物語る亀

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物語愛好者の雑文

映画『PRINCE OF LEGEND』ネタバレ感想&評価! 様々な可能性は感じさせつつも、出来上がった作品は残念ながら”映画”とは言えないかなぁ

 

今回はイケメン王子たちがたくさん登場する『プリンス オブ レジェンド』の劇場版の感想になります!

 

 

 

 

これはテレビドラマで放送されておったんじゃな……知らんかったわい

 

 

カエル「テレビドラマを一切見ないと知らないかもねぇ。

 本作は映画が何作も作られた『HIGH & LOW』プロジェクトのように発展していく可能性も大いにあるプロジェクトのようです!」

亀「……もはや近年の芸能界事情にほとんどついていけんの。

 この役者たちも何人かは別の映画で観たこともあるが……ここまでイケメンが多いと、もはや見分けもつかん

 

カエル「もう、そんなお爺ちゃんみたいなことを言って……」

亀「美男美女は中性的な人とはよく言うが、今作も予告の段階から1番見分けがつくのが加藤諒じゃからの。

 全員を見分けられる人は素直にすごいと思ってしまうの

カエル「はいはい、そんな誰が誰かわからないお爺ちゃん視点の王子様大渋滞作品の感想記事のスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • 本作の持つポテンシャル
  • 本作の欠点について
    • 本作の欠点① キャラクターの設定説明に終始する
    • 本作の欠点② 無駄の多い展開
    • 本作の欠点③ このお話の流れでいいの?
  • まとめ

 

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映画『キャプテン・マーベル』吹替え版ネタバレ感想&評価!  ヒーロー映画としての難はあるもキャラクターの魅力がはっきりと出た作品!

 

みんな大好きアベンジャーズのラストの鍵を握ると評判の『キャプテン・マーベル』の感想です!

……

 

 

 

……実は色々とややこしいんだよなぁ

 

カエルくん(以下カエル)

「……ややこしい? 何が?」

 

「……ミズ・マーベルとキャプテン・マーベルって全くの別人なんだよね?」

 

カエル「いや、僕に聞かれてもなんともいえないんですが、そうみたいだね…なんか初代とかいるみたいで同一人物だったり違ったりするらしいけど」

主「いやー、困るわぁ……

 また配信とか、のちの記事の時に『ミズ・マーベルが〜』って言ってしまって苦言を呈される未来がすでに見えるというか、この記事の中でも間違えてしまうような気がしているんだよなぁ……」

カエル「それはもう気を付けてくれ、としか言いようがないし、しかもマーベルファンにしてみればどうでもいい話だし……

 ちなみに、最初に語りますがうちはアメコミ映画は極端と言ってもいいほどに音痴です。

 一応MCUはシリーズ全作品見ている……はず! なんですが、それでも設定などの理解はあまりできていないようなところもあります

 

主「どうしても相性が悪いし、ずっとリアルタイムで追いかけてきたわけではないから愛は足りない部分もあるし、その意味ではファンにはイライラする論調になるでしょうね」

カエル「まあ、そういう人の意見を聞きたい! という方向けの評になるかと思いますが……最初に言うと、いうほど酷評にはなりません!

 でも褒めているかと言うと微妙かも……

 そんな『キャプテン・マーベル』評価のスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • 今作の構造について
    • 本作の大きな欠点
    • キャラクターについて
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • 今作が描いた社会問題〜女性の社会進出について〜
    • 今作が描いた社会問題〜マイノリティに対する問題について〜
    • 今作が示した”挑戦”の意味
  • まとめ

 

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『えいがのおそ松さん』ネタバレ感想&評価、考察! 劇場版である今作が示した”おそ松さん現象”の総決算とは?

 

今回は女性を中心に大ヒットを記録した『おそ松さん』の劇場版のお話です!

 

 

 

 

そもそも、この作品って本来女性向けだったのかね?

 

カエルくん(以下カエル)

「まあ、なんていうか変なアニメだよね。『今時赤塚不二夫の作品をリメイクするの?』と思っていたら、まさかの大ヒットを記録して監督達も驚いてしまうというね」

 

あの1期1話は痺れたよ。

 リアルタイムで見ていたけれど、ずっと大爆笑していた」

 

カエル「気になる方はいるでしょうが、残念ながらパロディーネタなどをやりすぎてしまったため、封印されてしまい公的な視聴方法はすでにないと思われます。

 とは言っても、オススメしないやり方だったらいくらでも見る手段はあるかもしれないけれど……」

主「うちのトルネにはまだ録画してあるけれどね!

 これは消せないよなぁ……まさしく、伝説としか言いようのない1話だった。

 そこからあれよあれよと大ヒットを記録したのにも関わらず、2期は大コケしたという話も聞いていて、映画版に続くというね……」

 

カエル「まあ、でもその現在の人気がどれほどのものなのかは、本作の興行収入ではっきりわかるんじゃないかな?

 その意味でも楽しみな作品だね!」

主「この声優陣からして、それなりに稼ぎそうではあるけれどね……

 というわけで、早速感想記事のスタートです」

 

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • 挑戦的な手法〜おそ松さんの戦い〜
    • 悪かった点について
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • アニメに対して喧嘩をうるスタイル
    • ”おそ松さん現象”に対する公式の総決算?
    • 今作で重要な意味をもつ”高橋”の存在
    • 今作が表現した”ファンに対する大きな思い”
    • 公式ビジュアルとキャッチコピーから見えるもの
  • まとめ

 

 

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2019年2月の新作映画ランキング! 傑作が相次いだ2月を勝ち抜いたのはあの邦画でした!

 

少し遅くなりましたは月間ランキング記事です

 

 

 

2月はどんな作品が入るかの?

 

 

カエルくん(以下カエル)

「アカデミー賞関連作品などもあって、注目度のある作品も多いよね」

 

亀爺(以下亀)

「その中でも独特なランキングになったじゃろうな」

 

カエル「というわけで、早速ですがランキング記事のスタートです!」

 

  • ノミネート作品
  • 第5位
    • 作品紹介・あらすじ
  • 第4位
    • 作品紹介・あらすじ
  • 第3位
    • 作品紹介・あらすじ
  • 第2位
    • 作品紹介・あらすじ
  • 第1位
    • 作品紹介・あらすじ
  • 総評
    • 3月の注目作品について

 

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映画『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System(SS)』3作品のネタバレ感想&評価! 3作を通して見えてきたものとは?

 

今回はサイコパスの劇場版3作品の感想記事です!

 

 

 

 

3つまとめて語っていきますよ

 

 

カエルくん(以下カエル)

『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」』

『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」』

『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」の3作品です!

 2010年代を代表すると言っても過言ではない、硬派なSFアニメがついに再始動です!

 また、テレビアニメ3クール目も制作が決定しています!」

 

「それこそ攻殻機動隊くらいに息の長いシリーズになってきていて、原作抜きのテレビアニメオリジナルの作品でここまで人気の作品は、近年では他にないんじゃないの?

 

 

カエル「原作も人気! とかならばまた話が変わってくるんだけれどね。

 それこそ、さっき語った『2010年代を代表する』というのも

”オリジナルアニメ”

”ハードなSF作品”

”ポリス&バディアクション”

 と考えると、他に似たような作品すら思い浮かばないという……攻殻機動隊だって、漫画原作だしね」

 

主「今の時代でテレビアニメ3期に加えて、劇場版1作に劇場シリーズが1作っていうのもすごいよなぁ……

 というわけで、この異彩を放つサイコパスの新作劇場版のレビューを始めましょう!」

 

  •  作品紹介
  • 感想
    • 1作ずつを軽くレビューすると
    • 3部作の位置付けについて
    • 難しい3部作
  • 作品考察
    • どうしても気になったポイント
    • 押井守への言及
    • まとめ

 

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映画『運び屋』ネタバレ感想&考察! イーストウッドが本作に込めた半自伝的な映画の意味と10年ぶりの主演を決めたクーバーへの思いとは?

 

クリント・イーストウッド最新作の『運び屋』の2つ目の記事です!

 

 

 

こちらはネタバレ込みで語っていこうか

 

 

カエルくん(以下カエル)

「それだけ語りたいことがたくさんあるから大変だよねぇ……」

 

「なお、ネタバレなしの感想だけを読みたい方は以下の記事へ飛んでください」

 

blog.monogatarukame.net

 

 

カエル「この記事ではネタバレ込みで考察していきます!

 書いていることは

 

  • イーストウッドの人生と運び屋
  • 近年の作品のリアリティと比較して
  • トランプとイーストウッド
  • アカデミー賞とポリコレと運び屋
  • 白人の歴史を体現してきたイーストウッドの思いとは?

 

 以上のようになっています!

 上のラインナップ1つ1つについてガッツリと語っているので、1万字超えの相当長い記事になっています!

主「読み応えがある面白い記事だと思ったら、ブクマ、Twitterなどをお願いします。

 それだけ力を入れているので!

 では、記事を始めましょう!」

 

  • 作品考察
    • 重いテーマを軽く見せる
    • 女好きなお爺ちゃん
    • 家族を出す意義
    • 近年のイーストウッド映画のリアリティへの挑戦
  •  本作と社会的なつながりについて
    • 差別用語が乱舞する映画
    • トランプ批判・ポリコレへの回答
    • アカデミー賞への皮肉?
    • 差別の先にあるものを描く作品 
    • グリーンブックと本作
  • クリント・イーストウッドの思いとは?
    • イーストウッドの過去作と比べて
    • 白人と英雄の歴史
    • ブラットリー・クーパーの存在
    • 継承される思い
    • まとめ

 

 

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映画『運び屋』感想&評価! クリント・イーストウッドの晩年の代表作になること間違いなし!

 

10年ぶりにクリント・イーストウッドが監督・主演俳優を務めた『運び屋』の感想記事です!

 

 

 

試写会で鑑賞したので褒め重視で、この記事ではネタバレなしで見所を語っていこうかな

 

カエルくん(以下カエル)

やっぱりイーストウッドが監督だけでなく主演も果たすと注目度は上がるよねぇ!

 こちらはアメリカでも1億ドルを超える大ヒットになっています!」

 

「イーストウッドといえども、1億ドルを超える作品はわずかに6作のみ。

 挙げていくと……

 

  • 許されざる者
  • ミリオンダラーベイビー
  • グラン・トリノ
  • アメリカンスナイパー
  • ハドソン川の奇跡

 

 そして、今作を含めての6作品だ」

 

カエル「……どれもイーストウッドを代表する作品たちばかりだね。

 近年は監督としてのイーストウッドの評価が固まっているとはいえ、1億ドルを突破するというのは大変なことなんだね」

主「つまり、アメリカの興行収入では、すでにイーストウッド晩年の傑作という評価が固まりつつある。

 ちなみに大手レビューサイトのロッテントマトでも批評家表、一般観客評ともに満足度70パーセントほどと、まずまずの成績を残している。

 これから語るけれど、この作品でこの評価はかなり高いと言っていいかもしれないな

 

カエル「もちろん、みんなイーストウッドが演じるのを観るのが大好き! ってことかもしれないけれどね。

 それでは、ネタバレ抜きで今作の見どころなどについて語っていきましょうか!

 

主「ネタバレ込みの力を入れて語った考察記事はこちらを読んでください!」 

blog.monogatarukame.net

 

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
  • 本作の見どころ紹介!
    • 見どころ① 予想を裏切る!? 実はこの映画は〇〇〇〇だった!
    • 見どころ② テンポの良さ
    • 見どころ③ イーストウッドを知っていると発見もいっぱい
    • 見どころ④ 強烈なメッセージ性
    • まとめ

 

 

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