物語る亀

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物語愛好者の雑文

物語は社会をどのように描いてきたのか〜混迷の95年とエヴァ〜

き~んこ~んか~んこ~ん

 

キリーツ、レイ、チャクセキ

 

はい、ちょっとたるんでいるよ、もう1回やり直そうか?

 

カエルくん(以下カエル)

「……えっと、まだこの流れを続けるの?」

 

「やめる理由がある?」

 

カエル「え? 続ける理由がないと思うんだけれど……押し問答になりそうだからいいや。

 それでは、今回はいよいよ1995年について語ろうということだけれど」

主「もともとさ、この企画を始めたきっかけってエヴァなんだよ。

 エヴァについて語ろうとしたら、どうしても時代背景的に1995年の状況について触れなければいけない。

 だけれど、それだけで1記事は簡単に消費してしまうほど、膨大なことになりそうだったから、どうしようかなぁ……と考えていたわけだ」

 

カエル「はぁ。まあ、でも1995年は日本の文化を読み解く上で1945年の次に重要とまで語っているから、今回はその理由も含めて説明して行きましょう。

 というわけで、記事のスタートです」

 

  • 1995年という時代
    • アメリカの映画の変化
  • 90年代の文化
    • ホラー映画から見る社会情勢
  • この時代を象徴するエヴァ
    • 未来に対する否定
    • 戦うものがない時代
    • オカルトの否定
  • まとめ

 

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物語は社会をどのように描いてきたのか〜1960年と1980年の物語と若者〜

キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン

 

起立、礼、着席

 

はい、おはようございます

 

 

カエルくん(以下カエル)

「では、映画とその時代の関係性について語るシリーズの第2弾です。

 今回は終戦から一気に時代が飛んで、1960年代について語ります。

 前回の記事で『次は1970年代について語るよ』と言いましたが、あれは嘘です。

 謹んで訂正いたします」

 

「チャッチャと効率よくやらないと!

 語りたいことなんていくらでもあるんだからさ!」

 

カエル「……なんであなたは謝らないわけ?

 まあ、実はずっと温めていた企画ではあるもんね。

 その割には結構ガバガバな部分もあるんですけれど!」

主「これをやらないと語れない作品があるんですよ。

 ちなみに、今回は1980年代の若者文化と社会までを考察して行きます!

 さあ、忙しくなるぞ!」

 

カエル「……よくわからないですが、記事を始めましょうか」

 

  • 1960年代の若者文化と物語
    • 大学紛争のバイブルとなった漫画
    • 個人的な学生運動の疑問
  • 1980年代について
    • ヤンキー文化がなぜ流行ったのか?
    • まとめ

 

blog.monogatarukame.net

 

 

 

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物語は社会をどのように描いてきたのか〜終戦直後の混乱と無頼派の躍動〜

キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン

 

起立、礼、着席

 

はい、おはようございます

 

 

カエルくん(以下カエル)

「えっと……これはなに?」

 

「こらこら、カエルくん。先生には敬語を使うように」

 

カエル「……敬語?

 というか、これいつもと同じ形態じゃ?」

主「今回は夏休みの自由研究を行っていこうと思う。

 題材はズバリ『物語文化と社会の関連性』についてだ。

 多くの記事に流用する予定だから、きっちりと考えて書いていかないとね」

 

カエル「……よくわからないですが、記事を始めましょうか」

 

  • 物語と社会の関係性とは?
    • 前提条件として
    • 若者の鬱屈
  • 1945年の混乱と無頼派
    • 斜陽と女性の生き方
    • 反社会的な表現を守ることの重要性
    • 社会に問いかける重要性
    • まとめ

 

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映画『聲の形』ネタバレ深読み考察 西宮硝子が選ぶべきだった選択肢とは? 

 

テレビ放送に備えて、聲の形の記事をリライトします!

 

 

これでも、まだまだ語り足りないところがあるんだよね

 

カエルくん(以下カエル) 

「ここまで何記事も語って、まだ足りないんだ……」

 

ブログ主(以下主)

「結局劇場で8回くらい鑑賞したからね。もちろん、もっと観ている人はたくさんいるだろうけれど、自分は色々な映画をたくさん観ているから、おそらくこれだけ劇場で鑑賞するのは後にも先にもないんじゃないかな?

 改めて見直スト気がついたこともたくさんあって、それも書いておこうかなぁ、と思って。

 もしかしたらみんな気がついていることもたくさんあるかもしれないけれど……聲の形に関しては、最も『深い』無料ブログを自称したいので、片っ端に書いていこうと決意したわけですよ」

 

カエル「……誰に頼まれたわけでもないのにね」 

主「やっぱりそれだけの作品だと思うよ。

 はじめに語るけれど年間ベスト級の作品だし『シン・ゴジラ』とか『君の名は。』とがなければ、公開直後に2016年ベストって言い切っちゃうと思う。

 でも『この世界の片隅に』を含めて、このクラスのアニメ映画が続いたから、やっぱり異常な年であるわけで……

 聲の形を含めた上記の作品は今の邦画界、アニメ界では最先端を走っているんじゃないか? と思わされるものがあるんだよ。

 もちろん、方向性は全然違うけれど。実写映画も含めてそこそこ見たけれど、やっぱりいい意味で異常な作品だと思うよ」

カエル「うちでも障害と物語の関係性は、重視しているテーマでもあったもんね」

主「何回も語ってきたけれど、このタブーが比較的少ない日本でも触れにくい部分に突っ込んだだけじゃなく、新鮮な表現になったからね。

 詳しくは以下の記事を参考にしてね」

 

 

 

カエル「じゃあ記事に入るけれど、この記事は以下の記事の続編なため、こちらを先に読むことを推奨します。もちろん、この記事だけでも完結しているけれど、前提がある記事ということは先に伝えておきます。

 あと、ネタバレありです!

 

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  •  脚本について
    • 同一の存在
    • 手をつなぐ
    • 代理の存在
    • 病室の守り手
  • 演出について
    • 月と雨
    • 導き手の不在
  • 硝子はどのような選択をするべきだったのか?
    • 植野が怒った理由
    • 本作が語るセリフの意味
  • 顔を見れない『2人』
    • 最も好きなシーン
    • 硝子の選ぶべきだった無限の選択肢
    • 『聲』の形のタイトルの意味
    • 音について
    • 最後に

 

 

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『少女邂逅』『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』ネタバレ感想&評価! 2作品クロスレビュー!

 

では小規模公開映画の2作品同時レビューです

 

まさか、あの超大作のアクション映画を無視することになるとは……

 

 

カエルくん(以下カエル)

「シリーズ物の続編は、前作を観ていないと語りずらいしねぇ」

 

「アクション映画って何を語ればいいんだろう?

 この手の映画の方がすごく語りやすいのは、やっぱり向き不向きなのか?」

 

カエル「今回は『少女邂逅』は舞台挨拶付きの回に行ったけれど『カメラを止めるな!』の上田監督も登壇ということもあり、夜遅い回ですが満員でした」

主「……何もしらず行ったけれど、まさか上田監督がくるとは。

 カメ止めは色々あったから、ちょっと会場にいづらかったし、さっさと帰っちゃったよ」

カエル「向こうはこちらの存在なんて全く感知していないだろうけれど、自意識過剰?

 では、感想記事を始めましょう!」

 

  • 志乃ちゃんは自分の名前が言えない
    • 花の80年組
  • 感想
    • 登場人物について
    • 本作が描き出した絆
  • 少女邂逅
  • 感想
    • 危うさと妖しさと
    • 少しだけ考察
  • 2作品を通して
  • 最後に

 

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映画『詩季織々』ネタバレ感想&評価 全体的な満足度は高めも、個々には言いたいこともある……

 

 

日本の夏、アニメの夏の到来です!

 

今週だけで3作品めのアニメ映画……しかもこれで全部じゃないんだよねぇ

 

カエルくん(以下カエル)

「しかも今回は非常に面白い企画だしね!」

 

「今週は日米ヒーローアニメがあったり、大きいアニメ映画が続いているけれど、実つ事前に1番楽しみにしていたのは今作なんだよねぇ」

 

カエル「では、そんな楽しみだった作品にどんな感想を抱いたのか、早速記事を始めましょう!」

 

  • 感想の前に
    • 世界のクリエイターとの合作
  • 感想
    • 生活感のある物語
  • 以下ネタバレあり
  • 全体について
  • 各話について詳細な感想
    • 『陽だまりの朝食』
    • 『小さなファッションショー』
    • 『上海恋』
  • まとめ

 

 

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ネタバレ感想&高評価! 映画ヒロアカ『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄(ヒーロー)』

 

 

 

日本の夏! アニメの夏が到来です!

 

今月はアニメ映画だけで何本公開されるんだ?

 

カエルくん(以下カエル)

「それでは、8月1日に公開された『インクレディブル・ファミリー』に対抗するように公開される、日本のヒーローアニメ映画について語っていきましょう!」

 

「間違いなくジャンプの看板作品だからな」

 

カエル「それこそワンピースがなければ、本作が1番手になってもおかしくないからね」

主「これだけ王道の、誰もが楽しめる少年漫画がジャンプから生まれたのは久々かもねぇ。

 アニメ映画化されるのも納得の人気だし、その最新映画はどのような作品か注目していきましょう。

 では、記事の始まりです」

 

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • 今作の脚本家、黒田洋介について
    • 脚本と映像の融合
    • 声優について
  • 以下ネタバレあり
  • 批判ポイント
    • とは言え、序盤は……
    • 作画の配分ゆえに
  • 褒めるポイント
    • 本作が描き出した大事なこと
    • 英雄(ヒーロー)とは何か?
    • 本作のEDについて
    • 受け継がれる魂
    • まとめ

 

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