2015年も終わり、2016年度の春アニメが始まろうとしてる。アニメという媒体は
- 毎週放送してくれる
- テレビという視聴者の多い大きな媒体
- 無料で見ることができる
- 1話が30分と短い
という点において物語ブログであるこのブログではありがたい存在であり、大変重宝しているのだが、3か月で入れ替わりとサイクルが激しく、さらに一期につき50本超えと自分の好みの作品を見つけて追っていくのも難しい。
今回はそんな人のために、スタッフやキャストなどの事前情報をまとめて紹介してみよう。
なお、二期ものは除外している。
あんハピ♪
『プリズマ☆イリヤ』や『のうりん』などの可愛い女の子を扱わせたら一級品の、安定感のある監督大沼心の最新作。特に『黄昏乙女アムネジア』は夕子の魅力をうまく引き出していて、さらにホラーとしてもしっかりと機能していたので個人的に好きな作品だったりする。
画像からは萌え系の雰囲気が漂っていてこういう作品は苦手なのだが、イリヤなどは熱さも兼ね備えていて、引き出しの多い監督なので意外な展開もあるかも。
宇宙パトロールルル子
『キルラキル』などを世に送り出し、今をときめく今石洋之監督とTRIGGERの最新作がこちら。ウルトラスーパーアニメタイムということで非常に短い作品なのだろうが、尖った作品を次々と製作している製作陣なので期待したい。
キズナイーパー
こちらも製作はTRIGGERであり、今期の岡田麿里枠。この人いつ休んでるんだろ? ガンダムが終わった直後なのに、こんなに連続して仕事できるものなのか?
今期はTRIGGER製作が3つもあるが、長編アニメーションはこれだけなのでおそらくリトルウィッチアカデミアなどに割いていた人員はこちらに回しているのかな。画像からはオシャレ系な印象があるので、期待できるかも。
機動戦士ガンダムUC RE;0096
これを今期と言っていいの分からないが、私が非常に楽しみにしている作品。多分感想も書いていく。1度OVAで大成功しているだけに、どのようにアレンジしてくるのか非常に楽しみにしている。しかし、日曜朝だからUCを見た後に戦隊ものをみることになる子供たちと大きなお友達はテンションの差が激しいだろうな。
ちなみに古橋監督は伝説的アニメーション『るろうに剣心 追憶編』の監督でもあるので、そちらが好きな方もチェックしてほしい。(本作を楽しむにはZZなどの宇宙世紀ガンダムの知識が必要かも)
くまみこ
原作は3巻くらいまで既読しているが、おそらく今期の日常系癒し枠はこれとふらいんぐうぃっちになると予想。どちらも日常というには現実離れしているが、ポンコツ可愛い作品なので。
主演のまち役は新人だが、相方のクマであるナツ役に安元洋貴、いとこの良夫に興津和幸など脇をベテランで固めてきたので、大きく崩れることはないだろう。そんなガンガン作画でアピールする作品でもないし。
クロムクロ
今期のP.A.WORKS作品がこちら。良作を次々と発表している P.A.というだけで私は視聴するが、結構当たり外れが大きい印象がある。
監督は数々の代表作がある岡村天斎であるが、私には『WOLF'S RAIN』と『DARKER THAN BLACK』などすごくお洒落な作品に仕上げる印象がある。この両者が結びついたらどのような作品になるのか、非常に楽しみであるのと同時に、なんとなく売れなさそうな匂いはする。
でも面白そうなので感想記事候補。
甲鉄城のカパネリ
今期のノイタミナ作品。一昔前は帰ってきたOL向けと言っていたのに、最近はそうでもないノイタミナの枠を取ったのは、バトルものだった。個人的にはノイタミナには『ハチクロ』とか『働きマン』系か、『四畳半神話大系』『放浪息子』のような意識高いアニメをやってほしいなと少しだけ注文をつける。
あと監督が荒木哲郎なのでなんとなく『ギルティクラウン』を思い出す。でも実績は十分あるけど、『進撃の巨人』にしろ『学園黙示録』にしろ原作付きなので、オリジナルをどのように調理するのか楽しみ。
シリーズ構成の大河内一楼は『革命機ヴァルヴレイヴ』の影響か批判の声もあるが、『プラネテス』のシリーズ構成だから腕は確かでしょう。ちなみにこちらも『ギルティクラウン』の副シリーズ構成なので、やっぱりあんな感じになるのか?
坂本ですが?
前評判では多分トップクラスに期待の声が上がっている本作。原作既読だが、あの坂本役に緑川光というだけで期待度は一気にハネ上がる。これ以上のナイスキャストはなかなかないだろうね。
スタイリッシュギャグが連発なので受けるか受けないかは人による要素が結構強いと思う。ハマる人はめっちゃハマる。わからない人は全くわからない(ちなみに私は微妙だが、友人は非常にハマっていた)
声優陣がめちゃくちゃ豪華なので、そちらだけでも一見の価値ありかも。
ジョーカーゲーム
個人的に小説家の中で1番ダンディズムを感じる作家、柳広司原作作品がProduction I.G製作でアニメ化。
原作未読だけども、IGだし何となくアクション多めになるのだろうと予想はつく。ちなみに声優陣が人気男性声優ばかりなので、女性向きかと思わせといて、多分男性が見ても面白くなる作品に仕上げてくるだろう。
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
もう説明不要でしょう、坂本ですがが前評判トップクラスならば、トップは間違いなくこの作品。
何しろもう4部目になるジョジョだから、不安もなく安心して視聴することができると思う。
双生の陰陽師
ジャンプスクエアで連載中の作品だが、私は結構好きな作品なので注目している。ちょうどいい切れ目もあるので、連載中のストーリー漫画の中では構成はしやすいはず。
しかも結構浅い時間(テレビ東京系で水曜18時25分)となるし、陰陽師ものでバトル豊富だし、子供でも楽しんでもらえる作品にするのだろう。
原作の雰囲気でいうとこちらもジャンプスクエアで連載されている『終わりのセラフ』に似ているが(多分編集者が同じで、異能力バトルというスタートのアイディアも同じだろう)あちらはスタイリッシュに仕上げてきたのに比べて、こちらの方が少年漫画らしいので、この浅い時間になったのだろう。
とんかつDJアゲ太郎
この題名と監督大地丙太郎というだけでどんな作品になるのか、もうわかる。とにかく赤塚不二夫ばりのハイテンションギャグコメデイだろう。
こんな作品も1つは欲しいので、箸休めとして見てみようかな。
ニンジャスレイヤー
こちらは1年前? にニコニコ動画のみで配信されていた作品をテレビで放送するようだ。とにかく褒め言葉が酷いしか浮かばないような作品で、戦闘シーンは人形劇のようで動かないのに、結構派手にエログロをしていたので、これをそのまま放送することは……ないよね?
こちらも好き嫌いが分かれると思う。このノリがハマる人はめちゃくちゃハマる作品。
はいふり
今期の吉田玲子はこちら。『ガルパン』『けいおん』などのキャラクターを生き生きと表現することに定評のある脚本家だし、大外れはさせない印象があるため、とりあえずチェックする。
ビックオーダー
未来日記のえすのサカエの最新作がアニメ化。
鎌仲監督はこちらが初監督だが、それを支えるのは『喰霊-零-』や『アルドノア・ゼロ』など代表作が多いベタラン脚本家の高山カツヒコ。未来日記のシリーズ構成もしているので、作者の作風はわかっているからやりやすいとかあるのかな?
しかもOPも妖精帝国なので、未来日記が好きならば要チェック。私も感想記事候補に上がってくるかな。
ふらいんぐうぃっち
今期の癒し系ほのぼの枠筆頭でしょう。原作は私も大好きで、漫画の感想記事も書いているので貼っておく。
PVを見ると背景に非常に凝っているし、J.C.STAFFも相当力を入れてきているのではないだろうか?
こちらもくまみこと同じでキャラクターの可愛さで勝負なので、この世界観がハマればずっと見ていられると思う。雰囲気としては『よつばと』や『スケッチブック』などに近いものがある。
文豪ストレイドックス
なんか、見えるんだよな……
おそ松さんが終わって新しい作品に飢えている女子たちに、「太宰が」とか「谷崎ってさ」と話題にされて、しかもテレビでも取り上げられて「今あの文豪たちが若い女性達に大人気!」と特集を組まれて、純文学好きと対立を深めていく未来が、見える気がする……その場合、私はどうすればいいのだろうか……
本作の制作はボンズで、しかもシリーズ構成榎戸洋司とあればスタイリッシュ&ハイテンションアクションになるのは目に見えている。しかも声優陣のほとんどが大人気男性声優とあって、デュラララのような人気を誇る作品になるポテンシャルは秘めているかもしれない。
僕のヒーローアカデミア
ジャンプで連載中の人気急上昇中の作品。今期の日5枠。
こちらも制作はボンズで、長崎健司監督、シリーズ構成は黒田洋介という布陣を敷いてきた。特に黒田洋介は『スクライド』や『ガンダム00』など浅い時間のアニメも数多く担当しており、近年では『ガンダムビルドファイターズ』が高い評価を得たので、このような作品はお手の物ではないだろうか?
時間も浅いので子供も大人も楽しめる作品に仕上がると思う。
私は黒田作品というだけで視聴するが、12話という中でどこまでやるのか、注目していきたい。
ぼのぼの
朝の4時52分から始まり5時には放送終了という非常に短い作品だが、ぼのぼのはそれぐらいがちょうどいい。この世界を30分もやる必要はないだろう。
ぼのぼの好きであればチェックしてほしい。ちょっと時間がある時に、好きな話数から見ればいいから、非常に気軽に見られるだろう。
マクロスΔ
前評判だけならトップクラスの本作であり、マクロスシリーズ最新作。
今回も総監督こそ河森正治だが、マクロスは毎回始まってみないとわからない作品でもある。
今回の絵柄からZEROやプラスのような硬派な話にはならず、フロンティアよりになると思うが、ガンダムの次に大きなロボアニメブランドと言っても過言ではない作品だしお祭りとしてチェックしたい。
迷家-マヨイガ-
私個人としては1番注目していると作品。
何せ監督は現代の大ヒットメーカーであり、毒もあれば萌えも描ける、燃えも描ける稀代の表現者である水島努であり、シリーズ構成は岡田麿里がタッグを組んでオリジナルアニメーションを仕掛けるという。意外にもこのコンビは初みたいだ。(岡田麿里は本当に仕事しすぎじゃない?)
どのような作品になるかは今の所不明であるが、私はホラーは苦手なのでできればライトにしてほしい……今回は『Another』や『BLOOD-C』のオーラがプンプンしてるんだよなぁ……
当ブログにて感想記事をあげる可能性は1番高い。
というわけで今回は21作を紹介してきたが、今回これでも相当削った方で、2期ものを全部切っているのにこれだけ始まるのだから大変なものだ。
他にも影鰐、三者三様(動画工房作品)、田中くんはいつもけだるげ、ばくおん!!、パワーパフガールズ、パンでPeace!(原作1巻だけ既読)などもあるので、全部チェックするのは無理だろう。
ちなみに当ブログでは冬アニメではアクティブレイド、落語心中、灰と幻想のグリムガルで感想記事を書いていたが、私のやり方ではできても5作くらいなので、この中からじっくりと見て決めていきたい。