カエルくん(以下カエル)
「じゃあ、少し遅れたけれど2017年度の4月度の注目映画の発表と行こうか!」
亀爺(以下亀)
「今月もGWに向けての大作映画がたくさん続くの」
カエル「今月も大作も単館系の映画も観たい作品が多くて迷うね! GWもあるから、結構多くの作品が見ることができるかな?」
亀「たくさん更新してファンを獲得し、大きく飛躍するチャンスじゃの」
カエル「この後に公開されるいい映画も多いから、その予習もたくさんしておきたいしね。
毎月言っているけれど観たい映画が次から次へと増えてきて……すごく大変だよ!」
亀「特に小規模公開映画が大変じゃの。映画館や時間が限られておるからの、どのように周れば効率がいいのかも考えなければいけないからの。移動の時間も含めて、色々と大変じゃの」
カエル「記事にするかしないかは別として、たくさんの映画を鑑賞していきたいね!
それでは今月の注目映画を紹介するよ!」
4月1日週公開
カエル「もう過ぎてしまって記事にした作品もあるけれど、一応ね」
亀「紹介はしないといけないからの」
暗黒女子
カエル「こちらは出家騒動を巻き起こした清水富美加が出演したということでも話題の映画だね! 脚本家が岡田麿里ということでも一部で話題になっているけれど……」
亀「この手の『女子高生の裏の顔を魅せる系の映画』というのは大好物じゃからの。しかも、お嬢様学校の文芸サークルで捲き起こるお話じゃ……そりゃ、注目するに決まっておるの」
カエル「実際鑑賞後の感想も『映画としてよくできている』というものだったけれど、面白かったよ!」
亀「若干エゲツないシーンもあるがの、そこを含めても楽しめる1作となっておる。ミステリーというよりも、1作の映画として楽しむ方がオススメじゃな」
レゴバットマン ザ・ムービー
カエル「こちらは大傑作『レゴムービー』の続編であり、バットマンに注目した作品だけど……こちらも鑑賞済みだけど、オススメできる作品だったね!」
亀「バットマンファンは絶対見ておいた方がいいじゃろうし、ここ10年ほどの大作アクション洋画が好きな人であれば絶対ハマること間違い無しじゃろうな」
カエル「自分たちはそこまでバットマンを知らないけれど、それでも面白かったもんね。子供から大人まで楽しめる1作だと思うよ」
亀「きちんと『ヒーローとは何か?』というテーマなども詰め込まれておったし、アニメじゃからと倦厭することもなく鑑賞してほしいの。少し興行的には厳しいようじゃが、わしもオススメできる1作じゃ」
はじまりへの旅
カエル「カンヌ国際映画祭のある視点部門監督賞などを獲得した、話題の映画だね。既に公開されているけれど、結構評価も上々だったね」
亀「ヒッピー家族の珍道中のようじゃが、テーマもしっかりとしておった。少し父親の性格が受け入れられるか分かれるかもしれんが……ラストはしっかりとほろりとさせてくれる、なかなかの良作じゃったの
カエル「この絵だけを見ても面白そうなのが伝わってくるもんね。期待の1作だよ」
亀「他には一人称の視点が映画の革命を巻き起こすとも言われておる『ハードコア』も気になるが、激しい視点移動やグロテスクな映像が人を選ぶ作品になっておるようじゃの」
カエル「あとは『はらはらなのか。』と韓国映画の『第3の愛』が鑑賞候補かな? この後も様々な作品があるからどこまで鑑賞できるかわからないけれど、要チェックな作品だね」
4月7日週公開
ゴースト・イン・ザ・シェル
カエル「押井守の代表作の1つでもあり、世界中でファンの多い作品のハリウッド実写作品ということもあって、期待度も結構高い1作だよね!」
亀「吹き替え版の声優もオリジナル作品のメンバーが揃っておるからの。こちらも字幕と吹き替え、どちらで見るか迷う1作じゃが……
どうにも予告の出来を見ると、あまり期待はできなさそうな気もするの」
カエル「う〜ん……もともと映像化が難しい作品でもあるからねぇ。見てみないとなんとも言えないけれど、どうやら『イノセンス』も入っているようだし……」
亀「楽しみな一方で、不安にもなる作品でもあるの」
夜は短し歩けよ乙女(注目作!)
カエル「来たよ!
奇才、湯浅政明の最新作でもあり、森見登美彦原作の大人気作品の映画化! 今月ではトップクラスに注目を集める作品でもあるね!」
亀「まあ、注目しておるのは少し意識高い系のアニメオタクだけじゃろうがな。こちらも誰でも楽しめる訳ではない湯浅政明監督作品ということもあり、興行的には苦しむことになるかもしれんが、アニメブームの波に乗って欲しいものじゃ」
カエル「『ピンポン』や『四畳半神話体系』などの名作もあるし、作品クオリティは間違いないけれど……それが広く受け入れられるかというと、ちょっと難しいのかな?」
亀「この映画はヒットして欲しいがの……この大型映画に名作、傑作が多い中では苦戦しそうじゃな」
LION〜25年目のただいま
カエル「これから5月くらいまでまでにかけてアカデミー賞でも注目を集めた作品が次々と公開されるけれど、その1つが本作だよね」
亀「同じくアカデミー賞作品賞を獲得した『スラムドック・ミリオネア』でも主演を務めたデヴ・パテルや、こちらもアカデミー賞作品賞の『英国王のスピーチ』でもプロデューサーだった人が製作にいたりと、何かと話題の作品でもあるの」
カエル「お話も衝撃的だよね……インドの現状ってこんなものなのかな? 色々とインドの姿を見ると、考えさせれられるものがあるよね……」
亀「それだけ大きな歪みがあるのじゃろう。カースト制度の名残もまだまだ根強いじゃろうしな……」
カエル「この週は他にも『T2 トレインスポッティング』や『そうして私たちはプールに金魚を』『作家、本当のJTリロイ』などが候補に入っています」
4月14日週公開
名探偵コナン から紅の恋歌
カエル「毎年おなじみのコナン作品最新作が来たよ!」
亀「いやー……今年は予告を見る限りでも『ちはやふる』の影響が感じられるの」
カエル「あのライバル役のキャラクターとか、クイーンを連想させるもんね! いっそ松岡茉優に演じさせたほうがよかったのかな? というくらいで……」
亀「今回は服部たちの話になるようじゃが、昨年の『純黒のナイトメア』が評価が高かったからの。どうやら黒の組織とは関係がないようじゃが、昨年越えのヒットとなるか注目じゃの」
映画クレヨンしんちゃん 襲来! 宇宙人シリリ
カエル「そしてこちらも日本が誇る大ヒットキャラクター映画であるクレヨンしんちゃんの新作が公開されるよ!」
亀「この勝負も毎年面白いの……今回は『オラの引越し大作戦』などの監督をしてきた橋本昌和作品じゃからの、一風変わったしんちゃんが見れるかもしれん」
カエル「引越しは結構怖いからね……子供が映画館で泣いていたという話もあって、監督も『少しやりすぎたかも』なんて話をオールナイトイベントでしていたような気がするし……」
亀「『クレヨンしんちゃんでこれはすごいな!』と驚愕じゃったからな、ここ最近名作続きじゃし、こちらも楽しみじゃ」
人生タクシー
カエル「これは一風変わったドキュメンタリーだね! 予告を見るだけでも異質な作品なのがわかるよ」
亀「イラン政府によって映画製作を禁止された監督がタクシー運転手に扮してカメラを回し、テヘランの街に暮らす人に迫った作品じゃな」
カエル「規制された中での映画撮影というのもリスクが高いけれど、だけど予告編を見る限りでは色々な面を描いているね。これは実際に見てどのような印象を抱くか注目だよね」
亀「他にはアニメ化も果たした『ReLife』の実写映画などが鑑賞候補かの」
4月21日週公開
美女と野獣
カエル「もはや説明不要のディズニー珠玉の名作が、いよいよ実写で登場! しかも主演はエマ・ワトソンだよ!」
亀「ここ最近は色々なアニメやアメコミ作品の実写化が続いておるが、その一環じゃの。公開前から一部の国では公開見直しや、見直し撤回などと様々な動きがあることでも注目されておる」
カエル「この辺りは宗教と映画の関係だからね……同性愛が禁止されている国ってまだまだ多いし、西洋の価値観が正解というわけでもないし……」
亀「じゃが、そんな政治的な思いは関係ないじゃろう。アメリカでもヒットを飛ばしておるようじゃし、これは期待出来る1作じゃの」
3月のライオン 後編
カエル「いよいよ2部作の後編が公開されるね!」
亀「どうやら興行的には厳しいという噂もちらほらと聞こえてくるが、わしはメディアミックスの成功例の作品の1つになると思っておるし、原作は当然のことながらアニメ、映画とそれぞれの味を発揮しながらも面白く仕上げた珠玉の日本映画じゃと思うがの」
カエル「この作品を観た人の評価も概ねいいみたいだし、もっと流行ってもいいと思うけれど……やっぱり前後編商法もあるのかな?」
亀「年末の映画ランキングでも注目を集めそうじゃし、神木隆之介をはじめとした役者の快演も光る。もっと注目されて欲しい作品じゃの。前編と後編の観客数の差にも注目をしたいところじゃな」
スウィート17モンスター
カエル「アメリカでもリア充とそうじゃない人間の違いってやっぱりあるんだね」
亀「人が集まれば様々なドラマが生まれ、階級が生まれる。それは当たり前のことじゃが、日本で話題になる映画はやはりリア充よりの恋愛映画が多いからの」
カエル「予告を見る限りだと結構下ネタも多いのかな? 女の子の下ネタって賛否がありそうだけど、そこも面白そうだね」
4月28日週公開
無限の住人
カエル「漫画界でも独特の地位を築き上げた沙村広明の代表作が、木村拓也主演で公開されるね」
亀「漫画原作というと賛否が巻き起こりがちじゃが『るろうに剣心』のように派手なアクション時代劇であれば、現代でもそこまで違和感なく見ることができるのではないかの? 予告を見る限りじゃと、そこまで心配ではないが……」
カエル「心配な要素というと、監督が三池崇史な事くらいかな? ここ最近の漫画原作作品はそんなに評判が良くないし……」
亀「ここで勢いをつけて『ジョジョ』に向けての助走として欲しいが、どうなるかの?」
帝一の国
カエル「こちらも漫画原作の作品だけど、打って変わってコメディ作品として注目を集めているよね」
亀「若手イケメン俳優が多いからの。それでいながらバカバカしいノリの作品じゃから、男女ともに受ける作品かもしれんの」
カエル「コメディーって日本では受けにくいし、しかも趣味もあるから賛否があるかもしれないけれど、期待はできる作品だよ!」
笑う招き猫
カエル「小説すばる新人賞という大衆小説の新人賞では大きな新人賞を獲得した作品を映画化した作品だね」
亀「本作の主演はまたまた色々言われておる清水富美加であるが、さらに松井怜奈の2人組の芸人コンビというのも話題性もあると思うがの」
カエル「監督の飯塚健はこの作品の他にも今月『ブルーハーツが聴こえる』も公開されるなど、大忙しいのようだね」
亀「公開規模も小さいようじゃし、意外といえば意外じゃの」
最後に
カエル「今月も大忙しだね……すごく多いなぁ」
亀「その分GWなどもあり時間は取れそうじゃから、たくさん見ることはできるじゃろう。どこまで記事を書けるかはわからんがの……」
カエル「3月は大規模公開映画ばかりになりがちだったから、4月は旧作も含めてたくさん見ようかな」
亀「……ただ、やることはたくさんあるがの。さて、どれだけできるか……そこも含めて楽しみじゃな」