物語る亀

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物語愛好者の雑文

映画『ブリグズビー・ベア』ネタバレ感想 クリエイター賛歌として理解しやすいものの、一方では少しけ違和感も……

 

 

では……久々に小規模公開映画のお話をするとしようかの

 

 

最近は大きい映画が中心だったからね

 

亀爺(以下亀)

「W杯で大きな映画があまり公開されづらいという事情もあるらしいがの」

 

「映画ブロガーとしては泣き所ですな」

 

亀「世間でも話題になった『万引き家族』も、その出来がどうこうよりも賞レースや発言などが話題になった印象じゃしの。6月は『デットプール2』と『ハン・ソロ』強しになるのかもしれんの。

 まあ、大まかな予想通りではあるが……」 

主「じゃあ、感想記事を始めていきますか」

 

  • 感想の前に
    • 『オタクは辛いよ』系映画
  • 感想
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • 好きなもを好きと言う難しさ
    • 教育番組のような映画?
    • 犯罪者と表現の問題
  • 誘拐の意味とラストについて
    • 外の世界を知るために儀式として
    • スターウォーズからの脱却
    • ここから始まるジェームズの人生
  • まとめ

 

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『映画 聲の形』ネタバレ考察&評価 演出からメッセージ性などを深く読み解いていく

 

 

では、2018年のテレビ放送に合わせてこちらの記事も修正するとするかの

 

 

しかし、まさかNHKが24時間テレビの真裏で放送してくるとはね……

 

 

亀爺(以下亀)

「『本当に障害と向き合うというのはどういうことか?』ということを体現してきたNHKのEテレスタッフらしい判断じゃな」

 

ブログ主(以下主)

「……本作って、自分もこれから語るけれど、障害のキャッチーな面が重視されるけれど、実はそれ以上に重要なことを描いているからね」

 

 

亀「ちなみに、今回は考察と評論の記事になる。

 そのためガッツリとネタバレをしていくから、それを心しておくように。

 まあ、今となっては公開からかなりの時間が過ぎておるから、別に大きな問題はないかもしれんの。

 ちなみに、ネタバレがあると楽しめないかというと……そういう映画でもないじゃろうな」

 

主「元々公開初日にガッツリと考察記事を書いていたんだよねぇ……

 この記事ではただ単にあらすじ紹介するだけじゃないけれど、一度映画を見てからこの記事を読んで欲しいって思いはあるかな

亀「今回も相当長くなるじゃろうが、それでは考察を開始していくぞ!!」

 

 

 

この記事では以下の点について語っていきます

 

  • 移動する向き、光と影の演出などが語るものとは?
  • 各キャラクターに与えられた役割について
  • ポスターから読み取れる意図について

 

 

ネタバレなしの感想記事はこちら

 

blog.monogatarukame.net

 

 

 

  •  演出が語るもの
    • 移動する向き
    • 光の演出
  • 中盤の演出について
    • 川の意味
    • 川が重要な序盤のシーン
    • 電車のシーン
  • 各キャラクターの立ち位置
    • 永束友宏
    • 川井みきと真柴智
    • 佐原みよ子
    • 植野直花の重要性
    • 『障害者への配慮』という壁
    • 植野との再会のシーンについて
    • 本作の重要な『セリフ』の意味
  • 後半の演出について
    • 花火とその後の展開について
  • そしてラストへ 
    • 『The shape of voice』
    • 雨に濡れる植野
  • ポスターから読み取れるもの
  • 障害の新しい描き方
    • 最後に

 

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『映画 聲の形』ネタバレなしの感想 京アニと山田尚子が作り出す、リアルな作画に感情がえぐられていく……

 

 

 

えー、この記事は公開直後に書いた感想記事に、2018年8月の地上波初放送に向けた大幅に修正しています

 

 

せっかくなんで、2018年の状況を交えながら語っていこうか

 

 

カエルくん(以下カエル)

「ちなみに、この記事ではネタバレはしません!」

 

ブログ主(以下主)

「……というよりも、ネタバレ込みの作中の描写も交えた記事になると、膨大な文字数になるために、別記事で書いています」

 

カエル「ちなみに、この2016年の映画はものすごかったね……」

主「『シン・ゴジラ』とか『君の名は。』とか『今年一番じゃない?』ってレベルの作品が続いていてさ!

 これだけでも異常だなぁって思っていたけれど、また『聲の形』が出てきたわけじゃない?

 しかも『この世界の片隅に』がこの後に続くという……とんでもない事件があった年だよ」

 

 

カエル「この年は邦画が特に良作揃いだよね。それこそ、漫画原作でもいい作品もあるしさ」

主「何ヶ月も連続で年間1位クラスの衝撃が続いていたからね。

 あれ? もしかしたらこれだけ感受性が上がっているとしたら、自分の死期が近いんじゃないかって錯覚すらしてきたほど」

カエル「はいはい、馬鹿なこと言ってないで感想記事を始めるよ。

 

  • 作品紹介・あらすじ
  •  全体感想
    • 早見沙織の演技の見どころ!
    • 他のキャストについて
  • 現在の評価について
    • 本作を高く評価する理由
    • 実際の経験から
    • いじめの加害者側を主人公にすることによって
  • 原作からの改変
    • キャラクター描写について
    • 数回以上の鑑賞を経ての印象の変化
  • えぐられていく感情
    • 感情の解放
    • 最後に

 

 

ネタバレありの考察記事はこちら

 

blog.monogatarukame.net

上記の記事の続きはこちら

blog.monogatarukame.net

 

 

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映画『焼肉ドラゴン』ネタバレ感想&評価 この映画が表現したことはとても意義があるものの、映画としては……

 

 

 

では、今回は『焼肉ドラゴン』の感想記事です!

 

 

焼肉の描写がたくさん出てくるような映画なら嬉しいなぁ

 

 カエルくん(以下カエル)

「いや、そういう映画じゃないでしょ……」

 

「最近グルメ系映画をあまり見ていないからねぇ。ドキュメンタリー系は小規模で見に行きづらいし」

 

カエル「……これはネタバレじゃないと思うけれど、焼肉の映画じゃないからね?」

主「……え? 違うの!?

カエル「あの予告編を見てなんで食事映画だと思ったの?」

主「なんだよ……焼肉屋の気のいいおっちゃんが『うまいハラミの見分け方』とかを教えてくれる映画だと思ったのに……」

カエル「はい、馬鹿言ってないで感想記事を始めます!」

 

  • 感想
    • 1作の映画として
    • 韓国映画の苦手な部分
    • 役者について
  • 以下ネタバレあり
  • 作中描写について
    • 主人公は誰?
    • 言葉と教育の問題
    • お話の中心になるのは……
    • 万引き家族と『絆』
  • まとめ

 

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幸色のワンルーム騒動について〜犯罪と表現の関係性とは?〜

 

 

えー、また表現の自由に対するお話です

 

最近、いろいろ続くねぇ

 

カエル「なんか政治的なお話ばかりしているねぇ。

 別にそういうわけでもないつもりなんだけれど……まあ、みんなそういうか」 

 主「今回のテーマは『犯罪と表現』です。

 もちろん異論もあるだろうけれど……ちょっと、最近過激かなぁ、と思うことが続いているので、意見を表明させていただきます」

 

カエル「では、記事の始まりです!」

 

  • 幸色のワンルーム騒動に対する姿勢について
    • 幸色のワンルームの評価
    • ネットでの物語表現
    • テレ朝に望む態度として
  • 犯罪と表現の関係性について
    • 犯罪の物語は悪なのか?
    • 『正しいこと』とはなんだろう?
    • 違法=悪なのか?
  • なぜ表現を規制してはいけないのか?
    • 『表現』が『犯罪』となる場合もある
    • 『表現モンスター』と社会
    • 何を表現として選ぶのか
    • その手段でしか社会と繋がれない人もいる
    • まとめ

 

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映画『ニンジャバットマン』ネタバレ感想&評価 アニメ&特撮ファン必見! 外連味に満ちた日本流バットマン! 

 

 

バットマンがニンジャになる作品かぁ……

 

 

トンデモナイ冒険だなぁ

 

カエルくん(以下カエル)

「正直、予告を見る限りではキワモノ感があったけれど……さてさて、どうなるものかしらん?」

 

「バットマンファンじゃない人間が見ても楽しめる作品だったら嬉しいなぁ」

 

カエル「この手の作品ってバットマンファンじゃないと楽しめない作品である可能性も十分あるからねぇ」

主「せっかくアニメで作るから、ご新規さんでも大丈夫、むしろアニメファンを取り込むくらい旧来と大きく違った作品にして欲しいけれどね。

 では感想を始めていきましょう!」

 

  • 感想
    • 神風動画について
    • 神風動画の特徴
    • アニメでバットマンを表現する意味
  • 以下ネタバレあり
  • 考察
    • 序盤について
    • 外連味に満ちたアニメ
    • 本作が描いたギリギリのライン
  • まとめ

 

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映画『そして父になる』ネタバレ感想 是枝監督が描き出す親子の血縁と絆の物語……

 

 

もっと早くに語りたい作品だったけれど……ちょっと遅くなってしまったねぇ

 

是枝作品の中でも特に人気のある作品の1つじゃからな

 

カエルくん(以下カエル) 

「やっぱり海街と本作がテレビでよく放送されているイメージかな。多分、わかりやすいからというのもあるんだろうけれど……」

 

亀爺(以下亀)

「テレビで鑑賞して初めて是枝監督に興味を持つという人も多いのではないかの?

 では、そんな作品のどこが素晴らしいのか、考えていくとするかの」

 

カエル「早速ですが、記事の始まりです!」

 

  • 感想
  • 作中描写について
    • 本作の2つの家族の長所と短所
    • 食事シーンのうまさ
  • 血のつながりと家族
    • 親を守る子供たち
    • 2つの対になるシーン
  • まとめ

 

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