今回はアニメ映画『らくだい魔女 フウカと闇の魔女』の紹介記事になります!
こちらは試写で鑑賞させていただいた作品の紹介・感想記事ということになるの
カエルくん(以下カエル)
試写で鑑賞させていただいたので、世間の評価は分かりませんが、多くの人に愛される作品ではないかと思います!
亀爺(以下亀)
今作は原作も読みたくなるような作品であったの
カエル「それでは、早速ですが記事を始めるとしましょう!」
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作品紹介・あらすじ
声優・キャスト紹介
フウカ(CV 井上ほの花)
チトセ(CV 田村睦心)
カリン(CV 石見舞菜香)
キース( CV 小野賢章)
リリカ(CV 佐倉綾音)
感想
それでは、Twitterの短評からスタートです!
らくだい魔女フウカと闇の魔女
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2023年3月28日
試写会にて鑑賞しました
これはオススメ!
近年では珍しくなってしまった女児向け魔法少女アニメの系譜としてもよくできており、60分と映画としては短尺ながらもきっちりとまとまっています
欠点らしい欠点が見当たらず多くの人がシリーズ化、TVアニメ化を期待するはず! pic.twitter.com/gZkyOm6KVW
productionIG制作ですがしっかりと安定した映像表現も魅力的で、何よりキャラクターの可愛らしさを楽しむことができます
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2023年3月28日
魔法の世界でワクワクドキドキできますし、これは公開後観た人の中ではしっかりと高い評価を獲得することできる作品だと感じました
これは是非ともオススメしたい作品じゃな
カエル「とてもいい中編アニメーション映画だったよね❗️
全体としては60分しかないので、長編アニメーションとは少し異なりますが、原作の魅力を発揮してアニメ化されていることが、原作に触れていなくても伝わってくる作品だったと思います!」
亀「原作とアニメの関係性というと、最近はその描写を精緻に行われていることが求められる傾向にもあるように感じる。しかし、ワシとしては、原作をそのまま映像化することが、素晴らしいわけではないと考える。
重要なのは原作の”魅力”を映像でどのように伝えるか、であるわけじゃ。
その点でいうと、今作はまさに100点じゃろう。
原作を知らんわしらが、この原作を読みたい、この世界観に触れていたいと感じさせた時点で、見事な勝利なわけじゃな」
年間ベスト❗️ って作品ではないとしても、年間ベスト10を選ぶ際には、結構入れようか迷うような作品なじゃないかなぁ?
安定して万人に勧められるような作品であるの
カエル「うちらは試写で見させていただいたので、世間一般の評価はわからないのですが……それでも、この作品であればしっかりとオススメしたい! 多くの人が楽しめる! って確信を持てるような内容だったね」
亀「近年はプリキュアが朝に放映されて長くなり、夕方のアニメ帯もなくなってしまった結果、珍しくなってしまった魔女っこアニメの系譜にある作品じゃな。
子どもから、かつてシリーズを追いかけていた大人、あるいはシリーズ初見の人まで、しっかりとオススメできる内容に仕上がっておる。
見終わった後は”TVシリーズで観たい!”とか”続きを頂戴!”という思いが出てくるじゃろう。
その意味では……魔法少女で短編アニメーションという意味では『リトルウィッチアカデミア』などのような展開をしてほしいと、切に願うような作品じゃな」
今作の見どころ
見どころ① 魅力的なキャラクター
今作の見どころってどこになるの?
まずは、何と言ってもキャラクターじゃな
カエル「本当に愛すべきキャラクターたちの宝庫だよね💕
主人公がすごい能力があるけれどらくだい魔女と呼ばれているのも、少しダメな主人公で愛すべきキャラクターだし!
あとは他のキャラクターとの関係性も良くて……!
フウカ、チトセ、カリンの関係性とか、小学生ぐらいの年齢層のキャラクター関係としては理想的とも思えるんだよね!」
亀「物語で最も重要なのはキャラクターと最近は言われるが、その魅力が発揮された作品でもあったかの。
とても観ていて満足感があり、しかも嫌なところがない作品じゃった。
これがもう少し年齢層が上がれば……例えば中学生や高校生のキャラクターであれば、関係性が大きく変わってくるじゃろう。ある種の生々しさというのも出てきてしまう。
この年代だからこその魅力、可愛らしさに溢れていた作品であったの。
敵キャラクターも含めて、誰もが愛おしくなるというのは、とても大事なことではないかの」
見どころ② 児童文学だからこその物語
そういえば、今は児童文学のアニメシリーズって少し減ってきた印象もあるかなぁ
特にラノベやなろう系が多いので、久々に見ると新鮮な気持ちもどこかにあるの
カエル「それこそ『かいけつゾロリ』などのお馴染みの幼児・児童向け作品を除くと、近年だと『怪盗クイーンはサーカスがお好き』などもあったけれど、珍しいといえば珍しいのかなぁ」
亀「しかも今作はTVシリーズを経ないでの映画化という認識であるが、そういった事例は珍しいのかもしれん。
そして小説原作としても児童文学ならではの物語の流れや、計算された楽しさがあった作品じゃな。近年のなろうやラノベ原作とはまた違うものであり、それはそれは楽しい気持ちにさせるものであった。
この空気感というか、流れというのは、児童文学だからこそ出せるものじゃ。素晴らしいと誉めたい部分であるの」
見どころ③ プロダクションIGの映像表現
そして3つは何と言っても映像表現でしょう!
過度に激しいものは少ないかもしれんが、それでもきっちりと、本当の意味で”上手い!”が詰まった作品であったの
カエル「本当に上手かったよねぇ。
原作を映像化するときに、その魅力を損なわないように、という気持ちが伝わってくるような映像化でした!」
亀「愛のこもった、というよりは、ベテランの技と丁寧さが光ったという印象じゃな。
特に浜名孝行監督は『獣の奏者 エリン』のような文学作品から『魔法少女リリカルなのは Reflection』などの魔法少女あにめも含めて、大変たくさんのアニメ作品を手がけてきた監督じゃ。
また総作画監督の杉田まるみは『恋する小惑星』などの動画工房作品を多く手がけている。作画監督には筆頭にProduction I.Gの代表的なクリエイターでもある黄瀬和哉の名前もあったと記憶しておる。
そのようなスタッフ陣の映像表現ということもあり、迫力もありながら優しく、観やすい画面が徹底されていた印象であった。
その意味では、本当に作画が良い作品の1つと語って良い作品なのではないかの」
ワクワクドキドキするような、ドラマを感じさせる構図や見せ方がたくさんある作品に!
最後に
というわけで、今回の紹介記事はここまでとなります!
ネタバレした話すほどのこともあまりないが、しっかりと面白い良い作品であった
カエル「色々な多重的な意味のある作品も面白いけれど、単純にストーリーや映像表現が優れている作品として、こういう作品も大事にしないとね!」
亀「60分という短尺などもあり、興行的には苦戦するかもしれんが、今作はとても優れた良いアニメ作品じゃ。
ぜひ、この春休みシーズンに映画館で鑑賞してほしい作品じゃな」