今回は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の感想記事になります!
やはりアニメファンとしては必見で語るべき作品じゃな
カエルくん(以下カエル)
うちも毎週楽しみに観ていました!
亀爺(以下亀)
というわけで、早速語って行こうとしたいのじゃが……
カエル「……えー、先に言っておきますと、うちは配信で見るので、少しだけタイムラグがあります。
なので、まず先に”褒め感想”を公開。その後、最終話を鑑賞後に、最終感想を挙げたいと思いますが……
実は、結構辛口感想になりそうなんだよねぇ」
亀「もうすでに書き終えているのじゃが、最終話を観て、大きく変更する可能性も十分あり得るからの。
とりあえずは、ざっくりとした褒め感想から始めるとするかの」
カエル「えー、なので、申し訳ありませんが、また少し時間が過ぎましたら、来ていただける幸いです。
とりあえず褒め記事だけ挙げときます。
それでは、感想記事のスタートです」
辛口感想記事はこちらです!
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感想
今作の評価って、どうなるの?
誰がどう見ても大成功した作品じゃな
カエル「えっと……この記事は一応辛口記事にはなる予定なので、この後でうちの主が色々と文句をたれると思いますが……でも、この作品が成功したことは、もう疑いようがないんだよね?」
亀「客観的に見た場合、誰がどう見ても大成功じゃろう。
毎週のようにTwitterトレンド入りを果たし、ガンプラなども飛ぶように売れておる。
ガンダムが好きなファンはもちろんのこと、元々興味が薄かった新規層からも注目を集めており、さらに二次創作も含めてキャラクターも大人気。お菓子などのコラボ商品も順調に売れている模様じゃしの。
まさに、これ以上の成功はないじゃろう」
あくまでもビジネス上の視点になるかもしれないけれど、でもそれがとても重要なわけで……
うちや主がどれほど文句を言おうと、全く揺らぐことのないほどの大成功を収めているわけじゃからの
カエル「それこそ、うちでは”作品と商品”という目線で語ることもありますが……優れた作品が売れるならばこれほど楽なことはありませんが、商品として売るというのも、とても大切なことだしね。
どんなに優れた作品も、売れなければ次に繋がらないわけで……どちらが上か下か、という話ではありません」
亀「特に近年のガンダム作品はファーストから連なる物語が人気を博しておったが、新規さんが入れるような作品が少なかった。このままではシリーズそのものが、凋落してしまう可能性すらあったわけじゃな。
その中で『鉄血のオルフェンズ』の後、何年も空いたTV シリーズをしっかりと務め上げて、新しいガンダム像を魅せたのは驚愕の一言。
まさにガンダム中興の祖にもなりうる、見事な戦略勝ちといったところじゃな」
1期放送後にはさまざまな記事が登場するほどの人気に
良かった点① キャラクター
じゃあ、その人気を獲得した秘訣はどこにあるの?
まず間違いなくあがるのが、キャラクターの良さじゃろうな
カエル「もう、大人気キャラクターばかりだもんね。スレッタ・ミオリネの主人公&ヒロインはもちろんのこと、脇役であるはずのグエル先輩は1話から最終話まで人気が右肩上がり!
しかも脇役だと思っていたキャラクターが活躍したり、セセリアなんて後半は思わぬ人気の出方をしていたりして……!
シャディクなんかは、株を落としてしまった印象ではあるけれど、でもそれもシャアとかも含めてガンダムらしいというか」
好きなキャラクターがたくさん出てくる作品じゃったな
亀「近年はやはり最も注目を集めるのがキャラクターということもあり、そこの造形が見事であった。
それはデザインも含めて、キャラクターの魅せ方というものを熟知していた印象じゃったの。
またプロスペラが後半まで魔女のような悪役であったことも、わしとしてはとても良かったように思う。
ここは脚本・シリーズ構成の大河内一楼らしい、キャラクターの構築のうまさと群像劇の見せ方が光ったというところかの。
SNSとの連携も含めて、極めてお客さん(視聴者)への接待が上手な作品に感じられた」
ちなみに、亀爺は誰が好きなの?
わしは……なんだかんだでサビーナかもしれんな
亀「褐色エロスの塊であるセセリアと、サビーナで迷うが……ここはキリッとした部分も含めて、サビーナに軍配を上げたいところじゃな」
カエル「……なんか、邪な感情が見えるような気がする…」
良かった点② 手書きにこだわった作画
あとは、このアニメーション表現の良さにも言及しないと、絶対にダメだよね!
現代で手書きのロボットアクションにこだわったのは、まさに驚愕の一言じゃな
カエル「現代ではCGが特に力を発揮している分野であり、ロボットのアクション=CGと言っても過言ではないほどになってきました。
また一昔前はロボットアクションを描けるアニメーターさんもいましたが、今は美少女は描けても、ロボットアクションを描ける人はかなり減ったという話も、よく聞きますね」
亀「制作に関しては、正直に言えば、かなり難しい部分が多かったのは推察できる。
それはEDのスタッフロールの多さだったり、あるいや役職の……作画監督クラスが二桁いた回もあったじゃろう。また、わしはそこまで作画オタクではないが、それでも崩れている、あるいはキャラクターの表情や動きなどが、美麗さの中でアンバランスに崩れている場面も、特に後半は散見されていた」
それでも、絶対に作画に拘り続けるんだ! という覚悟が見えたよね!
ここに関しては、手放しに褒めていいじゃろう
カエル「映画でも難しい中で、TVアニメという時間もスタッフも制約されている中でも、素晴らしいスタッフを連れてきて、美麗で見どころのある作画を多く輩出してくれました」
亀「特に宇宙表現の沖浦作画などは、うますぎて逆に浮いているくらいの見応えであった。
また24話は日本の作画オールスターか? と言いたくなるようなメンツを集めておったの。
色々と難しい部分や、制約される部分も多かったと思うが、日常芝居の演出を含めて……例えば小道具としてのトマトの使い方なども含めて、映像表現に特にこだわりを感じた作品じゃったの」
今作に近いガンダム
せっかくだし、この『水星の魔女』にハマった人にオススメしたい旧作ガンダムってなに?
わしとしては『機動新世紀ガンダムX』をオススメするかの
ガンダムのTVシリーズの中では、少し知名度は劣るかもしれませんが、とても良い作品です
亀「わしとしては、最も面白さの質が似ているガンダム作品だったと思う。
というのも、ガンダムXも基本は姫騎士物語であるし、ガロードとティファの関係性で楽しむことができる。また”ガンダムという呪縛からの脱却”という意味でも、志でも近いものがあるのではないじゃろうか。
すでに30年近く前の作品になっておるが、今見ても色褪せないボーイ・ミーツ・ガール系のガンダムとして、わしはオススメしたいかの」
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