物語る亀

物語る亀

物語愛好者の雑文

Netflixドラマ『全裸監督』ネタバレ感想&評価! 山田孝之が村西とおるを通して演じたエロスだけではないドラマに胸が震える!

 

今回はNetflixオリジナルドラマである『全裸監督』の記事になります!

 

 

 

 

ドラマを扱うのはこれが初めてなんじゃないかな?

 

 

カエルくん(以下カエル)

「ごく初期の頃に『真田丸』の記事を書いていたことはあるけれど、結局最後まで観ることもなかったしねぇ。面白かったけれど、毎週だと書くこともそこまで多くないし……」

 

「だいたい1本につき約50分×8〜12というのは長すぎるんよ。

 現代は短い時間で楽しめるものが流行る時代なのにさ。だから20分強で1話が終わるアニメや、10分ちょっとが多い動画配信が人気を集めているんじゃないの?」

 

カエル「ちょっと空き時間や移動時間に見よう、というのは難しい時間かもね。

 それでもこの作品をみた理由はなんなの? 割と配信直後の早い時間からみはじめていたけれど……」

主「なんだろう……単純に面白そうだったからかなぁ。

 改めて言われるとなんでこの作品をみたのかよくわからないけれど、でも全部観るどころか感想記事を書きたいと思うほどには色々と思うことがあった作品だったね」

カエル「ではでは、慣れないドラマ作品の感想記事をスタートさせましょう!」

 

  • 感想
  • 全裸監督の魅力とは?
    • 全裸監督のここが上手い!① エロチックで観客を釣る
    • 全裸監督のここが上手い!② 普遍的な成り上がりのドラマ
    • 全裸監督のここが上手い!③ 表現者の矜持を描く!
    • 役者について
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • 本作が示した”表現への飽くなき欲望”とは?
    • 後半の失速
    • それぞれのキャラクターの立ち位置
    • 女性解放の現代的な物語として
    • 表現の自由と倫理の問題
  • まとめ

 

続きを読む

映画『ライオンキング(実写版)』ネタバレ感想&評価! ……これって実写化する必要性があったのかなぁ

 

今回はみんな大好き? なディズニールネッサンス期を代表する名作である『ライオンキング』の実写版作品の感想になります!

 

 

 

……実写化の定義から揺るぎそうな話だな

 

 

カエルくん(以下カエル)

「まぁ、CGでリアルに作っただけでコンピュータ上で動物たちを生み出しているという点を考えれば、やっていることは手書きかリアルなCGかの違いがあるだけでアニメと一緒だもんね」

 

「それがわかっているから”超”実写版なんて苦しい謳い文句になるんだろうな。

 正確には実写版ではないけれど、実写を超えているから大丈夫! みたいなさ

 

 

カエル「苦しい話だけれど実写版といって実写版と言ってしまったら、本物のライオンや動物たちを調教する必要があるしねぇ……いや、誰もそんなところまで気にしていないだろうし、なんならわかっているわ! って話かもしれないけれどさ」

主「ちなみに『ライオンキング』も『アラジン』と並ぶほどに大好きな作品でさ。思い入れが非常に強いので、かなりアニメ版に偏った愛情を持つ意見になるというのは先に語っておきます

 

カエル「逆にアニメ版を見ないで今作を観た! という人の感想を聞いてみたいよね。さすがにこのルックだったら『ジャングル大帝レオのパクリだ!』という人もいないだろうし……」

主「あの時代のディズニーってきな臭い噂が多くてさ、一説には『アラジン』もその当時製作されていた大型アニメ映画に対抗するために作られたミュージカル映画で、その影響もあって大型アニメ映画はかなり不本意な形で公開されたという話もあるんだよねぇ」

 

カエル「詳しく知りたい方は『パーしスタンス・オブ・ヴィジョン リチャード・ウィリアムスと幻の長編』というドキュメンタリー映画を観てください。日本で見る手段があるのかは知りません!」

主「てなわけで感想記事のスタート!」

 

  • 感想
  • 映像のリアリティが高すぎることによって生まれる違和感
    • ”超”実写版の意義とは?
    • リアルだからこその違和感
  • 物語に大きな影響を与えた声優陣
    • 物語の流れについて
    • 最も残念なスカーの矮小化
    • 声優について
    • 今作の吹き替え版で決定的となった印象の違い
  • まとめ

 

続きを読む

映画『ONE PIECE STAMPEDE』ネタバレ感想&評価 ワンピース映画史上最高傑作にしてジャンプ漫画の精神を描き切った大傑作映画登場!

 

 

今回は国民的人気漫画の映画化作品『ワンピース スタンピード』の感想記事になります!

 

 

 

こちらも近年楽しみなシリーズだから、今回はどのようになるんだろうね?

 

 

 

カエルくん(以下カエル)

「ちなみにワンピースはそこそこファンで、アニメ版も水曜7時……だったような気がするけれど、初回放送から放送時間変更までは楽しんでいたり、あとは原作も全部読んでいますので、そのファン目線の感想となります」

 

「特に『ストロングワールド』以降のワンピース映画は数々のシリーズもの映画の中でも突出した魅力がある映画作品ばかりとなっているね」

 

カエル「ちなみに一番好きなワンピース映画はどれ?」

主「自分は『フィルムZ』が1番好きだな。

 あれはもうシリーズ映画という枠組みを超えて、1作の映画としても突出している作品だと思ったし、当時ブログを運営していたら熱い記事になったんじゃないかな。

 今作も監督が発表されていない段階ではフィルムZや『ドラゴンボール超 ブロリー』を担当した長峯達也監督がまた起用されるんじゃないかな? と思っていたけれど、その予想は外れたね」

 

カエル「ちなみに長峯監督はテレビシリーズのワンピースにワノ国編から監督に該当する”シリーズディレクター”に就任されているので、当たらずとも遠からずって読みだったのかな」

主「あとはワンピースらしいバトル描写なども注目したいね。

 では、感想記事のスタートです!」

 

  • 感想
    • お祭りオールスター映画ーとしての完成度の高さ
    • 長期連載作品の欠点を見事にカバー
    • 声優について
    • ちなみに……数少ない細かい批判ポイント
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • 冒頭の掴みについて
    • 音楽の見事な使い方
    • 映像面について
  • ワンピースのお祭り映画としてのスタンピード
    • キャラクターへの理解と愛情に溢れた物語
    • ルフィとウソップ
  • 映画としてのスタンピード
    • 映画としての魅力
    • 少年漫画の映画化作品として
  • まとめ

 

 

続きを読む

映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』ネタバレ感想&評価! 白組らしい3DCGだからこそできるドラクエのアニメ映画が登場!

 

今回は『ドラゴンクエスト YOUR STORY』の感想記事になります!

 

 

 

いよいよドラクエも映画化かぁ……

 

 

 

カエルくん(以下カエル)

「ちなみに、ドラクエってどれだけやったことあるの?」

 

「そこそこプレイしている……と言っても1、2、3、6とモンスターズくらいかなぁ。

 この映画の基になった5はある程度のストーリーは知っているけれど、やったことはないね

 

 

カエル「ということは”原作と比べてどうのこうの〜”ということはできないんだね」

主「RPGはテイルズばっかりやっていたかなぁ。

 ただ、さすがにこれだけの知名度を誇る作品だからほとんど知っているというか……当時は衝撃の展開だったかもしれないけれど、今では語りつくされてしまった感もある。

 そもそも、ドラクエってそこまで凝りに凝ったストーリーが売りってわけでもないし……」

 

カエル「1〜3の流れなんかは感動したけれど、当時のゲームの容量を考えればそこまで凝ったことはできないというのは当然あるとはいえね」

主「まあ、ドラクエにわかファンですらない人の意見を聞いてもいいんじゃない?

 5の製作時期を考えると、この映画を見に行く大人層はともかく、子供達にも浸透しているか微妙なところだし……

 あと、自分は今でも『ダイの大冒険』の再アニメ化待ってます!

 思い入れの強いジャンプ漫画だから、今のクオリティで最後まで見てみたいなぁ……」

 

カエル「それでは、早速レビューのスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • 白組のアニメ映画について
  • CGアニメとしての魅力
    • CGでないと表現ができない作品へ
    • リアルとデフォルメの間に
    • キャラクター表現の柔らかさ
    • 声優について
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • 物語は大きな問題点をいくつも抱えている……
    • ゲーム原作ならではの問題点
    • 今作が見せた大どんでん返し
    • ゲームなどを取り巻く社会状況
  • まとめ

 

続きを読む

映画『ペット2』ネタバレ感想&評価! イルミネーションらしい粗さはあるものの、全体的にキャラクターの躍動感に魅了される!

 

それでは、今回は”イルミネーション・エンターテイメント”の新作であるペット2の記事になります!

 

 

 

 

 

日本でもそこそこヒットした作品の続編じゃな

 

 

カエルくん(以下カエル)

「ディズニー/ピクサーの次に勢いを感じさせるアメリカのアニメーション制作スタジオだね。なんだかんだで毎年1作、2作くらいコンスタントに公開しているし、日本でもそこそこのヒットを記録しています」

 

亀爺(以下亀)

「ミニオンは2010年ぐらいに誕生したマスコットキャラクターの中では世界的にTOPの知名度と人気を誇るじゃろうしの。

 全体の完成度ではディズニーなどに劣るかもしれんが、ちょい悪な主人公やキャラクター、物語が魅力のスタジオじゃな

 

 

カエル「実は印象としては個人的にはディズニー/ピクサー作品よりも好きな作品が多いんだよね。影響力や映像表現の力では比較にならないのはわかっているけれど……これはイルミネーション・エンターテイメントがダメだという話ではなくて、それだけディズニー/ピクサーが技術的に抜けているということなんだけれど、アニメーションとしての楽しさがあるというか……」

亀「今作のペットの前作はそこまででもないが、その続編が大好きな作品になるといいの

 ちなみに言っておくと、わしらはペットではないぞ。むしろわしらが人間を使役している側であり……」

 

カエル「はいはい、めんどくさい設定のお話はここまでにして、記事をスタートさせましょう!」

 

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • 本作品の長所① キャラクター描写
    • 本作品の長所② 映像美が素晴らしい!
    • 本作品の長所③ ペットと飼い主の絆!
    • 本作品の欠点 物語の粗が多すぎる!
    • あの名作を意識している?
  • まとめ

 

 

続きを読む

映画『天気の子』ネタバレ感想&考察! 評価の別れそうな新海作品最新作が訴えたかったものは何か、過去作品も踏まえて解説します

 

では、天気の子のより詳しい考察記事にいきましょう!

 

 

 

 

いやー、思ったより長くなった

 

 

カエルくん(以下カエル)

「ネタバレなしの感想パートを見たい方は以下の参照してください!」

 

blog.monogatarukame.net

 

「長くなるから、さっさとスタートしようか。

 なお、この記事は基本的にネタバレありなので、ご了承ください!

 あらすじのネタバレはしないですけれど、鑑賞していること前提の記事です

 

 

  • 新海監督の過去作品の流れ 
    • 理屈で考えるとボロボロの『天気の子』の物語
    • 君の名は。の挑戦〜映像面について〜
    • 君の名は。の挑戦〜物語について〜
  • ”天気の子”の批判点
    • 脚本構成の雑さ
    • 物語の構成の不満
    • 今作の乱暴? な楽曲の使い方
    • それでも否定できない感動
  • 天気の子で発揮した新海誠の進化
    • 君の名は。に対する新海監督自身のアンサー
    • 今までになかった須賀の存在
    • 電車の意味と走る帆高
    • 物語としての祈り
    • まとめ

 

 

続きを読む

映画『天気の子』ネタバレ感想&評価! 君の名は。の新海誠の次なる作品は賛否両論間違いなし! 監督のもう一面の集大成作品!

 

今回は新海誠監督の『天気の子』について語っていきましょう

 

 

 

 

……君の名は。の次だし、色々と難しい作品になりそうだな

 

 

カエルくん(以下カエル)

「色々あってまだ切り替えることができていないのが実情だというのは先に語って起きます」

 

1割ぐらいはTOHOのせいだけれどね!

 去年の『未来のミライ』もそうだったけれど、EVAの情報を予告で流すのは反則だからな! そっちに気を取られてしまう部分だってあるんだからよ!

 

カエル「思わず『え、まじで!』って声が出てしまったもんね。

 でもラストで告知をしても余韻ぶち壊しだし、しょうがないんじゃない?」

主「嬉しいよ!?

 嬉しいけれど、しかも6月かよ! あと1年弱もかかるのかよ!

 待つよ、絶対待つよ、ちくしょう!

 

カエル「なんで怒っているのかもわからないし、EVAの話が中心になってしまっているので、さっさと感想記事を始めましょう!」

 

 

blog.monogatarukame.net

 

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • もう少し客観的な視点の評価
    • 声優について
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • 他作品の影響
    • ”苦しい戦い”の理由
    • セカイ系作家として
    • ひと休憩します

 

 

続きを読む