今回は『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』の感想ですが……
先に言っておくと、激辛です
カエルくん(以下カエル)
いや、ホント、鬼滅ファンの人は読まないほうがいいと思います
主
元々鬼滅のアニメは辛口な部分もあったけれど、それがさらに加速した
カエル「まあ、こういう意見もあるんだなぁ……くらいで、広い気持ちで見てもらえると嬉しいです、はい……
ボクもなんとか止めようと思いますが、この人は止まらないので……😭」
主「これでも日和ったほうなんだけれどなぁ……
それじゃ、激辛な記事をスタートしよう!
目指せ、大炎上!」
カエル「……冗談でも炎上はやめて……」
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chatGPTによるこの記事のまとめ
- 物語の構成の混乱とテンポの不一致に焦点を当て、特に柱稽古編での退屈な進行に驚きと失望
- 劇場での観賞が疑問視され、TVアニメとしてのクオリティは一定だが、映画としての付加価値に欠けると指摘
- 筆者が成功と指摘しているufotableの「Fate/stay night [Heaven's Feel]」との対比も行い、各要素が調和して初めて面白さが生まれると強調している。
感想
えー、まずはXでのポストからスタートです
『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2024年2月2日
<⚠️辛口注意⚠️>
TVシリーズの最終話と柱稽古編の1話を先行上映という形をさっ引いても、物語の構成があまりにも悪く流れが止まっているように感じました
1話の出来としてもあんまり褒められないし映像面も疑問点がありこれを映画館で見せる意味あるの? pic.twitter.com/MX79POhXr6
ぼくはufotableは今の日本アニメ界を代表するアニメ制作スタジオだと思っていますが、本当にこれでいいの? と疑問になってしまいました
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2024年2月2日
映像処理は素晴らしいですが全体で言えばどんどん作品が悪くなっていっている……
ビジネス的にやめられないのもわかりますけれどかなり疑問点が強いです
かなり、激辛なことを今回は言わせていただきます
カエル「一応言っておくと、うちはufotableをとても高く評価していて、日本を代表するアニメスタジオの1つだと思っています……というか、アニメファンはほとんどの人がそう思っているよね。
別に鬼滅アンチとか、スタジオのアンチというわけではない、と先に語っておきます」
主「アンチなんかであるもんか。
自分が書籍を出した時だって、2020年出版だったけれど柱はエヴァ、京アニ、ufotableのつもりだったんだよ。ただ結果的にシンエヴァは夏頃と言われながら普通に延期して、京アニのヴァイオレットの映画もFateも色々あって公開延期で、それができなくて根本から構成を練り直すことにはなったのが悔いではあるけれど、それくらい好きなスタジオだよ。
だからこそ、鬼滅に関しては徹底的に言いたい事がある。
同時に、自分が何を語っても世間評価は一切揺るがないという安心感もあるけれどね」
その……言いたいことというのは?
もうさ、どんどん作品がダメになっていっている‼️
主「はっきりいうと、もうシリーズとしてかなり問題がある。
ここまで酷いとは思わなかったってくらい、酷い。
そりゃ国民的作品になったからビジネス的に作り続けなければいけないのは理解できるけれど、それにしてもこの出来はあまりにも酷い。何のために映画として公開したのかも理解できないほどだ。
もう、正直、このレベルを量産するのであればufotableには鬼滅から手を引いて欲しいレベルだよ」
あまりにも酷い物語構成
……その酷い部分ってどこを指しているの?
もう、物語の構成が完全にメチャクチャだよ
カエル「ここは前々から語っているけれど、今回はさらに悪化していると……?」
主「もう、構成そのものが破綻していて、物語が疾走しないんだよね。
これは刀鍛冶の里編をみている最中にも思ったけれど、あまりにも下手くそすぎて、マジか……って驚愕するレベルだった。間延びしているし、1話ごとのメリハリもついていない。
これもよく言われているけれど、ナレーションでの状況説明の多様はそういう作風だからと許せるとしても、そのせいで物語のテンポ感やリズムが一切なくなっている。
テンポが同一だから、観ていて退屈になって飽きてきちゃう」
もちろん、好みの問題もあるとは思いますが……
特に今回の柱稽古編でいえば、1話の出来としてあまりにも退屈でビックリした
主「1話には1話の作り方っていうのがある。
もちろん、今回はシリーズものだから説明は省いていいけれど、この話をどのように見せるのかということを計算して演出・構成する必要がある。
その点において、今回も全くテンポも一緒で、全部リズムが同じだから、めちゃくちゃ間延びしている。
鬼滅って脚本のクレジットがufotableという社名なんだけれど……さすがに誰かしら脚本構成しているとは思うけれど、本当に誰も脚本構成をしていないならば、ちょっと考え直したほうがいいのではないか。
元々TVシリーズにおける脚本構成が巧みとは言い難いスタジオであったけれど、鬼滅に関しては破綻しているレベルだよ」
原作通りに構成しているからでは? という意見も出そうですが……
原作通りにやっちゃダメなんだよ
カエル「それは、今のタイミングでは荒れそうな話題だから慎重な発言を……」
主「当たり前だけれどさ、週刊漫画原作とTVアニメじゃ、物語構成が全く異なる。
物語を変えろって意味じゃないよ。
改変云々以前に、その1話の中でどのように起承転結なり、三幕構成でリズムを生み出すのか、TVアニメ1話の中で原作漫画の何話のどこまでを入れるのか、どこで次週に引き伸ばすのか、あるいはどの程度時系列を整理するのか、ということも問われてくる。
週刊連載でまとまらなかった、あるいはぐちゃぐちゃになった時系列を修正して、よりわかりやすくする事例だってあるわけだ。
だけれど、鬼滅はその構成を完全に無視しているようにしか見えない。
だから物語のリズムも何もかも死んでいるんだよ。
改変しろってことじゃないの。
重要なのは脚色しろってことで、TVのフォーマットに合わせること。
今の状態じゃ……いっちゃなんだけれど、昔のジャンプアニメと同じ。
原作に追いつかないように引き伸ばしまくったのと、ほとんど同じような状態のリズム感になっているんだよ」
映画で何を観たいのか?
でもさ、評判はいいんじゃないの?
そりゃ映像表現は一定以上には優れているからね
カエル「キャラクターが良くて、原作そのまんまで、映像が良ければ、それで物語としてはいいんじゃないの?」
主「そんなわけあるかい!
そもそも、今回の映画でなんで最終話を映画館で観るんだよ。
いや、興行的に最終話を流すのはわかるけれどさ、刀鍛冶の里編だったら、映画館でやるべきはその前のEP10の甘露寺のバトルとかなんじゃないの?」
カエル「もっと派手で動くアクション回もあるよってこと?
それはまあそうかもしれないけれど、でも最終話の感動を……ということもあるし……」
主「その最終回も音楽と演出で無理矢理盛り上げているようにしか見えないけれどね。音楽ジャジャーンが強すぎるんじゃないの?
冒頭のこれまでのあらすじも手抜きにしか見えなかったし……
まあ、最終回はいいとしてさ、じゃあ柱稽古編編の1話ですよ。
何あれ?
あれをなんで映画館で観るの?」
そこまで酷いものだったかなぁ
TVアニメとしてのクオリティは一定のものであったけれど、劇場で見る意味は何?
カエル「先行上映だし、いつもは『TVアニメは省略も大事』っていっているのに……」
主「だから、それはきちんと物語を構成して、演出された場合だよ。
TVアニメにおいて、全てをリッチにする必要はない。
むしろ、今はリッチすぎるという意見にも、自分は同意するところもある。
だけれど、今作は……例えば鬼殺隊の口元が隠れているから、パクすらないという絵も普通に出てくる。それはTVアニメにおいては省略となるけれど、映画館で観る映像としては減点対象でしょう。
だって、大スクリーンでお金払って観たい映像ってものはあるでしょう?
さらに言えば絵は豪華かもしれないけれど、色艶も感じられず、匂いもしないんだよ。
無味無臭の映像になっていて、なんでこれを2000円払って映画館で観るんだろう? って疑問になったほどだ」
本当はもっとできるスタジオのufotable
……まあ、でもさ、ここまで大きなコンテンツになると色々としがらみとかもあるだろうし
ufotableができないスタジオだったら、こんなことは言わないよ
カエル「昔はもっと出来ていたってこと?」
主「昔ってほど昔じゃない。
それこそ『Fate HF』なんて、見事なものだったじゃない。
膨大なシナリオがある原作ゲームを劇場アニメ3部作にして再構成して、きっちりとまとめ上げて称賛の声を浴びた。しかも映像は成人向けゲームというのもあるけれど、色艶……つまりエロティシズムもあり登場人物たちに色や個性を感じて、アクションがド派手ながらもきめ細やかさを感じて、音楽の合わせ方も含めて作業全体に芳醇な味わいがあった。
今作は、それが全くない」
少年漫画原作でファミリー向けの鬼滅だからじゃ……
それって言い訳になる?
主「原作があって、何も改変できないからとかさ、表にはでない理由もあるんだろうけれど……それでも、これがあのufotableの作品かと思うと愕然とする。
もういっそのこと『適当に作っても売れるからTVシリーズも映像だけは適当に作り込んで、あとは力を入れるシーンで誤魔化して、最後に映画でド派手に稼げればそれでいいっしょ』みたいなことを言ってくれたほうが納得するよ。
『魔法使いの夜』とか、別の作品に力を入れていて、こっちはおざなりなんじゃないの? って邪推するレベルだし、なんならそうあって欲しいとすら思う」
アニメっていうのは総合芸術なんだ
主「映像だけでも、音楽だけでも、物語だけでも、美術だけでも……それ以外のなんでもそうだけれど、それだけじゃダメなんだよ。
そのいくつもの要素が合わさることで、面白いものができる。そして、その手腕にこそ監督や演出・作画担当なども意思が宿るわけじゃない。
今回のままじゃ、ホントにスカスカだよ。
それこそこの作品に込める思いや覚悟や挑戦みたいなものを……『本当の声を聞かせておくれよ』って、映像から感じさせてくれよって言いたいね」
最後に
えー、というわけで、相当な辛口記事になりました
ダメ出ししたけれど、嫌いだからじゃないからね
カエル「むしろその逆で、もっともっとできるスタジオだし、やらなければいけないと思っているということを強調したいですね」
主「いいスタジオなんだよ、本当に。
だからこそ、このレベルの作品を映画館で出すのは驚愕した。
いや、儲けるのは大事だけれど……今作でもしっかり儲けて、次に繋げて欲しいけれど、それと作品の評価はまた別。
あとは、これだけ言っても作品に傷はつかないってわかっているし、燃えるのはこっちの方だから」
……ほぼほぼ自爆みたいなものだね
言いたいことは言ったし、これでスッキリしたので、あとは記事の否定意見から逃げるようにしよう!
あ、逃げた! 逃げるな卑怯者!