物語る亀

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物語愛好者の雑文

映画『好きにならずにいられない』感想 フーシ! 君と面と向かって呑んでみたい! 後半ネタバレあり

カエルくん(以下カエル)

「はあ……今年1年も暮れていくねぇ……こうして家でゆっくりとしているのが1番だよ……あれ? 主、そんなに着込んでどこか行くの?」

 

ブログ主(以下主)

これから北欧、アイスランドに行ってくる

 

カエル「え? 旅行? そんな話、聞いていないけれど……」

主「ついさっき決めた。もうパスポートも持ったし、今すぐに成田から飛び立っていくわ」

カエル「あ……そう。なんで急に?」

主「フーシに会いにいってくる。そして一緒に酒を飲んでくるわ」

カエル「……あ、そう……いってらっしゃい。

 じゃあ、自分は『好きにならずにいられない』の感想をやっていくから、楽しんできてね。お土産、楽しみにしているよ」

 

 

主「ただいま〜」

カエル「あれ? 意外と早かった……まだ出てって1時間もしてないよ?」

主「駅で住所がわからないことに気がついたから帰ってきた。もう年の瀬だしね」

カエル「ああ、そうなんだ。ふ〜ん……」

主「……カエル! お前、止めろよ!

『フーシは映画の中の登場人物だからこの世にいないんだよ!』とか言って止めろよ!」

カエル「いや、行きたいっていうのに止めるのもなんだしね……

 じゃあ、とりあえず主も現実に戻ってきたところで感想を始めるよ」

 

  • 1 ネタバレなしの感想
    • 鑑賞した時の状況
    • 作品の感想
  • 以下ネタバレあり
  • 2 フーシ、お前は仲間だ!
    • フーシの試練
    • フーシ、立つ!
  • 3 フーシの周辺の女性
    • フーシ、好きを貫け!
  • 4 フーシと彼女
    • この映画の欠点
  • 5 変化するフーシ
    • 歩き出せ! フーシ!
  • 6 音楽が好きなフーシ
    • そんなフーシにオススメの曲
    • 最後に

 

 

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2016年映画ランキング ベスト20の発表! あなたの好きな作品は入っているかな?

カエルくん(以下カエル)

「……それでは、発表していきます」

 

亀爺(以下亀)

「……緊張の瞬間じゃの」

 

ブログ主(以下主)

これより、第1回、物語る亀で賞、映画部門作品賞の発表です!!

 

カエル「この賞は2016年に公開された新作映画の順位をランキング形式で発表していきます。

 今年は非常に高クオリティの作品が数多く発表されたこともあり、第1回にして激戦の様相を見せており、どのようなランキングを組んでも文句が上がるでしょう」

 

亀「特に主に関しては映画評論を本格的に開始したのは下半期に入ってからじゃからな。上半期の名作……『アイアムアヒーロ』『オデッセイ』などは見ておらんし、また個人的に苦手ということから『葛城事件』などのおどろおどろしい作品、さらに『デッドプール』なども見ておらんからの」

 

(追記、デットプールは鑑賞。この作品はDVDで見ては面白さ半減以下のため、このランキングの対象外とします)

 

主「ただ、言い訳させてもらうとアニメ映画はたくさん見ているから……そちらでカバーということで。

 ランキングは今日発表するけれども、上記のような注目作品は後々見る予定なので、その際に変動があれば随時更新していきます。特に昨年末公開の『クリード チャンプを継ぐ男』なんて、ハマる要素しかないんだよなぁ……」

 

カエル「公開初日に観に行こうか迷っていたもんね。長いからやめたけれどさ」

主「それが間違いだったわ……来年以降は改めよう。

 というわけでランキングスタート!

 

  •  事前説明から
  • 20位〜15位の発表
  • 15位〜11位の発表
    • ここまでの評
  • 10位〜6位までの発表
    • ここまでの評について
  • 5位、4位の発表
    • TOP3の発表の前に
  • TOP3の発表!
  • 総論
    • 最後に

 

 

各部門賞はこちら 

blog.monogatarukame.net

 

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2016年の映画をおさらい! 各部門ごとのベストを選出するよ!

ざわざわ……

  ざわざわ……

 

カエル『えー、みなさま、大変長らくお待たせいたしました。

 これより、物語る亀で賞、映画部門の発表を始めます。それでは、まずは審査委員長であるブログ主からの挨拶と参ります』

 

登壇

 

ブログ主『えー、みなさまのご協力もありまして、このブログも約1年間映画を見続けて参ることができました。ここに感謝の念をお伝えしたく存じます。

 日本語の怪しさは絶対に突っ込まないでください。

 

 えー……今年1年間であげてきた映画記事の総数は157、この記事で158記事になります。そして数え間違いがなければ105本の新作映画感想記事を書きました。記事にしていない作品も少しありますが、それは書くことがない(時間がない)というだけなので、この際無視しても構いません。

 また、ブログ開設当初は映画感想をあまり書いていないので、上半期の名作はあまり見れていません。映画感想記事に特化し始めたのも、4月以降のことですので、色々とアレがない、これがないということもあると思いますが、何卒ご容赦をお願いします。

 以下略』

 

カエル『それではこれより、各部門賞を発表していきます。

 なお、このブログの最大の特徴はアニメ映画に特化している点ではありますが、アニメ、実写、ドキュメンタリー、洋画、邦画関係なく選んでいきますので、他の映画ランキングとはまた違うものになると思います。

 そちらも楽しみながら読んでいっていただければ嬉しいです。

 それでは、部門賞の発表に入ります』

 

  • 最優秀音楽賞
  • 最優秀脚本賞
  • 最優秀演出賞
  • 最優秀助演女優賞
  • 最優秀助演男優賞
  • 最優秀主演女優賞
  • 最優秀主演男優賞
  • 特徴的だったで賞
  • 最優秀監督賞
  • 最優秀批評賞
  • 最優秀作品賞!?

 

 

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響け! ユーフォニアム2 最終話(13話)とシリーズの感想 『またね』を信じていいですか?

カエルくん(以下カエル)

「……ユーフォ、終わったねぇ」

 

ブログ主(以下主)

「この3ヶ月すごく楽しめたなぁ……」

 

カエル「映画から入ったからほぼ半年間だけど、1期から見ていたら余計に感慨深いものがあるだろうね」

主「自分も映画から入って、慌てて1期を見直して10月から2期が始まって……しかも1期とはまたちがうストーリー展開を見せてきてさ、ここから全てをまた見直せば色々と見えてくるものがあるんだろうな。

 京都アニメーションの丁寧な作画が見事に発揮されたし、黒沢ともよをはじめとした声優陣もよかったし……原作を読んでいないけれど、原作が好きな人のTwitterとかを見ても思うのは『あれが違う、ここは原作のほうが』とかってやっぱりあるわけだ」

 

カエル「それは仕方ないよね。どうしても尺もあるし、小説とアニメの売りってものがあるし……」

主「個人的にはそれはそれで立派なものだと思うよ。それだけ見事な原作を、アニメ用にアレンジしちゃったんだからさ。

 そこは個人の感覚によるだろうけれど……やっぱり自分はこの作品を今期随一にして、今年でもトップクラスの作品と推したいね。まあ、今年はそんなにテレビアニメも見れていないんだけれどさ」

 

カエル「それじゃ、最終回の感想を始めるよ」

 

  • 1 全国大会の結果は?
    • お話の美しさ
  • 2 久美子とあすか
    • 継承されるもの
  • 3 少しだけ苦言を
    • 最後に
 

 

 

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2016年のアニメ映画の大革命を総まとめ! 監督から鑑賞スタイルまで変化がたくさんありました。

カエルくん(以下カエル)

「結構何回か語ってきたけれど、最後にまとめとしてこのことについて語っていこうか」

 

ブログ主(以下主)

「やっぱり2016年はいろいろな意味でアニメ映画の変換点だからなぁ……それはもちろん人気監督の変化もあるけれど、制作スタイルだったり、あとはお客さんの楽しみ方も変化したよねぇ」

 

カエル「いくつかは今に始まったことではないにしろ、それが少しずつ伸びてきたのがわかる年だったかもね」

主「前にも語ったけれど2016年は新時代の幕開けとなるんじゃないか? それは00年代後半の色々なアニメ映画が作られたり、ジブリの解体があったりという流れがあってからのことだけど、それが形に出た一年だと思うんだよね」

 

カエル「じゃあ、ここから語っていこうか」

 

  •  1 新時代の幕開け〜監督編〜
    • 新たな監督が日の目をみる
    • この流れはまだまだ続く?
  • 2 ビジネスの変化
    • 劇場アニメの功績
  • 3 観客の変化
    • 鑑賞スタイルの変化
    • 最後に
 

 

 

 

 

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気落ちした時に読みたい漫画『絶望に効くクスリ』の紹介とその感想を語ってみた

 今回のテーマは『しこう』かな?

 

 年末なので……というと変な話だが、今回は少しばかり自分語りをさせてもらおうと思っている。と言っても、ブログというものは『個人の思考』を発表する場だし、いつもと変わらないと言えばその通りなのだが。

 2016年の締めくくりに、ある漫画について語りたいので、今回はそのお話を交えながら、今年のベラベラと書き散らかした『歯垢』を……心の垢を少しは落としていきたい。(少し無理矢理すぎる出だしか?)

 

 

  • 1 部屋の片づけ
  • 2 かつてあった出来事
    • 本屋を歩き回って
  • 3 『絶望に効くクスリ』とは?
  • 4 15巻を読み終えて
  • 5 全巻を読んでみて
    • 私の好きな話
    • 最後に

 

 

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『ガンダム0080~ポケットの中の戦争~』ネタバレ評価&感想、考察! バーニィとクリスの対比構造が本作をより切なくさせる

 

……あの、クリスマスの記事がこれでいいの?

 

 

 

…あ? クリスマスだからこの記事なんだろう?

 

カエルくん(以下カエル)

カエル「確かにバーニィを思い返す日でもあるけれど……クリスマス映画って他にもあるじゃない。それこそ『東京ゴッドファーザーズ』とかさ、戦争ものだったら『戦場のメリークリスマス』もあるわけだし……」

 

ブログ主(以下主)

馬鹿野郎!! 

 確かにどちらも大名作だし、すごく面白いし、オススメする作品だよ! 

 だけど、クリスマスは『機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争』を見るというのが、法律で決まっているんだよ!

 無理なら MADでもいいからそれを見るんだよ! それをしらねぇのかよ!」

 

カエル「知らないよ! そんな法律なんかこの世のどこにもないよ!

主「なんだよ! だったら『物語る亀法』として成立させてやる! 絶対成立させてやるんだからな!」

カエル「うわ、なんかよくわからないけれど……表現規制ではないけれど、すっごい表現規制ぽい法案だわぁ……何、このオススメしすぎる逆表現規制……」

主「うるさい! これからこの作品の良さをこれでもかというほどに語ってやるから、覚悟しとけよ!

 そして今回はさすがに数十年前の作品だから、ガンガンネタバレして語っていくので、そこはご了承を!

 むしろあのラストを語らずして、何を語るというのか!!」

 

カエル「……クリスマスに1人というのもあるのか、テンション高すぎてついていけないわぁ……」

 

  • ガンダム初心者向けの簡単な説明
    • ガンダム作品での立ち位置
    • 本作をオススメする理由
    • モビルスーツのかっこよさ
  • 作品の基本的な構造
    • 対比と共通するもの
  •  各キャラクターの立ち位置と役割
    • アルの役割
    • アルの成長がもたらすもの
    • バーニィの思い
    • 対比構造の果てに……
    • 最後に

 

 

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