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ネタバレありの物語批評

『映画クレヨンしんちゃん 爆盛! カンフーボーイズ 拉麺大乱』ネタバレ感想 しんちゃんだからこそ出来るメッセージ!

 

映画チラシ『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~ B』10枚セット

 

 

カエルくん(以下カエル)

「では、ここで今年のクレヨンしんちゃん映画である『カンフーボーイズ』の感想記事になります!」

 

「毎年恒例とはいえ、この時期公開作品の中でも最もコメディータッチなアニメ映画シリーズだな」

 

 

カエル「今回はカンフーということで、さてどのような物語になっているのか楽しみだね!」

主「カンフー映画はほとんど見たことないんだよなぁ……

 では、早速感想のスタートです」

 

 

 作品紹介・あらすじ

 

 臼井儀人原作の国民的人気アニメシリーズ『クレヨンしんちゃん』の劇場22作品めにあたる作品。

 今作では『逆襲のロボとーちゃん』や『ユメミーワールド』の監督を務めた高橋渉が監督を務め『オラの引越し物語』などのうえのきみこが脚本を務める。

 キャストにはおなじみのテレビシリーズに加えて、ゲストヒロインに潘めぐみが加わり、他にも関根勤、みやぞんなどの芸人のほか、ももいろクローバーZが4人で主題歌と声優を務めることも話題に。

 

 

 いつものような日常を送るしんちゃん達春日部防衛隊の面々だが、マサオが急に自信を持ち始めた。その様子を不思議に思った子供達はマサオのあとをつけていくと、春日部にある中華街に足を踏み入れる。

 マサオはその一角で『ぷにぷに拳』と呼ばれるカンフーを修行していた。一緒に習い始めるしんちゃん達だったが、そこに謎のラーメンを売るブッラクパンダの面々が襲撃に訪れる……

 

 

 


『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』予告

 

 

 

 

 

感想

 

カエル「では、まずはTwitterの短評からスタートです!」

 

 

主「もちろん、今年も一定のラインは突破している名シリーズらしい作品だ。

 もしかしたら今、最も安定感のあるアニメ映画シリーズかもしれない、と思わせるほど傑作揃いで、人気作が続くしんちゃんの中にあって、今作もクオリティはとても高い。

 平日の昼間ということもあって子供達が全然いない劇場だったけれど、多分ゲラゲラ笑う声が響くんだろうなぁ……と思わせるようなシーンはいくつもあったよ

 

カエル「やはりしんちゃんだけあって、お笑い描写はとてもキレッキレだったよね。それにちょっと眉をひそめるようなお下品な笑いも健在で、この不健全だけれど可愛らしくてゲラゲラ見てしまうのが、最大の魅力なのかなぁ」

主「以前に昨年公開した『映画 クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ』などの監督を務めている橋本昌和監督も話していたけれど、今のアニメ界でしんちゃんというギャグが基本で劇場公開できる作品って貴重な存在なんだよね。

 そのギャグ、コメディがメインだけれど重要なメッセージ性も含めることができるという点において、自ずと緩急が生まれて名作、傑作ができやすいシリーズなのかもしれないな

 

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高橋渉監督について

 

カエル「そして近年のしんちゃん映画でも大傑作の評判が高い『ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん』『爆睡! ユメミーワールド』の2作品を監督し、今作も監督を務めているよね」

主「『ユメミーワールド』とか、あんなのただの反則だもん……

 泣くに決まってんじゃん、あの設定だけでさ……

 まあ、ともかくとして、高橋渉監督はテレビアニメ版の制作進行などから、ず〜〜〜〜っとしんちゃんシリーズに関わってきた人なんだよね。

 特にしんちゃんの映画シリーズって名監督が手がけてきた部分もあり、初代の本郷監督の時はまだ入社前らしいけれど、原恵一監督、水島努監督などを直に見てきた人なんだよね。

 まさしく『クレヨンしんちゃん』と共に歩んできた人

 

カエル「それだけの人だからキャラクターに対する愛も深いだろうね」

主「はっきり言えば、その作品クオリティや知名度からすると、しんちゃん映画は大ヒットとは言い難い興行収入だった。だけれど、高橋、橋本両監督が交互に作品を制作するようになってから、初期作以来の20億円を突破するなど盛り上がっている様子がある。

 ドラえもん、コナンもそうだけれど、子供向けファミリー向けアニメ映画全体が盛り上がってきているけれど、その要因の1つには、間違いなくそれまで長年制作してきた作品やスタッフに対する、観客の信頼があることは間違いないね

 

カエル「そして今作では脚本が<うえのきみこ>だけれど……しんちゃんシリーズだと『オラの引越し物語〜サボテン大襲撃〜』などを手がけているよね」

主「サボテン、結構ホラーとして迫力があって、劇場では子供がギャンギャン泣いていたという作品だからなぁ……

 本作も少しホラーテイストがありますが、まあサボテンほど怖くはないです」

 

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狙いすぎ! と言いたくなるくらいに泣ける傑作!

 

 

フィルモグラフィーから考える

 

カエル「高橋監督のフィルモグラフィーから考えると、本作はどのような作品だと言えるの?」

主「過去2作は明確なテーマがあったんだよね。

 まず『ロボとーちゃん』はその名の通り、父親(男)の物語なっており、ひろしの物語となっている。

 次の『ユメミーワールド』は……しんちゃん映画では珍しいのかな? 女性の物語なんだよ。

 母親の愛を描き、ヒロインが女の子で、最後にみさえのグッとくる名言で涙を流すという……本当に卑怯な作品!

 

カエル「あ、この場合の卑怯は褒めてますよ〜

 あの作品を見たら号泣不可避なので……」

主「で、その父と母の物語を終えた後はどうするのかなぁ? と思って注目していたら、ちゃんと子供の物語にしてきた。

 そして本作で面白いのは、完全に偶然だろうけれど『名探偵コナン ゼロの執行人』とテーマが似ているんだよね。

 子供向け作品ということで選べる(選びたい)テーマが限られるということもあるのかもしれないけれど、この2つを見比べてみるととても面白いものがあるよ」

 

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以下ネタバレあり

 

 

 

 

 

2 作品内容について

 

クレヨンしんちゃんの難しさ

 

カエル「では、ここからは作品の内容に言及しながら、語っていこうと思いますが……まずは、今回って春日部が舞台ということもあるけれど、おなじみのキャラクターに加えて懐かしのキャラクターも多く登場している印象があったかなぁ」

主「これも一昨年かな? にあった橋本監督がしんちゃんオールナイトのゲストに来た時に聞いたけれど、今の時代だと難しい表現がたくさんある。

 例えばみさえのゲンコツなどは、児童虐待の描写にも受け取られかねない。

 過敏だな、とは思うけれど、サザエさんで波平が大きな声を出してカツオなどを叱るシーンも児童を萎縮させる暴力的なシーンだという指摘も上がる。

 そしてそれはジェンダー論でも同じなわけだ」

 

カエル「それこそ、近年だとバラエティ番組の石橋貴明が扮した昔懐かしのキャラクターが、同性愛者などのマイノリティを馬鹿にしているという問題に発展したよね……」

主「それはしんちゃんも同じでさ、昔からオカマっていっぱい出てきた。

 だけれど、もうオカマが出てくるのは難しい時代になってきて……それでもオカマを出したのが昨年の『宇宙人シリリ』なんだよね。

 ギャグで笑い者にするというのは、ある意味ではマイノリティを馬鹿にするように見える描写もあって、それはそれで難しいけれど、今度はしんちゃんの伝統もあるから無視もできない

 

カエル「こう……長年続いていることもあって、色々とある作品だもんね。

 原作者の臼井儀人さんも亡くなっている中で、如何にしんちゃんを守り、如何にクリエイターとして、新しい時代にあったクレヨンしんちゃんにするために挑戦していくのかのバランスが求められるし……」

主「クレヨンしんちゃんというのは、単純なお笑いギャグアニメではないんだよね

 

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愛が詰まった作品

 

カエル「その中でも、本作も愛がたくさん詰まっているという印象があったかなぁ

主「2人の監督を交互に起用するという形態の相乗効果をとても強く感じるんだよ。

 例えば、先述のように橋本監督作品である『サボテン』のような恐怖の描写であったり、それから昨年の『シリリ』で過去の映画のキャラクターを全員出そうという試みをしていたりいる。

 ちょっと『シリリ』に対して厳しいことは言った部分もあるけれど、そこに込められていたしんちゃんへの愛はとても強いものだった。

 そしてそれは本作でも強く感じたかな」

 

カエル「しんちゃんシリーズってキャラクターを務めた声優を大切にするところもあって、ブリブリざえもんの声優を務められた塩沢兼人さんが亡くなった後、長い間封印されたキャラクターになっていたりとか、簡単に声優交代でおしまい、ということはしないんだよね。

 それは本作でも感じて、組長先生が出てこないのはちょっと意図を感じるところはあったかなぁ……」

主「もう声優交代しているから考えすぎかもしれないけれど、懐かしのキャラクターが多く登場したり、またしんちゃんらしい、不思議なデザインのキャラクターが登場するのも湯浅政明リスペクトなのかな? なんて思ったりして。

 見ていて『あ、クレヨンしんちゃんってこういう映画だよね』という愛を強く感じた作品でもあるかな」

 

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定着した変化

 

カエル「その中でも変えていって、それがすっかり定着した感もある変化があるという話だけれど……」

主「それは劇場OPのきゃりーぱみゅぱみゅの『キミに100パーセント』だね」

 

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カエル「高橋、橋本体制になってから、キミに100パーセントで固定されていて……もちろん、おなじみのクレイアニメーションで始まるのも一緒だけれどね」

主「自分は『アニメ映画におけるOPが非常に重要だ』と何度も言っている。

 例えばコナンではおなじみの音楽が流れて、いつものナレーションが流れる中で『あ、ここから始まるんだ』という気持ちにさせてくれる。

 もちろんしんちゃんも名OPがいくつもあるし、年代によって想像するものが違うだろうけれど……

 その伝統を変化させて、そして新しい伝統として固定化してきた。その象徴の1つがこの楽曲だと思うわけですよ

 

カエル「他にも初期作を思わせるような歌やキャラクターデザインなども多く、かなり『伝統』を意識した作品に仕上がっています!」

 

 

一方でちょっと苦言を……

 

カエル「ここまで褒めてきた中で、ではちょっとだけ苦言を呈したいということで……」

主「ちょっとだけ展開が緩いかな? と思った部分がある。

 序盤のテンポがとてもいいのに対して、中盤ぐらいまで若干ダレた印象があった。

 具体的に言うと、しんちゃん達は2回家に帰っているんだよね。

 これはちょっと多いような気がしていて、そこから野原一家の参戦などの意味もわかるけれど、ちょっと重い印象を受けたかなぁ。

 全体としては飽きないように工夫されていたし、アクションやギャグも定期的に入れていて、バランスはとてもいいけれどね

 

カエル「あの展開はとても良かっただけに、ちょっと気になっちゃったのかな?」

主「それと、もう1つのテーマ? と思える部分がちょっと弱かったように思える。

 今回は春日部防衛隊の中でもマサオ君がピックアップされているし、その意義もわかるし、いいシーンもあるけれど……もう1つ見所があったら個人的に嬉しかったかなぁという印象です

カエル「それでも全体的には少なくとも良作と認定されるだけのものはあるのは間違いないけれどね」

 

 

 

 

3 考察

 

本作と既視感のある作品

 

カエル「では、考察だけれど……ここでちょっと思ったのはさ、この作品ってもちろんカンフー映画の要素を多く取り入れているのは間違いないと思うんだよ。

 だけれどさ、物語の基本って多分この作品だよね」

 

包丁人味平 〈19巻〉 カレー戦争6

 

主「料理漫画の元祖にして金字塔でもある、包丁人味平の中でも人気の高い、カレー戦争編だな

カエル「この作品もどちらのカレーが美味しいのか? ということを勝負しているけれど、敵がスパイスの強力な香りに鼻を守る目にずっと鼻あてをしているんだよね。

 そして本作の敵の中でも研究者がずっと鼻あてをしていて……何か見覚えがあるなぁ、と思ったら、包丁人味平だったというね」

 

主「特に『美味すぎて人格が変わる』というのは、スパイスの配合が奇跡的に一種の麻薬のようになってしまったということを示した描写もある。

 ちなみに敵が作る究極の依存性があるカレーの名前も『ブラックカレー』であり、かなり下敷きになっている部分が多い印象だな」

 

 

 

本作の語るメッセージ性〜コナンとしんちゃん〜

 

カエル「さて、そんな話は置いておいて……ここから本題で、今作が語るメッセージ性について考えていこうか」

主「今回、とても面白かったのが、コナンの映画もしんちゃんの映画も『正義』についてテーマを添えていたんだよね。

 だけれど、その結果は全く違うものになっている」

 

カエル「コナンはちょっと対象年齢が高いことに加えて、シリアス路線な作品でももあるけれどね」

主「コナンがどんな正義を示したかはちょっと置いておくけれど、それは勧善懲悪のような単純なものではなくて、コナンらしいシリアスなものになっていたんだよね。

 そしてしんちゃんは『正義の暴走』を描いている

カエル「あの展開は痺れたよねぇ……まさかああくるとは思わなかった……」

 

主「本作のテーマは2つあると見ている。

 

  • 天才と凡才の違い(しんちゃんとマサオの関係)
  • 正義と力の使い方

 

 この2つが大きなテーマとなっている。特に予告編でも使われている『しんちゃんみたいな天才とは違う!』というセリフは刺さるよねぇ」

 

カエル「選ばれなかった人の苦悩を描いている作品なわけだもんね……」

主「日本の作品の特徴として『これが正義だ!』とは強く主張しないことがあるように思う。特に近年はそうだね。

 なぜならば『正義』が暴走してしまった第二次世界大戦の敗戦を強く抱えているからであるんじゃないかな?。

 逆にアメリカは絶対の正義を信じていると思われる節があるし、それに対する迷いはあっても正義が揺らぐことってそんなにないと思う。まあ、作品の色もあるから一概には言えないけれどね」

 

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本作を象徴するシーンの1つ

包子(才能ややりたいことの象徴)は全員に平等に与えられるわけではない……

(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2018

 

今作の見出した結論

 

カエル「その正義が暴走した形に対して、しんちゃんはああいう結論を出したわけじゃない?

 そこはどんな風に考えるの?」

主「……正直に言えば、まあ理想論だよ。

 だけれど、子供向けのファミリー映画では理想を語ることってすごく大事なわけだ。

 しんちゃんが終盤で『やっつけに来ました!』というシーンがあるけれど、そこでは正義と悪に対する考え方に対して疑問をぶつけている。もちろん、しんちゃんはそんなことを深くは考えていないだろうけれどさ」

 

カエル「この拳法であるプルプル拳って簡単に言えば『柔軟に生きなさい』という教えなんだよね。

 カチコチに硬くなった頭が1番ダメだという教えで……」

主「本作の設定の裏を読むとさ、最初に見た時に『春日部に中国人街がある』ってちょっと冒険の設定だな、と思ったんだよ。それこそ、埼玉で言えば西川口などは中国人が増えていて、東京、神奈川など全国のあちこちに中国人やコリアンタウンがあり、それが微妙な関係となっている。

 いつ爆発してもおかしくない、難しい問題を抱えているわけだ

 

カエル「もちろん、しんちゃんは直接的にそこを描写したわけではないけれど……敵のブラックパンダが悪いラーメンで春日部などを乗っ取っていくという設定は、ちょっと考えてしまうものがあるよね……」

主「だけれど、そこに対してカンフーという武力で立ち向かうこともあるけれど、最後にしんちゃんが取ったある行動は、そんな簡単なものではない……

 いや、ある意味ではカンフーより、もっと簡単なことでもあるんだけれど、その行動はなかなか取れない」

 

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『正しくない』児童であるしんちゃんだからこそ!

 

カエル「敵と味方、武力での解決ではない物語かぁ……」

主「言い方が悪いかもしれないけれど、クレヨンしんちゃんというのは『正しくない』児童を描いた物語なんだ。

 人前でパンツを脱ぐ、すぐ女の人をナンパする問題児……一時期は『子供に見せたくないアニメ』にも選ばれた、生粋の問題児の物語でもある。

 でも、だからこそ子供たちを中心に人気を集めて、長い間映画も公開されている。

 そしてファンは『正しくない児童』であるしんちゃんが、『誰よりも優しい男の子』であることを知っているわけだ

 

カエル「本当にただの悪い子だったら誰も泣かないものね……」

主「だけれど、それが『正しくないからダメだ!』となっていくと、それは息苦しい社会になってしまう。

 変な話に聞こえるかもしれないけれど『正しくないしんちゃん』だからこそ、『正しい、正義だけじゃない社会』を描くことができる。

 では『正しいだけじゃない社会』の先にあるのは?

 寛容の社会だ。

 今、世界中で差別と偏見に対する反対の声を上げる映画や物語が作られているが、それは社会が不寛容になってきたことのカウンターでもある。この映画もそれは同じなんだよ」

 

カエル「それを考えると、橋本監督の『シリリ』と似たようなテーマなのかもしれないね」

主「だからこそ、本作は高橋、橋本体制の意味が見てくる作品でもある。前述したけれど、本作は橋本監督に対する無言のメッセージや対抗意識が多く込められているようにも思える。

 でも、それは対立ではない。

 リスペクトだ。

 時には弱者もいる、才能が無い者もいる、正義感の強い人もいれば、悪い人もいる。その全てが手を取り合える社会へ、という願いが込められた本作は、まさしくファミリー映画として完璧なメッセージを宿していると言えるだろう

 

 

 

 

まとめ

 

カエル「というわけで、まとめに入ります」

主「いや、まあ、正直に言っちゃえばさ、大人の自分からしたら『さすがに理想論だよなぁ……』と思うような描写もあるにはあるよ。

 でも、そんな批判を恐れずに作り上げた本作もまた、クレヨンしんちゃんという『問題児の物語』だからこそできる、見事なテーマ性を備えた作品だったんじゃないかな?」

 

カエル「来年の監督が誰かはわからないけれど、このまま高橋、橋本体制であれば順番で言えば橋本監督だよね」

主「橋本監督は今作でも絵コンテなどに関わっているけれど、さてどのような物語を作り上げていくのか……それも楽しみになっています!

 というわけで、また来年をお楽しみに!」

 

 

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