今回は劇場で3週間限定公開された『映画「特「刀剣乱舞 花丸」 雪ノ巻』について語っていきましょう!
最近、刀剣乱舞の劇場展開によるファン層拡大が著しいの
カエルくん(以下カエル)
たまに舞台版を映画館で見に行くけれど、おかげだいぶチケットも取りやすくて、時間もそこまで制限されない、見やすい環境で作品鑑賞できるものね
亀爺(以下亀)
舞台版は上映時間が200分超えなのが、少し億劫になってしまうポイントではあるがの
カエル「まあ。そこは仕方ないとしても、今回は花丸の感想となります!
実は刀剣乱舞は、少しずつ勉強はしているけれど、そこまで詳しくはないので、こちらもにわかですらないシリーズをなんとなく見ている人の感想としてお楽しみください」
亀「先に言っておくが、今作は刀剣乱舞シリーズ入門にも良いと感じた。
もちろん、ファンに向けられた要素はあるが……それでも初見でも面白いと感じるであろう部分が大いにある作品じゃ、とは、言っておくかの」
カエル「それでは、記事のスタートです!」
この記事の短評
- 全体的な感想 → 刀剣乱舞入門としても○
- キャラクターについて → 見本市のようで推しが見つかるかも?
- 歴史・アクションもの → 男性にも受けるであろうコンテンツに!
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感想
それでは、Twitterの短評のスタートです!
#touken_hanamaru
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2022年5月22日
刀剣乱舞を観ました
やはりスマホゲーム原作らしくキャラクター数が多くて把握するのも大変……だけれど、このキャラクターたちのわちゃわちゃ感は楽しめました
一転シリアスになった後半は歴史のIFも若干あり、このフォーマットは男女問わず面白くてコンテンツが強いと改めて実感 pic.twitter.com/hz2RsswuQ6
これはファン向けではあるが、刀剣乱舞のアニメの雰囲気を知るには良い作品と言えるじゃろうな
カエル「今作の魅力と特徴について、簡単にまとめると以下のようになるのかな?」
○ 少年・青年たちのわちゃわちゃとした日常と、シリアスな戦闘の両方が楽しめる!
○歴史物という男女を問わず愛されるコンテンツ!
この辺りの魅力が、特にわかりやすい作品じゃな
カエル「どうしても男性キャラクターがたくさん出てきて、女性向けコンテンツのように思われがちだし、実際そのような要素はあるけれど……
でも、歴史&刀剣って、本来はジャンル分けするならば、男性向けのコンテンツということもできます。
特に歴史が好きな人で『信長の野望』などの歴史ifものを許容できる、あるいは楽しめる人ほど、この作品を愛する資質があるのではないでしょうか?」
亀「確かに刀剣乱舞というコンテンツは、作品数そのものが膨大じゃ」
- 原作ゲーム
- テレビアニメ 刀剣乱舞花丸 2期&劇場版
- テレビアニメ 活劇 刀剣乱舞
- 舞台 刀剣乱舞
- 実写映画 刀剣乱舞
- ミュージカル刀剣乱舞
これだけの作品があったら、気後れする気持ちもわかる
カエル「実際、どこから入門すべきかっていうのは、ファンの間でも意見が割れそうだよね……
うちも少しずつ履修はしていっているけれど、全部はもちろん無理で……
どちらかといえば、舞台の方を映画館で見ていて親しんできて、ようやくキャラクターがわかり始めてきたってくらいかなぁ」
亀「『興味はあるけれど、どこから入ればわからない』という人は、むしろこの映画から飛び込んでも良いかもしれん。
キャラクター数は膨大で、こんがらがるかもしれんが、逆にいえば見本市でもある。
さらにはピックアップされた刀剣男士たちの悩みなど、作品のテイストの1つはわかるかもしれんな」
ブラウザゲーム原作のアニメ化の良点と欠点
今作に限らないけれど、ブラウザゲーム原作だと欠点もあるよね
このキャラクター数が多いというのが、もしかしたら欠点に見えるかもしれんな
カエル「刀剣乱舞の特徴でもあるけれど、ある意味では主人公格というか、刀剣乱舞といえば! という象徴的なキャラクターが不在に見えるのが、1つの特徴かも……
強いていえば三日月宗近がそうなりがちだけれど、花丸だとそこまでピックアップされていないし……
花丸の主人公格は、一応は大和守安定と加州清光なんだろうけれど、もちろん人気キャラクターなのだろうけれど、象徴というほどかというと、そうではないし……」
亀「この辺りは設定上、色々な本丸(キャラクターが存在する基地のような場所)があるから、仕方ないとはいえ、ここも敷居の高さが出てしまっておる。
例えば、わしが知っているところでは……アイドルマスターシリーズでは天海春香であったり、シンデレラガールズであれば島村卯月のように、その作品を象徴するキャラクターがいると、物語の作りやすさも変わる。
しかし、刀剣乱舞がそのようなキャラクターがいない。
これは以下のように言えるじゃろう」
頑張ってキャラクターを覚えても、そのキャラクターが別の作品に出てこない例もたくさんあるからね……
この辺りは200人以上のキャラクターを誇るゲームだから、仕方ないのかもしれんがな
カエル「ボクもアニメの花丸1期の時は、かなりキャラクターを覚えるだけでも大変で……誰が主役なのかもわからないし、今でもキャラ表を見ながら確認しているところもあるよ。
逆に舞台版は1回の公演につき、出てくる刀剣男士が10人くらいだから、すごくわかりやすいけれど……公演が変わると半分くらいは入れ替わるから、また覚え直すのも大変なんだよね」
亀「その分、色々な作品のテイストが出せるし、何よりも公式とファンの解釈違いというものが発生しづらいというのは利点かもしれんがな。
逆にいえば、これだけのキャラクターがいれば、必ず好きなキャラクターが出てくる」
ぼくはかわいいと思うのは鯰尾藤四郎とかかな!
わしはルックス的には日本号や燭台切光忠かの
亀「あとは舞台や実写映画で入ったので、鈴木拡樹が好きだから、同時に三日月宗近が好きになっていた。
まずはそんな感じで入門するのも良いのではないかの」
歴史物としての刀剣乱舞
それでいながらも、きちんと歴史物としても面白いよね!
元々、歴史作品というのは男性向けコンテンツでもあるから、実は男女問わずに受けるわけじゃな
カエル「考えてみれば刀剣乱舞って、若い男の子ばかりということを除けば、大河ドラマみたいなこともできるジャンルだしねぇ」
亀「ここでようやく今回の映画の感想にもはいるが、今回は坂本龍馬の佩刀・陸奥守吉行を中心とした土佐藩の話もある。
この辺りは幕末の土佐関連の歴史知識があれば、必然的に盛り上がってくるのではないじゃろうか」
カエル「坂本龍馬に武市半平太、岡田以蔵などの名前を知っていると『お!』となるような、とっかかりになるよね」
亀「それに加えて、今作は動画工房らしく丁寧なアニメ表現も目立ったの。
日常表現はわちゃわちゃしながらも、色々なキャラクターがたくさん出てきており、賑やかな様子が出ておった。
一方で戦闘描写になると、若干ホラー風味がありつつも、アクション描写も迫力があり、見応えがあるわけじゃな。
この戦闘に関してもアクションでも、もちろん探せばもっと上の作品はあるかもしれんが、それでもこの花丸のテイストを壊さないレベルで、しっかりとした見応えのあるものとなっておったの」
このアクション、あるいは歴史物を楽しみにするために映画館に向かっても良いのではないでしょうか
亀「つまり、本作の楽しみ方は上記でも語ったが、繰り返すと
- キャラクターを愛して、そのワチャワチャを楽しむ
- 歴史物のifとして楽しむ
- アクション描写を楽しむ
などのように、さまざまな楽しみ方ができる作品じゃ。
確かに女性向けコンテンツではあるものの、男性でも楽しめるし、意外と間口は広い作品じゃから、ここから入門するのもいいと思うぞ!」