私は食漫画というものが大好きで、昔から新作旧作問わずに読んできたものだ。その多くは料理バトルを繰り返すものが多かったが、ここから仕入れた知識も結構多いような気がしている。
ここ最近では食漫画ブームが来ているようで、可愛い女の子が食べるだけという作品も非常に多く、すべてを買うわけにもいかないほど多くの作品が刊行されている。
(個人的に今1番好きな食漫画はジャンプSQの『千早さんはそのままでいい』)
しかし、どれだけの数の漫画を読んできても、駄菓子のみに着目した漫画は『だがしかし』しか知らないような気がする。
アニメ化も終わり、ブームもひと段落ついた頃だろうが、今回はその最新刊5巻の感想と、出てきた駄菓子を一つづつあげていこうと思う。
だがしかし 5 特製 生ブロマイド付き限定版 (少年サンデーコミックス)
- 作者: コトヤマ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/05/18
- メディア: コミック
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感想から
だがしかしの感想といっても、結局は日常系ギャグ漫画だから特にストーリーがあるわけではないのだが、やはりこの一言に尽きるだろう。
さや師かわいい!!
だがしかし 5巻 p15 第76かし
ただ喫茶店にコーヒーを飲みに行くと言っているだけなのに、勘違い? どころか勝手に暴走して話を進めてしまうほど一途なさや師がかわいい!
『げんしけん』の班目と咲の子供みたい、何て意見を見たが、それも納得してしまうキャラデザの良さよ。
それから目を引いたのはこの扉絵
p106 第87かし(画像は掲載時のもの)
なんだろう、この椎名林檎感。
「日本人はナースのコスプレして少し強気そうな視線の女の子はみんな椎名林檎に見える」なんて話を聞いたことがあるが、あながち間違いだと言えないような気がする……
駄菓子紹介
あんこ玉
話にはよく聞くのだが実際に見たことあるのは多分数えるほど。箱で買ってみんなで回し食い? したのは覚えているのだが、近所の駄菓子屋にはなかったなぁ……
水分濃度の少ないあんこであり、おそらく砂糖も非常に多いために食品添加物なしでも日持ちがするらしい。この日持ちの良さが、ザ・駄菓子。
コーヒービート
これも似たようなものは駄菓子屋にいっぱいあった記憶がある。
この話で1番面白かったのは「エスプレッソはカフェインが少ない」という豆知識で、抽出方法においてカフェインが揮発するのか、と勉強になった。そもそもカフェインが揮発性物質であることも初めて知った。
だからコーヒーの匂いだけで目がさめることもあるのかな?
ちなみに日本人は白人種等に比べてカフェインに比較的強い人種なので、平均して眠気覚ましには効きづらい。
カンロ飴
カンロ飴は甘露飴と書くんだろうな。
近年の飴は砂糖が多すぎて、食べ終わった後にもベタついた甘さが残るほど、ベタ甘なのであまり好きではない。その分、こう言った昔ながらの飴は甘さもスッキリしていて食べやすくていい。
余談だが、私は普段べっこう飴を舐めている。
ブラックサンダー
みんな大好きブラックサンダー。最近ではアイスでも登場したから、あまり駄菓子とは思わずに食べているかも。サクサク食感で美味しいから、今でも時々食べる。
これが女性に大人気なのは神谷浩史と小野大輔のラジオの影響も大きいような気がしてしまう、今日この頃。
マーブル
やはり子供向けのチョコ駄菓子と言ったら、私はマーブルのチョコレートを連想してしまう。
安い中にたくさんのチョコが入っていて、なんとなくリーズナブルだし、色とりどりだから見ていて楽しい。いつの時代の子供にも愛されるものでしょう。
ブタメン
子供の頃、ブタメンは高級駄菓子だったことを思い出す。というか、ブタメンって駄菓子に分類していいのかいまだに迷うところがある。もうカップヌードルでしょう、これ。
小学生や中学生くらいの頃には小腹が空いた時に重宝した。まあ、そのくらいの子供にはブタメン程度では腹の足しにもならなかったけれども。
(その辺りが駄菓子っぽいかな?)
ベビースター
おやつカンパニー ベビースターラーメンチキンミニ 23g×30袋
- 出版社/メーカー: おやつカンパニー
- メディア: 食品&飲料
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こちらもすでに駄菓子やおやつという概念を超えて、大人のおつまみにまで昇華したなぁ。
子供のことベビースターを買おうとしたら、チキンラーメンを渡された子供は多いはず。確かに似たような味だけど、チキンラーメンをそのまま食べると味が濃すぎるし、塩分濃度が心配になる。
シゲキックス
今食べても酸っぱいよなぁ、これ。子供の頃だったらもっと強烈に感じていたはず。
酸っぱい中に甘いグミが……なんて言っていたが、あまりの酸っぱさであのグミの味がよくわからないのはあるあるだと思いたい。
どんぐりガム
これは食べたことないし、この漫画で初めて知ったお菓子。
調べたら昭和60年に発売なので、知っててもおかしくないのだが、食べたこともない気がする……
ただ、駄菓子は覚えていなくても実際食べてみると「あれかー」と覚えているものななので、もしかしたら記憶の片隅にあるかも……
ベーゴマ
こち亀などでもおなじみのベーゴマ。
ただこれ、作中では簡単にやっているが、結構回すだけで難しいもので、昔の子供はこういうおもちゃで手先も器用になったのかなぁ……
普通の独楽も回すのが難しいのに、こんな小さなものを回すのは私には無理ゲーだわぁ……。
きえちゃう!! キャンディー
これもだがしかしで初めて知ったなぁ……
ちょっと調べてみたら公式サイトが出てきたが、『きえちゃうワールド』というこのキャラクター(きえちゃう君)のサイトが世界観が面白いもので、もしかしたキョロちゃんみたいな人気キャラクターになる可能性を少しは秘めているかもしれない。
楽しいおすしやさん
たのしいおすしやさん グレープ味 5個入 BOX (食玩・知育)
- 出版社/メーカー: クラシエフーズ
- 発売日: 2013/02/18
- メディア: おもちゃ&ホビー
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ねるねるねと同じクラシエフーズが作っている知育菓子。
最近はこのシリーズのお弁当なども含めて、子供だけでなく大人も外国人にも人気のお菓子。楽しく学べる知育菓子だからか、私が目にしたのはまさかのヨドバシカメラのおもちゃコーナーだった。
今の子供はこういうお菓子で楽しめるのが羨ましくも思ったり。
みずでっぽうアメ
中身はただの水アメなのに、なぜこのような形になるだけで心がワクワクするのだろうか。子ども心に不思議だったが、味もただの水アメよりも美味しく感じた。商売がうまいと素直に感心する。
ちなみに食べ終わった容器に水などを入れて遊んだ人は多いはず。
ビックカツ
駄菓子でありながら腹にたまるものといえば、やはり代表格はビックカツだろう。時々やすい定食屋で出てくるトンカツが衣ばかりで薄い時、通称ビックカツと呼んでバカにすることが多い。
今ではお父さんのお酒のおつまみとしても定番だが、中にはカツ丼を作った猛者まで存在するとか。コスパはいいだろうな。
野球盤ガム
単純な作りゆえに子ども心についついやってしまう定番お菓子。
私のところでは個装されてこのままの形で(100個のガム付きで)販売されていたが、今になって思えば店のお婆ちゃんがどう売ればいいのかわからずに、問屋で買ったものをそのまま出していたのかも。
このアバウトさも駄菓子屋らしくて好き。
ポンポン船
さすがに実際に見たことはないなぁ……
こち亀やちびまるこのような、昭和の風情が残る作品で子供が遊んでいる印象。でも今ならば子供に火を使わせるおもちゃは、いくらお風呂場で遊びものだとしても親が許さないかもしれない。
このパッケージやデザインに時代を感じる。
ぐるぐるもんじゃ
ベビースター系は味がいろいろあるが、もんじゃ味まであるとは知らなかった……
でもこの手のお菓子には濃いソースの味がよくマッチして、子供も大人も喜ぶ味になるのだろうな。
ミルメーク
どちらかといえば駄菓子よりも給食でたまに出たイメージ。
コーヒー牛乳味だったのだが、子供ながらに嬉しくはあるものの、市販で売っている雪印のものなどとは味が違うため、違和感があった覚えがある。
今になってみると中々お目にかかることもないので、懐かしくて少し飲んでみたいような気もする。
最後に
今回は長い記事になった……
駄菓子はやはり世代を問わずに愛されるものであるが、この漫画を読んでいると今でも進化を続けているのがありありとわかり、勉強にもなる。
どんな下らなそうな題材も、漫画や物語になるといういい証拠だろう。
そろそろネタが尽きてくることかもしれないが、中々面白いので少しでも長く連載をしてほしい。