物語る亀

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物語愛好者の雑文

映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』ネタバレ感想&評価! ギャグもアクションも予算もパワーアップ!

 

 

みんな大好き、銀魂の続編が公開だよ!

 

まさかまさかの大ヒットだから、わからんものだわぁ

 

カエルくん(以下カエル)

「まさかまさかというのは銀魂如きが……というわけではないので、勘違いしないでくださいね!」

 

「ここ最近は『ジョジョ』や『ブリーチ』も苦しい興行になってしまっているからねぇ。これらの超ビックネームも苦戦する中で、まさかの福田雄一がジャンプ作品の映画化で大ヒットとは、恐れ入った」

 

カエル「『斉木楠雄のΨ難』も福田監督だったし、ジャンプのギャグ枠はもう福田監督に任せるべきなのかもねぇ」

主「クオリティ云々はともかくとして、現代を代表する邦画監督なのは間違いないのか?

 というわけで、そんな大ヒット作の続編、銀魂2の感想に行ってみよう!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • なぜ真選組動乱編だったのか?
    • 本作の違和感
    • 役者について
  • 以下ネタバレあり
  • 詳細な感想
    • 今回はギリギリを攻めすぎた?
    • 脚本構成の失敗
    • 本作の致命的な欠点
    • 大作邦画の欠点
    • まとめ

 

 

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物語は社会をどのように描いてきたのか〜セカイ系の登場と日常系、そして異世界転生系への変化〜

き~んこ~んか~んこ~ん

 

キリ、レ、セキ!

 

もう挨拶にすらなっていないね

 

カエルくん(以下カエル)

「では、いよいよこの自由研究も最後の記事になります!」

 

「いやー、長かったね」

 

カエル「色々な粗や強引な説明を繰り返しながらも、論評はいよいよ00年代のお話になります。

 まあ、ツッコミどころが多々あるのは当然でしょうが、そもそも戦後70数年をわずか数万文字で表現できるわけがないので、そこは勘弁いただいて……

主「いやいやいや! 急に何を弱気なことを!

 この論評は完璧だよ!

 たとえ嘘だとしてもそれは主張していかないと!

 

カエル「あ、嘘だってことは認めるんだ」

主「そりゃ色々な意見があるとは思うけれどさ!

 1つの意見として捉えてもらいたいね」

カエル「では、記事を始めます!」

 

 

  • セカイ系の流行
    • なぜセカイ系は流行したのか?
    • セカイ系に恋愛作品が多い理由
  • 日常系の台頭
    • 社会と日常系
    • そして現代は?
    • まとめ

 

 

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物語は社会をどのように描いてきたのか〜混迷の95年とエヴァ〜

き~んこ~んか~んこ~ん

 

キリーツ、レイ、チャクセキ

 

はい、ちょっとたるんでいるよ、もう1回やり直そうか?

 

カエルくん(以下カエル)

「……えっと、まだこの流れを続けるの?」

 

「やめる理由がある?」

 

カエル「え? 続ける理由がないと思うんだけれど……押し問答になりそうだからいいや。

 それでは、今回はいよいよ1995年について語ろうということだけれど」

主「もともとさ、この企画を始めたきっかけってエヴァなんだよ。

 エヴァについて語ろうとしたら、どうしても時代背景的に1995年の状況について触れなければいけない。

 だけれど、それだけで1記事は簡単に消費してしまうほど、膨大なことになりそうだったから、どうしようかなぁ……と考えていたわけだ」

 

カエル「はぁ。まあ、でも1995年は日本の文化を読み解く上で1945年の次に重要とまで語っているから、今回はその理由も含めて説明して行きましょう。

 というわけで、記事のスタートです」

 

  • 1995年という時代
    • アメリカの映画の変化
  • 90年代の文化
    • ホラー映画から見る社会情勢
  • この時代を象徴するエヴァ
    • 未来に対する否定
    • 戦うものがない時代
    • オカルトの否定
  • まとめ

 

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物語は社会をどのように描いてきたのか〜1960年と1980年の物語と若者〜

キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン

 

起立、礼、着席

 

はい、おはようございます

 

 

カエルくん(以下カエル)

「では、映画とその時代の関係性について語るシリーズの第2弾です。

 今回は終戦から一気に時代が飛んで、1960年代について語ります。

 前回の記事で『次は1970年代について語るよ』と言いましたが、あれは嘘です。

 謹んで訂正いたします」

 

「チャッチャと効率よくやらないと!

 語りたいことなんていくらでもあるんだからさ!」

 

カエル「……なんであなたは謝らないわけ?

 まあ、実はずっと温めていた企画ではあるもんね。

 その割には結構ガバガバな部分もあるんですけれど!」

主「これをやらないと語れない作品があるんですよ。

 ちなみに、今回は1980年代の若者文化と社会までを考察して行きます!

 さあ、忙しくなるぞ!」

 

カエル「……よくわからないですが、記事を始めましょうか」

 

  • 1960年代の若者文化と物語
    • 大学紛争のバイブルとなった漫画
    • 個人的な学生運動の疑問
  • 1980年代について
    • ヤンキー文化がなぜ流行ったのか?
    • まとめ

 

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物語は社会をどのように描いてきたのか〜終戦直後の混乱と無頼派の躍動〜

キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン

 

起立、礼、着席

 

はい、おはようございます

 

 

カエルくん(以下カエル)

「えっと……これはなに?」

 

「こらこら、カエルくん。先生には敬語を使うように」

 

カエル「……敬語?

 というか、これいつもと同じ形態じゃ?」

主「今回は夏休みの自由研究を行っていこうと思う。

 題材はズバリ『物語文化と社会の関連性』についてだ。

 多くの記事に流用する予定だから、きっちりと考えて書いていかないとね」

 

カエル「……よくわからないですが、記事を始めましょうか」

 

  • 物語と社会の関係性とは?
    • 前提条件として
    • 若者の鬱屈
  • 1945年の混乱と無頼派
    • 斜陽と女性の生き方
    • 反社会的な表現を守ることの重要性
    • 社会に問いかける重要性
    • まとめ

 

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映画『聲の形』ネタバレ深読み考察 西宮硝子が選ぶべきだった選択肢とは? 

 

テレビ放送に備えて、聲の形の記事をリライトします!

 

 

これでも、まだまだ語り足りないところがあるんだよね

 

カエルくん(以下カエル) 

「ここまで何記事も語って、まだ足りないんだ……」

 

ブログ主(以下主)

「結局劇場で8回くらい鑑賞したからね。もちろん、もっと観ている人はたくさんいるだろうけれど、自分は色々な映画をたくさん観ているから、おそらくこれだけ劇場で鑑賞するのは後にも先にもないんじゃないかな?

 改めて見直スト気がついたこともたくさんあって、それも書いておこうかなぁ、と思って。

 もしかしたらみんな気がついていることもたくさんあるかもしれないけれど……聲の形に関しては、最も『深い』無料ブログを自称したいので、片っ端に書いていこうと決意したわけですよ」

 

カエル「……誰に頼まれたわけでもないのにね」 

主「やっぱりそれだけの作品だと思うよ。

 はじめに語るけれど年間ベスト級の作品だし『シン・ゴジラ』とか『君の名は。』とがなければ、公開直後に2016年ベストって言い切っちゃうと思う。

 でも『この世界の片隅に』を含めて、このクラスのアニメ映画が続いたから、やっぱり異常な年であるわけで……

 聲の形を含めた上記の作品は今の邦画界、アニメ界では最先端を走っているんじゃないか? と思わされるものがあるんだよ。

 もちろん、方向性は全然違うけれど。実写映画も含めてそこそこ見たけれど、やっぱりいい意味で異常な作品だと思うよ」

カエル「うちでも障害と物語の関係性は、重視しているテーマでもあったもんね」

主「何回も語ってきたけれど、このタブーが比較的少ない日本でも触れにくい部分に突っ込んだだけじゃなく、新鮮な表現になったからね。

 詳しくは以下の記事を参考にしてね」

 

 

 

カエル「じゃあ記事に入るけれど、この記事は以下の記事の続編なため、こちらを先に読むことを推奨します。もちろん、この記事だけでも完結しているけれど、前提がある記事ということは先に伝えておきます。

 あと、ネタバレありです!

 

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  •  脚本について
    • 同一の存在
    • 手をつなぐ
    • 代理の存在
    • 病室の守り手
  • 演出について
    • 月と雨
    • 導き手の不在
  • 硝子はどのような選択をするべきだったのか?
    • 植野が怒った理由
    • 本作が語るセリフの意味
  • 顔を見れない『2人』
    • 最も好きなシーン
    • 硝子の選ぶべきだった無限の選択肢
    • 『聲』の形のタイトルの意味
    • 音について
    • 最後に

 

 

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『少女邂逅』『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』ネタバレ感想&評価! 2作品クロスレビュー!

 

では小規模公開映画の2作品同時レビューです

 

まさか、あの超大作のアクション映画を無視することになるとは……

 

 

カエルくん(以下カエル)

「シリーズ物の続編は、前作を観ていないと語りずらいしねぇ」

 

「アクション映画って何を語ればいいんだろう?

 この手の映画の方がすごく語りやすいのは、やっぱり向き不向きなのか?」

 

カエル「今回は『少女邂逅』は舞台挨拶付きの回に行ったけれど『カメラを止めるな!』の上田監督も登壇ということもあり、夜遅い回ですが満員でした」

主「……何もしらず行ったけれど、まさか上田監督がくるとは。

 カメ止めは色々あったから、ちょっと会場にいづらかったし、さっさと帰っちゃったよ」

カエル「向こうはこちらの存在なんて全く感知していないだろうけれど、自意識過剰?

 では、感想記事を始めましょう!」

 

  • 志乃ちゃんは自分の名前が言えない
    • 花の80年組
  • 感想
    • 登場人物について
    • 本作が描き出した絆
  • 少女邂逅
  • 感想
    • 危うさと妖しさと
    • 少しだけ考察
  • 2作品を通して
  • 最後に

 

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