今回はテレビアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の感想記事になります!
これは今期大注目のテレビアニメだね!
カエルくん(以下カエル)
ついに2022年に最新のガンダムが登場しました!
主
いやー、久々のガンダムのテレビシリーズということもあって、ワクワクしている自分がいるよ
カエル「ちなみに、うちのガンダムに対する熱意というか、どれくらい詳しいかというと……多分、にわかオタクってレベルじゃないかなぁ。
TVシリーズは半分くらいの作品を鑑賞、映画もそれくらいかな?
あとはスパロボとか、Gジェネとかのゲーム作品をプレイしているから、どの作品も大まかなストーリーは知っていますよ、といったところですかね」
主「ちなみにいうと、好きなガンダム作品を映画・テレビ・OVAなどの区別なくランキングすると、以下のようになります」
……なんか、独特なランキングになっているような気がするけれど
1位、2位は圧倒的で、それ以外はパッと思いついた作品を挙げているって感じかな。ちなみに『閃光のハサウェイ』はまだ全話公開していないので除外していますが、この中に入る可能性はあります
カエル「これでいうと、初代はどうなの?」
主「なんか、自分の中で初代は好きとか嫌いとか、そういうことを語る次元にないというか…もう歴史というか、知っていて当然の教養というか。
『逆襲のシャア』と初代はちょっと別枠扱いって感じかな。
基本的に反戦とか、テーマ性がはっきりとした作品が好きな傾向にあるかもしれません」
カエル「なるほどなるほど。
それでは『水星の魔女』の記事をスタートしましょう!」
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作品紹介・あらすじ
声優・キャスト紹介
- スレッタ・マーキュリー(CV市ノ瀬 加那)
- ミオリネ・レンブラン (CVLynn)
- グエル・ジェターク ( CV 阿座上 洋平)
- エラン・ケレス(CV花江夏樹)
- ニカ・ナナウラ( CV宮本 侑芽)
- デリング・レンブラン(CV内田 直哉)
https://g-witch.net/character/
1話を見た時の所感について
それでは、まずはプロローグと1話を見た際の所感について話していきましょうか!
これは現代風の、攻めたガンダムだなぁと感じたよ
カエル「プロローグではガンダムらしい……というと、色々なガンダムがあるから難しい部分もあるけれど、ハードな世界が展開されていました。
一方で1話では打って変わって、楽しい学園生活! って感じが描かれていて……これはなかなか面白いよね」
主「これもよく言われているけれど、基本構成は『少女革命ウテナ』の1話と全く同じなんだよね」
Twitterとかでも『ウテナだ!』という意見がすごく多かったよね
25年くらい? 前の作品ではあるけれど、いまだに人気であることがよくわかったというか……オタクが高齢化していると見るべきなのかはわからないけれどね
主「特に自分なんかは、この『新作ガンダムはウテナだ!』という意見を知ってから配信で見たから、『あ~……なるほどな』という気持ちだったよ、とは言っておこうかな」
カエル「ふむふむ……それについてはどう思う?
主「革新的なアイディアとしてはいいと思う。
ただし一方ではあまりにもウテナすぎる。
それこそ1シーンだけ、とかならともかく、全体の話をウテナになぞらえ過ぎているのが、自分としては少しだけ疑問がある。もちろん1話ではあるけれど、換骨奪胎……つまり原点から離れるような努力が見えてこないと、1話丸々ウテナはやりすぎではないかな、とは思ったよ。
ただ全体としては今後に期待を持てるし、いいスタートを切って、今期1番の話題作になりうるポテンシャルを強く感じたのも事実かな」
今作から見えてくる3つのテーマ
では、この1話時点では語るのが早いでしょうが、見えてきそうなテーマについて語っていきましょう
おそらく、この3つのテーマについて語るのではないだろうか
- 女性の解放運動
- 親の束縛や周囲の環境からの脱却
- 既存のガンダムからの解放
① 女性の解放運動
こちらは今、Twitterでも議論になっていることだよね
おそらく『少女革命ウテナ』が下敷きにあるからこそ、連想されることだとも思うんだよね
カエル「うちでは『少女革命ウテナ』は<女性の恋愛に関する認識を解放した作品>として解釈しています。
詳しくはこちらの記事を読んでください」
上記に貼った記事と同じです
ガンダムといえば男性的なものという認識が強いものの、女性の解放を描くのではないか? という説だ
カエル「これは主人公が女性……初というと『0080のクリスは主人公格ではないのか?』などの議論がありそうだけれど、基本的には男性が主人公になりやすいガンダムの中で、女性主人公であることも、あるよね」
この2点が、1話時点で目立つだろう
主「そしてこれは『ウテナ』が再三えがいたことでもある。
この近年のリベラルな考え方は、一般的にも強く支持される傾向にあり、特に欧米ではとても重要な観点だ。
穿った見方をしてしまうと、海外受けを狙うには、このような要素も重要だと感じるし、世界的なヒットを狙うガンダムとして強かな戦略を感じる、とまで言ってしまいたい」
カエル「ふむふむ……
ただ、この見方が強すぎるのでは? という懸念もあるんだよね」
主「まだ1話だからね。
一部ではフェミニストVSオタクの場外乱闘も起こっているようだし……いや、またかよ、なんて思う。ガンダムはフェミニストを意見を代弁する存在でもなければ、オタクの遊び道具でもない。むしろ、これはのちに語るけれどガンダムはその時々の先進的な考えを反映してきた作品だ。
それを『自分の意見の代弁者』として、あるいはその反感として見方を固定化するような言論は、作品論評の幅を狭めるようで、勿体無いと思う部分もあるかな」
②親の束縛や周囲の環境からの脱却
次が『親の束縛や周囲の環境からの脱却』ということですが……
これは公式サイトにある小説を読んでほしいね
→ https://g-witch.net/music/novel/
カエル「公式サイトの小説ではプロローグから水星に行き、学校へ行くまでの様子を主役機であるエアリアル目線で描かれています」
主「ここで明かされたのがスレッタの母親のエルノラ・サマヤが復讐を目的としていること、そしてスレッタにはその気は一切ないということだ。
それで見ると、デリング・レンブランは復讐相手、その娘であるミオリネは復讐相手の娘ということになる」
ふむふむ……
でも、それは2人には何も関係がない物語ということだ
主「近年は『親ガチャ』という言葉がある。これは生まれ持った格差について言及した言葉ではあるが、親は最初に与えられた呪いであり、祝福でもある。
そして親ガチャの結果によって、子どもは選ぶことのできない宿命を与えられるという考え方もあるわけだ」
カエル「いわゆる、毒親とか、親の代理人としての子どもということだよね」
主「これが復讐ではなく、親ができなかったこと……例えば大学進学とか、弁護士などの特別な仕事に就くとか、そういうことを子どもに求める親もいる。
そしてそれに苦しめられる人も多い。
そこからの解放を描いているのではないか。
それで考えると、主題歌のYOASOBIの『祝福』の歌詞も、そのようなことを歌っているわけだしね」
https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yoasobi/shukufuku/
③ 既存のガンダムからの解放
そして最後に語るのが”既存のガンダムからの解放”ということだけれど……
近年はファーストガンダムの影響下にある作品が量産されている一面もある
カエル「それこそ『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』や『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』なども、その立ち位置になるのかなぁ」
一方で、ガンダムというのは”革新の歴史”ということもできるんだ
カエル「革新の歴史……それこそファーストガンダムがロボットアニメを変革したというか、リアルな戦争を描いたり、あるいはスーパーロボットではなく、量産機などの戦争の兵器として描いた、などのように、色々な特色がある作品ということを指摘されているよね」
主「一方で革新的な作品が時代を経るにつれて、伝統的な価値観に変容してしまうこともよくある。
一方でガンダム作品は『機動武闘伝Gガンダム』は極端な例としても、『新機動戦記ガンダムW』で女性ファンの獲得を目指したり、色々な変化を織り交ぜながら、それまでにないガンダムを作ろうという革新的な試みを多く果たしてきたんだ」
確かに、ガンダムって一言で語っても色々な作品もあるし、今では男性のみならず女性にも愛される作品も多いよね
『ガンダムSEED』とか『00』なんて、女性ファンの方が多いのではないか? と思うこともあるくらいだ
主「同時に、ガンダムは……それこそ富野監督の時代からハマーンやシロッコのように、女性の統治を目指すような先進性も兼ね備えていた。
それは今の時代の女性推進とは形は違い、母性などを重視したようにも見えなくもないが、その点においても革新的なアイディアは多いシリーズなんだよ」
カエル「ふむふむ……
そうなると『閃光のハサウェイ』とか『ガンダムUC』などの宇宙世紀ものはファーストっぽさを残した保守的なガンダムと言えるわけだね」
主「そうだね。
一方で本作は『ガンダムらしさの破壊』を目指し、大きな価値観の変更を行おうとしているように解釈できる。
その意味でもとても革新的なガンダムになるだろう。
ボクはこの試みを強く支持する。
伝統を守り続けるだけでなく、新たな形に変容すること。
それが歴代ガンダムが描いてきたことだから。
ガンダムが守るべきものというのは……『モビルスーツを出す』のと『戦争の虚しさを描き、平和を希求する』というこの2点さえ守られていれば、あとはどう改造してもいいのではないか、というのがボクの意見。
そして今作は、革新的なガンダムとして、とても意欲的で面白いものが見れそうな予感があるかな」
Twitterの感想まとめ
ここからは、Twitterに投稿した1話ごとの感想をブログにまとめていきます
あくまでも個人の感想ですので、ご了承ください
1話の感想はこちら
#水星の魔女
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月2日
1話は基本的な世界観の説明と学園ものということで10代の少年少女が戦場に立たないガンダムとして面白い試みだったのではないでしょうか
映像表現、物語、1話としての過不足ないキャラクターや世界観設定の開示なども含めて今後に期待のもてる作品に pic.twitter.com/cJT5hQZoho
よくウテナっぽいとTLに上がってましたが1話の構成は、そのままウテナを参考にしているようでしたね
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月2日
ウテナは女性のトロフィヒロインと多様な恋愛関係を取り入れたまさに現代に通用する価値観の作品でしたがガンダムでそれを取り入れるのはなるほど、と
女性主人公の意義もある pic.twitter.com/DFPGe2D1Jp
ガンダムとしては珍しいことではないですが、今作も人種的多様性も取り入れておりメインヒロイン2人が有色人種(ラテン系)と白人の女の子という点でも面白い上に海外でもしっかりと評価されるのではないでしょうか
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月2日
ハサウェイなどもそうですが海外展開も狙った強かな試みが気に入りました pic.twitter.com/QcV9JEXBc6
ビックタイトルの1話とあって小林寛監督も若手監督ですから大変なプレッシャーもあったとは思いますが、この出来であれば全話面白く駆け抜けるのではないでしょうか
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月2日
新しい現代のガンダム像を期待したいところ
今期の注目作品であるのは間違いなし❗️
2話感想はこちら
#水星の魔女
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月10日
2話を見ました
今回は周辺情報の公開と今後の物語の布石を打つ回だったので、スレッタちゃんは一休み
でもこのこが食べているシーンは好きだなぁ…毎週モグモグスレッタちゃんのコーナーはあるのでしょうか?
是非とも期待したいですね pic.twitter.com/Ig4rVJ09UI
真面目な話をすると食事シーンというのは『家族・仲間意識の強化』であったり、あるいは『安心や安寧の象徴』として描かれている場合もあります
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月10日
このシーンは転校初日でワクワクだったのに今後がどうなるかわからない苦しみが一瞬だけでも和らいだシーンということになるのでしょうか
さてさて、この話で出てきた重要な出来事は2つ
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月10日
○宇宙で暮らす人と地球で暮らす人の根強い差別感情
○どの家庭も子が親によってほの支配されている状況
この2つが大きなテーマとなってきそうですね
差別意識についてはニカ・ナナウラの食事にガムを入れられたことでも伺えます
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月10日
先にも挙げたように食事は安寧の象徴でありそれを邪魔するということは地球出身者のアーシアンには、宇宙で安寧の場所はなく大小の差別意識の被害者になっていることが示されました
(食事がいいアイテムとなっていますね) pic.twitter.com/hpibvbtsYi
『親による子の支配』もまた同様で、どの家庭も同じような出来事に苦しめられているorある程度うまく対応しなければならないということが示されました
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月10日
ミオリネの対応が異常なのではなく、グエルを見てもあのような親と子の関係はよくあるのでしょうね pic.twitter.com/CdaTrBu8g4
今回は周辺説明回ということでしたが、仮面の女性であるプロスペラの登場により、カテドラルの力関係にどのような変化が訪れるのでしょうか
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月10日
今後の展開にも要注目です pic.twitter.com/WasF8cUhBb
3話感想はこちら
水星の魔女3話、観ました
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月18日
今回は学園と決闘の説明&スレッタの境遇説明などを中心としたパートだったと思います
2話、3話を通してこれで大まかな情報は出てきたので次回以降に本格的に物語を展開していくことになるのでしょう pic.twitter.com/tf6c7YFn9J
今回は『親の意思と子の意思』に焦点を当てた回でした
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月18日
グエルはモビルスーツから何からも全て親の意思のもとで動かされてしまうという、敷かれたレールからはみ出すことができない人物として描かれます
一方でスレッタ家も一見娘を信じて放任しているようにも見えますが、真意は別なのかもしれません pic.twitter.com/13NnIpJQiM
この対比関係の先にあるのが例の告白シーンですが個人的には個人的には若干の疑問も
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月18日
この描き方だとグエルもミオリネも親からの解放という一歩はありつつも、その依存先がスレッタに変わっただけのようにも見えてきます
解放を他者に頼ることはどうなのだろう?と3話時点ですがちょっと考える部分も pic.twitter.com/VBvJzGAljv
決闘は色々なメタファーを含みそうなのでとても便利なものに見えます
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月18日
今回は資本主義ですね
大企業VSベンチャー企業のような資本の優劣の可視化ともいえ、これも現代社会の反映でもあり今後は物語の進展とともに色々な価値観を反映させることもできそうで期待が持てそうでした pic.twitter.com/yVE59z4pyW
『ビーム兵器は強い雨に弱い』という設定の開示も良かったですね
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月18日
ここでエオリアルが無敵ではないことを示すことで今後にもつながりそう……でもそうなると雨のない宇宙では強くても雨季の地球だと戦いづらそうですが、今後地球編はやらないのかな?
今回演出的に面白かったのは扉の演出ですね
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月18日
エランの顔のアップ→スレッタの顔のアップの連続性であったり、扉に映ったスレッタの顔などのように色々な意味合いを感じられるシーンがあったように思います
これで大体の設定開示は終わった模様なので今後の展開に期待ですね
4話感想はこちら
#水星の魔女
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月23日
4話観ました
今回はサブキャラクター紹介回でここまでは王道の作りと言えるでしょう。その中でスレッタの味方(?)になりうるかもしれない宇宙的には弱者のアーシアンとの交流&大財閥の娘のミオリネの存在というのは今後にも大きな意味を持つのかもしれません pic.twitter.com/J2Lc2BqLoU
今回で明かされて注目するポイントは2点
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月23日
①スレッタの夢
②スレッタのパイロットとしての技術は特別なものではない
①スレッタの夢
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月23日
「水星に学校を作りたい」
この次世代のための教育に力を入れたい=学校という夢は現代社会でも最も反感のない重要な夢をもつことが明かされました。しかしミオリネは「なんであんたが背負わなければいけないの?自分のためだけに生きればいいじゃん」と返します
ここで浮き彫りになるのが
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月23日
スレッタ→みんなのため、未来のために行動したい
ミオリネ→自分のために行動したい
これはスレッタが(母の思いは別として)背負うものがないゆえ全体のために行動したい
ミオリネは大企業という背負うものが大きいゆえに自分のために行動したいという価値観の相違です pic.twitter.com/VpihvP2azl
②スレッタのパイロットとしての腕前
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月23日
スレッタはガンダムの主人公で多かったニュータイプ的な特別な存在ではありません
それは目隠しをされたら操縦できない=ニュータイプ的な感覚を持ち合わせていない&逆境では簡単に折れてしまい熱血漢タイプではないことを示しています pic.twitter.com/qAFgcPFa2E
歴代ガンダムだと主人公は特別な素質がある(アムロ、キラなど)だったり、訓練を受けている(ドモン、ヒイロなど)あるいはどちらも普通だけれど熱血漢で芯が強い(ガロードなど)が思い浮かびますがスレッタは違い(今の所)特別な素質も訓練も芯の強さもない、軍人でもない普通の学生の女の子です pic.twitter.com/XCBAHNUGYg
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月23日
その強調は今後にも活かされていくと思いますし、だからこそチュチュの行動も「普通の女の子のための行動」でありグッとくるのでしょう
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月23日
スレッタはただガンダムの性能を引き出せるだけの、特別な王子様なんかじゃないというのが今回の大きなポイントではないでしょうか pic.twitter.com/5EZVbsoCk5
#水星の魔女
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月23日
ミオリネの部屋に親近感……素晴らしきかな、生活感
そりゃ実家じゃ片付けなんてハウスキーパー的な人がやるんでしょうしね pic.twitter.com/Wc2p4dZvh0
5話の感想はこちら
#水星の魔女
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月31日
5話を見ました
今回はエラン君回でしたねぇ
今回も感じたのは強化人士であるエランとの対比として強調されたスレッタの普通の人感ですね
この4、5話で謎のベールに包まれたスレッタの特別性がガンダム特有のニュータイプ論や強化人間論由来ではない、というのが強調されていました pic.twitter.com/fcxlKEp88J
スレッタがエアリアルを乗りこなせているのはニュータイプだからでも、強化人間だからでもない。ましてや阿頼耶識のような人体に負荷がかかるようなシステムによるものでもないことが示唆されています
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月31日
前回に引き続き『特別ではない人間が主人公』というのがさらに強調されていますね
水星の魔女から感じるのは『親という呪縛からの解放≒ガンダムという呪縛からの解放』です。そして今回は歴代主人公の要素を1つ1つ解き解いて行くことに意義を見出しているようですが、どうなのでしょうか?
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年10月31日
6話の感想はこちら
水星の魔女6話
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年11月21日
1クールの半分ということもあり、ここがミッドポイントと考えて良さそうですね
ここまでの流れからは穏やかさのある学園生活でしたが最後に今作がガンダムであること、そして人の命が決して重くないことを示してくれました pic.twitter.com/xmSHO7j8f9
ここまでの流れを考えると
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年11月21日
○スレッタ自身の成長は薄め
○スレッタ&ガンダムによって周囲が翻弄されていき、変わっていく
という物語が見えます
つまりスレッタが主人公として能動的な行動をしないで周囲が行動して決闘をけしかけて破滅、あるいは変化をしていくというのが基本プロットです pic.twitter.com/VTm8GDY57Q
延々と繰り返されたのが”親VS子供”の対立。
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年11月21日
子供たちは親、あるいは保護者役の企業によって駒として使われていく姿を強調されました
特にグエンはついに親から勘当紛いのことまで受けるようになりましたが、もしかしたら親の呪縛から離れられた第一人者なのかもしれません pic.twitter.com/b2KpH0xmbq
ここで面白いのが『大人に翻弄される子供』というプロットと『周囲に翻弄されるスレッタ』の二重性でしょうか。
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年11月21日
実は子供たちもスレッタや学校に対して行っていることが、舞台が違うだけで大人が子にやっていることは変わらないという重なるポイントはおそらく意図的なものだと考えられます
それでいうとグエルは『失った』のではなく『解放された』と考えても良さそうですね
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年11月21日
一方でエラン4人目は…
彼はガンダムに乗るものの宿命という意味でスレッタと対になる存在であり、過去作のガンダムで言えば強化人間、つまり画像の彼女たちのポジションだったのでしょう pic.twitter.com/LmcuKhNdrz
過去の強化人間の印象的な人物が女性だったのは主人公が男性だからとすれば、今作は男女が逆転しているのでエランが謎に満ちた男性なのも納得ですね
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年11月21日
やはり今作はガンダムなのだと思い知らせてくれます
ガンダムの呪い、それをスレッタが回避する理由などの謎もまた作品を魅力的で今後が楽しみですね
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