物語る亀

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物語愛好者の雑文

『劇場版ゴブリンスレイヤー』ネタバレ感想&評価 バイオレンス描写などの使い方が”安易”すぎて違和感が強い作品に

 

今回は『ゴブリンスレイヤー』の記事となりますが……

 

 

ファンの方は読まない方がいいと思います

 

カエルくん(以下カエル)

「あ、やっぱりこの流れになるのね」

 

「先に何度も言っておきます。

 ゴブスレファンの方は読まない方がいいと思います。

 『ファン向けアニメに何文句言っているのwww』という反応が来ることを理解していますが、自分がこの手の作品の何が苦手なのか、ということをつらつらと語るだけの記事となっています

 

カエル「……色々な意見もあるとは思いますが、あくまでも”こういった作品が苦手な人間の意見”として受け止めてください」

主「というわけで、記事を始めます!」

 

  • 感想
  • ネットで流行する作品の傾向に対する違和感
    • 本作は異世界ファンタジーとグロとエロ以外で語ることはあるのか?
    • 匿名の”記号的”なキャラクターたちで作られた物語
    • ゴブリンをいかに捉えるのか
  • 結論 

 

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映画『CATS/キャッツ』ネタバレ感想&評価 今作の違和感をアニオタの目線から読み解いていく

 

今回は色々な評価がでている『キャッツ』の感想になります!

 

 

 

ちょっと、今のキャッツに関する評価の流れには納得できていないかなぁ

 

 

カエルくん(以下カエル)

 「アメリカでは酷評の嵐のまま日本に上陸しているためか、ちょっと”叩いてもいい作品”という評価に偏り過ぎな印象もある、という話だね」

 

「もちろん、個人の感想は自由だけれど……最初から”クソ映画!”って見方でいくと本当にもったいない作品なんですよ。

 確かに予告でもわかるように不気味の谷なども出てくる。でもそこもまた自分にとっては色々と考えたい作品でもあっ……まあ、今回はかなり映画の評価としてはズレたものになる予感がしています」

 

カエル「では、記事のスタートです!」

 

  • 感想
  • キャッツが示した問題点と動き
    • CG表現の粗とキャラクター描写の難しさ
    • ”猫の動き”と”人間の動き”の融合と面白さ
    • 物語性のなさ〜映画に物語は必要なのか?〜
    • 最大の問題点〜真面目すぎるトム・フーパー監督〜

 

 

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『劇場版ハイスクール・フリート』ネタバレ感想&評価! ハイフリらしさもあり悪くはない……という評価が先に出てしまう作品に

 

今回は『ハイスクールフリート』の劇場版の感想記事になります

 

 

 

テレビシリーズも急いで見たからな

 

カエルくん(以下カエル)

「リアルタイムで観ていませんでしたが、今回に備えて履修したという形になっています」

 

「その結果が記事にも出るといいなぁ」

 

 

カエル「それでは、早速ですが記事のスタートです!」

 

  • 感想
  • テレビシリーズ版について〜吉田玲子の手腕が光る〜
    • テレビシリーズの上手さ①〜多くの女子キャラクターを活用する〜
    • テレビシリーズの上手さ②〜説明台詞とキャラクターの魅力のバランス〜
  • 今作の欠点〜軍事オタクが脚本を担当する難しさ〜
    • 全体のバランスとラストの持っていき方の問題

 

 

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映画『リチャード・ジュエル』ネタバレ感想&評価! イーストウッドの政治的偏向も垣間見える問題作!

 

今回はクリント・イーストウッド監督の最新作『リチャード・ジュエル』の感想記事です! 

 

 

 

これは語りたいことが山盛りだわ……

 

カエルくん(以下カエル)

「現代を生きる伝説ということもありうちのブログではおそらく最も語っている監督です」

 

「自分は……アニメ映画を抜けばイーストウッド監督作品を1番観ているのかもしれないな。作品数が多くて、今でも早撮りということも鑑賞しているし」

 

カエル「生ける伝説は今回はどのような作品を撮ったのでしょうか?

 それでは、記事のスタートです!」

 

 

この記事の概要をまとめると

  • 日本でも経験のある、メディアリンチの恐ろしさを描いた問題作
  • イーストウッドの政治的スタンスがよくでた作品に
  • 現代のハリウッドの流れに中指を立てる作品
  • ただし、偏向しているために、疑った方がいい映画かも…

 

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • メディアの暴走を考える~日本も人ごとでいられない事件~
    • 個人的に人ごとではないポール・ウォルター・ハウザーの名演技
  • 以下ネタバレあり
  • イーストウッドの過去作と傾向について
    • ”白人の歴史”を体現してきたイーストウッド
    • リバタリアンとしての側面が強く出た作品
    • 近年の作品の集大成?
  • ハリウッドの現在に喧嘩を売るイーストウッド
    • 近年のハリウッドの”暴走”
    • 本作の最大の敵”マスコミ”
  • 危険な映画である『リチャード・ジュエル』
    • キャシー・スラッグス記者への誹謗中傷〜過剰な演出の意図を考える〜
    • 賛否が別れなければおかしな映画
    • まとめ

 

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『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』ネタバレ感想&評価! 大人たちの狂気の世界と子供たちの思い

 

今回はテレビアニメ・総集編とへていよいよ劇場版が公開された『メイドインアビス 深き魂の黎明』の感想記事です!

 

 

 

1月公開のアニメ映画では1番の期待作!

 

 

カエルくん(以下カエル)

「テレビシリーズの超クオリティも凄かったけれど、劇場版になってどのような映像表現が飛び出すのか、期待大だよね!」

 

「総集編なのに映画館で見ても一切違和感がなく、特に後編は1作の映画としても楽しむことができた驚愕の作品だったな」

 

カエル「そんなメイドインアビスの新作はどのような作品だったのか、それでは記事のスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • ”冒険”を重ねる映像美に拍手を
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • 序盤でアビスの物語を語りきる手腕
    • 親子関係で描かれるアビスの物語
    • ボンドルドへの個人的な不思議な思い 
    • リコたちが”子供”だからこそ進めるアビスの世界
    • 最後に

 

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アニメ映画『音楽』ネタバレ感想&評価! 全編ロトスコープである本作が成功した要因の素人考察

 

今回は世界でも高く評価されたアニメ映画『音楽』についての記事になります!

 

 

 

 

ちょっと独特なルックの作品ではあるよね

 

 

カエルくん(以下カエル)

「一足お先に新千歳空港国際アニメーション映画祭にて、長編コンペディションに日本代表みたいな形で入っていたために見ました」

 

「その意味では、劇場公開版とは多少違うらしいです。

 なお新宿武蔵野館では公開初週の土日は全回満席らしく、ヒットしていて嬉しいね!

 

カエル「ちょっと期間が空いたから記憶を蘇らせながらの感想になりますが、色々と……現代のアニメとの比較とか、語り口が幅広い作品でもあるので、純粋な作品評とは違うかもしれませんが、お楽しみください。

 では、記事のスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
  • ロトスコープについて
    • ロトスコープとは何か?
    • リミテッドとロトスコープの相性の悪さ?
    • ”実際の動き”と”空想の動き”の相性
    • 日常の動きに宿るロトスコープの違和感
  • 今作のロトスコープが成功した理由とは?
    • 動きの違和感が発生しない作品
    • ”ロックの初期衝動”を完璧に描写した作品へ
    • 最後に

 

 

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映画『カイジ ファイナルゲーム』ネタバレ感想&評価! 少しは期待しただけに、シリーズ最低の出来に唖然としてしまう…

 

今回は原作もスピンオフが作られrほど大人気な作品『カイジ3 ファイナルゲーム』の感想記事になります!

 

 

 

 

8年ぶりくらいになる作品じゃな

 

 

カエルくん(以下カエル)

「むしろ実写映画が公開された2010年頃から考えると、カイジ人気は高まる一方でギャンブル漫画の代表格みたいになったけれど、実写映画は久々なんだね」

 

 

亀爺(以下亀)

「豪華役者陣の事情もあるのかもしれんの。みんな売れっ子なのに加えて、一部キャストは当時と立場が大きく異なるから、作品作りができんかった事情もあったりなかったりするのかもしれんな」

 

カエル「ちなみに、今回は原作未読、映画は1、2を観た上での感想になります!

 予めご了承ください」

亀「ということで、記事を始めさせてもらおうかの」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • カイジ 1、2の評価について
    • 役者について
  • 以下ネタバレあり
  • カイジ3の欠点
    • ① 注目キャラクターの不在〜誰が主役なのか?〜
    • ② 説明しすぎな物語
    • ③ 壮大すぎる設定

 

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