今回は大人向けルパン三世シリーズの最新作である『峰不二子の嘘』のレビュー記事になります!
ほぼ年1くらいのペースになるのかね
カエルくん(以下カエル)
「『次元大介の墓標』『血煙の石川五エ門』もハードボイルドで原作準拠のルパン三世が見れてよかったよねぇ。
特に『血煙の〜』に関してはゴア表現もあったけれど、それが生々しくて眼を覆いたくなるようなシーンでもあって、近年のファミリー層向けのルパン三世のイメージが強いと面食らうような作品になっていたね」
主
「最初にルパンシリーズという作品について軽く語ってしまうけれど、宮崎駿の影響が強いシリーズでもある。それはハードボイルドな第1シリーズもそうだし、今のルパンの人気を確固たるものとした第2シリーズ、そして『カリオストロの城』などもある。
もちろん自分のルパン入門もファミリー層向けルパンだし、そういう人が9割だろう。
だけれどそれは原作を大きく改変したものであり、コアな……特に原作のルパン三世を愛する人には苦々しい気持ちだってあった」
カエル「それこそ原作と大きく改変されて人気がでたシリーズ作品として真っ先に連想する部分もあるよねぇ」
主「それはモンキーパンチ先生の懐の深さで許されてきたけれど、このような作品も生まれている一方で、ファミリー向けのルパンも継続する。
良いバランスが取れているシリーズだよね。
声優交代もうまく行ったし、今後何十年も愛されるシリーズになる土台ができている。
その中で本作がどのような”新しくも懐かしいルパン三世像”を生み出すことができ流のか注目していきたい」
カエル「ファミリー向けルパンのイメージからすると新しいけれど、むしろ原作を知るとこちらの方が懐かしいとなる珍しいシリーズだね。
それでは、感想記事のスタートです!」
- 感想
- 峰不二子を描く難しさ
- 沢城みゆきの表現力に圧倒される
- 以下ネタバレあり
- 作品考察
- 部屋の広さと心情表現
- 峰不二子の”嘘”とは何か?
- まとめ
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