今回は2024年3月20日公開『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』の紹介・感想記事になります!
試写会で鑑賞した作品じゃな
カエルくん(以下カエル)
2010年代に誕生した児童文学シリーズとしては、とても人気のあるシリーズだよね
亀爺(以下亀)
TVアニメなどをみているわけではないから、こういう形で新しい作品を知れるのは、とても嬉しいの
カエル「特に近年、児童・幼児向け作品が固定化する中で、今作のようなおしりという馬鹿馬鹿しい子どもが好きな下ネタとミステリーを加えた作品は、とても面白い試みですね。
多分、このシリーズを記事にするのは初めてかな?
それでは、紹介記事のスタートです!」
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ChatGPTによるこの記事のまとめ
- 『映画おしりたんてい』は予想以上の掘り出し物で、友愛やドラマ要素が含まれており、大人の視聴者にも魅力的な作品として評価されています。
- 過去の作品と比較して明確な進化が見られ、フォーマットの更新を志向し、新しい挑戦を行った結果として、より深みのある内容になったことを示しています。
- ゲストキャラクターのスイセンの存在と、子どもだけでなく大人も楽しめるレベルのミステリー要素が魅力。映像表現は児童・幼児向けに適切で、物語のテンポが速い点は意見が分かれるかもしれませんが、飽きさせない工夫がされている。
紹介マンガ
プロデュース・脚本 井中カエル(物語る亀)
キャラクターデザイン 卯月凪沙 様
作画担当 yamadatal 様
(漫画の責任は井中カエルにあります)
『映画おしりたんてい
さらば愛しき相棒よ』
紹介漫画
作品紹介・あらすじ
声優・キャスト紹介
- おしりたんてい:声 - 三瓶由布子
- ブラウン:声 - 齋藤彩夏
- かいとうU:声 - 櫻井孝宏
ゲストキャラクター
- スイセン:声 - 仲里依紗
- キンモク先生:声 - 津田健次郎
感想
それでは、Xでの短評からスタートです!
#映画おしりたんてい試写会 #感動のおしり
— 井中カエル@物語るカメ/映画・アニメ系VTuber(初書籍発売中!) (@monogatarukame) 2024年3月2日
試写会で鑑賞しました
これは予想以上に掘り出し物だったかもしれません
おしりたんていという子供向けアニメのフォーマットでありながらもかつてバディを組んでいた相棒との友愛などを取り入れており、人気エピソードになりそうだなぁ、と感じました… pic.twitter.com/u7DM3kSeyj
これは思わぬ掘り出し物じゃったの
カエル「今回は本当に良かった‼️
まさかおしりたんていシリーズでこういう作品が生まれてくるとは思わなくてびっくりしたし、すごく面白かったよ‼️
探偵のドラマとしてもよくできていて、なんで親子連れじゃなくて大人向けの試写会を開いているんだろう? と思ったけれど、その理由もはっきりとわかったね!」
亀「2024年で1番舐めてた作品になるかも知れんな。
すこし予告などで見せすぎな気もするが、今作にとても力を入れているのが伝わってくる。キャラクタームービーとして、そして新しい児童・幼児向け作品として、映画ならではの魅力を絶対に伝えようという力の入れように、とてもビックリしたの」
むしろ子どもたちに伝わるのだろうか? という意見が散見されるほどだったね
おそらく、楽しんでもらえるじゃろう
カエル「おしりたんていシリーズは、その名前の通りお尻の形をしているキャラクターデザインなので、下ネタ表現もありますが……それも『クレヨンしんちゃん』と同程度レベルと思われるので、子どもたちにも見せやすい作品ですね」
亀「もしかしたら、今作は大人たちが熱狂する可能性すらある。
さすがに大ヒットまではしないと思うが、今の時代は何が流行るかわからんからの。この映画が公開されて、大人の映画ファンが食いつく可能性は、若干ながらも感じさせる……そんな作品じゃな」
おしりたんていの挑戦
過去のおしりたんていの映画を観ていると、こういう映画を生み出したことがビックリだよね
新しいキャラクター映画を生み出す気概を感じるの
カエル「おしりたんていシリーズの映画は前回から単独公開になっていて、その前のもいくつか鑑賞していますが……正直言って、あまりハマっていないというか、悪い意味で子ども向けだな、と思った部分がありました。
やっぱりキャラクター造形とか、下ネタ表現とかが……大人には辛いというか。
いや、ボクたちが対象じゃないというのは、分かりきっていたんですけれどね」
亀「今作は明確に”映画”であることを意識しておる。
キャラクタームービーというのは、どこかしらでそのフォーマットが固まってしまう。そして優れたフォーマットを持つ作品は、その中から逸脱することが難しくなり……よく言えばお約束、悪く言えば予定調和になってしまう。
毎年見ていたら、実は同じことを繰り返していた、という映画もたくさんあるからの。
しかし、年数が浅い作品はそのフォーマットがないからこそ、挑戦的なことができるわけじゃな」
最も代表的な例が『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』だよね
ポケモン映画最初の作品にして、最大のヒット作、そして象徴的なタイトルじゃな
カエル「その決まった形……フォーマットがないからこそ、命とポケモンバトルとは何か? ということを問いかける映画になり、深みが出てきたわけだもんね」
亀「その意味では、おしりたんていシリーズの前作は幼児・児童向けということを、より積極的に打ち出したものになっておった。
それが悪いとは言わん。
むしろ、正しいといえるかも知れん。
しかし、作品をもっと人気にするためには、そのフォーマットを作る段階で、いろいろな挑戦をするのも1つの手じゃ。
そして今作は明確に、今までの映画とは手法を切り替えてきたわけで……そこがとても面白かったの」
詳細な作品評価
魅力① 相棒キャラクターのスイセン
今作の魅力として挙がるのが、ゲストキャラクターのスイセンの存在です!
この映画のキモといえるキャラクターじゃな
カエル「かつてのおしりたんていの相棒の女性ですが、仲里依紗が声を演じています。
このキャラクターがとても魅力的だからこそ、この映画も一気に光り輝いたね!」
亀「ここがコケたら全てがダメになるところであったが、謎が多い彼女の存在がバディものとして、そしてかつてバディだった作品としても輝きを放っていた。
かなりカッコいいキャラクターで、おしりたんていシリーズの他のキャラと比較すると浮いているようにも感じるくらいであるが……だからこそ映画ならではの味を生み出すことができていたの」
魅力② 物語について
あまりネタバレはできませんが、物語がとても魅力的でした‼️
子ども向けと侮るなかれ、じゃな
カエル「なんていうか……子ども向けのミステリーって、誰が考えてもわかるような、とても簡単な作品も多いかも知れないけれど、今作はミステリーとしても一定以上のレベルにあるのではないでしょうか?」
亀「特に後半は、色々と考えるような展開が発生したのも印象的であった。
もちろん、子ども向けアニメ映画というフォーマットがある以上、あるところで一線を引かれている印象はあるが、しかし大人が見れば深く考え込んでしまうような部分も存在する。
かなりのネタバレになるためにそこは語れないが、社会的なテーマにも踏み込んでいたの」
映像表現について
最後に映像表現について語りましょう
ここは、特筆することがないかの
カエル「決して悪いということではなくて……今の派手なアニメ表現や劇場版表現を比較してしまうと……みたいな感じはあるけれど、児童・幼児向けアニメ映画って、派手に動かせばいいというものでもないからね。
その意味で、しっかりと作り込まれていたと思います」
亀「強いて言えば……これは映像表現とは異なるかもしれんが、物語のテンポが速すぎたのが、若干気になったかの。短い時間で収めるために、物語そのものが早くなってしまったことが残念じゃが、しかし飽きさせない工夫といえば、そうなのかもしれん。
全体的には素晴らしい作品だったので、ぜひ今後も注目していきたいタイトルになったの」
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