描き方
今回は吹き替え版で鑑賞したけれど、アラジンとジャファーについて語りたいことがあるの?
……この映画が微妙な評価になったのはこの2人の影響が大きすぎる
カエル「公開前の情報から心配していた、追加されていた侍女のダリアとかではなくて?」
主「いや、ダリアは良かったよ。
もっとポリコレ描写全開だと思っていたから、この役回りであれば確かに良改変だと思う。
彼女の存在自体がアニメ版との最大の差別化になっていた。
ジーニー役のウィル・スミスはさすがだし、ナオミ・スコットはとても美しかった。さらにジャスミンらしさもあって……ここの描き方も色々と言いたいことはあるけれど、でもアニメ版と比べると見劣りするものでもない」
カエル「そこまで言っておきながら、語りたいのはアラジンとジャファーなんだね」
主「すごく単純に、アラジンとジャファーの描き方が物足りない。
アラジンを演じたメナ・マスードはとても難しいバランスの上で演技させられたとは思う。盗人ではあるけれど優しい人で、王様になっても嫌悪感を抱かれないドブネズミだから……そのバランスを見た結果、アラジンの魅力が減ってしまったのかもしれない。
特に身体表現……つまりダンスはとても良かった。
歌は吹き替え版だから聞いていないけれど、ディズニーだし悪くはないのだろう。
ただし、素の演技がつまらないんだよねぇ……
派手なシーンはいいんだけれど、ジーニーとかがかなりアニメ的な、ハッチャケた演技を披露するから、彼の大人しさによる演技力不足が目立ってしまった印象だ」
カエル「う〜ん……手厳しいなぁ。
ちなみにジャファーは?」
今作最大の問題点はジャファーに一切の悪役としての魅力を感じないこと。
主「もともと大物というタイプでもないけれど、今作はさらに矮小化されており…ラスボスとしての風格もない。こっちは本当にただの盗人のように見えるし、そんなのがラスボスだから物語自体が小さく見えてしまう。
結局、アラジンとジャファーの両方に魅力がないことが本作最大の欠点となるのかもしれないなぁ」
吹き替え版声優について
せっかくなので吹き替え版の声優についても語っていきましょう
音楽シーンは良かったんだけれどね……
カエル「ディズニーの吹き替え版って著名人を起用してもそこまで大きく外さない印象だけれどね。
もちろん、うちはアニメ版をなんども見ているので、三木眞一郎をはじめとした声優陣に馴染みも思い入れもあるというは前提となりますが……」
主「中村倫也に関しては羽賀研二、三木眞一郎のような演技を踏襲しているのは伝わってきた。
少し軽薄さがありつつも、その奥には優しさや思いやりがあるのはわかる。歌もうまい。
また、木下晴香も高い歌唱力を発揮していた。
だけれど……やっぱり演技に物足りなさを感じる」
特に中村倫也は山寺宏一、木下晴香は沢城みゆきと共演しており、張り合うと言ったらあれだけれど……どうしても比べてしまうところはあるからねぇ
ダメな吹き替えとは言わないけれど、でも褒めることもできないかな
主「やっぱり歌わない時などの素の演技が一本調子だったし、本職声優陣がきっちりと作ってきている中では演技が浮いている。
特にアラジンは他の洋画と比べてもアニメ的な要素(ジーニーの変身や動物描写など)が多い作品だからさ、それで等身大に近い演技をされてもね……」
カエル「そしてジャファー役の北村一輝ですが……」
主「……今回、ジャファーに関しては何1つ評価するところがないです。
元々の役自体も魅力がないというのもあるだろう。それに北村一輝の演技も魅力かあまりなかったように感じられた。やっぱり迫力がないし、何と言っても小物臭がプンプンする。それは見た目もそうだし、声も若すぎてラスボスになるには軽薄。
役にはあっているから北村一輝の責任というよりは、ジャファーをこのような存在に描いてしまったスタッフ側の責任が強いのだろう。
途中でジャファーが退場して、真のラスボスが出てくるのではないか……そう思わせるくらい存在が軽かったなぁ」
以下ネタバレあり
原作のアニメ版と比較して
アニメを実写化する意義
では、ここからはネタバレありでアニメ版と比較しながら語っていきましょうか
……そもそも、実写化する意義ってあるのかね?
カエル「え、そこから語るの?」
主「アラジンもそうだし、それから2019年公開映画だと『ダンボ』もそうだけれどこういった作品はアニメならではの面白さだと思うんだよ。
スリップスティックなギャグシーンに、コロコロ変身するメタモルフォーゼの快感など、アニメ的な面白さに満ちている。
ミュージカルシーンが豊富だけれど、ジーニーの変身シーンを含めながらのミュージカルはアニメでしかできないものだ。
そして……自分はいまだかつて、ディズニーのアニメの実写映画化においてその意義を見出した作品はない」
カエル「う〜ん……実写化する意義かぁ。アニメが好きな人だからということもあるだろうけれど、やっぱり役者さんが演じるだけで印象は違うんじゃないかなぁ」
主「本当に? だって今作の見所であるジーニーの変身を交えたミュージカルシーンはCGをたくさん使っているんだよ? それってアニメと何が違うのさ?
途中からウィル・スミスは青塗りをやめたりもするんだけれど、そこはCGを使うパートの手間の削減でしかないよね。
そして物語や変身の快楽性はアニメ版に大きく劣る。
美術や装飾、衣装の美しさは確かに素晴らしいけれど……それだけを楽しむ作品でもないしね」
歌のシーンはいいものの……
でもさ、歌のシーンはいいものじゃなかった?
……実写化にすることの意義の1つはミュージカルやダンスシーンだろうしね
カエル「やっぱりダンスシーンやミュージカルなどの身体表現が実写の売りってことになるんじゃないの?」
主「日本のアニメオタクをやっていると、現実のダンスよりもアニメのダンスシーンの方が快楽性を抱くこともあるんだよ。
確かに一部のダンスシーン、ミュージカルシーンは圧巻だった。だけれど冒頭のアラジンが逃げ回るミュージカル、あるいはラストバトルに関してはアニメの方が間違いなく上。
ジャファーが蛇に変身しないのは彼のラスボス感を無くしてしまう最大の要因と言えるかもしれない。
力を入れたシーンは見応えがあるけれど、アラジンの魅力ってなんでもないシーンでもコロコロ変わる変身シーンにあると思うんだけれどね」
カエル「でも、歌そのものは良かったでしょ?」
主「代表的な歌は原作にもあるし、やっぱりあの時代に製作された歌が良かったという話でもあるんじゃないの?
今作でもオリジナルの歌もあるし、確かにそれも良かった。
でもアラジンの物語に必要性が感じられなかった。
もちろん、自分が吹き替え版で鑑賞したからこその違和感かもしれないし、思い出補正もあるだろう。
だけれど……この実写版の注目シーンだ! というほどのものではなかった印象だ」
オリジナル展開について
え、でもさ、あのオリジナル展開の歌唱シーンはすごく良かったじゃない
ジャスミンの覚醒は現代のディズニーらしいポリコレ描写だよなぁ
カエル「あのオリジナル展開はダメだったの?
ディズニーのポリコレ配慮を普段から批判しているし、一番心配していた部分ではあったけれど……」
主「……それが、今作に限ってはそこまでではないかな。
ただ原作のジャスミンの時点でかなり自立を志すヒロイン像でさ、彼女が『女王になる!』と言い出しても自分の中ではなんの違和感もないんだよね。
ただ、これは描写の問題だろうけれど……アニメのジャスミンは自分の魅力を最大限理解し、場合によっては女であることも利用する、いわば”したたかな女性”であったのに対して、今作は違う強さになってしまった印象があるかなぁ。
単純に好みとしては、アニメ版のジャスミンの方が好き」
このあたりは好みになるんじゃないの? 今作でも目玉のいいシーンだったじゃない
ただなぁ……アラジンとジャファーの対立の物語としてはブレてしまったよ。
主「元々のアラジンってやっぱり男の子の物語であるし、ジャスミンのサポートもありながらも最大の武器……知恵と勇気を使って物理的な強者であるジャファーをだしぬくというお話じゃない。
ジャスミンはあくまでもヒロインだしね。
今作の違和感を他作品で説明すると……『スターウォーズ』でレイア姫が急に歌って踊りながら『抑圧されないのよ!』と歌い始めるようなもので、それは映画の趣旨とは異なるでしょ?
アラジンとジャファーがここまでキャラクターとして弱くされてしまったのに、ジャスミンだけ印象を強くしてもね。
アラジンってジーニーとジャスミンも大事だけれど、それ以上にアラジンとジャファーの関係性が重要だと考えるから。
それと単純に長い。
あのあたりがグダグダしていて眠気を覚えてしまい、ラストの快感には繋がらなかった印象かな」
最大の違和感
この作品への最大の違和感ってどこなの?
兵士に対して『あなた自身が選ぶべきよ』と告げる場面だ
カエル「ここも映画オリジナル展開だよね。アニメではある種、モブのようでもありながらも魅力もあった兵士達のリーダーに対して、ジャスミンが『あなたが仕えるものがなんなのかを選びなさい』という語るシーンだね」
主「意義としてはよくわかる。
命令されているだけではなく、自分で考えて行動しなさない、その武力を使いなさいという意味だろう。
だけれど、ここは大きな違和感があった。
単純にさ……あれって文民統制の否定じゃない?」
カエル「まあ、悪しき手法で王になった相手だからねぇ」
主「でも王は王であり、その王の命令だったわけでしょ?
それを軍隊が無視するということは、もはや軍部のクーデターなどを認めるものであり、文民統制の否定とも受け取れるけれどね。
多分、意図としてはトランプ批判も兼ねているようには思えるんだよ。
ハリウッドにとっては”悪しき大統領”であるトランプをジャファーに見立てて、そんな奴のいうことに従う必要はない、というようなさ。
でも軍部というのは国王に従うからこそ安全性があるわけであり、それを無視するというのは……少なくともあの時点ではジャファーは国王であるのだから、軍部の反乱を描くようなことはかなりセンシティブな問題だと思うけれどね」
動物たちのキャラクター性
近年ではディズニーは動物達を魅力的に描いているよね
……ただなぁ、ここも納得できなかった
カエル「え〜? 一体なんでさ?」
主「アブーは……まあ、いいとしよう。本来はもっと愛嬌がある気がするけれど、でも実写のリアルな猿となるとああいう風な、ちょっと怖いような存在になるのは仕方ないかもしれない。
この動物たちの存在はアラジンのアニメ版で重要な意味を持つんだ
主「すごく簡単に言い表すとこの動物たちはそれぞれのキャラクターの様々な側面を荒らしている」
アブー(猿)→アラジンの盗みの罪、あるいは貧民としてのある種の賤しさ
ラジャー(虎)→ジャスミンの気高さ、気難しさ、攻撃性
イアーゴ(オウム)→ジャファーの姑息さ、口のうまさ
カエル「ふむふむ……こうやってみるとそのキャラクターの性格を表しているキャラクターでもあるんだね」
主「時にユーモラスな存在として描きながらも、それぞれの持つ性格、あるいは生きる上では避けれらない……育った環境によって生み出されてしまった思いを代弁する存在でもある、重要なキャラクターだ。
それを単なるリアルにした獣のように描くことが、果たして物語としての面白さを更新する、あるいは現代的なテイストにつながるものなのだろうか?
そしてイアーゴ、彼の改変は正直許せないレベルだった」」
カエル「見たことない方のために説明しますと、アニメ版ではベラベラ喋り、ほぼ人間と変わらないような存在として描かれています」
イアーゴって『アラジン2』以降はレギュラーキャラクターになって、アラジン世界では欠かせない登場人物の1人になるんだよ
主「若干悪な部分や愚痴や文句を言いながらも、やるときはやるというキャラクターである。
アラジンの物語はアラジン、アブー、イアーゴ、それにジーニーもふざけていたり、ちょい悪なキャラクター像であり、お利口さんが出てこないんだけれど、それが物語の魅力にもなっていた。
だけれど、実写版のイアーゴは本当にただのオウムとなっており、その人間性を剥奪されている。
そんなの、イアーゴでもなんでもない、ただの鳥だよ」
カエル「かといってあれだけ喋るオウムを描くことはリアリティの面でできないだろうけれど……」
主「それにアラジンがアブーを『ただの猿だ』というのも違和感があったかなぁ。
まあ、アラジンは時々そんな誤魔化し方をするけれど、あれじゃ相棒や親友ではなく、ただのペットにしか見えなかった。
その言葉に不満を表明するアブーがいて、初めて成立する描写だと思うけれどね……」
まとめ
では、この記事のまとめです!
- 映画としては難点もあるものの、ミュージカルシーンなどの見応えあり!
- ただしアラジンとジャファーなどの役者には大きな疑問も……
- 実写版との改変点もあり、その分長くなってしまいダレてしまった印象も
- アニメを実写化する意義が、この作品にはあったのか疑問
色々と語りはしましたが、思ったよりは悪くないです
カエル「そしてディズニーとしてはいよいよ次回に”ライオンキング”が登場ですが……果たしてこれこそ実写化する意義があるのでしょうか?」
主「ただのリアルに作ったCGアニメじゃん……本当のライオン使って撮影しているなら話は変わるけれどさ。
まあ、見に行きますが……どうなっているのかなぁ。今度こそ、実写化の意義を感じる作品になればいいけれど」
カエル「今後の展開にも注目です!」