もう12月も半ばに入ろうとしているが、この記事を書き忘れていたのでここで書いていこうと思う。
(いや……色々書きたいことが多すぎてね……うん、そういうことにしておいて)
12月度は1年の締めくくりということもあるだろうが、今年はクリスマス映画というのはあまりない印象がある。
その代わり特別注目作品というと、やはりビックネームの『スターウォーズ』だろうか。12月公開なので興行収入などの年間ランキングでは難しい扱いになるだろうが、普通に考えても50億円突破は間違いなし、100億円クラスも狙える超大型シリーズであることは疑いようもないだろう。
そんな作品の影に隠れてしまいがちな12月度の個人的注目映画はこちら
12月1日週公開
この週は木曜日から公開開始。
マダム・フローレンス! 夢見るふたり
あらすじ
大金持ちにして社交界のスターであり、豪華な生活を送る気前のいい女性、フローレンス・フォスター・ジェンキンス(メリル・ストリープ)は、音楽をこよなく愛しており、音楽愛好家のクラブを作り、時には舞台に上がることもある日々。
しかし、彼女には致命的な欠点があった。
音痴なのである。
俳優を目指していた夫のシンクレア(ヒュー・グラント)は、観客やマスコミを買収して絶賛させたり、持ち前のアドリブ力によってフローレンスの音痴を彼女に諭されないように見事にフォローしていた。
そんなある日、彼女はカーネギーホールで歌うと言いだして……
こちらはすでに鑑賞済みだが、対比などのうまい作り方をしていて非常に好感のもてる作品だった。特に主演のメリル・ストリープの『ヘタクソ』な歌が絶妙なバランスで、下手なのだが聞いていても居心地が悪くならず、笑える絶妙な下手さなのである。
この作品のテーマ性などもよく、私にはよく突き刺さる作品となった。
感想記事
RANMARU 神の舌を持つ男
あらすじ
絶対音感ならぬ『絶対舌感(何を舐めてもその構成成分がわかってしまう)』を持つ朝永蘭丸(向井理)は、その能力故に人とキスをすることができない。テレビ版にて理想の女性を見つけるが、その女性も実は薬で口内細菌が消えていただけだったことをしり、失恋してしまう。
恋に破れて放浪生活を送っていた中で訪れた鬼灯村で、蘭丸に人工呼吸をした医者のりん(木村多江)の口内細菌が気にならなかった蘭丸は恋に落ち、そこで働くことに。そこへテレビシリーズの仲間である甕棺墓光(木村文乃)と宮沢寛治(佐藤二朗)が合流。
しかし、そこではお約束の事件が発生してしまうのだった……
こちらもドラマ原作の公開規模の大きい作品だったが、どうやらコケている模様。やっぱりダメですか……
作りなどもそこまで悪くないのだが、どうにも肝心のコメディが滑っているような気がしてチグハグな作りに。キャッチーではあるが……
コメディとミステリーという、非常に難易度が高いジャンルの組み合わせなので『疾風ロンド』に続き、うまく調理ができなかったか?
感想記事
この週は『アズミ・ハルコは行方不明』も鑑賞済み。
他の作品でいうと『古都』『チェインクロニクル ヘクセイタスの閃(ひかり) 第1章』もあるが、見に行けるかな?
12月10日公開
海賊と呼ばれた男
百田尚樹のベストセラーを岡田准一、山崎貴が主演、監督を務める『永遠の0』と同じ組み合わせで実写化。1945年の終戦直後の日本を舞台に、復興に向けて突き進もうとする石油会社の苦悩と戦いの日々を描く。
百田尚樹だからなんとなくどんな話か見えやすいなぁ……と思いつつも、発言や人格は作品の評価とは別と考えるので、興味深くはある。ストーリーテラーとして人気があるのは事実だし。
山崎貴のCG技術がどのように発揮されるのかも含めて、楽しみな作品である。
モンスターストライク THE MOVIE 始まりの場所へ〜
大人気スマホアプリゲームのアニメ化作品。
実は2016年のアニメ大ヒットの年にして、最大のダークホースではないか? と一部では噂されている作品。アニメ評論家の氷川竜介も『アニメの魅力がすべて詰まった作品』と賞賛を送る(元々否定的な意見を言わない人だけど)
スマホアプリゲームからのアニメ化という新しい流れの成功例になるのでは? という意味でも注目の1作。
子供向け映画としてすごくお勧めできる内容でした!
ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやってきた
12/10公開『ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た』予告編
カリスマシェフのレネ・レゼビ率いるレストラン『noma』が5週間限定で東京に店をオープンする過程を追ったドキュメンタリー。
このブログでは『アニメ』と『食事』は重点的に見に行きたいのが、結局築地ワンダーランドも映画館では見に行けず……この作品は頑張るぞ!
こちらは『食事系ドキュメンタリー映画3部作』とブログ主が勝手に選出し、3作品を語っています。
この記事も参考にしてください。
12月16日週 公開(激選区!)
ローグワン/スターウォーズ・ストーリー
みんな大好きスターウォーズシリーズの外伝作品。
第1作にあたるEP4の前日譚であり、帝国軍の最終兵器デス・スターの設計図を盗み出すまでの過程を描く。
何と言ってもスターウォーズ! みんな大好きだし、このEP4の時代を今の技術で描くということだけでわくわくする!
ドント・ブリーズ
盲目の老人宅へ強盗に入った若者たちだが、実はその老人は聴覚が非常に発達しており、しかも非常に強いという絶体絶命な状況。
家の中は非常に入り組んでおり、出口がどこにあるか全くわからないような状況において、彼らは生きて家を出ることができるのか? 老人の正体は!?
ホラー映画は苦手な部類なのだが……この映画は面白そうだから、是非とも見に行きたい1作である。しかし、夜に町中を歩けなくなる気もする……家のトイレやお隣さんが強くなりそう……
監督はリメイク版『死霊のはらわた』のフェル・アルバレスに、オリジナル版の監督であるサム・ライミがプロデュースを務めているので、ホラー映画ファンは必見かも。
(自分はホラーが大の苦手なのでピンとこないが)
映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶ鯨とダブル世界の大冒険だニャン
子供達を中心に大ブームを巻き起こす妖怪ウォッチの劇場版第3弾。
今作の最大の特徴はアニメと実写を交互に描くということ! これは誰もが想像するが、誰もがやらないことだったが……果たしてどうなるか?
ちなみに私は妖怪ウォッチは主演が戸松遥ということと、ジバニャンくらいしか知らないのでどうなるかはわからないが……子供向け映画はレベルが高い作品が多いので挑戦的な表現と同様に脚本やテーマ性にも注目している。
ヒトラーの忘れ物
第2次世界大戦後、ドイツ兵捕虜がデンマークで地雷処理に動員されたという史実を基に描くドラマ。
ナチスドイツものもこのブログでは多く扱っており、この作品も注目作の1つ。日本ではどうしても1面的になりがちな戦争映画だが、海外、特にナチスドイツものは複雑な構成になっている作品が多く、興味を惹かれる。
この週は他にも『好きになるその瞬間を。〜告白実行委員会〜』も前作を鑑賞していたので観に行く予定。ちなみに新文芸坐の『クレヨンしんちゃんオールナイト』もユメミーワールド目当てで行こうか悩み中、
12月23日週公開
ポッピンQ
東映アニメーション60周年記念作品。
5人の少女が時間崩壊の危機に立ち向かう様を描く。キャラクターデザインは黒星紅白ということでも注目される。
2016年のアニメ映画大豊作の年の締めくくりはこの作品か? 予告編を見る限りでは女児向けアニメ風のオーラも出ているが、どうなのか?
この手の作品は親世代からは『オタク臭い』と称されて、オタクからは『女児向けっぽい』とされて売り上げが伸び悩む例もあるが……さて、どうなるか?
ピートと秘密の友達
ディズニーが送る、実写映画最新作。
森の中で暮らしていた少年と、謎の巨大生物の交流を描く。
やはり何と言ってもディズニーでしょ! ということでこの週はバイオハザードでもなく、この映画をチョイス!
聖杯たちの騎士
成功を手にしたものの、心に空を抱える脚本家が6人の女性と出会う中で自分の人生と向き合う物語。
なんとなく『8 1/2 』と同じような匂いも感じるが、それでも面白そうな雰囲気を感じたのでみ行こうかな? と。
あまり事前情報を入れずに見たいので、予告編以上のことはわかりません。
(追記……見には行きましたが相性が悪すぎたので記事にできません)
ワイルド〜わたしの中の獣〜
人間世界からの鬱屈した日々に嫌気がさした女性が、1匹の狼に魅せられて秘められた欲望を開放していく物語。
こちらも予告編以上の事前情報は何もないので期待値が高いが、果たしてどうなるか?
そのほかにもこの後は『劇場版 甲鉄城のカバネリ』もあるが、総集編なので割愛。
カバネリの劇場版前編は面白かった!
今のところは上記の作品を観に行く予定。後は今年話題になった『アイアムアヒーロー』や『ブルックリン』などもDVDで見る予定。
12月は今年1年の振り返り記事やランキング記事も作りたいしなぁ……
ランキング記事はこちら!
この月の映画は感動も新鮮で有利だが、果たして!