亀爺(以下亀)
「では2017年の5月度の注目映画について語っていこうかの」
ブログ主(以下主)
「5月、6月は少し映画界全体的に注目度が落ちるんだよねぇ。それはエンタメ界全般に言えるかもしれないけれど」
亀「3月は春休みということで子供向けアニメ映画を中心に大物が続き、4月はGWの映画が続いたからの。
5月、6月は少し注目度が落ちながらも、小規模公開を中心にいい映画が続く印象かの」
主「大きな映画はあるにはあるんだけど……SF作品とかだからなぁ。あんまり得意じゃないんだよね、SFとかマーベルとか……」
亀「アニメは少なくなるかもしれんの。アクセス数は少し覚悟せねばならないかもしれんが、そこは記事の量産でカバーしたいものじゃな」
主「最近量産がなかなか出来ていないんだけどねぇ。
あとは小規模公開映画と後に公開される作品の前作、漫画や小説などを書いていこうかな」
亀「では注目映画の記事を始めるとするかの」
5月6日公開
追憶
主「今月1番大きい邦画はこれかねぇ……映画館でもたくさん予告が流れているし、知り合いからも『あの映画どうなの? え、まだ公開してないの?』ということを聞かれたしなぁ」
亀「岡田くん主演ということもあって注目度は高い上に、内容もかなりシリアスなようじゃからな。男性も女性も注目する、久々に硬派な邦画が登場ということかの。ここ最近若者向けの邦画が多かったが、連休期間も終えて大人向けにシフトしてきたということかの」
主「まあ、でも実際面白そうではあるかな。岡田准一と小栗旬という若手……と言えるか微妙な年齢だけど、独特の地位を築いている役者陣と『鉄道員』など高倉健との名タッグでも知られる降旗康男の作品というだけでもどのような作品になるのか楽しみだし」
亀「ベテランがどのように演出するのか注目が集まるの。
もしかしたら……岡田准一は平成の高倉健になるのか? いや、さすがに今の時代に高倉健は流行らんか。じゃが、ここで新境地を開いてほしいの」
劇場版FAIRY TAIL -DRAGON CRY-
亀「大人気漫画の劇場版じゃが……確かに興味は非常にあるし、面白い作品であるんじゃろうがなぁ……」
主「……FARIY TAIL、一切見たことないんだよねぇ」
亀「あらすじもキャラクターもよく知らんの。知っておるのは作者がゲームが大好きで速筆で、ゲームのために原稿をためておったら2、3話連続掲載されたというお話ぐらいじゃの」
主「う〜ん……そんな人間でも楽しめるのかなぁ?
まあ、今更な話ではあるけれど……このクラスの長期連載作品で全く知らないで映画を見に行くのって、若干ハードルが高いなぁと思って。いつもなら『そんな人でも劇場版は楽しめるかも……』と思いながら行くんだけどね」
亀「まあ、今更の話じゃから、あと数日じっくり考えるとするかの」
台北ストーリー
亀「『クーリンチェ少年殺人事件』でも知られるエドワード・ヤン監督の作品じゃの。最近はエドワード・ヤン監督がにわかに注目を集めておるようじゃが……」
主「クーリンチェも結局まだ見れてないんだよねぇ……約4時間の休憩なしというのは、結構ハードルが高くてね。
行くとしたらこの連休中かなぁなんて思ってはいるんだけど……」
亀「評判はいいし、意外と飽きずに見ることができるという話もあるんじゃがな。
こちらも台湾を舞台にした恋愛映画みたいじゃし、こちらを見てからクーリンチェを見に行くのもアリかもしれんの」
5月12日週公開
マンチェスター・バイ・ザ・シー
亀「アカデミー作品賞候補作でもあり、脚本賞や主演のケイシー・アフレックが主演男優賞を受賞した作品じゃの。日本ではそこまで騒がれることなく、単館系を中心に公開されるようじゃが……」
主「もったいないよねぇ。多分、アカデミー賞ということもあって結構いい作品なんだろうけれど……あらすじを読む限りではそこまでキャッチーな要素はあまりないということかなぁ」
亀「映画好きは注目をしておるんじゃろうがな。もしかしたら、公開初日のチケットが取りづらいかもしれんの」
主「今月でも結構注目度高いんだけど、公開館数と結びついていないというか……こういう映画が注目を集めないから……映画業界は辛いよねぇ」
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ
主「……この作品、実はもう見ているんだよ。試写会に当選してさ、見てきたんだけど」
亀「感想記事は書いていないの。池松壮亮が主演ということもあって面白そうな作品ではあるの」
主「最果タヒの詩を元にしているから、結構独特な作品でさ。一般的な物語とは少し違う作品になっているかな。
だから感性によると思う。ハマれば面白いし、ハマらない人は全く面白くないはっきり言うと、最初の15分で合わなかったら帰っていいんじゃないかな?
亀「多くの映画でそれを言うが、この映画も同じかもしれんの。この映画をいい映画いう人の気持ちもわかるし、ダメという人の気持ちもわかるかの。独特な映画じゃからな」
主「……この週はみんな大好きマーベルの新作も公開されるけれど、とりあえず前作を見てから決めようかなぁ。多分見に行くけれどさ」
亀「むしろ『空の味』とか『潜入者』の方がこのブログ向きかもしれんがの」
5月19日週公開
メッセージ(注目作)
主「今月の注目作その一!
アカデミー賞ノミネートもされていた、天才ヴィルヌーヴの最新作がここできたよ!
評判がすごく良くて、人生ベストクラスとか、あとはアカデミー賞ノミネート作品で1番好きとかいう人も結構いるんだよ!」
亀「ここ最近で一気にハマって、過去作を色々と見返すたびにヴィルヌーヴの天才性がはっきりわかってくる恐ろしい監督じゃからの……今後のハリウッド映画界の中心に立つ男じゃとわしは信じておるぞ」
主「過去作を見ても他の監督と比べて頭1つ2つ抜けているのがハッキリと分かるし、ヴィルヌーヴが表現してきたこと……例えば男と女の違い、コミュニケーションの壁とか、そういうのも自分が大好きなテーマでもあってさ」
亀「おそらく長い記事になるじゃろうなぁ」
夜明け告げるルーのうた(注目作)
主「そしてこの週にルーをぶつけてくるかぁ……と個人的には悩ましいことになっていてさ! 仕事休もうかな? とまで考えるほどに楽しみにしている2作が同日公開なんだよね!」
亀「湯浅政明が大好きじゃからの。この週は大好きな監督の2人が公開することもあって、色々と大忙しじゃの」
主「あー、せめて1週ずらしてくれないかな!?
こちらもアニメ界の鬼才、湯浅政明が手がけるオリジナルアニメーションということで……おそらく大ヒットはしないだろうけれど、クオリティはとんでもなく高いものになっているはずなんだ!」
亀「こちらも思い入れが強い分だけ、長い記記事になりそうじゃな……」
皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ
亀「まさかの鋼鉄ジーグがイタリアで大人気ということじゃからな……
フランスでは『UFOロボ グレンダイザー』が大人気だったり、韓国で『コンバトラーV』が人気らしいの。色々と言われることもあるが……よくわからんもんじゃ」
主「今の若い人で鋼鉄ジーグを知っている人ってどれだけいるんだろうね? 自分はスパロボくらいでしか知らなくて、防御力と高火力が売りのはずのスーパー系の中でも高機動紙装甲という珍しい機体で……」
亀「そんなに強くなかったの。しかも精神コマンドも1人で、さらにサイズもSSじゃったような印象があって、余計に『なんだこれ?』となって記憶が……まるでマクロスのような機体じゃったの」
主「そんな作品がどのようにイタリアで蘇ったのか? 予告編を見る限りだとジーグというよりはヒーロー映画に近いようだけど、そこも含めて楽しみだなぁ」
亀「この週は他にも注目作がたくさんあるの。
若者向けのスイーツ映画『ピーチガール』
エグザイル系の侍映画『たたら侍』
ベン・アフレックが監督を務める『夜に生きる』
アニメ映画の『BLAME!』もあるの」
主「小規模だと『ポエトリーエンジェル』なども気になっていて……この週で一気に増えたなぁ、観たい映画……
マジで分割してくれないかなぁ」
5月26日週 公開
美しい星
亀「『紙の月』『桐島、部活やめるってよ』などの監督である吉田大八の新作じゃの。多くの人に『え? すっごいキワモノっぽくない?』と言われそうじゃが……まさかの原作が三島由紀夫じゃからな」
主「吉田大八監督、三島由紀夫原作、リリー・フランキー主演……いや〜、全く繋がってこないね! このカオスっぷりが素晴らしいよね!」
亀「わしも少しだけ読んだことがあるが、三島作品の中でも異色じゃったように思うの」
主「だからこそどんな作品に仕上がっているか予測できなくて楽しみじゃない? 特にリリーフランキーはここ最近いい演技を連発しているし!」
バイオハザード ヴェンデッタ
亀「世界的に大人気なゲーム、バイオハザードをアニメ化した作品じゃの」
主「多分CGアニメ映画になるんだろうけれど、ここ最近のCGアニメ映画の映像美はなかなかのものがあるからな。このディズニーなどと戦える……とまでは言えないし、ストーリーが弱い印象もあるけれど、そこをカバーできればとんでもない傑作が誕生する予感!」
亀「しかし、本作もバイオじゃからな。お話としてはいつものようになるじゃろうな」
主「バイオハザードに脚本のうまさを望むのも間違っているような気がするしなぁ……そんな予想、裏切ってほしいけれど」
亀「この週は他にも『光をくれた人』『ちょっと今から仕事をやめてくる』などが大きい映画かの。
あとは小規模公開じゃと『光』が気になるところじゃな」
主「このあたりを中心に観賞しながら、その前の週で追いきれなかった作品を拾って……という感じかな」
最後に
主「5月は全体としてはそこまで大注目作というか……公開規模と自分の興味が一致する映画が少ないんだけど、その分1部の作品にはすごく期待していて、特に『メッセージ』と『夜明け告げるルーのうた』にはすっごい期待しているよ!」
亀「『メッセージ』は事前評価やアメリカの評価を見ても大きな間違いはないじゃろうが、ルーのうたはさて……君の名は。になるか、ひるね姫になるか……」
主「いや、その2択じゃないでしょ。多分『夜は短し歩けよ乙女』ぐらいの評価はされるんじゃない?」
亀「癖の強い監督じゃからな。それはヴィルヌーヴも同じじゃが、だからこそ評価されるとも言える。
さて、5月もたくさん映画を観るとするかの」
主「今月もたくさん映画を見て感想を書いて行くぞ! 目指せ、100万PVブロガー!」
亀「……映画感想ブログで100万PVなんて絶対無理じゃと思うがの……」