物語る亀

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物語愛好者の雑文

少女終末旅行(全6巻)漫画版、アニメ版感想 本作が描いた偉大なる人生と引き立てる演出たち

カエルくん(以下カエル)

「今回は最終巻も発売された『少女終末旅行』の感想記事になります!」

 

「ここ最近、好きな作品が次々終了していくんだよねぇ。

 記事にはしやすい分、ちょっと寂しい部分もあるかなぁ」

 

 

カエル「特にアニメ化されたばかりということもあり、このタイミングで終わるのはちょっと意外でもあったけれど……でも物語としてはこれ以上ないタイミングだから、仕方ないのかな」

主「2期とかがあっても残り話数からすると難しそうだよねぇ。

 ちなみに今回はアニメ版についても語っていこうと思っています」

カエル「シンプルな絵柄の中で見所のある面白い漫画だと思います!

 では、感想記事のスタート!」

 

  • 1 アニメ版の感想
    • 根源的なアニメーションの魅力とは?
    • EDと雨だれの歌
  • 2 漫画版の感想
    • 死に向かう物語
    • 漫画としての単行本構成のうまさ
    • 人生を描ききる
    • 最後に

 

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映画『去年の冬、君と別れ』感想 ミステリーのトリックが分かっても楽しめる映画作品!

カエルくん(以下カエル)

「今回はミステリー作品の紹介ですので、肝心要のトリックや犯人に対する言及はなしで書いていきます。

 そのせいでかなり読みづらい&作品を鑑賞してもわかりづらい記事になるかもしれませんが、配慮の結果ということで勘弁してください」

 

亀爺(以下亀)

「この手の作品の語り方の難しさじゃの」

 

カエル「映画として結構練られている作品でもあるんだけれどね。

 ただ、ちょっと語りづらいところもあるので……独特だけれど、面白い作品だとは最初に言っておきます。

 あと一応ごまかしていますが、ニュアンスなどで分かってしまうこともあると思いますので、そこもご注意願います」

亀「それでは感想記事の始まりじゃな」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 1 感想
    • 演出の魅力について
    • 役者について
  • 以下致命的ネタバレを避けながら言及
  • 2 演出の色について
    • 違和感のあるシーンも……
    • 映画の味として
    • 最後に

 

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実写映画『坂道のアポロン』ネタバレ感想 漫画とアニメの魅力にはどうしても勝てないか……?

カエルくん(以下カエル)

「今回は漫画原作映画である『坂道のアポロン』について語っていきます!」

 

「原作もアニメ版も鑑賞済みの意見になるので悪しからず」

 

カエル「アポロン、いい作品だよねぇ。

 青春の香りが漂うし、音楽もとてもよくてこの作品からジャズに入門したという人もいるんじゃないかな?

主「実はアニメとジャズって最近ジワジワきているジャンルでもあって、ヨーロッパのプレイヤーであるラスマス・フェイバーが『プラチナジャズ』というシリーズを発表しているけれど、昔の作品から今の……いわゆるオタクアニメに至るまでカバーしているけれど、これが素晴らしい楽曲なんだよね。

 ジャズは日本でも流行っているとは言い難いけれど、でも根強い人気があるジャンルでもあるし……それをどのように映画とミックスさせるのか、とても楽しみな作品だな」

 

カエル「では、映画版『坂道のアポロン』の感想にいってみましょう!」

 

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 1 感想
  • 本作の主役は?
    • 原作とアニメ版について
    • 役者について
  • 以下ネタバレあり
  • 2 褒めるポイントもたくさん
    • 一方で思うところとして
    • 大きな不満点
    • 最後に

 

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映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』『劇場版 Infini-T Force ガッチャマンさらば友よ』感想

カエルくん(以下カエル)

「では、今回はこちらのアニメ映画2作品のレビューといきましょう!」

 

「どちらもテレビアニメシリーズの劇場版作品ということもあって、ファン向け要素が強い作品でもあるな」

 

カエル「ちなみにテレビシリーズは観たの?」

主「どちらも全部は観ていないかなぁ……

 数話だけ見て、それで止まっている。だけれど文ストは漫画をチラッと読んだことはあるし、ガッチャマンも内容はなんとなく知っているから全くの知らないというわけではないけれど……ほぼ初見に近いと言えるかもね」

カエル「どちらも新鮮な気持ちで映画館に向かうことになるんだね。

 では感想記事のスタートです!」

 

  • 文豪ストレイドッグス DEAD APPLE
    • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • ファン向け作品として
    • 作画について
    • 脚本について
  • 劇場版 Infini-T Force ガッチャマンさらば友よ
    • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • CG作画とお話について
    • 最後に

 

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『映画ドラえもん のび太の宝島』感想 動きや作画に魅力が多い分、脚本には突っ込みどころも…… ネタバレあり

カエルくん(以下カエル)

「今年もドラえもんシーズンが始まりました!

 それにしても、すごい人だったね……ほぼ満員で埋まっていたよ」

 

「子供がたくさん訪れるからなぁ……劇場が賑やかなことでさ。他の映画だとイラッとくるかもしれないけれど、この手の映画に関してはリアルな子供の反応も知りたいから、むしろ騒がしいくらいがちょうどいいんだよね」

 

 

カエル「それにしても大人だけで来ている人もいるもんだね。隣に座っていたのが5、60代くらいのお爺さんだったのが印象に残っているよ」

主「意外と大人のファンも多いよ。

 あとは自分のように映画はなんでも見る人だったり、アニメ業界関係者もいるだろうし、それから子供向け作品を知っておくと話題にできる人……例えば先生とか小児科医とかも見にくることがあるらしいし」

 

カエル「子供向け作品だからといって馬鹿にするもんでもないしねぇ」

主「むしろ子供向け作品の方が作るのが難しいからね。

 では今年のドラえもん映画は果たしてどのような作品だったのか、感想記事を始めていきましょう!」 

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 1 感想
    • 一方で課題としては……
    • 今回のドラえもん映画の特徴
  • 以下ネタバレあり
  • 2 本作で強く意識した作品
    • OPの重要性
    • 流れの悪さ
    • 本作最大の欠点
    • それでも泣かせにくる映画!
    • 最後に

 

 

blog.monogatarukame.net

 

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映画『ブラックパンサー』否定的な感想 政治の描き方についていけない部分が多すぎた……

カエルくん(以下カエル)

「マーベルヒーロー映画の新作が公開!

 特にアメリカでは評判のいい作品だよね!」

 

亀爺(以下亀)

「特に黒人問題を多く扱っているという話じゃからの。マーベルがどのように黒人問題を描くのか、少し興味があるの」

 

カエル「えー、最初に言っておきますが、何度かマーベルヒーロー映画を鑑賞していますが、基本的には評価は高くないということを伝えておきます。

 多分、文句なしに褒めたのって……どうだろう『ローガン』『デットプール』だけじゃないかな?

 全シリーズ観ているわけではないけれど、ちょっと合わない作品が多いジャンルでもあります」

 

亀「それから先に結論から述べるが、今回の記事は酷評記事になってしまう。

 世間の評判はそうそう悪いものではないようじゃが、わしにはどうにも合わなかったということは先に言っておきたい。

 なので、絶賛評を読みたい人や、マーベルに詳しいファンの評価を知りたい人は他のサイトへといってほしい」

カエル「『映画が好きな人』ではあっても『映画に詳しい人』ではないからねぇ」

亀「多分、検索上位常連の人たちの方がいい記事を書いておる。穿ち過ぎのひねくれた者の映画感想だと思って、読んで『何もわかっていないな』と鼻で笑ってくれて結構じゃ。

 というわけで、そんな感想記事のスタートとするかの」

 

  • 作品紹介・あらすじ
    • 世界の評価
  • 1 感想
    • 演出の問題点
    • アメリカでは高い評価
  • 以下ネタバレあり
  • 2 気になったポイント
    • 本作の描き方の危うさ
    • 本作の描いた政権交代
    • 魅力的な悪役
    • 最後に

 

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映画『シェイプ・オブ・ウォーター』ネタバレ感想 デル・トロ版美女と野獣の物語が深く染み入る

カエルくん(以下カエル)

「では、この激戦区の3月1日の幕開けにふさわしい、今年の主役級の映画の1つとも言えるかもしれないシェイプ・オブ・ウォーターの感想記事になります」

 

「デルトロかぁ……パシフィック・リム2の監督から降りちゃったもんなぁ」

 

カエル「まだ製作総指揮にはいるけれどね。それこそ、どことなくリドリー・スコットみたいなタイプの監督になるのかなぁ?」

主「自分で撮る作品と製作総指揮に回る作品の両方がある監督だよね。それに今のハリウッドではオタク系監督のトップとも言えるかもしれない。

 親日家で人気もあるし、日本に来たら中野や秋葉原に行くんでしょ?

 本当、筋金入りのこっち側の監督だよね

 

カエル「そんな人がハリウッドで高い評価を受けるからわからないもんだよね。

 考えてみると日本の映画監督でそこまでアニメなどに影響を受けているオタク系監督ってそんなにいないかも? 庵野秀明だって元々はアニメ監督だからちょっと違うし……」

主「そういう資質がある人はアニメや漫画業界に方に行っちゃうというのもあるのかもしれないけれどね。強いて言うならば……山崎貴が若干アニメっぽい作品も作っている印象だけれど。

 これだけ漫画の実写化がありながら、失敗と言われてしまう作品が多いのも、そう言った漫画やアニメの文化に造詣が深いスタッフが少ないのも要因の1つなのかもしれない、となんとなく今思ったよね」

 

カエル「では、そんな世界を代表するオタク監督の最新作について記事のスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 1 感想
    • デル・トロという男
    • デルトロが影響を受けた? 作品
    • 演出の見どころ
    • 祝! アカデミー賞受賞!
  • 以下ネタバレあり
  • 2 古い映画への愛
    • 現実と夢の物語
    • 最後に

 

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