物語る亀

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物語愛好者の雑文

映画『ファンタスティックビースト2/黒い魔法使いの誕生』ネタバレ感想&評価 ファンタビワールドはまだまだ広がる!

 

 

大ヒット間違い無い作品だよね

 

もう興行成績がとてつもないことになると、結果を見なくてもわかるもんなぁ

 

カエルくん(以下カエル)

えー、前作が日本だけで73億円というとてつもない大ヒットを記録しています。

 いくらハリポタ関連作品だからといっても、1から再スタートを切る作品がこの成績だからすごいよねぇ」

 

「タイトルにハリーポッターを思わせるものはないから、ちょっとは調べたりしないとハリポタの関連作品だとわからないはずなんだけれどね」

 

カエル「ちなみに、ハリーポッターはどれくらいまで読んだの?」

主「3作目まではリアルタイムで追いかけていた。

 『賢者の石』だけ映画で観て、あとは小説をちょっと……

 確か記憶通りなら、賢者の石が公開された時まだ原作は3巻目の『アズカバンの囚人』までしか発売されていなかったんだよね。

 ちょっと待っていた間に熱が冷めたという感じかなぁ」

 

カエル「今思うと、よくあんな分厚い本のシリーズを一生懸命読んでいたよね……

 今なら到底手を出そうなんて全く思わないかな」

主「ある種のライトノベル的な面白さがあったし、日本の場合はハリーポッターの訳が読みやすかったというのもある。

 一部では当然のように批判もあるけれど、子供たちをはじめとして読みやすい作品に仕上がっているのは、松岡佑子の功績もあるんじゃないの?」

カエル「話が逸れましたが、それではハリポタシリーズはほとんど無知に等しい人間のファンタビ2の感想を始めましょう!

 

 

 

 


映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』コミコン予告【HD】2018年11月23日(金・祝)公開

 

 

 

 

感想

 

では、Twitterの短評から始めましょう!

 

 

シリーズもののお手本となる作品と言えるのではないかな?

 

カエル「お、これは評価が高いね!

主「前作もそうだったんだけれど、ファンタビは全5作という長大なシリーズになることが決定している。もちろん、シリーズ作品としてみれば持った長い作品はあるけれど、最初から5部作、約10年以上もかけて制作されることが決まっているシリーズはほぼないだろう。

 全体のバランスを見た場合、2作目でこのような作品を制作したことは、シリーズ全体の構成などしっかりとしたものが、すでに出来上がっていることの証明になるんじゃないかな?

 

カエル「しかも、今作は全てデヴィット・イェーツ監督が制作することが決まっていて、これだけシリーズもので同じ監督が制作するということは、近年のハリウッドでは少なったね」

主「個人的にはシリーズものの監督が変わることを、あまり良しとはしないんだよねぇ……

 もちろん、ハリウッドの制作システムは監督よりも制作総指揮やプロデューサーの権限が強いし、何ならば制作会社の意向に沿って作らされる部分もある。日本ほど監督が作品のすべての責任を持つという、信仰に似た思いはないという指摘もある。

 だけれど、基本的に主要スタッフは変えるべきじゃないというのは、結構わかりやすい話だろうけれど……」

 

カエル「監督が変わって名作になったシリーズといえば『スターウォーズ』の旧3部作などもあるけれど、一応ルーカスが作品に口出ししているしね」

主「今作はそれこそスターウォーズに例えると『帝国の逆襲』であり、1つの作品としてみると、ちょっと思うところはあるかもしれない。

 だけれど、シリーズとしてみたときに話の風呂敷を大きく広げながらも、ある程度組み替える自由がある作品でもある。

 起承転結でいえば承にあたる作品だね

 

 

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万人にオススメできる作品?

 

実際、ハリポタ知識は必要なの?

 

どうだろう……自分はあまりいらないと思ったけれどね

 

カエル「もちろん、前作を見ておかないとお話が理解できないというのは前提としてあるけれど、間口は広い作品なの?」

主「間口は相当広いようには感じたかなぁ。

 さすがに本作だけを見た場合に、単語の意味を含めて全てを理解するというのは不可能だよ。”アズカバン”や”不死鳥”などのハリポタシリーズ世界に深い意味を持つ言葉がたくさん出てくるし。

 でも、この手の作品の中では……それこそ、先ほどから挙げているスターウォーズなどに比べれば、初見さんでも相当わかりやすい作品になっていると思うんだけれどね」

 

カエル「でも、ハリポタシリーズを知らないということは”ダンブルドア”がどういう人なのかも知らないということだから、それは厳しいんじゃない?」

主「あー、確かにねぇ……

 自分も前述のようにハリポタは途中までしか見ていないし、さらにいえば読んだのも十年以上前だから内容はほとんど忘れているけれど、お話自体はなんとなく理解できたかな」

 

カエル「ただ、世間評を見る限りだと『ファン向け過ぎる!』という声もあるようだけれど……

主「う〜ん……自分はハリポタ、ほとんど知らないけれどあんまり気にならなかったんだけれどね…?

 字幕と吹き替えの違いもあるんじゃないかなぁ……ほら、字幕を追うと情報量が多すぎるから処理が大変とかさ」

 

カエル「初見の方に”ここが見所!”というポイントがあれば、ぜひそこを!」

主「やっぱり映像技術の素晴らしさだよね。

 今作は初っ端からグイグイ画面に引き込んでいくような作りになっていて、4DX だったり3Dなどが映える作品になっていた。

 できれば、このような環境で見て欲しいかなぁ。

 あと音楽もとてもいいので、劇場で観ることを強くお勧めします。

 多分テレビでは本作の面白さって伝わりづらいかな」

 

 

 

吹き替え版について

 

今回は吹き替え版で鑑賞したので、そちらの感想もちょっとだけ

 

特にこだわりがなければ、吹き替え版で観ることをオススメしたいね!

 

カエル「まずは、主役のニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)の吹き替えの担当は、大人気声優である宮野真守です!

 いや、ほんと毎週のように映画館で声を聞いているよね……」

主「大忙しで体調や家庭が大丈夫か? って心配になる程だよ……

 おそらく、山寺宏一のタレント活動も積極的にしている声優というポジションに次に立つのは宮野真守じゃないかな?

 七色の声というタイプではないけれど、本作もその魅力は十分に発揮されていて、元々のイケメンボイスはそのままに、少し弱々しさも残る演技でとても引き込まれたね」

 

カエル「そしてヒロインのティナ・ゴールドスタイン(キャサリン・ウォーターストン)は伊藤静が力強く演じています

主「ちょっと勝気な感じがあるけれど、伊藤静の声質ってもともとどこか気品があるから乱暴にならない。だからこそ”強いけれど嫌味にならない”という絶妙なバランスになっている。

 でも、今回絶賛したいのはもう一人のヒロインだよ!

 

カエル「ファンタビといえばこの人の存在を忘れてはいけません。

 ジェイコブ・コワルスキー(ダン・フォグラー)役の間宮康弘だね

主「今作が魅力的なのは、ジェイコブの存在はとても大きい。

 彼が作中のコメディリリーフになることで、物語がシリアスになりすぎない魅力がある。彼が所々で面白いコメントを残すからこそ、デコボココンビとしての魅力が発揮されている。

 そして、もう1人欠かせないのはジェイコブの相手役であるクイニー・ゴールドスタイン(アリソン・スドル)役の遠藤綾!

 遠藤綾は元々の声質が色気があるけれど、今作ではその色気の中に天然ボケのような要素が入っている。このジェイコブとクイニーの2人のやり取りがコメディのようになるからこそ魅力があり、そしてドキドキしてくる物語になっているんだ」

 

カエル「もちろん、ダンブルドア先生を演じるジュードロウといえば森川智之や、グリンデルバルド役のジョニーデップでお馴染みの平田広明など、渋い声優も出演!

 耳でも楽しめることがまちがえない作品です!

 

以下ネタバレあり

 

 

 

 

長所と欠点

 

本作の長所1 圧倒的な映像演出

 

では、ここからはネタバレありで長所と欠点について語っていきましょう!

 

まず、長所としては何と言っても迫力のある映像だよね

 

カエル「もう冒頭からとてつもない作品だよね……

 アクションも満載で、さらにどんでん返しなども会って一気に引き込まれていったし!」

主「自分が注目したのは、最初のビルが建ち並ぶシーンだけれど、そこの奥行きがとても感じられたのね。

 これは3Dで見たら一気に引き込まれるだろうな、って感じた。2Dの画面でもスクリーンに一気にのめり込んでいくような感覚になり、没入感が生まれていったね」

 

カエル「でもさ、やっぱりこの手のCGを多用する作品にはありがちだけれど、暗い場面が本当に多かったなぁ……

主「そこはしょうがない部分もあるよなぁ。暗いシーンにすることでCGの粗が見えづらいというのもあるけれど、残念ながらスタートの戦闘描写などもスピーディではあるものの、若干見づらさは感じられた。

 だけれど、本作って映像の快感がとても大きい!

 例えば、ニュートが怪我をした動物に軟膏を塗りに行くシーンでは、水の中の動きとそこから水面に上がってきた時の快感で、ちょっと震えたくらい。

 また、ちょっとした描写では空撮するように滑らかに滑るように撮っていたり、あるいは廊下がちょっと斜めになるように撮影されていたりと、カメラを縦横無尽に使うことで魔法世界の不思議な浮遊感などを捉えていた印象だな」

 

カエル「ファンタビってハリポタに比べると空を飛ぶシーンが特別多いわけではないけれど、それでも快感がとても大きいよね」

主「多くの人に映像としてどれだけ魅力的で快感のあるものを届けられるのか? ということを追求した結果だろうな」

 

 

本作の長所2 キャラクターたちの魅力

 

次に出てくるのは、やっぱりキャラクターたちの魅力だよね

 

ジェイコブ、やっぱりいい味を出しているわぁ……

 

カエル「ジェイコブなんてさ、前作の終わり方を見ると、もしかしたら続編には登場しないのでは? とも思われていたけれど、ちゃんと出てきたね」

主「自分はこのあたりは前作の反響が大きくて、相当脚本をいじったんじゃないかな? と邪推するほどだね。

 ちょっと入り方が今作では珍しく? 無理矢理感があったし。

 だけれど、それも納得……というか、本作のヒロインであり、裏主人公は間違いなくジェイコブだからさ。

 彼がいるのといないのとでは、全く物語の魅力が変わってくる」

 

カエル「特に今回は大活躍だったね。

 ジェイコブとクイニーがいなければ、ここまで面白いお話になっていないんじゃないか? ってほどで!」

主「もちろん2人の恋愛劇もいいけれど……今作ってなんかよくわからんけれど、腐女子受けを気にしているのか? ってくらいに男同士の描写が面白いんだよね。

 ニュートとジェイコブはちょいちょい手をつないだりして、デコボココンビっぷりがちょっとキュンとくるところもあるし、さらにいえば……これは重大なネタバレになりそうだからごまかすけれど、ある重要人物どうしが昔は親友で、その描写で手を恋人つなぎをしているというね」

 

カエル「ちょっと同性愛チックなところも感じたかなぁ。その辺りも近年の流れとして意識しているのかもしれないね」

主「それと、やっぱり動物達。

 特に今作もニフラーは大活躍!

 ジェイコブと並ぶ人気を誇り、見事マスコットキャラクターとしての地位を確立したと言えるのではないかな?」

 

 

本作の長所3 社会性のあるストーリー

 

結構ぶっ込んできたよね……グリンデルバルドの主張に同意する人もいるんじゃないかな?

 

社会性を強くして、ファンタビの方向性をはっきりとさせたな

 

カエル「前作は起承転結でいえば起のパートだったから、魔法動物や味方たち、世界観の説明に終始したじゃない。

 それはそれで面白いけれど、グリンデルバルドの恐ろしさややりたいことってイマイチよくわからなかった印象だけれど、本作はそれがビンビン伝わってきて!

主「今作は1920年代を舞台にしているけれど、第一次世界大戦の記憶もまだまだ鮮明な時代だ。そこで巻き起こるのは、ヒトラーなどをはじめとした優生思想を用いた人種差別である。

 これは現代でも最も重要な課題の1つであり、国際的にも大きな論調になっているね」

 

カエル「先ほどから挙げているジェイコブとクイニーの関係だけれど、魔法を使えないノーマジとはデートも憚れれるというのは、それこそユダヤ人に対する扱いにも思えてくるよ……」

主「その中でも複数の愛や人間関係を描き、そしてそれを次回以降に広げるように大きく展開してきた。

 今作が『帝国の逆襲』といったのは、やはりどうしても大物感が伝わってこなかなったラスボスであるグリンデルバルドの魅力と、その思想を前面に出すことによって、その後の物語がより魅力的になるように仕向けたこと。

 だから物語としてはそこまでカタルシスはないけれど、でも作品自体のテーマやキャラクターを深掘りし、今後の展開にとても希望が持てるし、色々とイジルこともできる余白を残した、見事な作品だったんじゃないかな?

 

 

 

 

欠点について

 

今作の欠点1 長い&中緩み

 

では、ここからは欠点について書いていくけれど……

 

やっぱり長いのと、中緩みは否めないかな

 

カエル「前半と終盤はもちろんアクションがモリモリなんだけれど、中盤になるとシリアスパートがとても長くて、あまり映像として引き込むシーンが少なかった印象かなぁ……」

主「ちょっとびっくりしたのが、ある登場人物たちの重要な家族の問題を、ほとんど会話で終わらせてしまったこと。

 ここはもう少し見せ方があるんじゃないの? って思ったし、正直キャラクターの関係性でこんがらがった部分もある。

 本作は登場人物も多いし、前作を見ているとはいえ、あまり丁寧で親切とは言いづらい部分はあるね

 

カエル「でもさ、コメディーパートを入れたり、色々と一本調子にならないように工夫はされていたんだよね」

主「だから大コケはしない。

 それと本作がどうしても問題になるのが、戦うべき明確な敵の存在がいないところ。

 もちろん、グリンデルバルド一派は強力な敵であるけれど、いきなりラスボスと戦って勝つという物語にするわけにはいかない。

 そのために中ボス的な役割であり、本作でのラスボスとして新キャラを用意したのかな? と思いきや、今作ではそういう展開にならなかったからね

 

カエル「中盤のダンブルドア先生が『墓場には行かないほうがいい』という忠告したけれど、それも何の意味もなかったもんね。忠告を聞いていればどうにかなったとは思えないけれど……」

主「そのルートだとどこまで大きく変化したのかな?

 本作はグリンデルバルド一派を魅力的に描くことには成功したけれど、残念ながら1つの物語としてはカタルシスは少なくて、ちょっと賛否が分かれそうな作品になってしまった。

 やっぱり、中継ぎ作品という印象は拭えないかな」

 

 

 

本作の欠点2 重大な魅力の消失

 

前作であった大きな魅力が、今作ではなくなってしまったという話だけれど……

 

これは魔法動物たちの存在だ

 

カエル「今回ももちろん全く魔法動物が出てこないわけではないし、中には魅力的なのもいるけれど、残念ながら数や登場する時間は減ったと言わざるをえないのかなぁ」

主「ファンタビが他の魔法ものと違った魅力を生み出せたのは、何と言っても魔法動物の魅力だろう。

 それこそ前作は色々なタイプの魔法動物を出し、その中でもニフラーというマスコットになるキャラクターを生み出していった。

 だけれど、今作はその路線からは変更したとみえしまう部分もあるな

 

カエル「ニュートの大きな特徴であるだけに、どうせならば戦闘シーンやピンチを脱するシーンでは普通の魔法ではなくて、動物たちを活用して欲しかったなぁ」

主「わざわざカッパの名前も出した割には何も無いしなぁ。それは日本向けのアピールだったのか? それとやっぱり中国に向いた部分はあったかなぁ。とは言っても、その手のビジネス上の都合が垣間見える描写でも、そこまで文句は無いんだけれどね。

 でもどうせならばフランスに向かうのも魔法動物の能力だったり、あるいはピンチから脱する時もズーウーの足などで一気に駆け抜けるなどがあったほうが、ファンタビらしくて良かったと思う

 

 

 

 

本作の欠点3 新キャラクターが……

 

そしてこれは長所2と矛盾するようだけれど……

 

新キャラクターの魅力が全く伝わってこなかったんだよなぁ

 

カエル「もちろんダンブルドア先生は魅力的だけれど、彼が新キャラか? と言われると、それはちょっと違うしね」

主「前作以前から名前だけは出ていたようだけれど、リタ・レストレンジ(ゾーイ・クラビッツ)は、彼女だからこその魅力が出せていたとは思えない。

 物語の都合上、出てきただけというレベルは超えてこないかなぁ。

 それは他のキャラクターもそうで、ナギニ(クローディア・キム)なんて蛇に変身できる黄色人種という色々と盛れそうなキャラクターでありながらも、生かしきれなかった印象だな」

 

カエル「結局、前作の登場キャラクターやダンブルドア先生などを掘り下げることでいっぱいになってしまったね」

主「もちろん、この先の展開でとても大きな働きをして、魅力的になる可能性も十分にある。

 だけれど、そこまで思い入れもなく、さらに魅力もあまりないキャラクターたちのお話をされてもな、という気分もある。

 結局、今作のラストで描いたのも新キャラクターの魅力というよりは、ダンブルドア先生の名前を使って魅力を出そうという試みでしかない。

 中継ぎ作品ではあるけれど、もう少し新しい要素を魅力的に加えて欲しかったな、という思いはどうしても拭えないかな

 

 

今後の展開の予想

 

今後の展開はどうなると思う?

 

自分は『ガンダムUC』の展開になってほしいなぁ……

 

カエル「ガンダムUC?」

主「今作のニュートを象徴するセリフとして深く印象に残ったのは『僕は理解できないものを殺すような人は理解できない』(みたいなニュアンス)という発言だった。

 これはグリンデルバルドに対する発言ではなくて、闇祓いに対する発言なんだよ。

 そう考えると、今作のニュートは誰かを倒す主人公ではなくて、誰かを”救う”主人公なんだよ。

 その象徴が魔法動物たちであり、その愛を人間にも発揮しようとしている」

 

カエル「ニュートのキャラクターの弱さも指摘されているけれど……」

主「たぶん、その役割もあるんじゃないかな?

 どちらかというと主人公気質というよりも、ヒロインなどの回復や癒しを担当するタイプに該当すると思う。

 前作のハリーは未熟だけれど正義の味方として成長していく姿もあり、ある種の王道でもあった。

 だけれど、今作はその路線とは決別してくれるんじゃないか? という期待もちょっとある。

 自分としては”ダンブルドアの正義””グリンデルバルドの正義”の両方を知り、第3の道を模索する物語になってほしいね」

 

カエル「連邦の正義とジオンの正義を語ったガンダムUCってことね……

 でもあのラストからその路線いくのかなぁ?」

主「いってほしいなぁ」

 

 

 

公式ビジュアルから見えるもの

 

今回の公式ビジュアルはこのようになっています

 

 

 

すごくいいビジュアルだよね

 

カエル「背中を向けたグリンデルバルドと、それに対して様々な反応を示す面々の様子が描かれているね」

主「それぞれのキャラクターがグリンデルバルドに対するニュアンスがよくわかるよね。

 ある人物はまっすぐに向き合って対立し、ある人物は目をつむり見ないようにしている。この体の向きと視線により、どのような感情を抱いているのかがわかるようになっている。

 この中で唯一ジェイコブだけが右向きなんだけれど、これは彼がノーマジであることを示しているのもあるだろう。

 だけれど、それと同時に大事なのは、クイニーとと背中合わせになっており、これが本作に対して大きな意味をもたらしている

 

カエル「ふむふむ……」

 主「で、自分は先ほど述べたような予想というか、物語の展開になってほしいという理由の1つがこのビジュアルにもあって、ニュートはグリンデルバルドに向き合ってはいない。顔を見て入るけれど、ちょっと俯き気味でもある。

 これって、どっちにも転ぶ可能性があることを示しているんじゃないかな?

 日本のビジュアルだとどうしても全員が顔を出さないといけないというのもあるけれど、このような形で公式ビジュアルで物語や今後の展開を語るという試みなどもすごくいいよね」

 

 

 

 

 

まとめ

 

では、ここでこの記事のまとめです!

 

  • 5部作という長いストーリーの2部作目として、かなり安定した作品!
  • 吹き替え版の声優陣も好演が目立つ!
  • 映像表現や前作から登場するキャラクターの魅力は抜群!
  • ただし、本作の良さが一部でなくなってしまった部分も……

 

万人向けのエンタメ作品として満足度が高い作品です!

 

カエル「映像も見所豊富だし、どうせならば映像に集中してもらうために吹き替え版もススメしたい作品です!」

主「それだけの魅力に溢れているからね。

 今作も相当な興行収入を叩き出すだろうけれど、シリーズもののエンタメ超大作の2作目としては、ほぼほぼパーフェクトな印象もあるかな。

 ぜひ劇場で鑑賞してください!」

 

 

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