物語る亀

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物語愛好者の雑文

映画『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』感想&評価! プリキュア入門にも最適! キャラクター、アクション、SFと見応えたっぷりなプリキュア映画!

 

今回は『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』の感想記事になります!

 

 

 

少し短めのレビューとなるかの

 

 

カエルくん(以下カエル)

「いよいよ春のプリキュアも公開だね!

 公開延期は2回だっけ? 少しづつ日常が戻ってきているような気もするけれど……」

 

亀爺(以下亀)

「予断は許さない状況にも思えるが、なるべくこのままいってほしいの。

 そしたら、少し短めの記事になるが、今回も感想といくとするかの」

 

カエル「それでは、記事のスタートです!」

 

 

 

『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』テーマソングシングル(CD+DVD)(特典なし)

 


『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』予告編

 

 

 

 

 

 

感想

 

それでは、Twitterの短評からスタートです!

 

 

安定、安心の出来だったの

 

カエル「公開延期して紛らわしいけれど、今回は春のプリキュアになります。

 春の映画は新作のキャラクター紹介が中心になりやすいし、過去作のキャラクターたちを絡ませつつ、物語を進ませつつ……ということで、やることが多いんだよね。

 年鑑2本作れるのも、過去作のキャラクターとも絡めるのも過去17作品の積み重ねがあるという長年の人気作だからこその物語であるけれど、同時にやらなければいけないことも山盛りだよね。

 しかも、それを子供向け用に70分代にまとめ上げる必要があるわけで……」

 

亀「色々と難しい中でも、しっかりと無難にまとめ上げた印象じゃな。

 その意味では……厳しい言い方をすれば、特別何かに優れた作品というわけではないなかもしれん。

 残念ながら、1つの映画としてのテーマ性というものは、はっきりと見ることができなかったが……それは本来の秋プリキュア(来年の春に公開する作品がそれに該当か?)に期待するとしよう」

 

この評価って難しいけれど、でも毎年公開する作品としては、アリだと思うんだよね

 

そもそも、他作品と違ってプリキュアは年2回公開じゃからな

 

カエル「それこそ、他の作品との環境が異なるわけでさ。

 春は新キャラを知ってもらう、楽しんでもらう。

 秋はもっと深く掘り下げて行く。

 その中でオールスターを上映する。

 色々と難しい中でも、しっかりとその都度に合った作品を作り上げてきたと思うよ」

 

亀「その意味では、確かにシリーズものだからこその作品ではあるじゃろうな。

 作家性、テーマ、メッセージ性よりも、そのシリーズらしさ、作品性を主張しなければいけない作品もある。その意味では、今作は春の作品らしく、プリキュアシリーズ入門編としても最適ともいえる1作になっていたのではないじゃろうか」

 

カエル「あとは、やっぱり、プリキュアといったらアクション! ……といったら、まあちょっと語弊はあるけれど、今回も盛り盛りのアクションシーンがとても面白かったです!

 

 

 

児童向けアニメ映画のあり方について

 

ただ、今回1番考えてしまったのが『コロナ下における児童向けアニメ作品のあり方について』だったかも……

 

ミラクルライトは配っておったが、それを振ってはいけないというのは……難しい判断じゃな

 

カエル「今まではマナーの問題として上映中のおしゃべりは禁止でしたが、ご存知のように今は新型コロナウイルス騒動によって、上映中の話し声は禁止になっています。

 ということは、当然応援上映も禁止なわけで……。今回のプリキュアもその影響をもろに被っているのは間違い無いよね

 

亀「理屈で考えればミラクルライトを振るのはOKなのかもしれんが、そうなると声を出してしまう子供が絶対に出てしまう。

 かといって、ミラクルライトを配らないというのもそれはそれで可哀想な話であるし、すでに予告や各種媒体でも配布すると約束しておる。現実的に考えれば在庫なども抱えてしまうじゃろし、物語にも影響を与える。

 クラスターを生まないことに頭を悩ませていることを鑑みれば、配布だけして、応援は禁止というのは、苦肉の策ではあるものの納得せざるを得ないかの

 

 

この点で参考にしたいのが、2020年の7月に公開した『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』なんだよね

 

 

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(C)石森プロ・東映 (C)2020東映まんがまつり製作委員会

 

この作品は、まさしく"コロナ下での児童向けアニメ映画のあり方"について考えさせられたの

 

カエル「この作品も平成仮面ライダーの人気タイトルである電王の短編ということもあるし、またプリティ電王という名が示すように女の子が電王になるということで、仮面ライダー=男の子という図式を崩そうとしている意欲作でもあります。

 ただ、そういった作品解釈とは別に……この作品でも児童向け作品らしく応援してほしい! と語りかけるシーンがありますが、そこでは『心の中で応援しろよ!』と念押ししています

 

亀「これは……夢のない話をするが、仮面ライダーという演者(スーツアクター)と声優が別の作品だからできたの。声の収録が終わっておったとしても、そこだけで収録し直しなせば問題ない。脚本や物語にも影響は少ないじゃろう。

 これがもっと緻密に組み上げていたテレビアニメ、あるいは……あまり例はないじゃろうが、実写映画であれば映像から撮り直し、最悪物語の根幹を作り替えることになりかねん」

 

カエル「実は、今回もそこが少し気になったんだよね。

 『あー、本当はここでもっと子供たちに応援をお願いしたんだろうな』って感じたシーンもあったというか」

 

亀「近年は映画館ならではの新しい上映方式として応援上映があった。特に子供向けはそうじゃな。

 今作は今後、その応援上映がどうなるのか、元の様式に戻れる日は……ワシは新型コロナウイルスが日常になり、そのまま普通の病気となるしかないと思っておるが、その日が来るまでの間に子供向け映画のコンテンツのあり方が大きく変わろうとしているのかもしれん。

 何か新しい応援方法が見つかるのかも含めて、注目していきたいの」

 

 

 

 

まとめ

 

今回は短い記事ですが、この辺りで終了となります!

 

決して悪い作品ではないぞ!

 

カエル「まあ、僕たちみたいなのがなんだかんだと語るまでものなく、しっかりと子供たちを楽しませようとしてくれた作品だったということで!」

亀「プリキュアらしさにあふれた、良作だったのではないかの?」