カエルくん(以下カエル)
「今回は大人気作家である東野圭吾原作作品を扱うけれど、新参者シリーズ最終章という触れ込みだけれど、1作もシリーズを見たことないんだよねぇ」
亀爺(以下亀)
「そういう人でも楽しめることは大事じゃろう」
カエル「でもさ、大人気作家じゃない? もちろん多作の作家だから全作読んでいる人はそんなに多くはないだろうけれど、新参者シリーズも観たことがないの?」
亀「元々ドラマを見ない人じゃし……これは偏見でもあるが、東野圭吾との相性があまり良くないというのもある」
カエル「……相性が? 人気作家じゃない」
亀「特に白夜行以降の作品がことごとく合わなかったりするものでの。
東野圭吾自身も語っておったように思うが、白夜行以後の作品は大人向けのために……当時で日本で流行っていたような新本格ミステリーの多くが海外では子供向け作品として扱われる、と語り、そこからの脱却を図っておる。
それがどうにも相性が合わなかったわけじゃな」
カエル「それで世界的に有名になったから大正解なんだろうけれどね。
加賀恭一郎シリーズは白夜行以前の作品もあるけれど……」
亀「『どちらかが彼女を殺した』などは読んでおるが、加賀恭一郎でなければいけないシリーズでもないし、そこまで探偵として強く印象に残っておらんの」
カエル「まあ、いろいろあるんだね……
じゃあ、そんな加賀恭一郎シリーズほぼ初対面の人間の感想の始まりです!」
- 作品紹介・あらすじ
- 1 感想
- 演出について
- 役者について
- 気になったポイント
- 以下ネタバレあり
- 2 作中劇との関連性
- 一方でやっぱり気になる点も……
- 個人的な思いとして
- 最後に
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