物語る亀

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物語愛好者の雑文

映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』感想 グルーシリーズらしい1作! ミニオンは変わらず可愛い!

 

カエルくん(以下カエル)

「さて、ディズニーに並ぶ勢いのあるアニメ会社として噂のイルミネーション・エンターテイメントの代表シリーズの新作がいよいよ公開だね!」

 

ブログ主(以下主)

「多分多くの人は『イルミネーションってなに?』って感じなんだろうな。

 昨年公開した『ペット』や今年公開してヒットした『SING』などもピクサーやディズニーの映画じゃないからね? 細かいことを言うようだけど、アメリカのCGアニメが全てディズニー、ピクサーなわけじゃないから」

 

カエル「そこまで興味を持つ人もそんなに多くないだろうけれど……

 実際どれくらい違うの?」

主「そうだなぁ……ananとcancanくらいの違いじゃない?」

カエル「……う〜ん……僕にはよく違いがわからないけれど……」

主「じゃあ早見沙織と能登麻美子くらいの違い」

カエル「うん、見事にオタクにしかわからないやつだね」

主「じゃあ、ヒットエンドランとランエンドヒットくらいの違いじゃない?

 あとは……野球とクリケットとか、ゲートボールとパターゴルフくらいの違い」

カエル「……もうなんでもよくなってきたでしょ?

 要は興味がないとほとんど同じに見えるけれど、知っている人が見ると全然ちがうものってことだね

 

主「その通り。

 確かにパッと見は同じだけれど、その内容は全然ちがう。多分、CGなどの技術のクオリティも専門家が見たらはっきりとわかるレベルで違うだろうし、素人である自分が見てもわかるのは、やっぱり脚本の違いかな。

 何も言われずにハリウッドのCGアニメを見せられても、それがディズニーやピクサーの新作か、それともイルミネーションの新作かの違いくらいはすぐにわかるくらいには脚本にも癖がある。

 新興の会社だけれど、今や日本においてはアメリカのアニメ映画ではディズニーの次に人気の地位にいるかもしれない

カエル「他にも『レゴシリーズ』で有名なワーナー・アニメーション・グループや、2018年に新作が公開することが決まったドリームワークス・アニメーションなどもあるから、1度勉強し直さないといけないねぇ。

 ではそのイルミネーションの新作がどうなったのか、その感想記事のスタートです!

 

怪盗グルーのミニオン大脱走

でかい顔しているけれど、お前主役じゃないからな

 

  

 

1 感想

 

カエル「じゃあ、ざっくりとした感想だけど……まあ、いつものイルミネーションらしいなって印象かな?

主「鑑賞直後の短評は以下のとおり

 

 

 イルミネーションや『怪盗グルー』シリーズらしさには溢れた作品だったと思うよ。良くも悪くも

カエル「3月に公開した『SING』は絶賛だったけれど、そちらに比べると?」

主「落ちるね。

 SINGがやっぱり異常だったのかな?

 本作は『怪盗グルーの月泥棒』『怪盗グルーとミニオン危機一発』の続編だけれど、その流れを継承している作品にはなっている。

 だけど、月泥棒はスタジオとしても1作目と考えたら及第点だけれど、そこまでいい作品とは思えなかったかなぁ。『ミニオン危機一発』は続編としても、アニメ制作としてもノウハウができてきたという印象があって、結構楽しめた。

 今作は……個人的には危機一髪と同じか、ちょっと下くらいの満足度だけれど、SINGの後だと相当物足りないというのが正直なところかな。

 ただ、90分でまとめたのは賞賛に値すると思うけれどね」

カエル「詳しくはネタバレありの記事で書こうか……

 ちなみに声優問題についても後述します」

 

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グルー一家勢ぞろい

今後も増えていくのかな?

(C)Universal Studios

 

イルミネーションの特徴

 

カエル「はじめに語った『ディズニーとの違い』って一体なんなの?」

主「ディズニーやピクサーはここ最近、世界に誇れる子供向けアニメとして政治的中立性を維持しながら差別や偏見などを無くそうとする脚本を描いている。LGBT、人種差別、障害、女性の社会進出……そのようなことを裏のテーマに添えながら、子供も大人も楽しめる作品を制作している」

カエル「いわゆるポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)に配慮した映画だよね。反トランプといえばわかりやすいかなぁ?」

 

主「元々創作者や学者はリベラルになりがちなんだけれど、ハリウッドも例外ではなくて民主党支持者が9割と言われている。まあ、それは言い過ぎだとしても、ここ最近は特に『ホワイトウォッシュ』という白人ばかりが映画で出てくることに抗議の声を上げる人も多い。

 ディズニーはそう言いった声に対してすごく敏感で、その象徴ともいうべき大傑作が『ズートピア』でさ。この映画の完成度の高さはとんでもなくて個人的には2016年No1の評価を与えるほどの完成度だったけれど、メッセージ性も非常に強い。

 だけど、それだけ素晴らしいからこそ、自分みたいなひねくれ者には物足りないところもあって……」

 

blog.monogatarukame.net

 

カエル「優等生すぎるディズニー、ピクサーと悪ガキ揃いのイルミネーションというところかな?

主「そうだね。

 そのイルミネーションの特性は最初の作品となった『怪盗グルーと月泥棒』でも明らかだ。この作品は泥棒ばかりが出てくる、悪党が主人公であり、マスコットのミニオン達も世界一の悪党についていくと明言されている。

 つまり、子供向けと成立するレベルではあるけれどちょい悪な物語なんだよ

カエル「映画としての完成度はどちらが高いの?」

主「圧倒的にディズニー/ピクサーの方が上だね。イルミネーション作品は悪くないけれど、細かい整合性が取れていなかったり、流れが強引な作品も多い。

 個人的にはそれもまた魅力なんだけれどね。なんていうんだろ……ダメな子ほど可愛い? というか、ちょっとぐらい問題児の方が印象に残るというか……」

 

カエル「万人に楽しんでもらうなら、やっぱりディズニー/ピクサーをお勧めするかなぁ」

主「多分今のディズニー/ピクサーは物語制作スタジオとしては世界一だろう。

 これだけ技術と経験に基づいた緻密な物語を作れる会社はこの世に存在しない。だからこそ、自分みたいな人間からすると想像の範疇で収まってしまう気がして……

 先が読めるというか、刺激が少ないというか。特に近年はその技術が固まってきたからこそ、その傾向はさらに強くなっているんじゃないかな?」

カエル「あくまでも個人の意見です」

 

 

 

ミニオンというキャラクターの勝利

 

カエル「ここ最近、躍進が目覚ましいイルミネーションだけど、その要因はどこにあると思う?」

主「やっぱりミニオンのヒットは大きかった。

 キャラクターとしてはディズニーでいうところのドナルドとか、スティッチのようなちょい悪の系譜になるだろうけれど、彼らがボケボケだからこそ何をやっても可愛らしく見えてくる。

 今作なんて予告にもあるけれど刑務所に入るんだよ? それでも微笑ましいキャラクターで、こいつらなら仕方ないかと思わせるキャラクターは他にあまりいない」

 

カエル「日本人に限らずにキャラクターの認知度で映画の売り上げって決まるところがあるもんね。例えばバットマンとスパイダーマンの映画は絶対見るよ、とか」

主「イルミネーションのオリジナルキャラクターであるミニオンが当たり、そして認知度が高まっていているのは非常に大きいよね。日本ではフジテレビの功績も大きい。

 『あの』ミニオンが出てくるなら映画館に行こう、子供達もあのミニオンの新作を見たいとなってくる。

 多分ここ10年だったら……世界TOPクラスで認知されているキャラクターの1つじゃないかな? しかも非ディズニー系ということを考えたら驚異的と言えるかもしれない」

 

カエル「なるほどねぇ。そりゃ何作も制作することになるよねぇ」

主「ただミニオンにもキャラクターとしての欠点を抱えていて、それが成長しないことだ。ミニオンはずっとお惚けでどうしようもない馬鹿たち(褒め言葉)だからこそ魅力を発揮する。

 だけど彼らを主人公にするとドタバタコメディとしては面白いけれど、まとまりがない作品になりがちだ。

 『ミニオンズ』って自分はそこまで評価をしていないんだよね。売れたけれど。

 だからこそグルーという存在が必要になってくる。本作の主人公はあくまでもグルーであり、グルーが家族を作って成長する物語だからね」

カエル「悪党をやめたり悪党に戻ったりと忙しいねぇ」

 

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こいつら、全く反省してねぇな……

(C)Universal Studios

  

声優問題について

 

カエル「そしてグルーシリーズ最大の問題が……この声優問題であると指摘する声も大きいよね

主「ディズニー/ピクサー系は芸能人を起用しても、そこまで邪魔にならない人をきちんと選んでいるんだよね。あれは音響監督がうまいのかな?

 本作はグルーに笑福亭鶴瓶が起用されているけれど、これは確かに賛否両論巻き起こるのもよく分かる

カエル「正直、うまいとは言えないよねぇ、滑舌もそこまで良くないし。あと声の印象が強すぎて、グルーではなくて鶴瓶になってしまう時もあるし……」

 

主「批判の声も大きいのもわかるけれどさ、自分は結構好きなんだよね。

 ずっと聞いていると意外と合っているような気がしてきて、他にいない印象になっていく。これをガンダムXのガロード=高木渉現象という」

カエル「ガンダムファンしかわからないよ……むしろ問題は中島美嘉の方じゃない?」

主「基本的に芸能人声優でも批判はしないけれど、中島美嘉の起用は失敗だよなぁ……

 『怪盗グルーのミニオン危機一発』の時の演技も正直ひどかったし……

 しかもさ、今更変えるわけにもいかないし……これは起用の時点で失敗だった。

 これに懲りたのか、今作では劇場アニメでも起用されたことのある生瀬勝久や松山ケンイチといった実績がある人を起用していて、抜群にうまかったよ。だからこそ、鶴瓶と中島美嘉がより浮き彫りになってしまった感もあるけれど」

 

カエル「Twitterの短評でも書いたけれど、芦田愛菜ちゃんが声変わりしていたのが驚きだったね」

主「アグネスという三姉妹では1番下の可愛らしい女の子の役だったけれど、演技力が上がっていると感じたな。声変わりしていたけれど、もう3作目だしキャラクターたちの成長も感じられていいんじゃないかな?

 次はもう少し成長させて、2年後とかにしてもいいかもしれない。芦田愛菜関係なく、その方が話の幅も広がるだろうし」

 

カエル「本作では本職の声優陣の起用も注目だよね。

 アニメ好きとしては山寺宏一はもうアニメ映画ではおなじみの存在だけど、若手男性声優では人気TOPクラスの宮野真守もイルミネーション作品に連続起用されていて、すっかり看板と言っていい存在になっているし。コメディもイケメンも出来るから使いやすいというのもあるだろけれど」

主「そして今作では福山潤の起用も決定していて、声優好きも注目の作品になっている。

 そっち方面だとLISAの起用も面白いよね。歌手が本業だけれど、アニメ声優としてどうなるか? 前作でもアフレコしているみたいだけど、自分は全く印象がない……まあ、ちょい役だったんだろうな。

 ちなみに今作でも冒頭の本当にちょっとした役なので、ファンの人は聞き逃さないように注意してね

  

以下ネタバレあり

 

 

 

2 相変わらずのイルミネーション作品

 

カエル「ではここからはネタバレありで語っていくけれど……まあ、いつものといえばいつものイルミネーションらしさに溢れている作品だったかな? という評価だけど、その理由を説明していこうか」

主「脚本自体はグダグダだよ。お話がとっちらかっているし、1つ1つのエピソードのテンポはいいけれど、全体的な流れを見ると正直イマイチだったかな。

 今作は3つのお話に分岐している。

 

 メインのグルーとドルーの双子の再会&泥棒のお話

 家族の(主にルーシーとアグネス)結びつきとユニコーンのお話

 ミニオン達のドタバタ劇

 

 その意味では本作はある意味では1、2、ミニオンズの全ての要素を詰め込んだお話になっているとも言える」

 

カエル「で、これがうまくいっていないんじゃないか? という意見なわけだ」

主「そうだね。

 単純にドタバタ劇が強すぎるし、お話がごちゃごちゃしている。メインはグルーとドルーと世界一のダイヤをめぐるお話なんだけれど、それに直接関係しないお話が2つも入っている。

 特にミニオン達の話、あれいる?

 あれこそ短編とかでやるべき内容でしょう?」

カエル「同時上映『ミニオンの大脱走』と銘打って、60〜80分くらいの作品と10〜20分くらいの短編だったらちょうど良かったかも……」

 

主「いつも言うけれどお話を3つに分けるときは、それぞれの物語が意味を持つようにしないとカタルシスは生まれづらい。例えば今作ならばグルーの危機にルーシーやアグネスがやってきて、彼女たちのドラマで手に入れたアイテムを使って危機を脱出、だけど最後の最後で再び危機が訪れるけれど成長したミニオン達が救出に来る……とかさ。

 そうじゃないと3つに分ける意味ってそんなにないんだよね」

カエル「そういう工夫はあまりなかったかもしれないかな」

 

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黒のグルーと白のドリー

正反対の双子です

(C)Universal Studios

 

アニメーションの楽しさが詰まった作品

 

カエル「だけど、脚本はダメだとしても決して酷評ではないんでしょ?」

主「本作はアニメーションの面白さが発揮されていたからね。

 特に冒頭のシーンは心打たれた!

 バルタザールが音楽にノリノリになって悪事を働くわけだけれど、そのシーンの音楽と絵の融合は見事の一言! 特に面白かった1シーンだったなぁ。

 バルタザールの聴く音楽って80年代くらいのものが多くて……マイケル・ジャクソンとかTake on meとかさ。これはバルタザール自身がその時代に囚われている、時代が止まっていることを見事に表しているわけだ。

 それだけではなくて、この映画を観に来る子供たちの親の世代……ではちょっと古すぎるかもしれないけれど、親とおじいちゃん世代のちょうど中間でもあってさらに有名な曲となっているから、大人もノリノリになってしまうよね」

 

カエル「SINGでのその音楽と演出、ダンスなどの融合はなかなか良かったしね」

主「それからグルーシリーズの強みといえば数々の兵器にある。ドラえもんのひみつ道具と一緒だよね。

 今作ではガムを元にした武器だったり、ボンドカーのような車が出てきたりしてワクワクしたし、それを使ったアクションもなかなか良かった。

 あのちっちゃいおもちゃが自動で勝手に動いて攻撃してくるのは、描写としてはそこまで怖くないようにできているけれど、自分は『チャイルドプレイ』のチャッキーを思い出して結構恐怖感があったかな」

カエル「……ホラー苦手だもんね」

 

主「でもさ、ロボットの操縦であったり、空を飛んだり街を滑走したりアクションも満載で……そういった派手な動の動きは見ごたえ抜群。その意味ではアニメ映画である必要があるし、アニメだからこそできる表現に満ちていたとすら思う。

 だからこそ、粗はあるけれど自分はイルミネーション作品は結構好きなんだよなぁ。本当にちょっとダメな子だけど見所はある、みたいな感じで」

 

 

 

 

3 ダイヤとユニコーン

 

カエル「今作の裏テーマというのは何かあるの?」

主「う〜ん……明確には感じることができなかったけれど、多分こういうことだろうな、ってことはある。

 その象徴がダイヤとユニコーンなのかな?

カエル「ダイヤとユニコーン?

 今作はグルーたちがバルタザールに盗まれたダイヤを取り返しに行くし、アグネスはルーシーたちが失職したから大事にしていたユニコーンを売ってしまって、代わりに本物のユニコーンを探すという物語でもあるけれど……」

 

主「そしてミニオンズは悪党をやめてしまったグルーに反旗を翻して、立ち去ってしまう。

 あれは労働者のストライキみたいでそれはそれで面白かったし、あの言語が通じないというのも今のアメリカのメキシコからの移民によって、言葉が違うということを揶揄した描写でもあるんだろうけれど、まあそれはいいや」

カエル「それでは本作の裏テーマを読み取る鍵は?」

主「鍵となるセリフはグルーの『いずれは現実を知ることになる』という言葉かな。

 それともう1つがユニコーンだと思って子ヤギを捕まえたアグネスに対して言った『人生には時々そういうことが起こる。ユニコーンだと思ったらヤギだったとかな』というセリフ。

 本作はある意味ではSINGと同じようなことをテーマにしているところがあるんじゃないかな?

 

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グルーとバルタザールは対照的な存在?

(C)Universal Studios

 

本作のテーマ

 

カエル「そのテーマって?」

主「ズバリ『理想と現実のギャップ』について。

 グルーは反悪党同盟に入って活躍したいけれど、悪党時代のような活躍は全くできていない。

 ドルーは悪党に憧れているけれど、父が望むような立派な悪党になることができない。

 ミニオンズもそうだよね。理想の悪党だったはずのグルーの変化によって、自分たちの欲求を果たすことができない。

 それからアグネスは理想のユニコーンを失ってしまうし、最も象徴的なのがバルタザールでさ、彼はいまだに80年代の子役時代の栄光という理想の中に閉じこもってしまう。

 みんなそれぞれのやり方で理想とは違う自分の姿であるわけだ

 

カエル「現実はそうそううまくいかないよねぇ。

 悪党の才能はあっても、それを取り締まる側になったら勝手が違くて全くうまくいかないとかさ……」

主「だけど、アグネスはそんな理想(ユニコーン)とは違くても、子ヤギを手に入れるわけだ。そしてその姿に満足している。

 結局のところ理想のものなんてそうそう手に入らないんだよ。だけど、手元にあるものでどれだけ満足するかということも大事だということなんじゃないかな?」

 

カエル「となるとその理想を捨てられないのがバルタザールなんだ……」

主「バルタザールのように無理な理想を追い求めていると、待っているのは破滅しかない。

 だけどミニオンズは自分たちの上司であるグルーの素晴らしさに気が付いて帰ってきたし、グルーもダイヤを手に入れておそらく反悪党同盟に戻ることができた。

 多分さ、あのスーツの色を見るとグルーは悪党の才能があり、ドルーは正義の才能があるんだと思う。

 だけど与えられた才能が自分の趣味や嗜好と合うとは限らない。それとどうやって向き合っていくか、どうやって折り合いをつけていくか、というのが本作のテーマだということができるんじゃないかな?」

 

 

最後に

 

カエル「じゃあ、これで最後になるけれど……」

主「本作はグルーが家族を作っていく物語なんだよね。最初は孤独だったけれど、娘ができて奥さんも手に入れて、兄弟も知った。そうやって家族を作り、再生していく物語。

 ただここまで出来上がると、次はどうするんだろうね?

 いよいよ母親との物語になってくるのかな?

カエル「それをやってしまうと終わってしまうような……」

主「だからシリーズを続かせるのって難しいんだよね。

 あとは三姉妹でもアグネスは目立っているけれど、マーゴの恋愛とかさ、そもそもイディスが全然活躍していないのも問題だよなぁ……

 その意味では課題もあるし、粗い作品だよ。だけど、小さくまとめないで挑戦する姿勢も含めて自分は好きだなぁ」

 

カエル「この先も続々と作品を作っていくだろうし、楽しみにしていたいね」

主「グルーシリーズで続けるのかな?

 できれば……字幕版で公開を増やして欲しいかなぁ……ちょっと声優問題がこの作品の評価を下げている気がしてくる……」

カエル「ディズニー/ピクサー以外のアニメの字幕版は音楽映画でないと中々公開館数が増えないし、難しい問題だけれどさ……

 でも与えられた状況の中で楽しむのも大事なんじゃないの!?」

主「……まあ、そうはいってもねぇ……」

 

 

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怪盗グルーのミニオン大脱走

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