えー、この記事は公開直後に書いた感想記事に、2018年8月の地上波初放送に向けた大幅に修正しています
せっかくなんで、2018年の状況を交えながら語っていこうか
カエルくん(以下カエル)
「ちなみに、この記事ではネタバレはしません!」
ブログ主(以下主)
「……というよりも、ネタバレ込みの作中の描写も交えた記事になると、膨大な文字数になるために、別記事で書いています」
カエル「ちなみに、この2016年の映画はものすごかったね……」
主「『シン・ゴジラ』とか『君の名は。』とか『今年一番じゃない?』ってレベルの作品が続いていてさ!
これだけでも異常だなぁって思っていたけれど、また『聲の形』が出てきたわけじゃない?
しかも『この世界の片隅に』がこの後に続くという……とんでもない事件があった年だよ」
カエル「この年は邦画が特に良作揃いだよね。それこそ、漫画原作でもいい作品もあるしさ」
主「何ヶ月も連続で年間1位クラスの衝撃が続いていたからね。
あれ? もしかしたらこれだけ感受性が上がっているとしたら、自分の死期が近いんじゃないかって錯覚すらしてきたほど」
カエル「はいはい、馬鹿なこと言ってないで感想記事を始めるよ。
ネタバレありの考察記事はこちら
上記の記事の続きはこちら
作品紹介・あらすじ
いじめと聴覚障害を抱える女の子と、彼女をいじめてしまった少年が向き合う大今良時原作の漫画を、京都アニメーションと山田尚子監督で劇場アニメ化した作品。
2016年に大ヒットを記録した『君の名は。』『この世界の片隅に』とともに大きな話題を呼び、3Kアニメと称されている。
脚本を務めるのは『夜明け告げるルーのうた』『ガールズ&パンツァー』シリーズなどでも高い評価を受ける吉田玲子。
入野自由がかつていじめをしてしまった主人公を演じるほか、子役時代は女優の松岡茉優が声優初挑戦も話題に。また早見沙織が聴覚障害を抱える人と交流し、研究した演技に賞賛の声が集まっている。
石田将也が通う小学校に西宮硝子が転入してきた。彼女は、聴覚に障害を抱えており、生まれつき耳が不自由な少女だった。初めはからかいのつもりだったら、それがエスカレートしていじめに発展し、硝子は学校からいなくなってしまう。
その責任を追及された将也は今度はいじめを受ける立場となり、自分の犯した罪の重さを知ることになる。そして高校生に進学したのち、硝子にあって謝罪をしようと彼女の通う聴覚障害支援施設へと向かうのだった……
全体感想
まずは公開当初の全体鑑賞から始めましょう
すごくリアルで、胸に締め付けれる作品だった
主「『けいおん!』とか『たまこラブストーリー』において圧倒的なリアリティを表現してきた山田尚子監督だけど、それは今作でも見事に発揮されている。
特に超絶技巧で知られる京アニ作品だからさ、作画に関しては文句なし。
体の動かし方も柔らかいし、細かい部分までこだわって作画されているのがわかる」
カエル「そうだよね。何度も京アニ作品で絶賛するのが『学園ものでのリアリティのつけ方』だけど、この作品はそれが売りみたいなところもあるし。
変な話だけれど……初めて『自分が通っていた小学校』を映画で見た気がするんだよほどなんだよね」
主「さすがだよね。
高校生ってさ、みんな制服を着ているからモブも含めて同じような作画にしがちだけど、実はみんなそれぞれ細かく違っている。
そこで性格を表しているんだよ。
例えば、制服にブレザーをきっちり着込んでいる生徒もいれば、カーディガンを羽織る生徒もいる。そのカーディガンの色もそれぞれ違うし、中にはYシャツ姿の生徒もいるでしょ?
男子ならばネクタイの結び方、開けているボタンの数、透けたシャツの色、女子で言えばスカートの長さ、靴下の色、カバン、靴、つけている小物……そういったもので一人一人の個性というのが見事に現れている」
カエル「だけど、そこが杓子定規に同じものになっている作品が多いってよく批判しているよね」
主「そう。だけど、京アニはそこをしっかりと考えて、モブに至るまでしっかりと作りこまれている。
神は細部に宿るというけれど、こういうところがなんとも言えないリアル感に繋がってきていると思う」
早見沙織の演技の見どころ!
カエル「じゃあ、次に役者についてはどうだった?」
主「今回もベテランの大御所声優ってあまりいない。いや、ゆきのさつきとかいるけれど、メインは子供たちの物語だし……
基本的に若手主体の配役と言っていい。
その中でも実力のある人たちを連れてきているからさ、違和感がまったくないし。
特に深夜アニメに慣れていると、垂涎もののキャストだよね」
カエル「特にヒロインの西宮硝子役の早見沙織が素晴らしかったね」
主「声がうまく出せない役所で、演技の幅が問われるけれど、個人的には今年見たアニメの中で一番の名演技だったんじゃないかって思うほどに素晴らしかった。
実際、2016年の最優秀主演女優賞に選出したほどの演技。
感情が爆発するシーンがあるけれど、そこの声質の美しさとか、呼吸とかが本当にいい」
カエル「早見沙織が好きな人も多いし、実力も定評がある人だということもあるけれど……」
主「今作にも出ているけれど、悠木碧と早見沙織が(当時)25歳以下ではトップ2の演技力だと思っていた。
結弦役の悠木碧はさすがだよね。早見沙織との掛け合いも多いけれど、阿吽の呼吸だったし、少年のようでもあり、少女のようでもある難しい役どころだったけれど、それも何の問題もなく表現されていた」
聲の演技だけでは表現するのが難しい『聴覚障害』 を完璧に演じきる演技力に脱帽
他のキャストについて
カエル「他のキャストに関しては?」
主「入野自由とか、小野賢章とか若手の中でも評価の高い面々だし、すごく作品や役柄に合っていて良かったよ。
あとは……また女性の話になるけれど、植野直花役の金子有希が特に印象に残ったかなぁ。
結構激しい役でさ、一見するとすごく嫌われやすい性格だけど、すごく魅力的だった。たまこラブストーリーのみどり役の時も思ったけれど、いい声優だよね」
カエル「じゃあ今作唯一の芸能人声優である、松岡茉優に関しては? まあ、松岡茉優も好きだし、評価が高い女優だから、絶賛なんだろうけれど……」
主「この若手の中で、しかも基本アニメ演技をしている人たちの中で演技するのはすごく難しいし、浮くのは当然だよね。
少しアニメ的でない演技があって、違和感があるにはあったけれどさ。
今回、少年役ということで少し低い声を要求されたと思うけれど、結構女性声のままで、少し、お? っと思う部分はあったけれど、でもさ、松岡茉優だからこそ出るいい演技もあったと思うし、監督が絶賛したというのも納得だね」
現在の評価について
では、せっかくなので2018年現在の評価をあげていきましょう
間違いなくオールタイムベストの筆頭だ
カエル「……つまり歴代で見た全作品の中で最も良い作品ということ?」
主「もちろん!
まあ、はっきりとは言い難い部分もあるけれど……ただし、今作には2つのアドバンテージがある」
- 映画館で鑑賞したこと
- リアルタイムで鑑賞したこと
- 映画の見方が変わっていること
カエル「特に、映画は映画館で鑑賞するのと家で鑑賞するのでは違うからねぇ」
主「あとはリアルタイムで観られる感動もある。現代で『七人の侍』を見ても、当然名作だけれど、その当時とは興奮がまた違うわけだ。
そしてこのブログを運営していて映画の見方が変わったこと。だから……正直、昔見た映画と2016年以降に見た映画を同列に語ることはできない、という言い訳はさせてね」
カエル「それらの言い訳を置いておくとしても、オールタイムベストの筆頭というとても高い評価なんだね」
本作を高く評価する理由
カエル「では、なぜそこまで高く評価するのか? という話だけれど……」
主「この映画はとても難しいことをテーマにしている。
それは言わずものがなだけれど『障害』と『いじめ』である。
特に、本作はこのような構造になっている」
- 将也→健常者、いじめた側(加害者)
- 硝子→障害者、いじめられた側(被害者)
主「そして、多くの場合においてこの手の作品は……8割以上が『いじめは悪であり、いじめられた側が善である』という描き方をする。それは……ある意味では当然なのかもしれない。
だけれど、この作品は『いじめが悪』などの対立軸を取り払い『障害者は弱者』という考え方から脱却している。
そんな簡単な答えを用意していないんだ」
カエル「……勧善懲悪な物語ではないよね。
むしろ『いじめを許容するのか!』という声もあったことは事実なわけだけれど……」
主「そんな単純なことじゃないんだよ。
この映画は『一人と一人の人間のぶつかり合い』を描いている。
そしてそれはとても難しいことなんだ」
実際の経験から
中には嫌な思いをするかもしれないけれど、思い出話をしようか
実際のいじめって……硝子(いじめられる側)が悪になりがちだ
主「はっきり言うけれど、この作品が『実際の自分の小学校時代を見ているようだ』と思っているけれど、その理由として1番大きいのは、いじめ描写のリアルさにある。
少なくとも、自分の体験として……あそこまでではないけれど、いじめの現場にいた経験からすると、いじめっこは人気者でいじめられっ子は鈍臭かったり、邪険に扱われる子が多い。
空気が読めない言動がある、みんなと息を合わせることができない……そんなことでいじめは発生する」
カエル「もちろん、いじめは絶対にダメなことだけれど……でもいじめっこの方が学校ではヒエラルキーが強いことはよくあることで……」
主「例えば大縄跳びで1人だけタイミングが合わずに飛べない。それがなんども続く……その時、その1人は全体の足を引っ張る。だけれど、全員参加だからそいつを追い出すわけにもいかない。
でもそいつは飛ばないし、やる気もない……そりゃできないことを強制されたらね。
そういったストレスが溜まって、それが爆発していじめに発展する。
その時、いじめの渦中にいる子供達の中では『いじめられている側が悪い(どんくさい、もっとうまくやれよ)』という意識が働いてしまう。
学校という全体主義の場において、それに反する人間は悪となるんだ」
カエル「……大人の社会でもそれは同じだよね。ドラマなどでも頭が禿げて体裁の上がらないオジさんがヘコヘコと頭を下げて、上司に怒られたり部下から『あの人使えないからなぁ』と笑われるような描写ってあるじゃない?
これは会社の全体主義の場で、能力がない(何もできない)人を笑っていいという理論が発生しているとも言えるわけだもんね……」
いじめの加害者側を主人公にすることによって
主「自分が多くの物語で違和感を抱くのがそこでさ。確かにいじめは悪だ。それは間違いない。
だけれど、それは『部外者から見た視点』なんだよ。
つまり、答えの決まっている問題として描いてしまう。
全体の調和を乱す存在、そしてその本人を追い出すことができない場合において、いじめが始まることもある。
もちろん、何度も言うけれどいじめは悪だよ。
悪いのはいじめる側だよ。
だけれど、そのいじめる側を主人公とすることで、あの独特の嫌な空気感を見事に表現している」
カエル「加害者を擁護するのか! って言われそうだけれど……」
主「だからさ、何度も言うけれどこの映画は『加害者と被害者』という単純な対立構造を超えている。
誰もが『どうすればよかったの?』と答えを探している作品なんだ。基本的に映画は……エンタメ作品は、勧善懲悪で成り立つところも多い。そのわかりやすさが売りな部分もある。
だけれど、この映画はそれを超えて多くの人に訴えかけている。だからこそ、自分は大絶賛をしているし、それだけの物語であると確信を持って伝えているんだよ」
原作からの改変
ここは少し荒れているね
もともと7巻もある作品を2時間で収めているからね
主「個人的にはいい改変だったけれどなぁ。
元々、原作は小学生時代はすごく高く評価しているけれど、高校生時代ってそこまでと比べるとイマイチだなぁって思っていたのよ、自分は。
特に映画の撮影とかって……それこそハルヒは笑いにしたけれど、高校生の素人が集まっての自主制作映画って碌なことにならないじゃない?
しかも仲がそんなに良くない人間が集まってそんなことをしても、揉めるだけだと思うし。そこを改変してきたのはドラマがしまったし、良かったと思うよ」
カエル「そこを望んでいたファンからは非難がありそうだね」
主「あとは……その影響で一部の登場人物の出番がガッツリと削られたことかなぁ。
映画を撮らないとなると、出番がない人もいる。その人がガッツリといなくなっていることに違和感がある人もいると思う。
だけど、この作品の2時間に込められたテーマとか、演出の意味とかを考えるとよく練られていて、詰まっているからさ、自分はこの改変は良改変だと評価するよ」
カエル「漫画向きの描き方と、アニメ向きの描き方はまた違うからね」
主「下手にそう言った要素をつぎ込んで展開が早くなるとしたら、この方が英断でいいと思うけれどね」
キャラクター描写について
カエル「次にキャラクター描写についてだけど……」
主「……ここは、まあ原作からしてそうなんだけど、結構苦手なキャラクターが多いんだよね。特に男にさ」
カエル「リアルなキャラクターだから余計に想像しやすいしね」
主「先生とか『ああ、いるいる、こんな人』って思ったり。
長束も結構周りを気にしないでガンガンと行動するタイプだから、苦手なんだよね、ああいう人。それから……真柴もそうだし、川井なんて本当にダメ! 『いやだぁ、近づきたくない!!』って思っちゃう部分もあった。
いや、それでいいんだよ?
リアルなキャラクター描写を目指しているだろうし、あの……昼ドラで出てきそうな女性キャラクターの嫌なところを濃縮したような人物像だからさ、すごく既視感もあったし。
演出も作画も声優も、吉田玲子の脚本もうまいからこそ『滲み出る嫌らしさ』に溢れていたね」
カエル「逆に好印象は……まあ、大体の人は結弦と植野をあげるか」
主「主役の2人を除くと、この2人の描き方というのがすごく他と比べて特徴的だったね。すごく作画に力を入れているのがわかるし、特に序盤の結弦、後半の植野の作画は絶対にスタッフにファンがいるだろ! って言いたくなるくらいに素晴らしいものだった」
カエル「なんでこの2人はこれだけ力を入れらたんだろうね?」
主「今回は、明確に各キャラクターに役割が与えられていると思うんだよね。
それもネタバレありの考察記事で書いていくけれど、それが大きく影響していると思う。
ちなみに、一番好きなキャラクターは植野かなぁ。この子の役割って相当大きいよね」
数回以上の鑑賞を経ての印象の変化
……という上記の意見が初見時の感想だったけれど……
数回観ると印象がまた変わります!
カエル「え〜っと……結局、この映画は劇場で7回観たのかな?
劇場で観るのは過去最多記録だよね。
もちろん、もっと観ている人はいるだろうけれど……多分、この記録を抜かれることはないんじゃないかな?
色々な作品を観て記事を書いていることもあって、同じ映画を繰り返し観ることはそんなに多くないけれど、この映画は何度も繰り返して鑑賞したくなるというか……」
主「その印象がまた違うんだよね。1番感動したのは3回目だったかな。大体の物語を知り、伏線や演出をある程度理解して観た時、すごく力を発揮した。
特に……みんな嫌いだ! と言いがちな川井の印象が変わった。
それこそ180度違うと言ってもいいくらいに変貌している。これは本当に驚きだよ!」
カエル「……そこまで変化しているんだ」
主「今作は初見の思い出を大事にするのもわかるけれど、繰り替えして鑑賞してほしい作品です。
その度に印象が変わっていくし、見方が深くなる作品です。」
えぐられていく感情
カエル「リアルな作劇だからこそ、の感情だよね」
主「こう、鑑賞中ずっと心が抉られていってさ、もうやめて! って叫びだしたくなるんだよね。だからこそ、彼らの一つ一つの叫びが心に沁みてくるんだよ。
泣ける映画っていうと……なんというか、言葉が悪いけれど『感動の押し売り』みたいなところがあるじゃない? この作品の感動は『感情の解放』の先にあると思うんだよね」
カエル「感情の解放、ねぇ」
主「例えば、いじめの描写もあるけれど、なんでいじめが発生するのかというと、先にも述べたけれど、自分の考えでは『全体主義における異物の排除』が原因で発生すると思うんだよ。
作中でもあったけれど、大きな目標を達成しようと集団で努力しているところに、それができない人物がいるとそれを排除しようという動きになる」
カエル「……もしかして、学生時代に全体主義で行われる競技と嫌いだった?」
主「もう大っ嫌いよ。好きでもないのに強制させられて、成功して当たり前、失敗したら責められてさ。
『みんな一緒』って雰囲気が大っ嫌いだった。
その嫌いな雰囲気があるんだよね、この作品。
だからずっと心を揺さぶられる。じゃあ自分が将也だったら、硝子だったら、クラスの一員だったら何ができたか? と問われたら……今なら何かするかもしれないけれど、あの当時は何もできないと思う。特に先生もあんな感じだし。
いや、多分今でも何もできないだろうなぁ……
そういう思いをえぐってる作品だよ」
感情の解放
カエル「そして、その思いを抱えながら鑑賞している時に、ある瞬間において感情が爆発するわけだ」
主「そうそう。こう……溜まっていた感情が一気に解放されてさ、それがグチャグチャになるんだよね。
『幸せになってよかったね』とか『かわいそう、なんとかしてあげたい』とは違う、目の前に鋭いナイフを突きつけられて、チクチクと刺されていくような痛みを感じる瞬間があるからこそ、一気に解放する瞬間がある。
それがじわじわと効いていくんだよ。『桐島、部活やめるってよ』に近い感情かな?」
カエル「じゃあ、爽快感とかはあるの?」
主「『シンゴジラ』とか『君の名は。』みたいは圧倒的な爽快感は……比べると少ないかな。
でもさ、この映画にはじっくりとこちらに突きつけられるような『感情』がはっきりとあるんだよね。
だから、この映画を見終わった後は相当に心に残るものがあると思う。
同日公開の『BFG』のチケット買っておいたけれど、ほっぽり出して帰ろうかな? って思ったし。
その意味ではデートムービーとか、ファミリーで一家団欒という映画ではないね。
むしろ1人で見て色々考えたり、全てを語り合える親友と見に行って、ああでもない、こうでもないって語り合った方がいい映画じゃないかな?」
カエル「なるほどね。その辺りも詳しい話はネタバレ記事の方でしようか」
最後に
カエル「じゃあ、ネタバレがほとんどなしの感想記事はここまでにしようか」
主「色々言ってきたけれど、アニメ映画って基本的に爽快感がすごく強い作品が多かった印象がある。
けれど、これはリアルな作劇で、リアルな感情をこちらに訴えかけてくるから、今まであまりなかったタイプのアニメ映画になった印象だな。
SFでもファンタジーでもないしね」
カエル「劇場に観に行く価値はあるでしょ?」
主「そりゃもちろん。
この作品が劇場で見ることができるというのは、それだけでアニメオタクからしたら幸せなことだと思うよ。
今月では一番の感動を与える映画になったんじゃないかな?
最初に言ったたけれど、普通だったら年間トップレベルの映画だから。今年は異常だからそう言いきれないけれど」
カエル「それでは次はネタバレありの考察記事を書くので、そこで会いましょう! 多分この記事よりも長くなるね」
主「それだけ語りたいことがあるってことよ」