物語る亀

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物語愛好者の雑文

アクティヴレイド-機動強襲室第八係-2nd 6話までの感想

亀爺(以下亀)

「アクティブレイドも6話まで終わったの」

カエルくん(以下カエル)

「……今期、全然見れてないよね」

 

亀「もう半分が終わるんじゃなぁ……感想記事を書くにはフラットな状態で読者と感情を共有出来る、オリジナルアニメが書きたいんじゃが、今期でオリジナルアニメで主が見ておるのが、アクティブレイドと91Daysくらいじゃからな」

カエル「夏アニメオススメランキングで高評価をつけた作品も、中々チェックできていないしね……」

 

亀「この夏はアニメ映画も豊作じゃし、やることが多すぎるの。おかげで普通の映画も中々見に行けておらん。これだけアニメ映画をレビューしておきながら、まだまだ洩れている作品もあるからの。

 さらに今週末からは『傷物語<II熱血篇>』に『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』とかいう映画もあるから、今月だけでアニメ映画を10本くらい見ている感覚じゃ。正直、テレビアニメを見ている余裕はないようじゃの」

 

カエル「え? 何、主ってアニメ映画を見ないと死んじゃう病気なの? そこまで金をかけてやらなくてもいいような気もするけれど……」

亀「まあ、病気なんじゃろうな。バカは死ななきゃ治らんというし。さて、アクティブレイドの感想を始めるかの」

 

 

 

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 1 ここまでの脚本構成

亀「では、ここまででおさらいとして、6話までの脚本構成を振り返るぞ」

 

1〜3話 登場人物紹介

 1話 それぞれのその後と、世界観の紹介(主に瀬名)

 2話 エミリアの紹介

 3話 あさみと第9の紹介

 

4〜6話 暗躍

 4話 ミュトスと黒騎の交流と、ロゴスの暗躍

 5話 黒騎、瀬名、凛の深堀

 6話 ロゴス暗躍とバードの帰還

 

カエル「これだけ見ると大まかな構成は分かりやすいよね」

亀「12話程度に収まると思うがの、4分割の起承転結がしっかりとした作品ということがわかるの。結構順調なのではないか?

 1期に関してもここはちゃんとしておったから、そこまで不安はないかの」

 

 

2 惜しい作品

カエル「ただなぁ……なんというか、『惜しい作品』なんだよね。すごく面白くなりそうな匂いはしているのに、イマイチ伸びきらないというか……」

亀「ウィルウェアの設定やフォルムといい、キャラクターの設定、それからデザインに関しても大きな問題は感じられんの。中々受けそうな設定が多く、さらにギャグ描写もあって見やすいのじゃが……どうにもあと一歩感が漂うの

 

カエル「なんだろうね? まずは1期の設定をリセットしちゃったのもあるのかな?」

亀「それはあるじゃろうな。1期の盛り上がりをそのまま2期に持って来れば、また違ったものになったかもしれんが、瀬名は辞めて違う会社に行き、あさみが転勤となり、新キャラの登場となると、それまで1期で溜めていたものがまたやり直しになってしまう。

 元々1期目と2期目が連続した作品ではないと、つまり分割2クールではないと聞いていたが……この手法もあるかもしれんの」

 

カエル「1期終了時点でロゴス関連ってあまり解決していないもんね。ミュトスは捕まえたけれどバードは逃げられたし、ロゴスがなんだかわからないし……2期ではそこを深く突っ込むのかな? と思ったら、まだそれがないし

亀「黒騎に関してあれだけ情報を開示してこなかった理由もまだ見えんし、瀬名の前職や元カノの存在などといった部分も生きておらんし……なんだか、1話ごとはそこまで悪くないんじゃが、全体のストーリーとしてみたときのカタルシスが足りん気がするの」

 

設定はいいのに……

カエル「あの、ウィルウェアを使うには各省庁の許可がいるとかいう設定もまだ生きていないような気がするよね。1期1話はそこが衝撃的で面白かったのに、その後は割とすぐに承認をもらえているから、あれ? ってなっちゃうのかも……」

亀「結局のところ、設定の良さを生かしきれていないような気もするの……あれだけたくさん出したキャラクターも、どれもびっくりするような展開になっておらんし……」

 

カエル「そうだよねぇ、これからどうなるかわからないけれどさ、瀬名が裏切るとか、あの自衛隊の元カノが何か裏があるとか……そういう展開があっても良かったのかなぁって。

 あと、これは多分あるだろうけれど、稲城都知事関連の話はちゃんと着地点を見つけてくれるよね? 今の所、怪しさが次々と積み重なるだけで、これで何もなかったらそれこそ拍子抜けというか……」

亀「さすがにそこはちゃんとしてくれると思うがの……面白くなりそうな雰囲気はあるのに、惜しい作品じゃの」

 

 

最後に

カエル「この記事はサラリとここで終えるけれど、あと半分で一気に面白くなると思う?」

亀「……う〜ん、正直難しいと思うの。ここまで1話完結を多くしてしまって、物語としてのカタルシスや、伏線があまりあるようには思えないからの。

 ここから一気に面白くすることができれば、それはそれですごいのじゃが……さてさてどうなることやら」

 

カエル「まあ、でもここまできたら最終話までちゃんと見ようか」

亀「もう1期目から考えても20話近く見てきたわけじゃからな。

 来週から面白くなりそうという作品のまま、最終話まで行くかもしれんの。時々そういう作品があるんじゃよ」

カエル「これから先の展開に期待だね!」