物語る亀

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物語愛好者の雑文

気落ちした時に読みたい漫画『絶望に効くクスリ』の紹介とその感想を語ってみた

 今回のテーマは『しこう』かな?

 

 年末なので……というと変な話だが、今回は少しばかり自分語りをさせてもらおうと思っている。と言っても、ブログというものは『個人の思考』を発表する場だし、いつもと変わらないと言えばその通りなのだが。

 2016年の締めくくりに、ある漫画について語りたいので、今回はそのお話を交えながら、今年のベラベラと書き散らかした『歯垢』を……心の垢を少しは落としていきたい。(少し無理矢理すぎる出だしか?)

 

 

  • 1 部屋の片づけ
  • 2 かつてあった出来事
    • 本屋を歩き回って
  • 3 『絶望に効くクスリ』とは?
  • 4 15巻を読み終えて
  • 5 全巻を読んでみて
    • 私の好きな話
    • 最後に

 

 

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漫画『私の少年』既刊2巻感想 この漫画がすごい! 2位受賞おめでとうございます!

カエルくん(以下カエル)

「久々の漫画感想記事だねぇ」

 

亀爺(以下亀)

「ここ最近は映画感想ばかりじゃったからの」

 

カエル「テレビアニメも全然見れてないし、漫画感想はちょっとずつ上げているけれど、小説などの感想に関しては数えられる程度だしねぇ」

亀「見たい映画が次々と増えて行く、とは語っておるが……それにしても映画に偏りすぎかもしれんの」

カエル「今週もオールナイト含めて7本見て、それでも見たいのが尽きないって言っているからねぇ……」

亀「……映画館に就職なりバイトした方がいいと思うがな。

 それでは久々の漫画感想といくかの」

 

 

  •  あらすじ
  • 登場人物紹介
  • 1 感想
    • 2巻の変化
  • 2 男性向け? 女性向け?
    • 物語の構造
    • 最後に

 

 

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バーナード嬢曰く 漫画(既刊3巻)とアニメの感想 本好きあるあるに満ちた作品!

カエルくん(以下カエル)

「今期のアニメは豊作でみたい作品がたくさんあるね。特に原作から有名な作品や、人気シリーズの2期も多いし」

 

ブログ主(以下主)

「オリジナルもユーリをはじめとして好調だし、今年では1番活気があるんじゃないの?」

 

カエル「その中でも、ダークホースだったのは世間的にはユーリと言われそうだけど、主からしたら何?」

主「やっぱり、この作品だよね。

 

バーナード嬢曰く。(Blu-ray Disc)

 

バーナード嬢曰く!!

 

カエル「……まあ、今回はタイトルからしてこの作品の話をするわけだから、想像はしていたけれど……」

主「いや! テレビでやっていなくてさぁ! 完全に見逃していたよ。ニコニコでアニメカテゴリーを見ていたら『なんだこのアニメ?』と思って見始めたけれど……危うく見逃すところだった!」

カエル「特に本が好きな人は間違いなくハマる内容だもんね

主「5分アニメ……OPを除けば実質3分アニメだから、興味があれば是非すぐにでも見るべきだよ! すごく面白いから!」

カエル「じゃあ、アニメ版の感想も交えながら原作の紹介を始めるよ」

 

  • あらすじ
  • 登場人物紹介
  • 1 漫画版の感想
    • SFファンの扱い
  • 2 アニメ版の感想
  • 最後に

 

 


【2016年秋放送開始!】TVアニメ『バーナード嬢曰く。』PV

 

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漫画『この世界の片隅に』感想 戦争中に生きる、人間の力強さを描いた名作

亀爺(以下亀)

「いよいよ今週末にアニメ映画が公開じゃな」

 

ブログ主(以下主)

「事前評判があまりにもよくてびっくりするよな……」

 

亀「映画版の評判を幾つか貼ってみるがの……」

 

 

 

 

https://twitter.com/videobird/status/796026101847834624

 

 

 

主「特に町山智浩は年間何百本と映画を見ているはずだけど、今年No,1と推しているからな。もしかしたら『君の名は。』と『聲の形』と稀代の傑作と並ぶクラスどころか、超えるかもしれんな……」 

亀「そう考えると大変な作品じゃの……今年のアニメ大豊作の中でも、また一つの金字塔かもしれんな」

主「今回はそんな映画の原作について、語っていくよ」

亀「それでは感想記事を始めるかの」

 

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

 

  •  あらすじ
    • 登場人物紹介
  • 1 戦争の描き方
    • 普通の人の戦争
  • 2 この作品が描いたもの
    • 最後に

 

 

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漫画『龍帥の翼 史記・留侯世家異伝』既刊2巻の感想 川原正敏の項羽と劉邦、始まる!

カエル(以下カエル)

「今回は『修羅の門 第弐門』の連載も終わり、途中『修羅の刻』も挟んで始まった新連載の感想だね」

 

亀爺(以下亀)

「月刊少年マガジンで連載を開始したが、こちらも前作と変わらず人気があるようじゃな」

 

カエル「やっぱり川原作品があるのとないのじゃ、月マガも全然違うからね。なんというか、太い柱が一本通った感じというのかな」

亀「すぐに表紙になったり、月マガも推してきているからの……それだけ力が入った連載ということじゃろう」

カエル「しかも連載するのが項羽と劉邦だから、結構な長期連載になるだろうし」

亀「川原作品といえば『修羅の刻』などもあるように、歴史をモチーフにした作品も多々あるからの。その上手さも折り紙つきじゃし、違和感なく歴史を改変してきているから、その時代について知っている読者も面白く読める印象じゃな」

カエル「歴史を重視しながらも、大胆にアレンジしてくるのはすごいよねぇ。

 それじゃ、感想記事に入ろうか」

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映画『バクマン。』感想と考察 漫画原作映画の一つの完成系! 後半ネタバレあり

カエルくん(以下カエル)

「大根監督にハマりそうな勢いだね」

 

ブログ主(以下主)

「いやぁ『SCOOP!』が思った以上に良かったので、他の大根作品も見てみようと思っていたんだけどさ、やっぱり『バクマン。』も大ヒットが納得の出来だったわ」

 

カエル「作品の劇場公開時って見に行っていないの?」

主「原作が大好きだったし、予告編段階で良かったから見に行こうとは思っていたけれど……機会がなくて見にいけなかった。映画をこれだけ見るようになったのも、ブログを始めたからだし……DVD化してからでもいいかぁって思った記憶があるな」

カエル「まあ、今みたいに毎週毎週何本も映画を見ていることの方が異常だしね。すっかり映画評論ブログになっているし」

主「元々のコンセプトは映画限定の評論ブログではなかったんだけどなぁ……何でこうなったんだろ?」

カエル「……まあ、それはまた別の機会に話すとしてさ、今回はバクマンの感想を書いていくよ

主「はいよ!! 後半はネタバレありで行くんで、よろしく!!

カエル「……なんか微妙にテンションがおかしいような?」

 

 

  • 1 ネタバレ抜きで感想
    • 漫画原作映画のひとつの完成形
    • 役者について
  • 以下ネタバレあり
  • 2 序盤について
    • 『省略』の技術
  • 3 手塚賞受賞から
    • 漫画のクオリティ
    •  勝負、そして……
  • 4 全てがつながるラストへ
    • 完成した漫画
    • そしてラストへ
    • 最後に

 

バクマン。

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漫画『千早さんはそのままでいい』既刊3巻の感想 タイトル通り、千早さんはそのままでいい!

カエルくん(以下カエル)

「今回は食漫画の中でも、食事を作る側ではなくて、食べる側の漫画だね」

 

亀爺(以下亀)

「主は食漫画大好きじゃからのぉ……」

 

カエル「最近は少し落ち着いた感もあるけれど、依然食漫画って大人気だね」

亀「食漫画には幾つか分けることができるが……

 

『クッキングパパ』や『包丁人味平』『食戟のソーマ』などの調理系漫画。

『美味しんぼ』『築地魚河岸三代目」のような食の知識を探求する漫画。

『くーねるまるた』『孤独のグルメ』そして今作のような食べる漫画じゃな。」

 

カエル「大雑把に分けているから複合的な作品も当然あるけれど、そこに日常的に描写だったり、バトルだったりを足してそれぞれの脚色をつけているよね」

亀「その中でも最近人気なのは、3つ目の食べる漫画じゃな。特に可愛い女の子が食べるというだけでヒットする要因があるように思うの」

カエル「そうね。そこも含めてこれから話していこうか」

 

  • キャラクター紹介
  • 作品感想
    • 美女の条件
    • 食漫画と萌え
    • 最後に

 

 

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