物語る亀

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物語愛好者の雑文

<良作紹介>『雨を告げる漂流団地』紹介レビュー! 石田監督の待望の新作も心躍る夏映画に!

 

今回は『雨を告げる漂流団地』の紹介記事になります!

 

基本的にはネタバレなしで書いていこうと思うぞ!

 

雨を告げる漂流団地 (角川文庫)

 

カエルくん(以下カエル)

今回は配信・劇場公開前に先行で見させていただいたので、その紹介の記事ということになります!

 

亀爺(以下亀)

なのでネタバレはなし、褒め重視のレビュー記事となっておるぞ

 

カエル「まあ、でも実は先に言ってしまうと、かなり好みな作品だったので、元々褒める箇所ばかりになるのですが!」

 

亀「今回は多くの人にその魅力を知ってほしいと思っておる。

 特にオリジナルアニメ映画は情報が少なくなってしまいがちじゃからの……

 少しでも鑑賞の手助けになると、嬉しいの。

 それでは、記事のスタートじゃ!」

 

 

 

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作品紹介・あらすじ

◆主要スタッフ◆   

監督・脚本 石田祐康(『ペンギン・ハイウェイ』など)

共同脚本 森ハヤシ(『はたらく細胞BLACK』など)

アニメーション制作 スタジオコロリド(『ペンギン・ハイウェイ』『薄明の翼』など)

 

声優・キャスト紹介

熊谷航祐 (CV田村睦心)
兎内夏芽 (CV瀬戸麻沙美)
のっぽ ( CV 村瀬歩)
橘譲 (CV山下大輝)
小祝太志 (CV小林由美子)
羽馬令依菜 ( CV水瀬いのり)
安藤珠理 (CV花澤香菜)

 

左 兎内夏芽(CV瀬戸麻沙美)  右 熊谷航祐(CV田村睦心)

(C)コロリド・ツインエンジンパートナーズ

 

作品紹介・あらすじ  「ペンギン・ハイウェイ」「泣きたい私は猫をかぶる」を手がけた新進気鋭のアニメスタジオ『スタジオコロリド』による3作めの長編アニメーション。監督は個人制作で多くの賞を受賞し、商業長編2作目となる「ペンギン・ハイウェイ」の石田祐康が務める。

まるで姉弟のように育った幼なじみの航祐と夏芽。
小学6年生になった二人は、航祐の祖父・安次の他界をきっかけにギクシャクしはじめた。

夏休みのある日、航祐はクラスメイトとともに
取り壊しの進む「おばけ団地」に忍び込む。
その団地は、航祐と夏芽が育った思い出の家。
航祐はそこで思いがけず夏芽と遭遇し、謎の少年・のっぽの存在について聞かされる。
すると、突然不思議な現象に巻き込まれ――
気づくとそこは、あたり一面の大海原。
航祐たちを乗せ、団地は謎の海を漂流する。
はじめてのサバイバル生活。力を合わせる子どもたち。

泣いたりケンカしたり、仲直りしたり?
果たして元の世界へ戻れるのか?
ひと夏の別れの旅がはじまる―


(公式サイトより抜粋)

 

www.hyoryu-danchi.com

 

 

 

感想

 

それでは、Twitterの短評からスタートです!

 

 

大好き💓と言いたくなるような、爽快感に満ちた作品であったの

 

カエル「前作の『ペンギン・ハイウェイ』も夏にぴったりの作品で、新たな夏の定番になってほしい! と思うような作品だったけれど、今作もその思いが強くなるような作品だったね!」

 

 

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仕方がないものの、夏に合う作品だからこそ、9月に公開&配信というのは、少し勿体無く感じるの

 

亀「今作は少年少女たちの漂流を通して。成長を描く王道の冒険ものと言えるじゃろう。

 名作文学では『十五少年漂流記』であったり、あるいは『トム・ソーヤの冒険』などに通じるような作品であろう。とはいえ、名作たちの少年たちは飄々としているようなイメージがあるが、今作は比べると現代の子どもたちということもあり、漂流には若干のシリアスな側面も目立つ。

 それでも特に子どもたち……小中学生に届いてほしいと思うような作品に仕上がっておるぞ

 

ちなみに、Netflixでも配信するけれど、劇場で観た方がいいよね!

 

<p

>絶対に劇場で観た方が楽しめる作品であるの

 

カエル「今作は映像の美しさもさることながら、背景などの世界観の広さや、音響もしっかりと作られています。

 家のPCやスマホで見ると、少し小さく感じてしまい、本来のポテンシャルを発揮できないのではないでしょうか?

 上映劇場がお近くにある方は、ぜひ劇場へ足を運んでください!」

 

 

 

 

注目ポイント・魅力紹介!

 

注目・魅力ポイント① 石田監督とスタジオコロリド

 

今作の注目ポイント1つめは、石田裕康監督とスタジオコロリドのタッグです!

 

アニメ映画ファンならば、待望の組み合わせと言えるじゃろう

 

カエル「石田監督は34歳と若手の次世代注目のクリエイターとして頭角を表しており、高い注目を集める監督です。

 個人制作の『フミコの告白』が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞するなどして、注目を集めてきました。

 うちとしては大学の卒業制作であった『rain town』がとても印象的で『ペンギン・ハイウェイ』を制作した際は、あの作家さんか! と驚いたほどです!」

 

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うちが個人制作や、MVなどの短編系に注目するきっかけとなった出来事じゃったな

 

亀「アニメの場合は個人制作の短編作品と、長編の商業アニメでは距離がある場合が多い。商業はエンタメ、個人はアートという思いも強いのかもしれん。

 石田監督はアート的な短編の出身ではあるが、長編商業アニメの監督として登場してきたという意味では、少し異例な人物ということもできるかの

 

そして今回制作を担当するのは、2011年に設立して、まだ10年ちょっとという若いアニメスタジオのスタジオコロリドです!

 

アニメファンからすると、注目すべきスタジオの1つであるの

 

カエル「スタジオコロリドは高クオリティなアニメ作品を多く制作し、着実に成長を感じさせるスタジオでもあります。

 規模が小さいけれど……主は『株があったら絶対成長するから今のうちから買え!』というかもね。

 それは冗談としても、制作している作品は素晴らしいものが多く、YouTubeで配信されたポケットモンスターのアニメである『薄明の翼』などを制作し、多くの人を感激させました」

 

薄明の翼はこちらから鑑賞できます!!

 

公式】『ポケットモンスター ソード・シールド』オリジナルアニメ「薄明の翼」 全話総集編 - YouTube

 

このように、今後に期待のかかる監督×スタジオという、強力なタッグが組まれたわけじゃな

 

カエル「もちろん、その名前だけで判断するのも良くないですが、それだけアニメ映画ファンからは注目度が高い作品です!

 そして今作はその期待に十分に答えてくれました!

 

 

 

注目・魅力ポイント② 動と静の魅力

 

続いての注目ポイントは……動と静の魅力ということだけれど?

 

これが石田監督の魅力につながるものでもあるの

 

亀「先にあげた2作品を見てもわかるように、石田監督には”動的な魅力””静的な魅力”が内包している作家でもある。

 動的な魅力はそのまま、アニメーションが本来持つ、動きの力と言うべきものじゃな。

 アクション、バトルなどもそうじゃし、走る、歩く、騒ぐ……そういった動きのある面白さじゃ。

 石田作品だと『フミコの告白』は、まさに動的な魅力が発揮されている」

 

カエル「一方では『rain Town』のように、静かな魅力もある作家さんなんだよね。

 静けさの中にある抒情的な雰囲気というか……雨の音を聞きながら家で読書をしているような、そんな魅力というかね

 

以前に新千歳空港でのトークショーにて、このような発言もされています

 

◆新千歳空港国際アニメーション映画祭での石田監督の発言 『rain town』は自分が本来表現したいアートスティックなものであり、その反動というか、情動みたいなものが爆発したのが『フミコの告白』の方で、それを発展させたのが『陽なたのアオシグレ』になります

 

↓自分が新千歳空港の映画祭に行った際のインタビューのレポート記事です↓

blog.monogatarukame.net

 

『ペンギン・ハイウェイ』もそうだったけれど、大人な静かな魅力も内包した作品だったよね

 

カエル「アニメというと最近は特にどのように動かすか、いかに枚数を使って派手に動かすか、というのが話題になりがちな印象もあります。

 もちろん、それもアニメの魅力ですし、今作も派手に動くシーンも多々あり、そちらでも見所が多いですが……それだけじゃない、静かな抒情的な雰囲気も内包しているね

 

亀「その静かで抒情的な雰囲気があるからこそ、この作品は単に面白いを超えたものを内包していると感じておる。

 もちろん、楽しかったで終わってもいい。

 しかしそれを超えて……少し抽象的かもしれないけれど、それでも心に残り何かを考えたくなるようなものが、色々と感じられる雰囲気になっておるの

 

 

 

 

注目・魅力ポイント③ 映像や音楽の奥行き

 

ここまでは石田監督語りが多くなってしまった印象だけれど、今作の映像・音楽的な魅力も多いです!

 

特に映像面に関しては、美術がとてもいい仕事している印象じゃな

 

カエル「団地ってボクも身に覚えがあるけれど、昭和の頃に建てられたものも多くて……今では老朽化してしまって、なんとなくお化けが出るような、怖い思いをすることも多いよね。

 だけれど、大人にとっては少し懐かしくもあって……あの大きな鉄製の重い扉で、閉める時『バン!』って音が鳴ったりして……

 その怖さや、裏返しの懐かしさなどが味わえる作品だったね」

 

(C)コロリド・ツインエンジンパートナーズ

団地の懐かしい質感なども再現された美術

 

それに、空や海の広さなども味わえるの

 

亀「この広大な世界を舞台に漂流するからこそ、自然の恐ろしさや登場人物たちの葛藤なども伝わってくるのじゃろう。

 また今作の音楽を手がけた阿部海太郎は『ペンギン・ハイウェイ』に引き続いて担当しているが、こちらもその時の登場人物たちに寄り添うような劇伴となっておる。

 音楽が効果的に使われていると感じたために、こちらも併せてチェックしてほしいかの」

 

 

 

最後に

 

というわけで、ネタバレなしで語れるとしたら、この辺りかな

 

とても見所が多くて、新たな夏の定番になってほしい作品じゃな

 

カエル「『ペンギン・ハイウェイ』もテレビで放送してくれたら、観てくれた子どもたちとかの心に残って、それこそ細田守監督の『時をかける少女』のような、夏の定番になると思うんだよね。

 もちろん今作もそれだけのポテンシャルを秘めているから……Netflix配信だと時間が過ぎてもテレビは難しいかもしれないけれど、広まってほしい作品だね」

 

亀「こちらは1度目は劇場で、2度目は確認などのために配信で見るのもいいと思う。

 この夏のオリジナルアニメとして、2022年の注目株になってほしい作品じゃな」

 

 

本作が好きな人にオススメしたい作品・記事はこちら

 

 

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