今回は少し遅くなりましたが1000記事記念として、重大発表があります!
ついに、以前から紹介していた書籍の発売日などの詳細が決まったぞ!
カエルくん(以下カエル)
「長らくお待たせしましたが、告知をさせていただきます」
亀爺(以下亀)
「色々と書籍についても紹介したいと思うので、みなさま、是非たくさん買っていただきたいところじゃな」
カエル「それでは、紹介記事のスタートです!」
作品紹介
それでは、まずは書籍の外観などから紹介します! ご覧ください!
Amazon、その他の販売サイトからも購入いただけます。
また電子書籍版もありますので、そちらからもご購入いただけます。
対応サービスなどは、各サイトをご確認ください。
……アマゾンリンクに並んでいるのを見ると、感慨深いものがあるの
カエル「いつもは記事に貼り付ける映画のポスターなどのメインビジュアルを、Amazonの商品紹介の画像を引用する形で紹介しています。
そこにこうやって、自分の書籍があって貼り付けることができるって‥…それだけで達成感がすごいね‥…」
亀「まずはざっくりと大事な情報をお知らせするとするかの」
値段→1600円(税抜き)
ページ数→240P
全編書き下ろし、イラスト付き
こんな読者の方にオススメしたい!
- アニメ文化に興味はあるけれど、そこまで詳しくないからざっくりと勉強したい人
- 平成の時代や若者の変化がアニメにどのように反映されたのか知りたい人
- ちょっと前の(ハルヒ前後)の作品を知らないけれど、勉強した若い人
などなど……幅広い層向け
カエル「どうだろう、ちょうどいいところになったのではないかな、と思います。
もしかしたら『もう少し読みたい!』という方もいらっしゃるかもしれませんが、あまり厚すぎると普段本を読み慣れない方もいらっしゃると思いますので……」
亀「買っていただいたら、Amazonのサイトなど各種で高評価をお願いしたいところじゃな」
本の内容について
とても重要な本の内容についてのご紹介です
一言でまとめれば『平成アニメを総まとめしよう』という企画じゃな
カエル「いつもは1つの作品を掘り下げていっていますが、今回は時代の流れを語っていくスタイルとなっています。
一言にアニメと言っても、いろいろな作品があります。
また、今の若い方は特にそうでしょうが『涼宮ハルヒの憂鬱とかって、何が凄かったの?』と思う方もいるでしょう。
そういう人たちにリアルタイムで見てきた世代として、どのような感覚を抱いていたのか、またどのような変化を招いたのかが、理解できる本となっています」
亀「もしかしたら、普段から藤津亮太、氷川竜介、土居伸彰などの第一線のアニメ評論家、研究者の書籍を読んでいる方であれば、少し軽すぎるように感じるかもしれん。
しかし、今回の書籍は『みんながなんとなく思っていることを、改めて明文化する』ということも意識しておる」
そしてこの本の最大の特徴は何よりも、読みやすいことです!
ワシは日本で1番読みやすい、アニメ関連書籍になったのではないかと思うくらいじゃな」
カエル「普段のうちのスタイルに近い、と言われたら、少しイメージもしやすいでしょうか?
なんと、ぼくが……つまりカエルくんが主人公の作品です!
もちろん亀爺もでるし、今回から初登場の蛇の女の子の巳実美ちゃんとか、蛇ねぇ、あとはトカゲ兄ぃなんかも登場します!」
亀「まだ見せることができないが、ワシらもイラストレーターさん、デザイナーさんのおかげでポップな感じに仕上げてもらったからの。
いいおめかしができて嬉しいの」
本のもくじ
簡単にではありますが、目次をざっと紹介します!
こちらは全8章で構成されておるぞ!
- Chapter1 平成の幕開けと『エヴァンゲリオン』
- Chapter2 2000年代のアニメ〜現代までの変換〜
- Chapter3 オタクカルチャーがメインカルチャーに〜デジタル化の波〜
- Chapter4 2010年代前半〜日常系の崩壊と異世界系の到来〜
- Chapter5 「ポスト・311」アニメ〜戦争に代わる脅威〜
- Chapter6 京都アニメーション放火殺人事件
- Chapter7 アニメの未来と、ぼくたちにできること
- Chapter8 みんなで語る平成アニメ
カエル「このような構成になっています。
ざっくりと語れば、平成のスタートである『新世紀エヴァンゲリオン』からスタートして、2000年までの社会の流れとアニメの変換を語り、その後各年代を……5年ごとくらいかな、語っていくという内容になっています」
亀「特に以前に募集した『読者の方が注目する平成アニメ』に関してはChapter8の方でまとめておる。
中にはこの書籍の内容を知っていたのかと、驚愕するような内容もあり、非常にありがたい意見も頂戴したの」
カエル「あとは合間合間にコラムを挟むなど、色々と趣向を凝らした作品になっているので、そちらも是非注目してください!」
書き終わっての作者感想
達成したこと
じゃあ、ここで本の感想を離れて、どんな気持ちなのか主にも聞いてみようかなぁ
う〜ん……まあ、嬉しさ半分、後悔半分ってところかな
カエル「え、後悔もあるんだ」
主「クリント・イーストウッドの映画で『インビクタス・負けざる者たち』って名作があるけれど、その中でこんな会話がある」
『(ラクビーの試合に)完璧な調子で試合に臨むことはありません』
『それは人生も同じだな』
主「この言葉って自分ではすごく印象に残っていて、やっぱり100%準備したとしても、何らかの見落としがあるものだし、それ以前に体調とかいろいろな状況があってうまくいかないこともある。
だけれど、その中でやらねばならないわけで……その中では、当初の理想とは少し外れたけれど、でもいい書籍に仕上がったのは間違いない」
その嬉しさってどんな感じなの?
やっぱり、何よりも”読みやすくてわかりやすい書籍”になったことだよ
主「アニメ関連に限らないけれど、書籍ってすごくいいことを書いていても、難しくて読みきれないってこともあると思う。上記の研究者、評論家の方々の書籍は素晴らしい内容だけれど、でもそれでも読みやすさという点では少し疑問があるかもしれない。
その点では、この本は本当に読みやすい。
まあ、会話調とかちょっと反則な手を使ったのかもしれないけれど、多分普段本を読まない方でもスラスラと読めるだろう。
もちろん内容も大事だけれど、文体とか、スタイルもとても大事で、今回はそこがとても優れていると感じるね」
カエル「その点では、240Pというのはちょうどよかったのかもね」
主「今となってはもう少し厚くした方が良かったのか? という思いもあるけれど、だけれどそれって普段から本を読んでいる自分の意見であって、そうでない方には辛いのかなって。
”厚ければ厚いほど嬉しい”って本好きはよく言うんだけれど、それがこの本のターゲットである若い方、アニメ文化に興味があるけれど詳しくない方に届かなくなるとしたら、意味がないよね」
その読みやすさという点では、編集さんやイラストレーターさん、デザイナーさんの力が非常に大きかったね
正直、自分がやったことなんて大したことじゃないですよ
カエル「一応著者なんだから、もっと自信を持っていいと思うけれど……」
主「でも、今回で痛感した。
書籍で一番重要なのって編集さんかもしれないって。
よく漫画家でも最初に組んだ編集がとても大事、っていうけれど、その気持ちがよくわかる。
自分の感覚としては
- 筆者(自分)……3割
- 編集さん……4割
- デザイナー、イラストレーターさん‥…3割
くらいの仕事のようにも思っている。
もちろん、内容に関して責任を持つのは自分なんですが”読みやすい、お洒落なスタイル”とか思ったら、それは編集さんたちの力ですので、そちらを褒めてください」
カエル「一応、うちらの文章スタイルもあっての読みやすさ‥…とは思うけれどね」
反省点(しょうがない点も含めて)
で、半分の後悔ってどんな点なの?
……やっぱり、コロナだよねぇ
カエル「この企画が始まった当初はもちろんコロナショック前であって、2020年はエヴァイヤーであるということで、そこを中心としようという話もありました。
だけれど、ご存知のようにぜ〜んぶ吹っ飛んでしまいました……」
主「特に2020年は『デジモン』や『Fate』『おジャ魔女どれみ』などの平成を象徴するコンテンツの1つの区切りをしめす作品も多かった。やっぱり、令和に変わって思うところもあるんだろうね。
その平成の総括には最高の時期だったけれど……全部吹き飛んだからな」
例えば、1つ具体的に挙げるとするとどんなこと?
やっぱFateっすよ
主「ご存知のように3月にFateが公開してくれていれば、同人初サークルが商業ゲームに展開し、アニメ化などのメディアミックスを経て人気を博してく流れについて語れた。
特に今回の作品はFateの集大成の一面もあるからこそ、大々的に語りたかったね。
あとはやっぱりこの書籍発売後に公開されるヴァイオレットで京アニについても語りたかったし、エヴァで平成とエヴァンゲリオンが辿った平成史を語れるはずだった。
もちろん『デジモン』『おジャ魔女』などの、その他いろいろなことが語れると思ったけれど、全部延期のおおりを喰らっちゃったな」
カエル「……こればっかりは、誰を恨んでも仕方ない話だね」
主「超どうでもいいけれど、占いで2020年は超いいことと超悪いことが同時に訪れる年とあって、なるほどこのことか、と思ったね。
あとは単純に1つ1つをもう少し掘り下げたほうが良かったのか?
ここはもっとできたのではないか?
あれをカットしたのは惜しかったのでは?
などなどもあるし、大人の事情も0ではないけれど‥…他の不満点は怠惰な自分が嫌になるってところかな」
カエル「それはまあ、しょうがないってことで」
人生で1つの目標として
いろいろな思いがありながらも、ただ間違いなく言えるのは、1つの大きな目標が達成できたってことだよね
書籍を出版できるなんて、ブログの1つのゴールみたいなところもあるからな
カエル「2016年に開設した当初は、もちろん夢としてはあったけれど、それが叶うなんてね」
主「思えば遠くへ来たものだよ……
自分は、この本は”人生で1冊だけ書くとしたら”という気持ちで書いています。
実際、そんなにたくさんあることではないだろうし。次も出るかわからないし……もちろん、この分野で10万部突破したら、それこそ事件となるだろうけれど。
そのためには是非とも1人100冊購入していただいて‥…」
カエル「その話を何度もするなぁ。
まあ、でもやっぱり数字にして出てくる分、売り上げは怖いだろうけれど、それはそれとして……」
やりたかったことはできたのかな
主「自分は”物語(虚構)を虚構で語る”ということをしたかったんだよね。一時期には映画の感想を小説として書いていたこともあるくらいでさ。
今作もカエルの物語がベースになっています」
カエル「まさか、ボクの日常を元にするとは思わなかったよ……」
主「まあ、それはそれってことでね、半分はカエルの日常の暴露本ですから」
カエル「え、何、その需要がなさそうな暴露本‥‥」
主「”虚構を虚構で語る”ということは、ある程度できたのかなっと。
もちろん、これが完成形ではないだろうけれど、エンタメとして楽しめる本に仕上がっていると思います。
あと大事なのはリアルタイム性かな。この本は、平成30年間に多感な時期を迎えて、リアルタイムでアニメを見ていた人の意見である。確かにアニメ評論家の方で自分よりも詳しい方はいくらでもいるけれど、その多くが言ってしまえばおじさんの中で、若さというか、リアルタイム性を出せる人は、そう多くないかと。
その意味でも、楽しんで欲しいですね」
それでは、皆様、是非ともお手にとっていただきたく思います!
ご購入、よろしくお願い申し上げます!