物語る亀

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物語愛好者の雑文

漫画

火ノ丸相撲はなぜ面白いのか、ちはやふると対比して研究と考察した

週刊少年ジャンプで連載中の火ノ丸相撲にあまりにもハマりすぎて、なぜこれほどもまでに面白いのかという考察をしているうちに、ちはやふるとの関連性に気がついた。 今回はそのことについて書いていきながらも、少年漫画的な面白さとは何かということに注目…

群青にサイレン2巻 感想(レビュー) 

かつて週刊少年ジャンプにて青少年たちのハートと何かを握った桃栗みかんが、まさかの少女漫画誌で野球漫画を連載ということで当然のようにチェックしてみた。 ちなみに私は東西南北ならば北派。普通に良い娘だし、東はそういう対象というよりは同じような道…

修羅の刻17巻 昭和編最終巻を簡単に感想(レビュー)

修羅の刻の最新刊が発売されたので簡単に、短めにその感想を書いていく。 一応タイトルは17巻のみのレビューとなっているが、昭和編ということで16巻も対象に入っている。 しかし、山田さん(不破現)というキャラクター、本当に美味しいよなぁ。不破の名前…

火ノ丸相撲 9巻感想 あまりにも熱い少年漫画

今1番面白い少年漫画は? と聞かれたら、私は『火ノ丸相撲』と答えることにしている。何でって1番面白いからに決まってんだろ! という久保帯人ばりの帯ネタは冗談としても、この意見には結構同意している。少なくとも、ジャンプの中では今1番面白い漫画だと…

RiN 最終話掲載と感想 ネタバレあるよ

ハロルド作石の『RiN』の最終話が掲載された。 私は毎月、月マガを楽しみに買っているのだが、その中でもRiNは特に好きな作品の1つで、『ましろの音』や『ポールルームへようこそ』が休載ぎみの中、毎月毎月相当な量の原稿を掲載して一定のクオリティを保っ…

へうげもの 21巻 感想 マンガ表現の可能性を広げる旅 ネタバレ注意

このブログを書いている現在からするとへうげものの21巻の発売はもう4か月ほど前であり、今更感想記事をあげるのもなんなのだが、やはり何度も考えてどうしても書きたいことがあるので、今回あげることにした。 ちなみに2015年ではNo,1の衝撃を受けたのはこ…

RIN 13巻 感想 ラストスパートを駆け抜ける

ハロルド作石の最新作、RINの最新刊である13巻の感想を書いていく。 この作品は簡単に言えばまんが道系の、漫画家になるまでを描いた作品であるが、今作の最大の特徴はオカルト要素がふんだんに盛り込まれていることだろうか。 最終回記事はこちら 下の記事…

ましろのおと 弘前大会編までをまとめて感想(8巻〜15巻まで)

ここ最近発売された15巻にて一つの区切りがついたので、8巻から15巻まで(竹の華入店から弘前大会まで)を読み直した。その感想や気になった部分をあげていく。 絵が上手いだけでなく、これだけ内容の深い世界観を描き出せるから本作はやはり素晴らしい作品…

パンプキン・シザーズ 20巻の感想 面白い思想と細やかな作り

月刊少年マガジンで連載中のパンプキン・シザーズの新刊が発売されたのでそのレビューみたいなものを書いていきたい。 本当は今月の月マガレビューでも書こうと思っていたのだが、川原正敏作品が新連載に伴う準備のため休載(むしろ始まってもいない)、ポー…