物語る亀

物語る亀

物語愛好者の雑文

映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』『劇場版 Infini-T Force ガッチャマンさらば友よ』感想

カエルくん(以下カエル)

「では、今回はこちらのアニメ映画2作品のレビューといきましょう!」

 

「どちらもテレビアニメシリーズの劇場版作品ということもあって、ファン向け要素が強い作品でもあるな」

 

カエル「ちなみにテレビシリーズは観たの?」

主「どちらも全部は観ていないかなぁ……

 数話だけ見て、それで止まっている。だけれど文ストは漫画をチラッと読んだことはあるし、ガッチャマンも内容はなんとなく知っているから全くの知らないというわけではないけれど……ほぼ初見に近いと言えるかもね」

カエル「どちらも新鮮な気持ちで映画館に向かうことになるんだね。

 では感想記事のスタートです!」

 

  • 文豪ストレイドッグス DEAD APPLE
    • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • ファン向け作品として
    • 作画について
    • 脚本について
  • 劇場版 Infini-T Force ガッチャマンさらば友よ
    • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • CG作画とお話について
    • 最後に

 

続きを読む

『映画ドラえもん のび太の宝島』感想 動きや作画に魅力が多い分、脚本には突っ込みどころも…… ネタバレあり

カエルくん(以下カエル)

「今年もドラえもんシーズンが始まりました!

 それにしても、すごい人だったね……ほぼ満員で埋まっていたよ」

 

「子供がたくさん訪れるからなぁ……劇場が賑やかなことでさ。他の映画だとイラッとくるかもしれないけれど、この手の映画に関してはリアルな子供の反応も知りたいから、むしろ騒がしいくらいがちょうどいいんだよね」

 

 

カエル「それにしても大人だけで来ている人もいるもんだね。隣に座っていたのが5、60代くらいのお爺さんだったのが印象に残っているよ」

主「意外と大人のファンも多いよ。

 あとは自分のように映画はなんでも見る人だったり、アニメ業界関係者もいるだろうし、それから子供向け作品を知っておくと話題にできる人……例えば先生とか小児科医とかも見にくることがあるらしいし」

 

カエル「子供向け作品だからといって馬鹿にするもんでもないしねぇ」

主「むしろ子供向け作品の方が作るのが難しいからね。

 では今年のドラえもん映画は果たしてどのような作品だったのか、感想記事を始めていきましょう!」 

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 1 感想
    • 一方で課題としては……
    • 今回のドラえもん映画の特徴
  • 以下ネタバレあり
  • 2 本作で強く意識した作品
    • OPの重要性
    • 流れの悪さ
    • 本作最大の欠点
    • それでも泣かせにくる映画!
    • 最後に

 

 

blog.monogatarukame.net

 

続きを読む

映画『ブラックパンサー』否定的な感想 政治の描き方についていけない部分が多すぎた……

カエルくん(以下カエル)

「マーベルヒーロー映画の新作が公開!

 特にアメリカでは評判のいい作品だよね!」

 

亀爺(以下亀)

「特に黒人問題を多く扱っているという話じゃからの。マーベルがどのように黒人問題を描くのか、少し興味があるの」

 

カエル「えー、最初に言っておきますが、何度かマーベルヒーロー映画を鑑賞していますが、基本的には評価は高くないということを伝えておきます。

 多分、文句なしに褒めたのって……どうだろう『ローガン』『デットプール』だけじゃないかな?

 全シリーズ観ているわけではないけれど、ちょっと合わない作品が多いジャンルでもあります」

 

亀「それから先に結論から述べるが、今回の記事は酷評記事になってしまう。

 世間の評判はそうそう悪いものではないようじゃが、わしにはどうにも合わなかったということは先に言っておきたい。

 なので、絶賛評を読みたい人や、マーベルに詳しいファンの評価を知りたい人は他のサイトへといってほしい」

カエル「『映画が好きな人』ではあっても『映画に詳しい人』ではないからねぇ」

亀「多分、検索上位常連の人たちの方がいい記事を書いておる。穿ち過ぎのひねくれた者の映画感想だと思って、読んで『何もわかっていないな』と鼻で笑ってくれて結構じゃ。

 というわけで、そんな感想記事のスタートとするかの」

 

  • 作品紹介・あらすじ
    • 世界の評価
  • 1 感想
    • 演出の問題点
    • アメリカでは高い評価
  • 以下ネタバレあり
  • 2 気になったポイント
    • 本作の描き方の危うさ
    • 本作の描いた政権交代
    • 魅力的な悪役
    • 最後に

 

続きを読む

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』ネタバレ感想 デル・トロ版美女と野獣の物語が深く染み入る

カエルくん(以下カエル)

「では、この激戦区の3月1日の幕開けにふさわしい、今年の主役級の映画の1つとも言えるかもしれないシェイプ・オブ・ウォーターの感想記事になります」

 

「デルトロかぁ……パシフィック・リム2の監督から降りちゃったもんなぁ」

 

カエル「まだ製作総指揮にはいるけれどね。それこそ、どことなくリドリー・スコットみたいなタイプの監督になるのかなぁ?」

主「自分で撮る作品と製作総指揮に回る作品の両方がある監督だよね。それに今のハリウッドではオタク系監督のトップとも言えるかもしれない。

 親日家で人気もあるし、日本に来たら中野や秋葉原に行くんでしょ?

 本当、筋金入りのこっち側の監督だよね

 

カエル「そんな人がハリウッドで高い評価を受けるからわからないもんだよね。

 考えてみると日本の映画監督でそこまでアニメなどに影響を受けているオタク系監督ってそんなにいないかも? 庵野秀明だって元々はアニメ監督だからちょっと違うし……」

主「そういう資質がある人はアニメや漫画業界に方に行っちゃうというのもあるのかもしれないけれどね。強いて言うならば……山崎貴が若干アニメっぽい作品も作っている印象だけれど。

 これだけ漫画の実写化がありながら、失敗と言われてしまう作品が多いのも、そう言った漫画やアニメの文化に造詣が深いスタッフが少ないのも要因の1つなのかもしれない、となんとなく今思ったよね」

 

カエル「では、そんな世界を代表するオタク監督の最新作について記事のスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 1 感想
    • デル・トロという男
    • デルトロが影響を受けた? 作品
    • 演出の見どころ
    • 祝! アカデミー賞受賞!
  • 以下ネタバレあり
  • 2 古い映画への愛
    • 現実と夢の物語
    • 最後に

 

続きを読む

映画『15時17分、パリ行き』ネタバレ感想 イーストウッドの実話で目指す異次元の領域とは?

カエルくん(以下カエル)

「今回は試写会で鑑賞させていただいた『15時17分、パリ行き』の感想となります! 敬愛するイーストウッドの最新作の試写会が当たって良かったぁ」 

 

「3月1日は大激戦でもあるから、そこが楽になったのも大きいな」

 

カエル「今回は試写会での映画鑑賞といういうこともあり、特に具体的なネタバレなどはなしでいきます。

(公開しましたので、後半でネタバレありになります)

 あくまでも前半は予告編やあらすじ程度の内容で作品い触れていこうと思っていますが……

 う〜ん、でもネタバレを心配する必要があまり無い映画ではあるけれどね。実際に事件が元になっているし、どうなるかはなんとなくわかるだろうけれど……」

 

主「それでも予想を裏切る作品が出てくるかもしれないだろ?

 あのボクシング映画を忘れたのか!? 」

カエル「……あれはネタバレ厳禁だったねぇ。

 ネタバレなしではありますが、作品の根幹に関わる感想にはなると思いますので、そこはご了承ください。

 では感想記事のスタート!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 1 感想
    • アメリカでは評価が割れる
  • 2 近年のイーストウッドの映画
    • イーストウッドの狙い
    • 劇映画とドキュメンタリー
    • それぞれの人生を映す
    • 見所として
  • 以下ネタバレあり
  • 3 本作が魅せる様々な味
    • 決めつけに対する反感
    • この映画は彼らを賞賛しているのだろうか?
    • 『全ての物語を語るべきだ』
    • 最後に

 

 

続きを読む

2018年2月映画ランキング! 今月もオススメしたい、いい映画がたくさんありました!

カエルくん(以下カエル)

「2018年2月の月間振り返り企画ですが……今月もまた異例のランキング記事になります」

 

亀爺(以下亀)

「いつもは月間ランキングとしてベスト5として発表するわけじゃが……今月もベスト5を選ぶことができんかったの」

 

カエル「もうさ、この企画でもランキング形式で発表するのも考えたほうがいいのかもしれないね」

亀「今回紹介しなかった作品でも面白い作品も数多くあり、話題になった中でも観に行けなかった作品もあるからの……

 2018年に入ってから当たりの作品ばかりで、今後の年末ランキングなども先が思いやられるという嬉しい悩みがあるの。

 では、2月度のおすすめ映画紹介の記事を始めるとするかの」

 

 

  • 対象作品
  • うまい作品!
  • 好きな作品!
  • 感動した作品!
  • 楽しめた作品!
    • その他の作品について
    • 3月公開作品について

 

 

続きを読む

映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』(さよ朝)感想 映像や音楽面でも文句のつけようがない!

カエルくん(以下カエル)

「では、今年のアニメ映画でも大きな注目を集めるさよ朝の感想記事になります!

 試写会当選したのに、会社が休めなくて行けなかったのは残念だったねぇ」

 

「平日だったからしょうがないけれどね」

 

カエル「ちなみに予告を見たときの期待値は『期待半分、不安半分』といったところだったけれど……」

主「……自分、ファンタジーって結構苦手なんだよねぇ。

 空想に空想を重ねているととっかかりがあまりなくて、世界観を理解するのにいっぱいいっぱいになってしまうし、そこまでファンタジーに造詣も深くないからさ。

 ちなみに岡田麿里はもちろん全作ではないけれど、そこそこ観ていて当たり外れは当然あるけれど、結構好きな脚本家かな。特に『スケッチブック』とかは熱中してみていたなぁ……花澤香菜初主演作品で、あの空気感が……」

カエル「話が長くなりそうなので終了!

 ではでは岡田麿里監督がどのような作品を作るのか、という面でも注目を集める本作の感想記事にいきましょう!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 1 感想
    • 良かった点
    • 一方で欠点として
  • 2 解説
    • 岡田麿里について
    • 岡田麿里の過去作から考えると
    • 総作画監督、石井百合子など作画陣について
    • 美術監督 東地和生とキャラクター原案 吉田明彦
  • 以下作中に言及あり
  • 3 岡田麿里が監督する意味
    • 時間経過の疑問
    • 岡田麿里らしさって?
  • 4 岡田麿里が表現したもの
    • 本作は『褒めたい作品』である
    • 最後に

 

続きを読む