今回から始まりました『亀の歩みより遅い⁉️エンタメ遅報』のコーナーです!
こちらでは先週1週間のエンタメ関連の報道・情報に関して振り返って行こうかの
カエルくん(以下カエル)
思いつきのコーナーですが、エンタメ関連の報道を一気におさらいできるという意味では、重宝される企画なのでは? と思っています
亀爺(以下亀)
なるべく続けられるように、月曜お馴染みの企画となればいいの
カエル「それでは、形式などを探り探りになりますが、早速記事を始めましょう!」
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映画関連
東宝社長 『ゴジラ−1.0』のヒットに今後の意欲表明
『ゴジラ−1.0』の北米興行の歴史的なヒットに関して、社長が記者発表会にてコメントしました
カエル「日本でも大きな話題となっている本作の北米興行収入ですが、1月28日までの59日間で、5500万ドルを突破、北米での非英語の映画興収が歴代3位にもなっています。
レジェンダリーとの契約で上映終了とのことですが、実写でここまでのヒットは予想していなかったのではないでしょうか」
亀「実写邦画のヒットということで、大きな話題となっていることじゃな。
このこと自体は良いことであるし、素直にめでたいと祝うべきじゃろう」
……なんか含みがあるよね?
主は、文句があるみたいじゃがな
カエル「ゴジラというIPを北米に制作に舵を切り、世界規模に拡大したことの成果がこうやって出た、ということだよね」
亀「それと同時に、うちとしてはゴジラというIPの勝利であり、その表現形式が実写映画だっただけであって、これを『実写邦画の成功』とくくるのは正解なのじゃろうか?
この後に続くIPが東宝にどれだけあるのか、という話のかもしれんが、東宝にゴジラの次の弾がどれだけあるのかの?
IPと映画ビジネスあれば、2023年は任天堂のほうがスケール感が大きく、さらにマリオ以外にもポケモン、ゼルダなどのIPが豊富なので、うちとしては注目したい、という話かもしれんの」
名探偵コナン『100万ドルの五稜郭』試写会なしが決定
こちらは毎年公開のコナン映画の試写会が行われないことが決定したとこのことです
カエル「試写会は口コミでの評判を広めてもらうために行われるのが通例ですが、特に昨年のコナン映画における公開前のネタバレ騒動などもあり、確かにミステリー作品とは相性が悪いかもしれません。
また試写会がなかった『シンゴジラ』以降の庵野秀明作品や宣伝自体がない『君たちはどう生きるか』のヒットによって、映画宣伝の形も変わってきているということでしょう」
亀「特に人気IPの作品じゃから、試写会で評価が高まる、あるいは低くなるという口コミを期待する要素は少ないかもしれん。
むしろ公開直後のSNSの爆発力の方が大きい可能性があり、この流れは続く可能性があるの」
ピクサー映画『ソウルフル・ワールド』アメリカで劇場上映も興行的に振るわず
配信限定であった『ソウルフル・ワールド』の劇場上映も、興行的にはかなり苦戦しているという話じゃな
カエル「先のウイルス問題もあってディズニープラスで配信されていた『ソウルフル・ワールド』がアメリカで上映されましたが、1350館で公開ながら興行3日間で42万ドルという、興行的な苦戦が報じられています」
亀「一度配信された作品の再上映が近年目立つが、それはやはり歴史的な評価を得ている過去作の話。今回のように公開・配信から間もない作品の再上映は、かなり苦戦するということがわかったようじゃな。
作品そのもの評価は非常に良かっただけに、この実験結果はインパクトを生みそうじゃ。
今後のディズニー・ピクサー映画の公開日程にも、影響を与える可能性があるの」
アニメ関連
コナミ アニメスタジオを設立
ゲーム制作会社のコナミがアニメーションスタジオの『KONAMI animation』を設立しました
カエル「近年ゲーム会社がアニメスタジオを設立する流れがあり、特に目立つのは『ウマ娘』などを制作するCygamesPicturesでしょうか。
一昔前はゲーム制作会社のIPを使って、アニメ制作会社が作品を作る流れが一般的だったと認識していますが、これからの時代はゲーム会社が直接アニメ制作会社を運営する流れになりそうです」
亀「先のゴジラと同じように IPビジネスの一環として、わしはとても妥当な流れだと評価したい。
KONAMIは世界的IPといえば『メタルギア』シリーズをはじめ『悪魔城ドラキュラ』のように古くからある名作の他にもキャラクターIPとしては『がんばれゴエモン』だったり、オタク向けとしては『クイズマジックアカデミー』『ラブプラス』『ときメモ』などのラインナップもあるじゃろう。
このIPを活かす手法としてアニメーションスタジオの設立はゲームとの関連性もある。
同時に、アニメスタジオの多様化によって大手が参入し、業界全体の労働環境も変わらざるを得ないじゃろう。
少しは労働環境改善の方向に向かうかもしれん。
というよりも、これだけ人手不足と言われている中で、なぜ賃金が低い問題が発生しているのかがわからんのじゃが……
今後も様々な動きが予想される中で、大きな流れの一環として期待したいの」
『薬屋のひとりごと』厚生労働省の広報誌の表紙を飾る
アニメと公共機関のコラボレーションが進むの
カエル「人気TVアニメの『薬屋のひとりごと』が厚生労働省の広報誌、厚生労働の表紙となりました。主役の悠木碧のインタビュー記事も掲載されています」
亀「近年、アニメ作品と省庁などの公的機関とのコラボレーションは珍しいものではなくなったが、さらに進んでいくことになりそうじゃな。
『薬屋のひとりごと』関連では、もう1つ話題がある」
『薬屋のひとりごと』EPARKお薬手帳アプリとコラボレーション
🍃━━…‥・
— 『薬屋のひとりごと』アニメ公式 (@kusuriya_PR) 2024年2月1日
「EPARKお薬手帳」に
『#薬屋のひとりごと』
着せ替えが登場!
・‥…━━🍃
電子お薬手帳アプリ「EPARKお薬手帳」に
猫猫と壬氏の着せ替えが登場✨
全3種類が順次公開予定です📱
☛詳細はこちらhttps://t.co/AfrpjXwLiE pic.twitter.com/29jPONju2F
電子お薬手帳アプリである『EPARKお薬手帳』に、薬屋のひとりごとが登場です
カエル「こちらも前の項目と同じような内容ですが、お薬手帳アプリとのコラボレーションを行いました」
亀「わしもこのアプリを使っておるが、こういう動きがあると一層電子化が進む小さなきっかけになるのではないじゃろうか。
社会的にDX化が推進されていく中で、こういったコラボレーションで楽しくDXというは、とても良い流れとなっておるの」
講談社・プロダクションIGなどが笑い男に乗っ取られる?
攻殻機動隊の中に登場する笑い男事件に関連したプロモーションが話題です
カエル「『攻殻機動隊』の中で発生する笑い男事件が作中で2024年2月1日に発生したということで、それに関連したプロモーションです。
さらにその1週間ほど前にXでの公式アカウントが何者かに乗っ取られてしまい、それも含めて話題を集めていました」
亀「乗っ取りそのものはプロモーションではないようじゃが、まさに作中と重なった結果になったの。
面白い企画で、わしはとても楽しませてもらった。
それにしても、あの事件が2024年だったか……かなり遠い未来の印象じゃったが時代の流れは怖いの。
なお、ロゴの無料配布もあるので、興味がある方はそちらも除くと良いかもしれんの」
講談社 グローバル企業向けに漫画・アニメの情報サイト設置
続けて講談社の話題ですが、グローバル企業向けにIP紹介のビジネス情報サイトを開設しました
カエル「講談社も世界的に人気のIPを多数抱えているため、その情報サイトを設立したというニュースです」
亀「2023年は特にIPビジネスの広がりを目にした年であったからの。
日本のIPはかなり量・質ともに優れておる。しかし、その発信手段がかなり限られている印象じゃ。
日本企業もそこをとりにいくというのは、とても良い変化であるの」
ゲーム関連
SEGA公式アカウント、作品のローカライズについての取材で賛否が分かれる
ゲームを、各国の言語やカルチャーなどを鑑みて適切に翻訳する「ゲームローカライゼーション」をご存じですか? ローカライズの取材を受けました。
— セガ公式アカウント🦔 (@SEGA_OFFICIAL) 2024年1月28日
From Japan to the world: how to translate a game - The Japan Times #LikeADragon #InfiniteWealth #龍が如く8 https://t.co/pvFoYS5WDr
ゲーム会社のSEGAが海外向けに展開する際のローカライゼーションについての取材記事が、賛否別れて議論になっています
カエル「ここまでは海外向けに展開していくことに対して好意的な記事が続きましたが、こちらは一転してその難しさを示す内容になります。
海外向けにローカライズして、文化などに配慮しているという記事ですが……このポストのリプライについた、おそらく海外の方の直訳日本語では、その多くがローカライズに反対する意見です」
亀「ここは難しいところであるの。
確かに日本のゲームをプレイするのだから、日本らしさは欲しい。わしらが海外に旅行に行って『日本人向けに和食を用意しました!』と言われても、現地のものを食べたいと思うのは当然じゃろう。
同時に、卍マークがナチスのハーケンクロイツに似ているという指摘で炎上するなど、日本人からしたら信じられないことが問題になる。
海外向けを意識しすぎると個性がなくなるが、同時に炎上は避けたい……その場合、どのようなバランスにするのかが問われているの」
『パルワールド』サーバー代で倒産危機?
あれ、ひょっとしてサーバー代で倒産する? pic.twitter.com/ahxYHM3zWl
— Takuro Mizobe | Craftopia, Palworld (@urokuta_ja) 2024年2月2日
大ヒットゲームのパルワールドの話題じゃな
カエル「すでに1000万本を遥かに超える売り上げを達成し、一説には700億円という莫大な金額を稼いだ2024年の最初にして最大のサプライズになりそうなほどヒットしているパルワールドですが、その代償もやはり大きかったようです」
亀「あきらかに想定を遥かに超えるヒットによって、アーリーアクセス(先行提供)であるにも関わらず、嬉しい悲鳴がとまらんようじゃな。
色々と議論の多いゲームではあるが、それだけヒットしているということじゃろう。この流れにも要注目じゃな」
音楽関連
ここでは2記事を同時に紹介します
ado 世界ツアー全公演完売
Creepy Nuts 世界的に大ヒット
世界的に進出していくアーティストが増えています
カエル「特にこの2人のアーティストはアニメと関連が深くて、Creepy Nutsは楽曲が『マッシュル-MASHLE』のOPに使用されていることもあり、TikTokを中心にバズって海外で大ブレイクしています」
亀「一昔前はApple Penが流行ったのが話題となったが、2023年の『アイドル』現象も発生し、いよいよインターネットは国境を超えたの。
日本はどうしても言語的な障壁もあり、鎖国的な状況が続いていたが、その障壁も打破されそうじゃ。その中でアニメ・漫画とのコラボレーションがとても重要な流れがあり、今後もこの流れはさらに加速するのは間違いないじゃろうな」
Vtuber関連
カバー株式会社社長、谷郷社長が記者質問に答える
YAGOOが記者向けの説明会を行いました
カエル「うちも大好きなVtubarですが、その中でも谷郷社長の言葉が今後の方向性を説明するとあって、重要なことが語られています。
詳しく語ると別記事になってしまいますが、注目すべきは『広く受け入れられることが正解なの? という前提がある』という発言でしょうか」
亀「わしもこの意見は同意じゃな。
結局のところVtuberというのは……元も子もない、メタい発言をするが、結局は表現ツールにしか過ぎん。そのものに価値があるわけではなく、価値はその配信者の個性にある。
その中で広く受け入れられることだけを目指すと、均一化されたものになる。
それでは個性が目立たないからの。
先のローカライズの話にも似たようなことになるが……やはり、今後も需要を増やすためには、炎上リスクは抑える必要はあるが、ニッチと思われるところでも個性を発揮することが第一になる。
Vtuberだからと言って、みんながゲーム配信や歌ってみたをする必要はないからの」
2024年1週目の映画興行ランキング!
興行収入ランキング
1位 鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ
2位 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
3位 ゴールデンカムイ
4位 劇場版 SPY×FAMILY CODE: White
5位 あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
6位 仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド
7位 サイレントラブ
8位 ゴジラ-1.0
9位 劇場版 君と世界が終わる日に FINAL
10位 ウィッシュ
最後に
今週はこの辺りで終了になります!
少しはエンタメ情報を振り返ることができたかの?
カエル「記事執筆段階ではまだ発表されていないのですが、映画の興行収入ランキングなども最後に貼り付ける予定です!」
亀「あとは今週から決算シーズンに入るので、エンタメ系企業に関しては少し解説できれば面白いかもしれないの。
素人意見であるが、少しでも参考になればいいの」
果たしていつまでこの企画が続くのか⁉️ 次週の月曜日をお楽しみに〜‼️
よろしければ投げ銭をしていただけると嬉しいです