カエルくん(以下カエル)
「今回は久々の漫画感想の記事だね!」
ブログ主(以下主)
「漫画はなぁ……本当は力を入れていきたいメディアでもあるけれど、続刊の扱いとかが難しくて……」
カエル「やっぱり完結していた方が語りやすいしね」
主「1巻増えるたびに状況が大きく変わるし、作品にもよるけれど刊行速度も速いものも多いし、ちょっと対応が追いついていない。
将来性は大きく感じるし、それこそメディアミックスも多い分野だから、力を入れていると後々活きてくる作品も多いと思うけれどねぇ……」
カエル「今回は新しい試みもあるんでしょ?」
主「2月28日に正式にサービスを開始する、マンガルーさんにテストユーザーのお願いをされたので、そちらを使用しながら記事を書いていきます。
結構このサービスが面白くて……今はまだテスト段階だけど、本格的に始動したらブロガーとしてもありがたい話なんだよね。詳しくは最後にお話しします」
カエル「では、感想記事をスタート!」
登場人物紹介
リコ
本作の主人公でありヒロイン。12歳。
探窟家では伝説級の功績を残した『白笛のライザ』を母親に持つ。孤児院で育てられている。好奇心旺盛で、母親のような探窟家になることを目標にしている。
行動力が溢れており、年齢もあるだろうが物怖じしない性格。ピンチの時でも決してあきらめない精神力を持つ。
レグ
リコの相棒。洞窟『アビス』の中で倒れているところを発見されるが、それまでの記憶が一切ない。
その正体はロボットであり、様々なギミックがその体に隠されている。だが見た目は華奢な男の子と変わらず、話し方なども普通の男の子。ロボットのためか、アビスの呪いが効かない。
リコと共にアビスの中に潜るうちに、多くの謎に直面する……
世界観説明
アビス
1900年前に発見された大穴であり、直径だけで1700mあるとされており、深さに関しては想像もできない。(現在明らかになっているだけでも20000mある)
この奥に何があるのか探検するものを『探窟家』と呼ばれ、その功績に応じた笛で呼称が変わる。
1番権威があるのが『白笛』であり、探窟家はみんな白笛を目指している。
アビスの中に眠る遺物
アビスの中には様々なアイテムがあり、その価値に合わせたランク付けがされている。四級から一級、特級遺物に分類されており、中には国同士のバランスを変えてしまうほどの超兵器も存在する。
その多くが冒険に必須なアイテムである。
なお、四級だから大したことがない、というわけでもなく、使用方法が不明のものも四級に含まれている。白笛の探窟家たちは高ランクの遺物を身につけているとされる。
アビスの呪い
アビスに入ったものには皆、等しく呪いを受けることになる。
その呪いも浅い場所であれば特に問題がなく、数日をおけば元に戻るが、最悪死に至る場合もある。
この呪いは深い層から上層に戻った時に起こるものである。おそらく、スキューバーダイビングなどで起こる減圧症に似た症状だと思われる。
感想
カエル「とりあえず設定などを語ってきたけれど、簡単にいえば『地底探検もの』だよね」
主「わかり易い題材だと思うよ。ある意味ではワンピースとかと似ているから。その奥にある宝物などは一体なんなのか? ということを探求する漫画だね」
カエル「で、作品の雰囲気としてはどんな感じ?」
主「う〜ん……ネタバレしないように話すと、やっぱり『ハンターハンター』に1番近いと思う。特に初期のハンター試験編から、最新の新大陸編などのような、危険も隣り合わせな冒険ストーリーかな」
カエル「結構エゲツない世界観でもあるよね。これだけ可愛らしい絵柄とのギャップもあるし……」
主「実はだいぶ前に1巻を買っていたんだけど、その時はあまり惹かれなったんだよね。この設定を読んで貰えばわかるけれど、独特な描写も多くて……ファンタジーとしてみれば普通な設定かもしれないけれど、結構ゴチャゴチャしているなぁって印象だったのね」
カエル「アビスの設定とか細かく説明してくれるもんね」
主「その多くが会話で説明されるけれど、1コマに結構文字数が多くて、読んでいて疲れちゃった部分はあるかなぁ。いつも言うけれど、会話って補助線だからある程度は必要だけど、説明台詞がずっと続くと疲れるし、作品世界を狭くすると思うんだよ」
カエル「ふ〜ん……それで読むのを1度止めたんだ」
主「だけど、アニメ化すると聞いてもう1度手を伸ばしてみたけれど……そのあとが素晴らしかったね!」
3巻は必見!
カエル「やっぱり3巻の展開が素晴らしいよね!」
主「この作品が一気に伸びて個性を大きく発揮したのはやっぱり3巻からなんじゃないかな?
結構色々とある世界観だけど『ここまで書くか!?』ということがあって……意外性があって面白いよね」
カエル「あの展開は涙腺にくるよねぇ」
主「王道の冒険活劇でもあって、さらに感動する要素もあるし、設定や世界観さえ頭に入ると、より楽しめる作品だね」
アニメ化も決定!
カエル「まだ時期は未定だけど、アニメ化も決定されているね!」
主「監督は『花田少年史』などの小島正幸、シリーズ構成には『ドリフターズ』などの倉田英之、さらにキャラクターデザインはIGの取締役でもある黄瀬和哉という、ベテラン揃いのスタッフが揃ったな。
この作品はカラーページを見ればわかるけれど、この独特な世界観という大きな武器を持っているから、これが絵になって色がついて、音と一緒に動き出すとすごく魅力的な作品になるだろう」
カエル「結構アニメに向いている作品じゃないかな? 派手なアクションシーンもあるし、キャラクターデザインも可愛らしいし……誰がどの役を演じるのかも含めて楽しみだね」
主「結構話題になるような気がするんだよなぁ……今の時期で放送未定ということは、早くでも夏ということだろうけれど、早く見てみたいね」
最後に
カエル「久々の漫画レビュー記事になったね!」
主「1巻の内容を基に色々語ってみたけれど、こういう形も意外とアリだなぁ……
ネタバレというネタバレもないし」
カエル「続刊が増えるごとに更新していかなきゃいけないというのが、漫画の欠点でもあるからねぇ……記事が量産しやすいと考えることもできるけれど……」
主「ネタバレありで批評記事にしようかな? とも考えたけれど、今回はこの形式にしてみました。
1巻は微妙かな? と思っても、3巻から一気に引き込まれるので是非そこまでは読んで欲しいね! さすがにそこまでネタバレするのは憚られるものがあるけれどさ」
マンガルーについて
カエル「ちなみに……今回テストユーザーになったマンガルーって一体なんなの?」
主「簡単に言うと『マンガのコマを使っていいよ』というサービスだよ。
こういうブログに限った話ではないけれど、今ネット文化で貼られている画像……特に漫画の画像の多くは厳密に言えば違法なわけだ。著作権法などに引っかかるし、出版社などの権利者に訴えられたら非常にまずい事態になる」
カエル「それこそTPPがなくなって、著作権法が非親告罪化はなんとか免れたけれど、だからと言って許されたわけではないからね……」
主「こういった物語批評のブログを運営していると1番怖いのが著作権の問題で……自分は引用のレベルだと思うし、批評だと言い張るけれど、実際の裁判ではそう受け取られない可能性もある。
近年もまとめブログなども問題視されているし……極端なことを言えば、PVを稼ぐために漫画を1冊まるまるアップする輩が出てくるかもしれない。そうなると、やっぱり規制は厳しくなるだろうし……」
カエル「確かに怖いよね」
主「そこで、このマンガルーというサービスを使うとあらかじめ運営側が出版社に使用許諾を得ているので、こちらはそこから引用することによって合法的に使用できるというサービスだ。
また、クリックすることで作品を購入することができる。
このサービスはうちみたいなブログだけでなくて……1番効果を発揮するのはTwitterなどだと思うよ。アイコンがアニメアイコンの人も多いけれど、あれも著作権法に引っかかる可能性がある」
カエル「それこそJASRACみたいなことになりかねないしねぇ……」
主「結構面白いサービスだと思うけれどね。例えばある掲示板とかで漫画の画像が貼られる。それを気になったら、クリックすればKindleなどに飛ぶから簡単に購入できる。
漫画文化の売り上げにも貢献するだろうし、著作権もクリアできて、そういうことを気にする人はやっぱり活用するんじゃないかな?」
カエル「まだまだこれからのサービスだけど、こういう動きが一般化してくるといいね!」
主「映画も『予告編の画像は著作権フリー』とか言ってくれると使いやすいけれど……それはさすがに望みすぎかな?
でも、こういう動きが加速して、クリエイターにお金が回るネット社会になってほしいね!」