2010年代ベストアニメを選ぼう! 的な企画が巷では話題になっているようです
2010年代も終わろうとしているから、当然の流れかもしれんな
カエルくん(以下カエル)
「というわけで、うちもやりますベストテレビアニメ!
しかも、まさかの拡大版で2000年代各テレビアニメマイベストを発表しちゃおう! という企画です!
当たり前ですが、全作品見ているはずがないので『あれがない、これがない』という文句は一切お断りします!」
主
「この中で発表した作品はどれも一見の価値があるものばかり。特に10年以上前とあれば知らない……というファンもいるかもしれないけれど、興味があれば是非!
中には意外な作品もあるかもしれないけれど……ある程度以上アニメを見ている人であれば、知っている作品ばかりになるかもね」
カエル「今回は2000年から2009年までの発表になります!
多分、1番アニメを見ていた10年だろうし、色々と人生の価値観や好きなジャンルがこの時代に固定化された気がするかなぁ」
主「思い出補正もバリバリあるが、どれも名作です!
なお、今回はWikipediaを見ながら選出したので、いくつかの作品の年代などを間違えているかもしれんませんが……そこはご愛嬌としていただきたいです。
それでは、記事を始めます!」
各年代ベストテレビアニメ!
2000年
幻想魔伝西遊記
2000年は『幻想魔伝西遊記』を選出!
今でも高い人気を誇る作品だな
カエル「当時はあまり女子受けなどを意識して見ていなかったけれど、異色の西遊記としてなかなか面白い作品だったよね。
何作も続編が作られているけれど、個人的にはやはりこの1作目がアニメではベストかなぁ」
主「今見ると逆に『あ〜、この場面が女子の方々に〜』などと感じてしまうかもしれないけれど、当時はフラットな視線で見たからこそ楽しめた作品かな。
男同士のライバル関係であったり、あるいは過去のドラマや各キャラクターたちの想いなどが胸にくる作品だったね」
2001年
スクライド
ここは個人的には満場一致でスクライドを選出です!
間違いなく人生を変えた作品!
カエル「確か『げんしけん』で『オタクというのはどの作品を見たからなるものではなく、いつの間にかオタクになっているものだ』という斑目のセリフがあったはずだけれど、うちの場合はそのきっかけを明確に覚えています!
それがこの作品です!」
主「当時は学校で評判を聞いて4話くらいから見初めたものの、それでもガッツリと引き込まれてしまった印象が強くて、毎週楽しみにしていたんよねぇ」
カエル「谷口監督&黒田洋介脚本の持ち味が発揮されており、男の義務教育と言われる作品でもあります!
今見ても熱いドラマに震える人がいるのではないかな?」
主「馬鹿な男たちが全てを捨てて、意地と拳だけで突き進んでいく物語に、今でも時折見返しては胸を熱くする。
特に最終回は男泣き必死!
ぜひとも鑑賞してほしい作品です」
2002年
シスタープリンセス Re Pure
ここで恋愛系萌えアニメが登場しました!
妹萌えを広く周知させた作品の1つとも言われる、兄妹の恋愛をマイルドに描いた作品だね
カエル「このころは萌えアニメってあんまり好みではない部分はあったんだけれど、それでも『Re Pure』に関しては今でも公言して憚らないくらいどはまりしているコンテンツでもあります」
主「シスプリの1作目は全部観たけれど、正直そこまではハマっていなかった部分もあるんだよね。当時は全然知識がなかったから『なんだ、12人も妹がいるって奇抜な設定? 両親すげえ頑張ったけれど、でも年齢構成を考えると1年に何人か産んでるよね? あれ、もしかして闇深い話なの?』という思いもあった」
カエル「もともとが雑誌の企画からスタートだから、アニメ化した際に無理のある設定がたくさんあるんだよね……」
主「でも『Re Pure』は後半のキャラクターズパートが必見でさ。
約10分ほどの短編アニメの中に各キャラクターの魅力が詰め込まれており、今でも第一線で活躍するクリエイターが絵コンテ、演出を手掛けるなど映像的にもリッチなものになっている。
また、可愛らしいだけでなくてキャラクターズ最終話にて、堀江由衣が演じる人気トップクラスの咲耶の独白は、兄妹モノとしての宿命も描いており必見。わずか10分でシスプリの業を全て描いてしまった神回です。
このキャラクターズだけでも一見の価値あり!」
カエル「ちなみにこの年では『ラーゼフォン』もお気に入りですが、リアルタイムで鑑賞したわけではないので今回は除外します」
2003年
GUN GRAVE
ここは問答無用で『GUN GRAVE』を選出します!
オールタイムベストテレビアニメを決めろと言われたら、自分は本作を挙げる!
カエル「深夜アニメで本作を見たときの衝撃は言葉にできないよね……」
主「今のアニメでは滅んでしまったと言っても過言ではない、大人の男をしっかりと見せてくれる名作です。
マフィア+ゾンビ=GUN GRAVE って感じかな。
最終話を見終わった後に涙して、変な話だけれど『もう、今死んでも後悔ないや』と思わせられたのはこの作品と上記の『スクライド』だけかもしれません。
特に14話は鳥肌ものの神回!」
カエル「見た年代がちょうど中二病真っ盛りの思春期で、こういった大人たちがカッコイイと思うくらいの年頃だったのもあるよね。あとは、ビデオはあったけれどまだ時間予約で、野球中継とかで時間がズレたりするから、リアルタイムでしっかりと見ようと眠い目をこすりながら見ていたということも、影響あるのかな」
主「今じゃネットや録画で『いつでも観れるからいいや』って後回しにしがちだったけれど、当時は月曜日の深夜1時半のために人生があった、くらいの感覚だったから今と思い入れは全く異なるわ。
なんか、庵野秀明とか昔ながらのオタクが当時は録画機能もないから、リアルタイムで目に焼き付けてメモを取ったりしていた、ということにも繋がる話かもね」
カエル「なんか脱線しちゃったけれど、何もかもが素晴らしい作品です!
都留 稔幸監督はテレビアニメの監督としてはこの作品のみであり、その後は『NARUTO』シリーズに尽力、魅力的なOPやEDをたくさん製作している方ですが……もしも監督をやるためにクラウドファンディングをします! なんて話が出てきたら、10万円くらい簡単に突っ込みたいくらいです!」
主「ちなみにこの年はしっかりと深夜アニメを見始めた年ということもあって、影響を受けた作品も非常に多い。
特に『プラネテス』は同じくらいオススメしたい作品なので、ぜひ!」
カエル「そのほかには『カレイドスター』『GAD GUARD』『LAST EXILE』などの良作も多く発表されています!」
2004年
舞-HiME
2004年は舞-HiMEを選出しました!
この年は非常に迷ったけれど、萌え当時のあるブームの中で生まれた作品の1つだな
カエル「キャラクターデザインを見てもわかるように、可愛い女の子たちがたくさん出てくるアニメでもあります。この子たちがチャイルドと呼ばれる謎の巨大生物を使ったり、あるいは武器を出して戦うアニメだよね」
主「言ってしまえば恋愛・ギャグ・お色気・バトルと何でもありの作品だな。
あとは声優陣も豪華で、中原麻衣や千葉妙子、関智一、関俊彦などの今でも活躍されている方々が多く出演しています」
ネタバレあります!
カエル「深作欣二監督の映画『バトルロワイアル』が社会現象とも言えるヒットと話題性を獲得し、ライダー同士が戦いあうという異色の設定の『仮面ライダー龍騎』のヒットなどもある中で生まれた作品だよね」
主「よくよく考えるとサラリとネタバレしているけれど……前半が典型的な萌えアニメって感じでボーッと見ていた部分もあるんだけれど、後半が一気に化けた。もうある展開から毎週固唾を飲んで見守り、その展開と各々の業に震える思いをしていた作品だよ。
最終回は賛否あるし、ぶっちゃけ当時はどうかと思ったけれど……今ならあれはあれでありかな? という思いもあるかな」
ネタバレ終了
カエル「ちなみにこの年、非常に迷ったのが『蒼穹のファフナー』でしたが……今回は泣く泣く諦めている結果となります。
他には『巌窟王』『げんしけん』『MADRAX』などがお気に入りです!」
2005年
虫師
2005年からは『虫師』を選出しました!
この作品の持つ独特の世界観は今でも忘れられないね
カエル「もともと漆原友紀の漫画が原作となっており、そちらも楽しんで読んでいて、テレビアニメ化に心躍っていたけれど……圧巻としか言いようのない出来だったね」
主「それこそ2019年でいうならば『海獣の子供』に近い雰囲気とでもいうのかなぁ……あれが26話続いたから、とてつもないよね。長濵監督も原作のファンで、持ち味を最大限発揮するために物語などの変更を一切加えずに忠実に作ったというけれど……あれは素晴らしい映像だった。
生命=アニマを感じる作品だったよ」
カエル「他の深夜アニメと比べても比較的遅い時間のスタートだったように記憶していて、ある話は深夜4時くらいからスタートだったと思うけれど……その時間にぴったし合う雰囲気の作品だったもんね」
主「今見直しても背景などで今作に勝てる作品ってほとんどないんじゃないかなぁ?
自分もDVD-BOXを思わず買ってしまった作品です」
カエル「ちなみに、この年も大豊作年であり『ARIA』『ガンソード』『交響詩篇エウレカセブン』『地獄少女』『フタコイオルタナティブ』などの近年でも話題になった作品を含む傑作が次々と公開されています」
主「この辺りが自分が一番アニメを見ていたということもあるけれど、どれも思い出深いなぁ……
ここも超迷ったけれど、今回は虫師を選出しました」
2006年
BLACK LAGOON
2006年からは片渕須直監督のブラックラグーンを選出!
今でも大好きな作品です
主「いやー……この年も悩んだ!
『攻殻機動隊SAC』『コードギアス 反逆のルルーシュ』『涼宮ハルヒの憂鬱』の超ビックネームもあるし、他にも『NHKにようこそ』『バーテンダー』『よみがえる空』『ゼーガペイン』などの傑作も多くあった中で、どれを選ぼうかなぁ……と悩んだけれど、やっぱり自分はブラックラグーンかなぁ」
カエル「もしかしたら2期の評価も入っているかないけれどね」
主「でもさ、1期の1話の段階で超絶面白いアニメが始まった! というのがわかったんですよ。その時は漫画を読んでいなかったけれど、速攻で買いに行ったくらいだしさ。
B級映画のようなアクションを詰め込んだことによって独特の快楽性もあったし、徳のOPとEDは痺れたね」
カエル「上の画像にもあるけれど、普段がさつで凶悪なレヴィのこの表情でガツンときた人も多いのではないでしょうか」
主「1期に関しては時系列をシャッフルしているけれど、あえてロックとレヴィが結びつくことをメインにした構成もうまかった。アニメ化の大成功作品として、特筆すべきものがあるんじゃないかな?
アニメ史に大きな影響を残した〜とかであればハルヒとかになるんだろうけれど……好みとしてはこちらの方を選びたい気分だ高菜」
2007年
瀬戸の花嫁
この年の選出は『瀬戸の花嫁』です!
もう悩みまくった結果の決断ですよ……
カエル「この年も候補が多くて『天元突破グレンラガン』『電脳コイル』『CLANNAD』『らきすた』などの、今でも語り継がれる名作もあり、さらに『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』『バッカーノ!』『みなみけ』『スケッチブック』などもあり非常に選出が難しい年でした……」
主「じゃあ、なんで瀬戸の花嫁なのか? というと……基本はこの作品も萌え要素のあるギャグコメディなんですよ。だけれど、それだけじゃなくて、任侠ものをパロディしてはいるけれどオマージュなどもあって、熱血アニメの要素もある。
全てにおいてハイレベルなんだけれど、なぜかそこまで一般知名度は高くないというのが違和感があったこともある」
カエル「それこそ、ギャグが強いラブコメアニメとしてはかなり評価も高いんだけれどね」
主「2000年代中盤くらいのノリがあって、今とはまた違うコメディの面白さがあると思うし、いい作品なので是非鑑賞してみてください」
2008年
喰霊-零-
2008年からは喰霊-零-を選出しました!
特に1話は必見です!
主「自分の中で理想的なテレビアニメの1話というものがあるんだけれど、表のベスト……つまり王道というか、今後の物語を示唆しながらもキャラクターや作品の魅力を最大限発揮したのが『プラネテス』だとしたら、本作の1話は裏のベストといえる。
それくらいあの1話は衝撃だった」
カエル「これは何の前知識もなくて見たことが大事だよね。
今思うと、よくあんな作品を作れたなぁ……と感心するというか。勇気があるってレベルじゃなくて、下手すれば暴挙と言えるけれどそれが見事にハマったね」
主「そのあとも時折耽美な雰囲気を交えながらも、アクション描写も面白かったし、キャラクターたちの百合などの関係性も良かった。原作のエピソード0でありながらも、原作にも大きな影響を……与えて”しまった”という言い方をするけれど、それくらい大きな力を発揮した作品だな」
カエル「この年は他にも『コードギアス』もあるんだよね。これも大好きだし、シャーリーの回などは特筆したいほどではあるんだけれど、今回は泣く泣くカットしました。
また『とらドラ!』『今日の5の2』『狼と香辛料』『天体戦士サンレッド』『ミチコとハッチン』などの傑作が相次いでいます」
主「『ミチコとハッチン』なんかは今の自分の方がハマるかも?
また見直してみたい作品だなぁ」
2009年
とある科学の超電磁砲
2009年は多くのファンがいるとあるシリーズからの選出です!
ぶっちゃけ、この年ってあんまり見ていないんですよ
カエル「あれ、そうなの?」
主「萌えアニメが多すぎてそろそろ辟易していて、血なまぐさい物語を欲しがっていた時代でもあるんだよね。だからそこまで作品数は見ていない。
しかも、自分は『とある魔法の禁書目録』は一切見ていないし、今でもよく知らないんだけれど、スピンオフである本作を観て”これは面白いなぁ”とハマったんだよね」
カエル「この作品だけで完結しているので、特別な知識は必要ないのかもね」
主「特に後半の展開が面白かったなぁ
この年は『化物語』『Ride back』が好きだったよ。特に『Ride back』は展開に目を丸くして、びっくりしたんだよねぇ。
萌えが云々言いながらも『にゃんこい』『夏のあらし』『まりあほりっく』なども見てはいたけれど……どれも年間ベストとまではいかないかなぁ」
まとめ
2010年まで選出しました!
ちょっとマイナー感を狙った部分はあるかもね
カエル「とはいえ、ある程度以上アニメを見ている人たちであれば納得のラインナップになったとは思っていますが……どうでしょうかね」
主「……なんか、特に2005年以降は萌え色が強い作品が多く並んだ結果になってしまった気がする。
あとはもっと普通の大作や話題作を選ぶべきなのかなぁ……なんて思ったり」
カエル「普段は”萌えはそんなに好きじゃない”と言いつつ、それが本当か自分で疑いたくなる記事になったね……」
主「2010年から2019年の記事は土曜日夜8時ごろのアップする予定です。
本当はもっと早く発表しようかと思いましたが……予想以上に難航しているので、ちょっとゆっくり考えさせてください!」