物語る亀

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物語愛好者の雑文

『鬼滅の刃』ネタバレ1期最終回感想 映画を超える圧倒的な映像クオリティの高さに酔いしれる!

 

今回は2019年のテレビアニメでもトップクラスの人気を誇る『鬼滅の刃』のテレビアニメの感想記事になります!

 

 

 

 

……劇場で全部やって欲しかったくらいだよ!

 

 

カエルくん(以下カエル)

「1話の放送前に劇場で先行上映をしていて、そちらを記事にしたけれどクオリティが非常に高くて驚いたもんね」

 

「もちろん、そこだけでは完結していないから他の映画と比べることは難しいけれど、映像クオリティだけならば2019年のアニメ映画の中でも屈指なのは間違いない。

 とてつもない意欲作が多い中で、しかもテレビアニメという劇場以上の手間を……というと語弊があるかもしれないけれど、時間が長くなる分、密度がどうしても薄くなってしまう中で、これほどの作品を作り上げられる技術力の高さに驚愕だよ」

 

 

カエル「しかも、この作品だけ作っているわけではないからね……

 この瞬間にも『Fate』の劇場版が着々と製作されているわけでし、他にも……劇場版だと『刀剣乱舞』も製作中のはずだけれど、とてつもない体力だよね……」

主「まあ、確かにufotableは色々とあった製作会社ではあるけれど日本有数のアニメ会社であるのは間違いないわけで、ぜひとも頑張って欲しいものだね。

 というわけで、感想記事のスタートです!

 あと、今回は原作未読の意見となります!」

 

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • 一方でわずかな不満点も……
  • 鬼滅の刃が描いた最先端の技術
    • Fateなどとつながるテーマ性
    • 刀の表現や空間表現の面白さ
    • まとめ

 

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映画『任侠学園』ネタバレ感想&評価! 老若男女問わずに受けるであろう万人向けのコメディ任侠映画!

 

今回は人情に篤い昔ながらの任侠が学校経営に乗り出す『任侠学園』の感想記事になります!

 

 

 

 

 

注目度は……そこまで高くもないかもしれんの

 

 

カエルくん(以下カエル)

「この作品は試写会で鑑賞しましたが……なぜか知らないけれど、うちが当選した試写会は興行的に苦しくなりがちというジンクスがあります」

 

 

亀爺(以下亀)

「ふむ……おそらく人気があまり出なくて、分母が少ないためかもしれんの。日頃のお行いがあまり良くないからか、くじ運があまり良くない人生じゃった」

 

 

カエル「まあ、それでも大多数の方達と一緒に見る試写会だったんだけれど、今作もそんな目にあったら悲しいので、ぜひ鑑賞してください。

 目指せ、興行1位!

亀「……公開規模はそこそこじゃから、1位は流石に厳しいかもしれんが……せめてTOP5入りはこの週の他作品と比べても達成して欲しいところじゃな。

 試写会に行かせてもらった以上、少しでも貢献したい気持ちがあるからの

カエル「それでも映画レビューに忖度はありません!

 ということで、記事のスタートです」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • 現代で重要なタイプの作品
    • 任侠モノを崩しながらも王道に
    • 役者について
  • まとめ

 

 

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映画『ハローワールド』ネタバレ感想&考察! あの大ヒット作と共通する本作が示したセカイ系としての特徴とは?

 

今回は『HELLO WORLD』のネタバレ感想&考察記事です!

 

 

この記事は全体的にネタバレありになります

 

カエルくん(以下カエル)

「ネタバレなしの記事が読みたい方はこちらを参照してください」

  

blog.monogatarukame.net

 

「上記の記事では試写会で鑑賞したので、若干褒めを多めに中心に論評しています」

 

カエル「それでは、早速になりますが記事のスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 改めて評価&感想
    • ハローワールドの評価の難しさ
    • 本作で感じた物語のうまさ
    • デジタルとアナログ
  • セカイ系としてのハローワールド
    • 本作と比較したい作品①〜セカイ系の作品の一面として〜
    • 近年の世界のアニメーションと日本のアニメーションの違い
  •  あの大ヒット作との比較
    • 本作と比較したい作品②〜共通点の多い話題作〜
    • キャラクター同士の関係性について
    • 今作のうまい部分と下手な部分を改めて考える
    • 座組みのうまさと難しさ
  • 最後に 

 

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映画『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』ネタバレ感想&評価! 2019年を代表するであろう海外アニメーション映画が登場!

 

今回は小規模公開ながらも、多くのアニメーションファンに絶賛を受けている映画の紹介です!

 

 

 

 

公開規模が小さすぎて、なかなか観に行くのが難しいとは思うよ……

 

 

カエルくん(以下カエル)

「公開日には、恵比寿ガーデンシネマ内にある写真美術館ホールでのみの上映であり、その後も順次全国へと展開されていきますが、現状でも10館以下という少なさです」

 

「こればっかりはしょうがないけれど……日本においてディズニーやイルミネーションなどのアメリカ以外は、海外のアニメーション作品を広めることが難しいなぁ」

 

 

 

カエル「素晴らしい作品もあるんだけれど、アート系のアニメーションへのとっつきにくさなどもあるのかなぁ。

 特に2019年の後半は『幸福路のチー』などのレベルの高いアニメーション映画が多く揃っているから、そちらも含めて多くの方に鑑賞してほしいかな」

主「というわけで、早速ですが感想記事のスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • 日本人が忘れてしまったものを表現している映像美
    • 世界の名作アニメーションの流れを汲んでいるように感じられる
    • 写実的な日本のアニメとは違うシンプルな魅力
  • 物語の面白さ
  • まとめ

 

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映画『HELLO WORLD』感想&評価 このスタッフ陣だからこそできたSF恋愛アニメ映画に!

 

それでは、今回は注目のCGアニメ映画『HELLO WORLD(ハローワールド)』の感想記事になります!

 

 

 

 

 

2019年9月では最大の注目作アニメ映画になるのかな

 

 

カエルくん(以下カエル)

「2019年のアニメ映画一覧を見ると、9月以降は10月の『空の青さを知る人よ』が大きくて、あとは12月のお正月休みを狙った時期にたくさん公開されるアニメ映画まではそこまで盛り上がりそうな作品は少ない印象かなぁ」

 

「5月6月にあまりにも注目のオリジナルアニメ映画が重なりすぎたから、少しくらいずれていれば良かったけれど……みんな夏休み前の時期にいれてしまった結果かなぁ。

 いい作品が潰しあったようにも見えて、ちょっと残念だったなぁ」

 

カエル「こればっかりは各会社も読み合いだろうし、今年は『アベンジャーズ エンドゲーム』などの話題作もあったから、それらの競合を避けた結果が重なり合ってしまったのもあるだろうけれど……」

主「2019年もCGアニメ映画が多く生まれているけれど、今作はどのような物語を見せてくれるのか楽しみだなぁ。

 というわけで、感想記事のスタートです!」

 

カエル「なお、この記事は9月15日の公開前にアップしており、予告やあらすじ以上のネタバレはしませんので、ご了承ください。

 詳しい感想は公開後にアップorこの記事に追記する予定です」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
  • 本作の見所
    • 見所① CGでも見劣りしない映像表現
    • 見所② この座組だからこその映画に!
    • 見所③ セカイ系への言及
  • キャストについて
  • まとめ

 

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映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』ネタバレ感想&評価! 太宰治の人間性を知る入門編としてアリな作品

 

今回は太宰治を主人公とした映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の感想になります

 

 

 

 

……今回はかなりめんどくさい記事になると思うな

 

 

カエルくん(以下カエル)

「太宰治と同じ時代に活躍し無頼派として並び称される盟友、坂口安吾に傾倒しているからこそ、太宰も色々と思う部分が出てくるだろうね」

 

「太宰が好きか? と問われると実は特別な思い入れはあまりないけれど……でも桜桃忌(太宰治の誕生日であり遺体が発見された6月19日。三鷹にある禅林寺の太宰・津島家の墓に多くの人が集まり法要が行われている)にも行くくらいにはファンだからさ」

 

カエル「本当は安吾忌に行きたいけれど2月の新潟は気軽にいけないよねぇ……

 坂口安吾が好きな関係で織田作之助、太宰治もそれなりに読んではいるけれど、同じ無頼派でも太宰が特に今でも多くの人に太宰が支持される理由ってどこにあると思う?」

主「死んだ時期が良かったからじゃない?

 織田作は5年早かった。

 安吾は5年遅かった。

 太宰はちょうど作家としてのピークも過ぎたいいタイミングで亡くなったよ。

 今でいえば人気歌手が人気のピークでそれっぽい死に方をしたようなものだから、そりゃ伝説になるよね」

 

カエル「ええ……今回はこんな感じで太宰論を交えながら記事を進めていくことになると思います。

 では感想のスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • 本作の時代背景や登場人物を軽く紹介
  • 太宰治について
    • 太宰治の人間性について
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • この映画を読み解く上で重要な作品
    • 本作の”少女趣味”と斜陽
    • 演出面で気になったポイント
  • まとめ

 

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映画『かぐや様は告らせたい』ネタバレ感想&評価… 2時間滑りっぱなしのコントを見せられても言葉にならないよ…

 

今回は漫画、アニメも人気の『かぐや様は告らせたい』の感想記事です!

 

   

 

恋愛スイーツ映画ではあるが、注目度もなかなか高いようじゃな

 

 

カエルくん(以下カエル)

「今作では注目の若手俳優やアイドルがたくさん出演しているから、ファンも多く映画館に行きそうだね。

 流石に平日の初日はそこまで人は多くなかったけれど、きっちりと興行収入1位を獲得しています」

 

「この手の映画は役者を観に行く若者層が中心じゃしの」

 

カエル「まあ、バカにされがちな恋愛スイーツ映画ではありますが、それでも時にはいい作品も生まれていて……」

亀「むしろわしは今の邦画界でもっとも斬新な演出が生まれておる場ではないか? と考えておる。

 どこまでを恋愛スイーツ映画、と分類するのか、という問題はあるものの、プロジェクトマッピングであったり、CGやアニメーションの活用などもあって既存の邦画や実写映画の枠を超えるような試みが多い。

 今作の監督である河合勇人監督もその手の演出を多く手がけており、そちらも合わせて注目していきたいの

 

カエル「では、感想記事のスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • 河合勇人監督について
    • 今作の致命的な問題点
    • 今作のコント(コメディ)描写について
    • 唯一の褒めどころの役者陣について
    • まとめ

 

 

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